2024/05/12 12:00

昨夜は緊急携帯が鳴らなかった事に安堵する。
毎晩、全国の看取り士派遣の緊急対応をする日々。

訪問診療所の在宅医の先生、訪問看護、訪問介護、ケアマネージャーの皆さんと一緒に在宅チームを組む私たち看取り士。

担当する看取り士と一緒に、利用者様のためにひたすら祈る時間。
その日の深夜を担当する看取り士は、いつ呼ばれてもすぐに行けるように、スマートフォンを枕元に、服を着たまま眠りにつく。

朝が来ると、今日も自分が生きていることに感謝と歓喜に涙が溢れる。

看取りは祈り、待つことは祈り。

旅立ちは、誕生の時と同じように、多くの方々の祈りの中。
全ての人が最期、愛されていると感じて旅立てる社会を創るために祈り続ける

やさしく やさしく やさしく


柴田久美子