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バンコクで超常現象館をやりたい!

タイ・バンコクを活動拠点としている演出家・篠田千明。今年2018年の7月から9月にかけてバンコクで開催されるアート・フェスティバル「Bangkok Biennial」に参加します。約5年の間に知り合ってきた友人たちとともに、新作を含む3つの作品をメインに「超常現象館」を作り上げていきます。

現在の支援総額

481,372

48%

目標金額は1,000,000円

支援者数

73

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/06/14に募集を開始し、 73人の支援により 481,372円の資金を集め、 2018/07/27に募集を終了しました

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現在の支援総額

481,372

48%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数73

このプロジェクトは、2018/06/14に募集を開始し、 73人の支援により 481,372円の資金を集め、 2018/07/27に募集を終了しました

タイ・バンコクを活動拠点としている演出家・篠田千明。今年2018年の7月から9月にかけてバンコクで開催されるアート・フェスティバル「Bangkok Biennial」に参加します。約5年の間に知り合ってきた友人たちとともに、新作を含む3つの作品をメインに「超常現象館」を作り上げていきます。

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終了まであと6日!!!

今日は超常現象館に参加する作家とアーカイブ本の寄稿者を、イベント詳細と一緒に紹介したいと思います。

The 5x5 Legged Stool

photo: Shin Kudo

この作品は、2014年に初演で、2015年にアップデートしました。

1964年にアメリカのアンナ・ハルプリンによって描かれた”The Five Legged Stool"というタイトルのダンススコアを用いて、ダンサーの福留麻里と一緒にパフォーマンスを立ち上げました。

本来のハルプリンの上演は5人出ていたようですが、私たちの5x5は、目の前にいるのは1人のダンサーのみで、本来氏よりもだいぶ早回しで、最初から最後までやります。

もともとのスコアを全部グラフィック化したものが、パフォーマンスと同時に表示され、一人のキャラクターが最後までやると、次のキャラクターがまた最初からやり、映像にはその前のキャラクターの動きが表示されます。

ビデオグラフはタイの映像作家Chulayarnnon Siriphol、グラフィックスコアには、制作当時バンコク在住だったいしいこうたが担当しました。

上演は8月17、18、19日の夜です。

17日には、地元のタイ音楽のバンドと踊り手をよんで、5x5の上演の前に1曲踊ってもらいます。踊り手には、いつもお世話になってる先生にお願いしました。

踊りの稽古中に発光する先生(左)↓↓のーphotoshop。

(稽古をつけてもらった友人曰く、自分の手が発光しているところはいつも注意されるところだそうです。)

先生、Pa Kanyaはラコーンチャトリという伝統芸能のすべての演目を演じれる最後の継承者です。今回はサーチャトリという舞を奉納してもらいます。

というのも、↓左が客席で、右が舞台面で、この墓標の壁の前に蚊帳をつってスクリーンにするのですが、正直、気がひけてました。それはやっぱり。

だので、気兼ねなくつつがなく始まって終わるために、超常現象館全体のオープニングも兼ねて、17日の夜に奉納舞をやって始めます。

photo:Kazuyuki Matsumoto

福留麻里

ダンサー・振付家。2001年より新鋪美佳と共にダンスデュオほうほう堂として活動。’14年よりソロ活動開始。劇場やギャラリーでの作品発表をはじめ、道、川原、公園、誰かの家、誰かや何かとのコラボレーションなど、様々な場や状況、人と共に踊る。
Tumbrl: http://marifukutome.tumblr.com/

