ブラジル日本移民もうすぐ120周年!!!
日系人の歴史と今を映像で残す!
#映像・映画 #日系人 #ブラジル
目次
- ① ごあいさつ
- ② プロジェクト立ち上げの背景
- ③ プロジェクト概要
- ④ プロジェクトで実現したいこと
- ⑤ 資金の用途
- ⑥ 実施スケジュール
- ⑦ ご協力いただいた皆さまへのお礼について
- ⑧ 最後に
① ごあいさつ
皆さま、はじめまして!!
茨城県出身の24歳、尾曾菜穂子(おそなおこ)と申します。
私は、2022年3月に立教大学異文化コミュニケーション学部を卒業し、その後の1年間、ブラジルサンパウロ州のピラールドスール日本語学校で教師をしておりました。
今年25歳になるのを機に、夢だったプロジェクトを実行したいと思っております!!!
それは、映像作品
の制作です。
② プロジェクト立ち上げの背景
2022年、私はブラジル日本交流協会(http://anbi2009.org/)のプログラムでピラールドスール日本語学校に研修留学しておりました。ブラジルに一年間暮らし、たくさんの日系人、ブラジル人の方々にお世話になりました。彼らから学んだ生き方や考え方は、日本に帰ってきてからもとても役立っています。しかし、それらを発信するなど具体的に体系化し残すことができなかったことが心残りでした。
2023年日本帰国後、「ムイト・プラゼール(2022年製作、監督:朴正一)」という在日ブラジル人を題材にした映画を鑑賞しました。作中でブラジル人たちが日本での生活を語るシーンを見て、日系人の語りを映像という形で残したいと思うようになりました。日本とブラジル。時代や場所は違っても、異なる文化を持ちながら移住先の社会でたくましく生きる人の姿は、私に勇気を与えてくれました。
私がブラジルで学んだことを記録し、多くの人に知ってもらいたいという思いはブラジルを離れてなお一層強くなり、今回の映像制作を志すようになりました。
【ピラールドスール日本語学校の生徒たちと私】
同校には日系/非日系問わず
70名近くの生徒が通っています
③ プロジェクト概要
プロジェクト表紙の画像
ブラジルへ移民する人を募集するポスター
(1908年 外務省ホームページより引用)
ブラジルの日系人とは?
現在、日本は海外から出稼ぎ労働者や移民を受け入れる側の立場ですが、かつてはそれを送り出す側でした。1908年、最初の日本人移民団がブラジルに到着し、その後も大規模な移民が続きました。移民は農業や工業などで働き、多くはサンパウロ州などに定住しました。
ブラジルへの日本移民の末裔で、ブラジルに生まれた日本人や、日本人の血を引く人々のことを日系人といいます。彼らはブラジル国民であり、ブラジル社会において様々な分野で活躍しています。日本の文化や伝統を受け継ぎながらも、ブラジルの多様な文化と融合しています。
現在、ブラジルには約200万人以上の日系人が暮らしています。これは、日本国外で最も多くの日系人が住んでいる地域の一つです。
【日本からの移民についてもっと知りたい方】
国立国会図書館のサイト ブラジル移民の100年
NHKドラマ ハルとナツ
プロジェクトタイトル:
言語:日本語、ポルトガル語(翻訳のお手伝いをしてくれる方を募集中です)
撮影期間:2024年3月4日〜19日【終了】
プロジェクト内容:日系人の歴史と今を映像で記録し、未来の世代に引き継ぐためのプロジェクトです。日系人一人一人のライフストーリーを聞くことで、彼らの生きた歴史と現在の生活を知ることができます。撮影終了後、YouTubeに随時映像を投稿いたします。今回主に撮影するのは、私が1年間滞在したピラールドスール(以下ピラール)の方々です。
作品構成:日系人のライフストーリー紹介 全15話を予定 (各7分〜15分程度)
インタビュー対象人物(順不同敬称略 肖像権同意書が取れ次第随時掲載)
1. 安藤禎重/安藤美代子(一世/福島/農家)【4月アップロード】
2. 寺尾貞亮(一世/新潟/養蜂事業者)【5月アップロード予定】
3. 豊田ソニア陽子(二世/料理人, 看護師)【6月アップロード予定】
4. 豊田栄子/一夫(一世/栃木/農家)【7月アップロード予定】
5. 松本かずよし(一世/熊本/溶接工)【8月アップロード予定】
6. 森ちはる(一世/熊本/日本語学校教師)【9月アップロード予定】
7. 上芝原初美(一世/鹿児島/農家)【10月アップロード予定】
8. 奥田へジーナ(三世/文化協会事務員)/マルシオ(三世/電気工事士)【11月アップロード予定】
9. とみたとみこ(二世/農家)【12月アップロード予定】
10. 鐙野エミリア(三世/パティシエ)【2025年1月アップロード予定】
11. 岡村正美(一世/鳥取出身/農家)【2月アップロード予定】
12. 小田直人/よしえ(二世/農家, 配達)【3月アップロード予定】
13. 鐙野エルネスト直樹(二世/ 隠居)【4月アップロード予定】
14. 武安スエリ(イタリア系ブラジル人/教師)/ジョルジ洋(二世/農産物卸売業)【5月アップロード予定】
