2024/06/11 15:59

こんにちは、藍子です。

ついに緊急性の高かった、震災から倒れていた2本の巨木と、
倒木リスクがあり震災後に伐採し動かすことができなかった杉の引き上げが始まりました。

倒木は斜面にあるのでギリギリの場所にクレーンを設置するための整地から始まり、およそ半月ほどかけて引き上げをしていただきました。

斜面の下には民家もあり、これから水害も増えてくるので、不安でしたが雨が増える前に対処をしていただけて一安心です。

大きなタブノキ

私たちはみなさまのご支援のおかげで、着実に前に進めております。
何千年に一度の規模と言われる地震で、奥能登全域が壊れ、景色もガラッと変わりました。
千年の間で同規模の地震がありながらも、能登の人々は命と文化を繋いできました。
視点を変えれば、私たちは歴史の中の大きな節目に立ち会っている。
今、ともしびが消えかけながらも作り上げ再建したものがまた、何百年と続いていくかもしれない。さらにそれにはたくさんの人が関わり、協力してくれている。
そう考えると、意欲と希望が湧いてきます。

震災から半年経ち、報道も減り実情がわからない方もたくさんいらっしゃると思います。
壊れて傾き、隙間風のふく家に、住んでいる方もたくさんいます。
まだ水道管が直らず水が出ていない地域もあり、何千人とまだ避難生活をされています。
半年間、水が出ないって、想像できないですよね。

半年経った今も、能登に関心を持ち、ご支援をくださっている皆様には感謝しかありません。ありがとうございます。


宮司がハート型に見える丸太を発見して、神社の境内に保管しています。
伐採に携わる方曰く、こういった形で真ん中にしっかり芯があるものは見たことないのだそうです。
酒垂神社に祀られている大山祇命は、長寿の神である岩長姫と、美貌の神である木花開耶姫の二人の娘を宮家(ににぎ)に嫁がせたとされています。
縁結びのお参りの際に、ハート型の御神木にお力をいただけるかもしれません。