■ 「致死率100%」といわれる猫の病気“FIP”
FIP(猫伝染性腹膜炎)とは、猫コロナウィルスの変異形による感染症です。
発症から(最悪の場合)死に至ってしまうまでの期間は、わずか平均9日間と言われ、年間で約1,000頭以上の猫ちゃんが羅漢し苦しんでいると考えられています。
FIP自体は実は古くから知られる病気ですが、以前は有効な治療法が確立されていませんでした。
そのためステロイド剤で炎症を抑えるなどの対症治療を行う動物病院がほとんどで、「致死率100%」の難病と言われてきた歴史があります。
そんなFIPは、症状によってドライタイプとウェットタイプの二種類に分けられ、(またその混合型も存在するなど)様々なケースが見受けられます。
■ 正確な診断が求められるFIP治療
いまだFIP治療に使える認可薬は日本国内には存在せず、現状は未承認の薬が主流です。
近年、MUTIANやCFN、モルヌピラビルなど、FIPに有効とされる治療薬が海外で開発されましたが、国内で治療を行っている病院は、まだ全国でも多くありません。
治療には84日間の投薬が必要になりますが、その後、再発するケースも多く見られます。投薬量が多ければ耐性ができてしまったり、少なければ脱毛や白血球の低下などの副作用がおきるなど、未知な部分も多く、獣医師の知識と経験が、かなり高度に求められる難病と言えます。
■ 私は、本気で改善率100%を目指しています
現在、当院では年間100頭以上のFIP治療を行っており、そのうちのほとんどの猫ちゃんが寛解に至っています。
また、日本では10院しかない、MUTIANの協力病院にも選ばれ、投薬84日以降の治療費用を無償対応するなど、 長期治療が見込まれる症例にも対応しやすい環境を整えています。
改めまして、自己紹介です。上池台動物病院、院長の上野と申します。
私が獣医師を目指したきっかけは、幼少期に飼っていた大切な犬を亡くした経験からでした。
家族のように慕っていた飼い犬の死に自分自身の無力さを感じ、「人間のパートナーとなる動物たちに、適切な医療をご提供したい。」そんな想いで獣医師を志すようになりました。
多くの学生が獣医師業界の厳しい現実に挫折していく中、私は幼少からの自分の夢を決して諦めず、獣医師試験に合格。そして2019年に、当院の院長に就任しました。
徐々に、改善できる病気としての認知が高まってきたFIP治療ですが、まだまだ、発展途上の治療方法だと私は思っています。
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■サードオピニオンで駆け込んでくださった、約1年がかりでFIPを克服したある猫ちゃん。
最近、こんな飼い主さんからの相談がありました。 - FIPと診断された最初の病院で治療をはじめるも寛解せず…。その後セカンドオピニオンとしてFIP治療が得意とされていた病院に行くも、そこでも症状が改善しませんでした。
そんな中、私のHPのFIPに関するブログをご覧いただき、文字通り藁にもすがる思いで、3院目として当院にお越しいただきました。
しかし、飼い主さまからのお話で驚いたのが、投薬していたのはMUTIANという当院でも使用している適切な治療薬でした。
正しい薬を飲んでも数値が改善されないことに疑問をもった私は、さまざまな検査を行いました。
すると、腸の動きが悪く、薬が消化されないまま便と一緒に出てきてしまっていることを発見。
FIP治療薬と一緒に整腸剤を投薬すると、みるみる数値が改善し、無事、84日の投薬で完治することに成功しました。
当たり前の話かもしれませんが、動物たちは言葉を話せません。
毎日一緒に過ごしている飼い主さまから、普段の様子や気になりごとを伺い、些細な病状や検査結果の変化に、どれだけ早く気づけるかがFIP治療のカギとなります。
そんな当院の「寄り添う姿勢」は、多くの飼い主さまから共感をいただき、避妊手術のために、わざわざ福島からお越しいただく方もいらっしゃいます。
掲げるのは『その1糸に全力を込めて、人生を変える診療を』。
今後もFIPをはじめ、難易度が高い腫瘍の治療などにも、諦めることなく、全力で挑んでいく所存です。
■ 今回のプロジェクトの目的
FIPは不治の病から、完治を目指せる病となりました。
しかし、それは先にお伝えしたとおり、「適切な診断・治療を行えば」の話です。
当院の治療実績や知見を都内から全国に広め、FIPに苦しむ猫たちや飼い主さまを1人でも多く救いたい。
そんな想いから、2023年に沼津院(静岡)、2024年4月には名古屋院を開設。
