九州の台所である福岡の博多で海鮮系居酒屋を営む『しらすくじら磯貝』。創業35年を迎え、福岡でも名の通った海鮮居酒屋として、地元の方々に愛され続けています。店名の通り海鮮料理がお店の目玉。新鮮な海産物をお店で提供できるのも、漁師の方々やお店に届くまでに携わっている方々のおかげです。

私共もお店で提供しているので困っているのですが、実は大きなニュースになっていないところで、日本人にとても馴染み深いイカが、年々不漁になっていることをご存じでしょうか。

お世話になっているイカを専門にした『石丸商店』さんの存続にも関わるこの状況をなんらかの形で応援したい。私たちにできることは何か。実際においしいイカを楽しみつつ、皆の力で何かできることがないだろうか。そんな思いで、私共『しらすくじら磯貝』と日頃お世話になっている『石丸商店』さんとタッグを組んで、株式会社 福岡魚市場の協力のもと、持続可能な漁業を行い末長くイカを楽しむためるよう、クラウドファンディングを立ち上げました。

年々イカの漁獲量が減っている問題は、海鮮料理をメインに提供する私たちにとっても重大な問題です。 イカの不漁には大きく３つの理由①「流行による乱獲」②「地球温暖化」③「担い手不足」があげられます。

流行による乱獲とは外国漁船などの「違法、無報告、無制限な漁」を指し、英単語の頭文字を取って「IUU漁業」と呼ばれます。 IUU漁業では成長段階の小さなイカも全て捕獲してしまうため、一時的な漁獲量と引き換えにイカの数は激減し、絶滅の危機に陥るのです。 最近では記録的不漁とニュースになるほど漁獲量が減少した漁場もあり、乱獲の影響は深刻と言えます。 漁獲量の減少を加味して漁獲制限を行う漁場もあり、少ない量を地域の漁師が分け合う形になっているところもあります。

 IUU漁業の影響に加え、昨今の地球温暖化によってイカの生息地域に変化が出ており、こちらも深刻な問題です。 イカは低温の水域を好む傾向があり、海水温の上昇に比例して生息地域を北に移動させています。 

その結果、今までの漁場で獲れるイカの量が減り、領海内でイカが育たないという現象も起こっています。 このような問題が複合的に重なり、イカの漁獲量は減少の一途。 乱獲で獲られたイカは大きさによって投げ売りされるなか、国内の漁師の収入は減り、国内産のイカの価格は高騰して売れにくくなっていきます。 そんなマイナス循環を断ち切り、再び良い漁場を作るには、消費者である皆さまのご協力が不可欠です。

今回、クラウドファンディングでお届けするのは「限りなく透明に近い姿で食べられる」ヤリイカ。獲れたものを漁港で加工して出荷するため、鮮度は抜群です。 

ヤリイカは肉厚で甘く、一度食べるとやみつきになる美味しさ。
この美味しさをぜひ味わっていただきたいという思いと、クラウドファンディングを通して地元福岡の食材を適正価格で仕入れることで、漁師や環境、私たちの食を守りたいという思いで、クラウドファンディングを立ち上げました。

しらすくじらは、店主が22歳で始めた8坪の小さな店舗「磯貝」が原点となり、海鮮とともに郷土料理も楽しめる場を、というコンセプトで作られたお店です。本来、海産物の仕入れは仲買いや卸業者を介して店舗へと流通していきますが、磯貝では市場に揚がってきた海産物を一番に買い付けられる売参券を持つため、より活きのいい海産物の仕入れができます。

石丸商店さんは、今から(70数年前）は鯨屋でした。そして魚屋に成り、36年前、活魚屋に。平成元年の事です。活魚屋に成って間も無い頃、お客さんに何が一番欲しいですかと尋ねたところ「そりゃ～イカが一番たい、美味しい！良く売れる！天然物！」と三拍子揃っていました。このことがきっかけでイカ専間店に。

日頃お世話になっている石丸商店さんの「イカの漁獲量が減っている問題」の打開策として、新鮮さを長く持続させ、安定して全国へお届けする方法はないかと、試行錯誤の末リターンとしてお届けできるようになりました。

今回のクラウドファンディングでお届けするのは、『石丸商店』さんと『しらすくじら磯貝』による共同で提供するオリジナル商品。しらすくじらが厳選したヤリイカと石丸商店さんによる調味料のセット。グッズなどお気軽に支援いただけるものから、実店舗に足を運んでいただいて楽しめるものまで幅広くご用意しました！

