【みなさんに知ってほしいこと】
入院中の患者様の容態は日々変化があり、その中にはがん末期など余命宣告を受けた患者様が居られます。
「最期は地元に・家に帰りたい」と強く願う方も多くいます。
しかし離島から数百キロ緊急搬送された患者さんは、幸い一命をとりとめ回復された方も多いですが
対照的に脳卒中などで寝たきりになってしまう方もいます。
移動手段がなく病院から出ることも故郷に帰ることもできず帰郷をあきらめ、ふるさとから遠く離れた病室で息を引き取られるケースも数多くあります。
「医療処置が必要な人でも、もっと自由に移動出来たら」
私たちが考える大きな課題です。
・さらに高度な治療を受けたい
・離島・地方のふるさとに帰りたい
・最期に家に帰りたい などの病と戦っている方の希望を叶えたい
このような希望を持っていても、願いが叶わず諦めてしまった方を沢山見てきました
県をまたぐ搬送など消防の救急車にはできない分野に対応するべく、道具(救急車)・人(医療従事者)・経験
これらが揃えば患者さんの希望は「叶えられる」のです。
鹿児島では数少ない「民間救急」
介護士・看護師2名体制のハーネスケアだからこそ!
必ず必要となる「救急車」を導入したくクラウドファンディングに挑戦します。
私たちの活動について
消防局認定事業者として、患者様を入退院や転院させるお仕事をさせて頂いております。
その搬送範囲は鹿児島県内、離島、そして九州各県や本州、関西・関東などへの事例も多くあります。
その際は、医療機器を病院から持ち込み、弊社の車両に搭載し、時には病院医師、看護師、介護士のチームで対応します。
民間でありながらも搬送の内容は救急と同じような事例に臨む事も多くあります。
↑朝6時出発から約5時間の航海を経て種子島到着の瞬間 / フェリー船内・弊社看護師同行
◆民間救急ハーネスケア 誕生のきっかけは、ある方のエピソードでした。
平成15年のお話です。
その方は糖尿病と闘い両足が不自由(切断)で1日おきに「人工透析」が必要になりました。送迎は娘さんが仕事の合間に。
ご本人:「僕も若い頃から自動車が好きでね。でももう運転できんくなったよ...もっと気軽に移動が出来たら・・・自分で運転してた頃みたいにさ、たまには海や山にも行ってみたいよ」
ある日、こんな相談を受けたのがきっかけです。
もともと クルマが好きで運転も好きだった私は、居ても立っても居られない気持ちになりました。
その後、この事業の立ち上げを決意。
九州運輸局へ出向き旅客運送事業(限定)許可を申請し、運行管理者資格の修得、自動車学校に入校(自動車2種免許取得)し、ヘルパー2級資格を取得しました。
それから約1年後に、平成17年12月に、「介護タクシー業務」をスタートさせる事ができました。
そして、患者さんの介助を行う以上は絶対に必要だと思い、介護の資格「介護福祉士国家資格」を26歳の時に取得しました。
それから月日が経つごとに、病院からの相談は介護系から点滴や酸素などを使う医療系の依頼が圧倒的に増え、 介護タクシーの装備で搬送できるレベルの限界を感じました。
たとえば、点滴ポンプが数台、酸素ボンベ+人工呼吸器+加湿器+バルーン(尿のパック)などを患者様と一緒にストレッチャーに装備して100km以上先の地方の病院へ・・・
このような搬送もよくあります。
↑ハーネスケア搬送車内
それから約7年後、鹿児島市消防局認定をいただき、民間救急ハーネスケアがスタートしました。
患者様の搬送ニーズに応えるべく事前練習やシュミレーションを行い安全第一で毎日活動しています。
おかげさまで20年以上搬送事故・車両事故ゼロを守っています。
早いもので「あの日」から約20年の月日が過ぎていました。
「無いものは創る」の精神で、これまで長年にわたり車両の内装や装備品など自作・DIYで制作し活用してきました。しかし、現在の福祉車両の活動にも限界を感じており、さらに専門的な段階へ進みたいと考えています。
☆☆このプロジェクトで実現したいこと
● 高規格救急車を導入し、地域の救急病院から私たちに求められる高度な搬送を可能にしたい。
● 高規格救急車を導入し、余命・限られた時間しか無い尊い命をふるさと・離島に連れ帰りたい。
● 高規格救急車を導入し、(舗装路・未舗装路)も走行できる救急車を制作したい。
乗務員は2名~3名体制 ◎自動車2種免許保有ドライバー + 看護師・介護士など万全の態勢で「医療処置を継続した状態で移動する事」を目的としています。
その高規格救急車ですが、新車価格はベース車両でも数千万円とのこと。これではとても自分たちの資金では購入することはできません。そこで中古車販売店、各オークション等も含め「優良な中古車両を探しています」
◆ さらに今後、広大な海、山・火山を有する鹿児島県において自然災害など万が一の災害が起きた時、救急受入数の増加時の病床使用数の緩和策として病院では「病床数確保の為の転院」が重要になります。一般病棟ではない救急病棟などで加療中の患者さんの転院搬送も予想されます。
その際、ICU・ER等から必要とされる高度な機材を揃え、消防救急車と同じスペック(仕様)の搬送が可能な「本物の救急車/ハイメディック」を導入したくこの度クラウドファンディングに挑戦します。
↑高規格救急車(室内)
・高規格救急車/トヨタ・ハイメディックについてのご紹介↓
高規格救急車とは?
