はじめましての方、また私をご存じの方も昨年のプロジェクトをご覧になっていない方へ!
この一風変わった音楽パフォーマーになった経緯と想いを7つのエピソードで時系列にお話します。
[エピソード1] 5歳〜12歳まで道場で剣道を習う
幼少期に引込思案だった自分の心を鍛えるため、親の意向で剣道を習います。
今の時代では考えられない様な厳しい稽古が週三回、ケガよりもメンタルを負う地獄のような日々でした。
しかし己に勝つ精神と忍耐力、基礎の形(かた)を重んじた師の方針は後々響き、
幼少期にこの経験をしたことの貴重さを徐々に実感してゆきました。
そしてまさか大人になってこのスキルが活かされる日が来るとは、全く予想していませんでした。
[エピソード2] 芸術への興味と挫折
剣道とは裏腹に運動は苦手で、幼少時から絵画や音楽など芸術に興味がありました。
小中学校の授業ではコーラスや絵が「うまいね」と注目・表彰され、初めての自信になりました。
無口で友達もうまく作れずいわゆる“スクールカースト最下層”の自分にとって、創作は拠り所でした。
しかし、芸術はすぐに現実に打ちひしがれます。
どの分野も校内で自分より上手い人はごまんといました。
[エピソード3] 学生時代にアカペラを通じてボイパを始める
その後高校で、歌うために自分に合った弾き語りを始めますが、ギターの演奏が中々上達しません。
そこで大学では当時流行っていたアカペラを始め、ボイパに出会いました。
驚くことにリズム感や耳の良さが活かされ、気付けば歌よりも成長を感じるようになります。
やがて日本一のアカペラサークルと謳われたレベルの高い環境に入り、全国大会も経験し、
プロとのお仕事も頂き、実績と結果と自信を積み上げてゆきます。
生まれて初めての手応えでした。
そのうちに、自分の才能やボイパの更なる可能性も見るようになってゆきました。
次回はボイスパーカッションの演奏家になってから今のスタイルと世界観を確立するまでを綴っていきたいと思います!