Tiger, Tiger

burning brightなタイトルですが、ウィリアムブレイクは全く関係なく、この作品は今回の取材したことからAokidと作る、完全な新作です。

このタイトルにしたのは、一番最初にバンコク心霊スポット巡りをした時に行った、事故車が放置されている場所の横に虎を祀る祠があったのがきっかけです。

↓↓虎に埋まる事故車

↑↑虎なめの事故車

上演は8月25、26日の夜です。本番ではAokidと一緒に、ピンさんに太鼓を叩いてもらいます。

↓↓左がピンさん

ピンさんは、5x5でも触れました、ラコーンチャトリの楽団の楽師です。会場のあるナンロンに楽団の一族が住んでいる小道があり、彼らの先祖はラマ3世から土地を下賜されました。80年ほど前は人気絶頂の一座で、ピンさんのお父さんは人間国宝です。また以前は悪霊払い、祈祷なども行っていたようです。

今回、私はピンさんや先生に仕事を発注しましたが、現在ラコーンチャトリが上演されることは稀で、近い未来に消えてなくなる伝統芸能でもあります。(ラコーンチャトリの一族についてはアーカイブ本でがっつりフォローしてます!)

いくつかあるアイディアの種を、Aokidとアホなじゃんけんのようにやりとりしながら、バンコクに臨みます。

photo:  KABO

Aokid
1988年 東京生まれ。ブレイクダンスをルーツにダンス活動にとどまらないアプローチを展開している。
展示やシアターワークと並行して架空の街を作るをコンセプトにしたプロジェクト"Aokid City"や、野外パフォーマンスイベント"どうぶつえん"をキュレーションしているなど個人、またはコミュニティの場を設けたり制作をしている。
2016年横浜ダンスコレクションコンペティション1審査員賞受賞"フリフリ(橋本匠との共作)"

KANNAGARA(仮)、 ZOO VR installation

この二つの作品は両方ともゴッドスコーピオンがVRディレクターとして参加する、VRインスタレーションです。

ゴッドスコーピオンの現代魔術を語ったインタビューはこちら

KANNAGARA(仮)は、ゴッドスコーピオンのほか、アートディレクターとしてMyu chanが参加。写真&デザインはTRMN、音楽はタイのバンド、X0809のNoteというメンバーで、現在絶賛製作中!

↓↓サンプルビジュアル

この作品は、地獄、極楽、現世、と死後の世界へ死なずに到達して戻ってくる脳みそ超絶快楽作品なのですが、実は私、この作品をお寺でできるか、ちょっと心配してました。

神々しいボディは、とはいえ、女性の裸体ですし、タイの友人にサンプルを見せても、これは難しいかも、という反応だったので、ダメ元で聞いてみたところ、あっさりOK。

作品的にお寺の中でやりかったので、とってもうれしい!

Zoo VR Installationは、もともとは、私が演出したZOOという演劇と一緒に展示した作品です。単品でどう成立させるか、頭のひねりどころです。

ゴッドスコーピオン

Media Artist/SJ/Psychic VR Lab 研究員。時間軸と空間軸のフレームの変化、テクノロジー、魔術をテーマに作品を制作。

主な作品に2014年度文化庁若手クリエイター育成事業採択作品『Stricker』東京リチュアル、バンギアヴドゥル氏との共作の『NOWHERE TEMPLE』HMD,ヴァーチャルリアリティを使った空間ジョッキーソフト『Spatial Jockey』

Myu chan
1991年東京生まれ。株式会社EKコーポレーション代表取締役。
学生時代に衣装製作や現代アーティストのアシスタントを経験後、2015年に日本で唯一の女体盛りパフォーマンスチーム『NYOTAIMORI TOKYO』を立ち上げる。東京を中心に活動し、海外からのオファーも多い。2017年には同チームの写真集を出版、東京・香港のアートギャラリーで出版記念展を行った。

アーカイブ本寄稿者

今回、こうやって作品を作る過程で出会った話を本という形で人に伝えられることを本当に嬉しく思うし、これは6年前に移動してきてからやりたいと思ってたことで、編集をかってでてくれた中川君には本当に感謝してます。中川君はバンコクの取材にかなり同行していて、写真を撮ったり、インタビュー構成や対談などは彼が担当します。

