リターンに設定されているエンディングノートをご紹介します。
このエンディングノートは、日本看取り士会10周年を記念して作られたものです。
エンディングノートとは、自分が亡くなったときや意思疎通ができなくなったときに備えて、家族などに向けて必要な情報を書き残しておくためのものです。
日本では1991年ごろから始まり、今では有料・無料、多種多様なエンディングノート(終活ノートとも呼ばれます)が広まっています。
日本看取り士会のエンディングノートは、以下のような構成となっています。
P2~ 私からのメッセージ
P4~ 人生の最後のこと
P5~ 延命治療のこと
P8~ 終末期について
P9~ 連絡先リスト
P10~ 葬儀のこと
P11~ 医療判断代理委任状
このエンディングノートには、お金のことを書く欄は設けていません。
「お金のことが書かれているから、大事に金庫に入れておかなきゃ」
笑い話のようですが、そんなケースを防ぐためです。
エンディングノートは、ただ記入して終わるものではありません。
このノートを通じて、自分の最後の望みを家族や大切な人々に伝えることができます。
記入することで、自分の人生の終わりをどのように迎えたいかを見つめ直し、周りの方々とその想いを共有することができます。
また、なかなかきっかけがないと話せない最後の時の望みについて、ご両親にお尋ねになる際にもお使い頂ければ幸いです。