①ヤリイカ【特上】福岡ファンにはたまらない！全国どこにいても九州の味が味わえます。特上のヤリイカをご堪能ください。　《1杯／2杯／5杯》

②ヤリイカ【ワケあり】規格サイズ外のために訳アリ扱いとなってしまうヤリイカ。味には申し分がないので支援額で差を出しました。　《2杯／4杯／5杯》

③イカに愛着を持っていただけるように、地元の福祉施設とコラボしたオリジナル商品とのセットをご用意。 継続して末永くヤリイカを楽しむために、力を合わせて取り組みを応援してください。

お好みでデザインを選んでいただき印刷します。1色（白）4サイズ(S,M,L,XL）からお選び出来ます。
※６番のデザインのみ背面も印刷します。

横約8cm×高さ約12cm×奥行約6cm（イカ込み）

※ヤリイカ【ワケあり】とセットです。季節によってメニューが変わります。

福岡魚市場直送の「呼子ヤリイカ姿造り刺身」。呼子で水揚げされたヤリイカを福岡魚市場と共同開発した特殊な製法で短時間で処理されたヤリイカを新鮮な状態でお届けします。
新鮮さを意味する「獲れたての透明感」を限りなく再現したヤリイカ。食品の水分量を保ちつつ急速冷凍・冷却、3D高湿度の冷気（高湿度冷気）という手法で包み込むように均一に急速冷却。
透明度と共に鮮度・旨味をキープ、イカ本来の甘みも増します。ガスや酸素等を通しにくい特殊フィルムによる真空パックで、酸化しづらく、鮮度を保ちながら長期間の冷凍保存が可能。流水で簡単に解凍して食卓で味わえます。

■購入者の声

しらすくじらさんは福岡でお酒を飲むならここと、真っ先に名前が出ます。美味しい海鮮とお酒、福岡の郷土料理やお肉料理と幅広く楽しめます！友人たちにも福岡を訪れるなら必ず行った方がいいとお勧めしています。
特に海鮮料理は、新鮮でお得な価格設定のため若い世代の友人にも喜ばれます。



■地元企業からの応援の声

しらすくじらさんとのお付き合いはお仕事からプライベートでの食事まで！折り紙付きの鮮度のいい海鮮と様々な食材、調味料の良さを生かす調理方法には我々も脱帽です。 今回、クラウドファンディングでヤリイカを販売されるとのことで、僭越ながら応援のメッセージを寄せさせていただきました。 提供される海産物の美味しさは私たちも太鼓判を押したい気持ちです。クラウドファンディングの成功を願っております。

■石丸商店さんの思い
皆さんに喜んでもらえる様頑張ってきました。イカは大変繊細な生きもので、お嬢様のように大切に扱わないと、すぐに死んでしまいます。だから、心を込めて、いつも気遣って、仕事をしています。お客様に美味しいイカを、たくさん 食べて欲しいです。ヤリイカの活き造りは呼子から始まり、今は日本各地にありますが、これからは、世界中の人達に美味しいイカを届けて行きたいです。

実施スケジュール

2024年   9月   16日　   クラウドファンディング開始 
2024年 11月   14日　   クラウドファンディング終了・リターン発送準備
2024年 12月   1日～2025年 1月  31日　　　リターン発送開始  

※リターンのお品は仕入れ状況によりお届けまでにお時間がかかる場合がございます。予めご了承くださいませ。準備ができた方から発送させていただきます。 そのためお届けの期間を長めに設定しておりますのでご了承ください。

最後に

私たちしらすくじらは、日本の漁業環境改善に少しでも尽力したいと思います。
地球温暖化による不漁で困っているのは私たちだけでなく、漁業に関わるひとの多くが同じ思いを抱えています。 業界に資金を回し、環境問題に寄与し、継続して私たちが生きていくためにも、今回のクラウドファンディングはぜひとも成功させたい試みです。
コロナ禍、世界情勢によって苦戦した時もありますが、今またお店にお客さまが戻りつつある状況下で、漁業に携わる仲間の環境づくりのお手伝いをしたい。同じ思いで力を貸してくださった地元福岡の企業さまや石丸商店さんのファンの方々にも支えられ、今日のこの日があると実感し何かの形で還元できることをしたい…。小さな変化でも、取り組んでいけば確実に変わっていきます。
皆さまのお力添えなしでは、私たちのクラウドファンディングは機能しません。
おひとりでも多くのご支援をいただけますよう、お願い申し上げます。

＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。