もともとこゆいコンテンツをさらにディープにしてくれる寄稿者はお二人。

1人目は地獄ちゃんこと、椋橋彩香さん。タイの地獄寺やピー(おばけ)を中心とした研究をしている方です。この前、バンコクで地獄ちゃんとリサーチ先の一つ、ワットドンに行った時、図らずも地獄の絵を発見して、その場にいたお坊さんに突撃インタビューしていました。

そのお坊さんはすでに涅槃に到達しているようで、地獄ちゃん、話を聞くのに苦労してました。

↓↓ぱっかーんな人と、一生懸命な人

後で聞くと、ああいう、到達系の僧侶はあるあるらしく、ほぼ仙人が出てくることもあるそうです。

もう一人は、高田さんこと、髙田胤臣さん。タイのオカルト系の日本語の文章でヒットするものにかなりの割合でクレジットされていて、特にタイのフリーペーパー、DACOの心霊特集は読み応えがあります。

椋橋彩香(くらはしあやか)
1993年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科にて美術史学を専攻、タイ仏教美術における地獄表現を研究テーマとする。2016年修士課程修了。現在、同研究科博士後期課程在籍。タイの地獄寺を珍スポットという観点からだけではなく、様々な社会的要因が複合して生まれたひとつの「現象」として、また地獄表現の系譜において看過することのできないものとして捉え、フィールドワークをもとに研究を進めている。

髙田胤臣(たかだ たねおみ)
1977年5月24日生まれ
東京都出身

 1998年に初訪タイ後、1ヶ月~1年単位で長期滞在を繰り返し、2002年9月からタイ・バンコク在住。
 訪タイのきっかけは死体写真家・釣崎清隆氏のコラムを見たこと。その後、氏が同行取材などをしていたというタイ国内の救急救命関係の慈善団体「華僑報徳善堂」に2004年11月からボランティアで参加。交通事故や傷害事件の負傷者の病院搬送や、殺人事件現場や交通事故での死亡者の回収などを行う。
 2003年6月ごろから2011年4月まで、タイ国内の無料誌や日系の電子部材専門商社で現地採用従業員として働く。ただ、会社員生活が合わず悩んでいたとき有名なライターである皿井タレー氏に共著で単行本出版のオファーがあり、10代のころからの夢だったライターに専念することを決意した。

<執筆歴>
2011年2月 彩図社より皿井タレー氏と共著で「バンコク 裏の歩き方」を出版
2012年8月 彩図社より「東南アジア 裏の歩き方」を出版
2013年11月 Kindleにて「タイ移住マニュアル」を発行し、電子書籍個人出版に参入、順次電子書籍を不定期で発行中
2015年5月 彩図社より「タイ 裏の歩き方」を出版
2017年4月 彩図社より皿井タレー氏と共著で「バンコク 裏の歩き方 2017-18年度版」を出版
2018年5月 彩図社より「ベトナム 裏の歩き方」を出版
2018年6月 イーストプレスより「バンコクアソビ」を出版
2018年・2019年 すでに数冊の単行本出版が確定

このほか、日本の雑誌、有名ライター監修のガイドブック、タイ国内の無料誌「DACO」などに寄稿。ウェブ関連では、めこん出版のホームページ内「バンコク便り」でタイのレスキュー慈善団体華僑報徳善堂の活動を連載中。また、扶桑社「日刊SPA!」「ハーバービジネスオンライン」、「グローバルニュースアジア」、「海外ZINE」にて不定期で東南アジア関連の記事を執筆

中川康雄
編集・ライター。大学時代、現代哲学を専攻しながら、東京都内のオルタナティブカルチャー界隈をフィールドワーク。インディーズメディア「Mirai-Kairo Factory」を立ち上げ、メディアやコミュニティ、旅やテクノロジーなどをテーマにイベントや雑誌を制作。2017年に2年間の世界一周を終了し、2018年は東南アジアを中心に暮している。

長くなりましたが、参加作家、寄稿者をご紹介しました!!
あと6日、よろしくお願いします!

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