ご挨拶
私たち公益社団法人福島青年会議所(JCI福島)は1963年の創立以来、活動エリアである福島市と川俣町の発展と課題解決に向け、さまざまな事業を展開してまいりました。
今回は、フィリピン共和国のJCIフォート・ボニファシオ・タギッグ市と連携し、われわれの管内から使わなくなったランドセルを集めて中学生5名とフィリピンを訪問し、通学用のカバンを買えない現地の子どもたちに贈る事業「Bags to School~ふくしまからフィリピンへつなぐ学びの輪~」を実施いたします。
フィリピンに渡航後は、ランドセル寄贈先の現地の子どもたちとの交流のほか、ゴミ山に人々が住み着きスラム街化した「スモーキー・マウンテン(マニラ市)」の視察を予定しております。
このプロジェクトで実現したいこと
福島市と川俣町の子どもたちと異文化の接点を作り、柔軟で広い視野を持った青少年の育成につなげることが目的です。
また、使わなくなったランドセルを海外に贈ることで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に資することも目指します。
プロジェクト立ち上げの背景
日本が国策としてインバウンドの推進や国際化の進展に取り組む中、福島県では2020年現在の外国人居住率が0.81%にとどまり、全国平均の2.2%を大きく下回っています。新型コロナウイルス感染症の鎮静化で全国的にインバウンドが回復傾向にあるものの、県内で国際化を実感できる機会は乏しいのが現状です。
また、福島県は東京電力福島第一原発事故後の人口流出、少子高齢化に伴う人口減少、交流人口の伸び悩みなど中長期的な課題が山積しています。加速度的に変化する時代の中、より複雑化、多様化する地域課題の解決に向けては、幼いころから異文化に触れて自分の当たり前を壊し、さまざまな視点と柔軟な思考を持って地域の将来を担える人財の育成が必要であると考え、海外事業の実施に舵を切りました。
具体的な事業内容を模索、検討する中で、青年会議所の国際的なつながりからJCIフォート・ボニファシオ・タギッグ市をご紹介いただき、青少年の健全育成とSDGsの推進に資する事業「Bags to School~ふくしまからフィリピンへつなぐ学びの輪~」の構築に至りました。
現在の準備状況
9月14~16日に予定するフィリピン共和国への渡航に向け、福島市と川俣町の教育委員会並びにJCIフォート・ボニファシオ・タギッグ市との打ち合わせ、応募フォームを含む各種資料の準備、募集ポスターの作成などを進めています。
リターンについて
■御礼メール
■福島市と川俣町の中学生、プロジェクトへの参加者、関係者などへ配布する「旅のしおり」への協賛名入れ
■「旅のしおり」のPDFデータ配信
■「旅のしおり」の実物送付
■福島青年会議所 理事長の御礼文送付
■プロジェクト内容をまとめた動画の配信
※万が一、渡航が中止となった場合は「プロジェクト内容をまとめた動画の配信」はリターンから除きます。
スケジュール
5月下旬 クラウドファンディング開始
8月上旬 クラウドファンディング終了
8月中旬 参加者向け事前説明会
9月14~16日 フィリピン渡航
10月中旬 参加者による成果報告会
11月上旬 リターン発送予定(予定から前後する場合があります)
資金の使い道
子どもの海外渡航費、宿泊代:22万円
現地での移動費(バス移動):20万円
最後に
多感な中学生の時期に海外を訪れて見聞を広めることは、その後の進路選択や人格形成に大きな影響を与えるものと確信しております。
福島県、ひいては日本の未来を担う青少年の育成に向け、皆さまのご協力を心よりお願い申し上げます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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