15. 中村昭一(二世/きのこ農家)【6月アップロード予定】
(番外編) 【7月アップロード予定】
※順番が前後する可能性、インタビューが差し替えになる可能性があります
インタビューの様子
【番外編予定】(各2分〜15分程度)
・ピラールの町紹介〜水の湧き出る町〜(1回)
・3月のぶどう祭り FEAPS(ピラールで一番盛り上がる年中行事)(1回)
・ピラールドスール文化体育協会について(略称:文協)* (1回)
* ブラジル全国には日系人を結ぶ協会や団体が存在し、地域ごとに異なる様々な活動をしています。言語教室、伝統芸能の教室、文化イベント、祭り、スポーツ大会などを通じて日本文化を紹介し、日本とブラジルの文化交流を促進しています。
・コロニアピニャール(ピラールの隣町)編
ピラールの町紹介例
面積681km²(東京23区622km²)、人口3万人、サンパウロ州南部に位置する市です。水資源が豊富で、穀物(とうもろこし、豆)、フルーツ(ブドウ、ポンカン、柿)などブラジルの中でも特に農業が盛んです。サンパウロ市街地から車で3時間とアクセスが良く、ピラールの大規模農園でできた作物は、都市部の人々の食を支えています。そして、その中心を担っているのが、日系人の移民たちです。
ピラールに日本移民が来てから間もなく80年を迎えます。ブラジルの雇用が不安定なことに加え、日本の人手不足により出稼ぎ経験者の知人が多いです。私の知人も現在6名が日本に出稼ぎに来ています。また、昨年だけで10名以上が旅行で日本を訪れました。
広大なとうもろこし畑
大きな鳥居の奥には日本語学校がある
地域の景観は、日本の伝統的な農村風景とも異なり、
ブラジルの自然と調和した様子が見られます。
④ このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトの目的は、ブラジルの日系人の歴史と今を映像で記録し残すことです。
以下は、このプロジェクトのねらいです:
・歴史の記録と伝承〜日本移民120周年の節目〜:
日本からブラジルへの移民は1908年に始まりました。
したがって、2028年はブラジル日本移民120周年の節目の年となります。
ブラジルには200万人以上の日系人が暮らし、日本にも20万人を超えるブラジル人が住んでいます。
しかし、日本の学校では日系人の歴史について学ぶ機会がほとんどありません。
私はブラジルに行くまで、日系人の歴史を全く知りませんでした。
ブラジルは日本から一番遠い国ではありますが、歴史は深く、移民の行き来で相互に文化が影響し合っています。
ブラジル日本移民120周年は、日系人の歴史を振り返り、現在の在日ブラジル人につながる日本社会の事象を理解する重要な機会です。
未来に向けた新たな理解とつながりを築くため、この作品が日系人の歴史を学ぶ一助になればと思います。
【ピラールの友だちと私】
現在、めぐみさん(右手前ピースしている女性)と
ヒロユキさん(右側青いパーカーを着た男性)が
日本に出稼ぎに来ています。
・多文化共生実現への可能性:
「日本人」や「ブラジル人」という垣根を越えてゆく人たち。そんな人のいる場所が、私にはとても居心地が良かったです。目を合わせて挨拶したり、すれ違う時に笑顔をしたり、私が滞在中に関わったブラジル人は皆フレンドリーでした。彼らは、外国人である私に壁を作らず、むしろ居心地良く過ごせるように接してくれました。
私の感じた居心地の良さの中に、昨今の日本の社会課題である「多文化共生の実現」や「地域コミュニケーション力」へのヒントがあると思います。
ピラール日本語学校の生徒からもらった手紙。
作品を通じて生きづらさや孤独を抱える現代の日本の若者に
私がブラジルでもらった力を伝えたい
⑤ 資金の用途
資金は、プロジェクトの運営費やインタビューの撮影・編集、機材の購入、またプロジェクトの広報や配信に必要な費用に充てられます。皆さまには、主にインスタグラム@documentariodenikkeiにてプロジェクトの進捗を定期的に共有いたします。
資金内訳
・渡航費(30万円):
現地でのインタビューや撮影のため、ブラジルへ渡航します。この費用には、航空券代、現地移動費などが含まれます。皆さまのご支援により、現地での貴重な取材が可能になります。
・機材費(20万円):
ドキュメンタリー制作に必要な機材の購入に充てます。高品質な映像や音声の収録が、プロジェクトのクオリティ向上に繋がります。
・クラウドファンディング手数料17%(10万円):
クラウドファンディングプラットフォームの手数料がかかります。この手数料は、プロジェクトの運営や広報のために必要です。
※予算で足りない分に関しては自己負担で実現します。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
⑥ スケジュール
2024年4月から2025年7月までの16ヶ月間で、ひと月に1本以上のペースで動画を投稿してまいります!
