日本看取り士会の会長である柴田久美子が「看取り」の世界に入ったのは約30年前。福岡県の介護士時代がはじまりです。
現在、日本看取り士会のウェブサイトにて350編目が掲載されている「看取り士日記」。サイト上では265からの掲載とさせて頂いておりますが、こちらの元となっているのが、この時代に書きはじめた「介護日記 ~私の出会った観音様たち」でした。
福祉の世界に飛び込んだ時、離島で訪問介護士をしていた時、看取りの家を運営していた時、そして看取り士と名乗り、現在の活動をはじめた時――いかなる時も、介護日記/看取り士日記を書くことを止めたことはありませんでした。
『幸せになるヒント』は、映画「みとりし」制作の際に、「介護日記」の1~100編を元に、刊行当時の最新の看取り士日記を10編加え、再編集したものです。
小さな書籍ではありますが、活動の原点が詰まった1冊となっており、特に福祉の世界の方々や実際に介護をされている皆さまにご好評を頂いております。
ご興味を持たれた方は、ぜひこちらもリターンにご選択ください。
この書籍のあとがきには、坂本真民先生の「二度とない人生だから」が紹介されています。
最後の部分を紹介させて頂きます。
二度とない人生だから
のぼる日 しづむ日
まるい月 かけてゆく月
四季それぞれの星々の光にふれて
わがこころをあらいきよめてゆこう
二度とない人生だから
戦争のない世の実現に努力し
そういう詩を一編でも多く作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる若い人たちのために
この大願を書きつづけてゆこう