傷病者を病院まで安全に搬送することが役目の救急車ですが、病院に搬送する前に特定の処置をすることで救えるかもしれない命があります。
1991年(平成3年)に救急救命士法が制定されました。それに併せて、それまでの「搬送をするための救急車」とは異なり、
救命士・看護師により救急車の中で特定の処置ができるようにつくられた救急車が
高規格救急車と呼ばれています。
プロジェクト立ち上げの背景
【民間企業では初参加】ハーネスケアは2024年1月、内閣官房より「国民保護実動訓練」へ要請があり、屋久島にて「他国からの武力行使」を想定した実動訓練へ参加して参りました。
その訓練で、弊社の車両と消防の高規格救急車との「違い」が見えてきました。特に充実した医療装備類、車内収納などの機能性、そして悪路走破性(4WD)等、また、スピードが要求される寝台部の搬入装置の違い、土砂や粉塵による故障リスクなどを考慮すると、福祉車両との・性能・性質の違いが明らかになりました。
この高規格車を 離島や地方搬送に使うことができたなら、どんなに助かる人がいるだろう・・・
そこで、「救急隊で使われていた現役引退した中古救急車」を購入できないかと考えた次第です。
その救急車を更に架装し、被災地などで荒れた路面にも対応できるよう、オンロード・オフロード(舗装路・未舗装路)でも走行し患者様の待つ場所に行くことが出来て、なおかつ車内では処置中の医師・看護師が活動しやすい空間に拘った改造を施した「完全オリジナルの一台」を制作したいと思っております。
民間救急ハーネスケア・ホームページ
現在の活動では
搬送機材関係・医療機器類・各種モニター・消毒用品・消耗品・使い捨てシーツなどの備品や消耗品、清掃費・車両維持費・燃料代などの費用が運営に掛かっています。
救急車が行うような事案も多く、弊社看護師を含め医師・病院看護師・臨床工学技士も同乗する事もある搬送活動ですが、
毎月の運営費だけでも毎月40万円弱掛かっております。。。
これまですべて実費で運営して参りました。
「人々の役に立ち、活躍する車」
その購入にどうにか私たちの考えに協賛して頂ける方がひとりでも居たら。
と思いこのプロジェクトを立ち上げました。
現在の準備状況
現在車両の選定に取り組んでいます。クラウドファンディングに向けて、
ご支援を頂けた方向けのささやかなリターンをご準備しています。
【今後の流れ】
※高規格救急車の選定から購入・架装・登録に時間を要しスケジュールが変更になることも御座います。
6月 クラウドファンディング終了
7-8月 車両整備・架装・登録
2024年9~10月 リターン発送
<資金の使い道>
車両費:約244万円 購入費用の一部に充てさせていただきます
必要な作業:陸送・登録・架装・機材装備・車体マーキング等
システム手数料(17%+税):約56万円
※目標額に届かなかった場合は医療機材等の購入または運営費の一部に充てさせていただきます。
プロフィール
はじめまして 鹿児島市で「民間救急ハーネスケア」という患者搬送専門の会社を運営しています江野 光(えの ひかる)と申します。今年で41歳になります。
私は21歳のときに、「人の役に立つ仕事がしたい」と思い、自動車整備士からこの業界に飛び込み、患者搬送専門会社を立ち上げました。
オイルがついた工具を握っていた手は、今では大切な命を乗せたハンドルを握るようになりました。
【私の資格】
介護福祉士国家資格
運行管理者国家資格
自動車整備士2級国家資格
自動車2種免許・食品衛生責任者など
【趣味・特技】
自動車整備
カスタム・洗車
料理(小学3年生で炊飯・味噌汁作りを覚え、最近は、小学生の娘が好きな「だし巻きたまご」作りに奮闘中)
好きな言葉は「負けて勝て」
最後に
「いのちをつなぐ救急車」
鹿児島・離島・地方の人に貢献できる活動にぜひご支援いただけましたら幸いです。
こんな私の話に最後までお付き合いくださいまして、誠にありがとうございました。
株式会社ハーネスケア
代表 江野 光
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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