2024年2月29日:クラウドファンディング開始
3月 2日:ブラジルへ🛩
3月 4日:撮影開始
3月19日:帰国🛩
4月 5日:映像アップロード開始!
5月16日:クラウドファンディング終了
2025年7月31日:ブラジルの日系人の歴史と今の記録 全15話アップロード終了予定
⑦ ご協力いただいた皆さまへのお礼
プロジェクトをサポートしてくださる方々には、ブラジルの写真、映像への限定アクセスをご提供いたします。具体的には、カットの少ない長編映像や、特別なインタビューなどを予定しています。
⑧ 最後に
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
私は、すべての方々の物語が映像によって保存され、その重要性が再認識されることを願っています。それらは国籍問わず、世界中の人々に様々な知見を与えてくれると信じています。
今回のプロジェクトを、ブラジルへの日本移民の壮大な歴史の保存に寄与する機会としてご支援いただければ幸いです。
このプロジェクトは共感と協力のもとに成り立っています。日系人の歴史と現在の姿を映像で記録し、未来へ繋げるために、皆様のご支援が不可欠です。1人でも、1円でも多くの支援が募れれば、有り難いです!!!
心を込めて制作を進めてまいります。是非、ご支援、拡散のほど、よろしくお願い申し上げます。
【SNS・お問い合わせ】
Instagram:@documentariodenikkei
YouTube:@OSONAOKO
尾曾菜穂子(Naoko Oso)
最新の活動報告
もっと見るシリーズ4作目を投稿しました!
2024/09/02 13:46ブラジルの日系人の歴史と今の記録シリーズ4豊田一夫さん、豊田栄子さんのインタビューを公開しました!公開から17時間で再生回数が2400回を超えています!前回は21時間で300回くらいだったので、驚いています!まだの方、是非ご覧ください!インタビュー動画リンクはこちらですhttps://youtu.be/p8AD8zewTIA?si=M5t4VkE418-5MBRp詳細内容:インタビュー日:2024年3月15日インタビュー場所:豊田さん自宅 サンパウロ州ピラールドスール市 インタビュイー:豊田一夫さん、豊田栄子さん 豊田一夫さん:現在87歳。日本の栃木県真岡市に生まれ、4歳で満州へ。8歳で日本に引き揚げ、16歳でトメアスへ移民する。3年間農場主の元で働き独立、25歳でブラジル中を視察し、引越し先を探す。ピラールドスールに土地を見つけ、以来62年間暮らしている。 豊田栄子さん:栃木県出身。22歳で家族でブラジルのトメアスへ移民する。一夫さんと結婚し、トメアスから一緒に引越し。以来62年間、ピラールドスールに暮らしている。ブラジル日本移民もうすぐ120周年!!! 日系人の歴史と今を映像で残す! 概要: ブラジルの日系人の歴史と今の記録シリーズ 日系人のライフストーリー紹介 全15話を予定 内容: ブラジルへ最初の日本人が移民したのは1908年のこと。2028年、ブラジル日本移民は120周年を迎えます。このプロジェクトは、日系人の歴史と今を映像で記録し、未来の世代に引き継ぐことが目的です。日系人一人一人のライフストーリーを聞くことで、彼らの生きた歴史と現在の生活を知ることができます。 もっと見る
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2024/07/09 19:29シリーズ3作目を投稿しました!21時間で446のViewsです!!!!チャンネル登録者数も、100人を超えました!!!!!!こちらのリンクからご覧ください。 もっと見る
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