今後は、福岡・大阪・神奈川・北海道などの各主要都市に展開し、ゆくゆくは日本の動物医療を海外にも広めていきたいと考えています。
今回、皆さまからご支援をいただくお金は、その開業資金として大切に使わせていただきます。
私たちの想いに賛同いただける方は、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
■ 全力応援コース/リターン不要
5,000円・10,000円・50,000円・100,000円
◆お礼のメールを送付させていただきます。
◆活動報告を送付させていただきます。
◆ご希望の方は、弊院ホームページと名古屋院で掲示のポスターにお名前を記載させていただきます(ニックネームや、飼われているペットちゃんのお名前も可能です)。
※掲載期間:2024年8月1日から、HPが存続する限り掲載
※一度に複数口のご支援が可能です
※リターン費用やスタッフの対応時間がかからないコースなので、適切なFIP治療を全国に広めるべく、ほぼ全てをクリニックの開設費用に使用させていただきます。
※お名前の掲載希望の方は、必ず指名もしくはニックネームの記載をお願いいたします(お名前が未記入ですと、掲載が対応できかねてしまいますのでご了承ください)
■病院見学コース/静岡・名古屋
50,000円・100,000円
◆お礼のメールを送付させていただきます。
◆活動報告を送付させていただきます。
◆ご希望の方は、弊院ホームページと名古屋院で掲示のポスターにお名前を記載させていただきます(ニックネームや、飼われているペットちゃんのお名前も可能です)。
◆希望者の方は、静岡の沼津医院、愛知県の名古屋医院の見学が可能です(対象期間:2024年9月1日~2025年8月31日まで)。
※掲載期間:2024年8月1日から、HPが存続する限り掲載
※一度に複数口のご支援が可能です
※リターン費用やスタッフの対応時間がかからないコースなので、適切なFIP治療を全国に広めるべく、ほぼ全てをクリニックの開設費用に使用させていただきます。
※お名前の掲載希望の方は、必ず指名もしくはニックネームの記載をお願いいたします(お名前が未記入ですと、掲載が対応できかねてしまいますのでご了承ください)。
※医院見学の際には各分院の分院長もなるべく同席させていただければと思いますが、診療との兼ね合いで立ち会いができない可能性もございますので、その点予めご了承くださいませ。
■ 上池台動物病院について
大田区上池台で、20年以上地域のペットたちを支えてきた当院。
院長の上野は獣医腫瘍科認定医であり、循環器、整形外科についても専門医のもとで修養を積み重ねてきました。
また、外科、麻酔科、循環器など外部の専門医とも連携し、幅広い診療を可能に。
地域の頼れるホームドクターを目指しています。
▼当院について詳しく知りたい方はコチラ
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最新の活動報告
もっと見る本日最終日です…!
2024/06/30 14:37本日、プロジェクト実施期間の最終日です!これまでご支援くださった皆様、改めてですが、重ね重ね本当にありがとうございます!ご支援をご検討中の方も、本日の23時59分までにご支援くださることができます。この活動を少しでも多くの方に知っていただき、そして少しでも悩める飼い主様や猫ちゃんの力になることができればと思っています。皆さん、何卒ご協力よろしくお願いいたします!!上池台動物病院・院長 上野 もっと見る
プロジェクト終了まで…
2024/06/27 20:56プロジェクト終了まであと残り3日となりました。これまでご支援くださった皆様、本当にありがとうございます!ご支援をまだご検討されている、あるいは悩まれている方がいらっしゃいましたら、6月30日の23時59分までにご支援くださるのをお忘れなきようお願いいたします。残り3日間、よろしくお願いします! もっと見る
プロジェクト終了まであと1週間
2024/06/23 18:32プロジェクト終了まであと1週間となりました。開始当初はなかなか一人目の支援者様も現れない状態で苦しい時期も続きましたが、そん中でも支援してくださった皆様には頭が上がりません。残り1週間、一頭でも多くの猫ちゃんを救うべく、悔いなく最後まで走りきれればと思います。引き続きよろしくお願いいたします! もっと見る
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