昭和10年に鋸の目立商として始まった当店は、地域の木工を お仕事とされる皆様に多くの道具と工具をお届けしてきました。
特に当店の【沈金用棒ノミ】は、初代・久太郎が、輪島塗の硬い塗面に合うよう多くの沈金師の皆様からの意見を取り入れ、越後与板の刃物鍛冶と共に作り上げた商品です。
当店は、これまで多くの輪島塗の職人・作家の皆様とともに歩み進んで参りました。
現在でも、全国の多くの漆芸職人・漆芸作家の皆様から、また海外においても沈金技法を用いる皆さんに幅広くご愛用いただいております。
当店の沈金用棒ノミは、平成18年度「漆芸を支える用具・原材料の現状調査報告書(加飾に関する原材料と用具)編」(日本文化財漆協会)に、紹介されております。
沈金って?
※「沈金」 ←ウィキペディアで調べてみる。(クリック)してみよう!。
堅牢 絢爛・優美で知られる 輪島塗において上塗り行程後の加飾(模様や絵柄を付ける)技法の一つです。
非常に硬い表面に棒ノミで模様などを描きます。
「Youtube」にも多くの方が動画を投稿されております。
輪島塗 沈金 検索
このプロジェクトで・・・
今回の能登半島地震の被災地一つである輪島市は、伝統工芸品でもある輪島塗の産地です。
沈金の技法は、輪島塗を象徴する加飾技法のひとつです。当店はそのための棒ノミの販売を行い 地元のみならず全国さらに海外の沈金の技術を使う皆様に愛用されております。
今回、予想外の大規模な災害に見舞われ地域産業復興のため、長年にわたり蓄積された技法・技術が失われないよういち早く作品や製品製作できるようするには、その源となる道具を十分に準備する必要があります。
製作活動を再スタートするその必要な時に道具が不足することが無いようこのプロジェクトを立ち上げました。沈金技法の存続のため いち早く沈金用棒ノミ(沈金刀)を準備する必要があると考え皆様に支援をお願いすることといたしました。
今回 多くの工房で愛用されていた貴重な道具が失われてしまいました。
普段は、一年間に必要な数量を事前に発注・在庫しておりました。
今回、1月1日に発生した、能登半島地震により大きな被害を受けたため、今後必要とされると予想される数量を製造依頼することが資金的に難しく、現在在庫するものだけでは、希望される種類と数量を準備できないことが予想されます。
震災前の店内
震災後の店内
残念ながら店舗部分の倒壊により 棒ノミの製造を追加で発注する余力がありません。現在 残った在庫で対応するしかない、状態です。今回のように急に数量が必要な状況に対応することが難しくなっております。またすでに 他県の研修施設からの問い合わせが入っており 現状の数量では道具を失ってしまった方にまで十分に行き渡らないことが予想されています。
リターンについて
CAMPFIREよりお礼のメッセージと振り込みのご報告を兼ねた活動報告をお送りいたします
10000円 支援の方に 当店で利用可能な【1000円値引きサービス券】の発行
30000円 支援の方に 当店で利用可能な【3000円値引きサービス券】の発行
50000円 支援に方10名に 【極豆平鉋】 使ってもよし 飾ってもよし
岩長金物:長運 サイズ 21ミリ
台寸法 35mm×62mm×18mm を提供
スケジュール
6月 沈金用棒ノミ 発注 6種 各30本 計120本
8月 リターンをお届けします。
10月 沈金用棒ノミ 入荷 提供開始
資金の使い道
沈金用棒ノミ 製造費 や リターン その他の経費に使われます。
※沈金用棒ノミ 製造風景(製造地:新潟県長岡市与板)
最後に
多くの人間国宝を輩出した 輪島の沈金技法の継続のため 多くの関係者 そして 伝統工芸・芸術を愛する皆さまの熱い支援をよろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
最新の活動報告
もっと見る昨日 終了いたしました。
2024/05/11 10:50ご支援の連絡をいただき ありがとうございました。残念ながら、目標の金額に届かず、不成立となってしまいました。当方の発信が不十分であったことの一言に尽きます。現在 銀行からの借り入れや 補助金などを利用できないか検討を続けております。何分にも即効性のある対策が取れず現在に至っております。改めて 支援の申し出のお礼と 今後についてご報告いたしたいと考えております。ありがとうございました。室金物店室 栄司 もっと見る
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