Check our Terms and Privacy Policy.

【能登半島地震】能登半島輪島の漁業を照らし続けたい!輪島の漁業再建に向けて

能登半島輪島で漁船に灯りを灯し続けて半世紀、船のでんきや日東電機が地震で動けなくなった輪島の漁船をこれからも守り続ける。そんな思いで、半壊した社屋を修繕するためプロジェクトを立ち上げました!応援よろしくお願いします。

現在の支援総額

1,460,000

73%

目標金額は2,000,000円

支援者数

58

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/05/02に募集を開始し、 58人の支援により 1,460,000円の資金を集め、 2024/06/30に募集を終了しました

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

【能登半島地震】能登半島輪島の漁業を照らし続けたい!輪島の漁業再建に向けて

現在の支援総額

1,460,000

73%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数58

このプロジェクトは、2024/05/02に募集を開始し、 58人の支援により 1,460,000円の資金を集め、 2024/06/30に募集を終了しました

能登半島輪島で漁船に灯りを灯し続けて半世紀、船のでんきや日東電機が地震で動けなくなった輪島の漁船をこれからも守り続ける。そんな思いで、半壊した社屋を修繕するためプロジェクトを立ち上げました!応援よろしくお願いします。

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

はじめまして、船のでんきや日東電機 代表の沖崎俊彦と申します。

輪島市で「船のでんきや」として漁業関係者向けに発電機の取り付け、船舶の修理を行っています。船のでんきやとしての知見を活かして一般には珍しい「マリンランプ」の販売も一般消費者の方向けに営んできました。

この度の能登半島地震に際しまして、たくさんのご心配と励ましのメッセージをいただき心より感謝申し上げます。

おかげさまで私をふくめ家族は無事でございますが、地震によって店舗倉庫兼住居が全壊、この輪島で事業を再開するか、それとも移転をするのか、廃業せざるを得ないのか。

突然訪れた、人生のターニングポイントとも言える状況に呆然と時間ばかりが過ぎてしまいました。

今回のプロジェクトでは、漁業農業が盛ん「だった」輪島市を取り戻すべくご賛同者を募ります。


全壊した店舗倉庫兼住居

船のでんきや日東電機は、昭和26年頃から地元の漁船にバッテリーを販売したり発動機を修理していたのがはじまりと創業者である父に聞いていましたが、なにせ田舎のこと当時は戦後のドサクサではっきりした資料が残っていません。

ただ、その当時から「日東電機工業所」と言う名前で商売を営んでいて、平成元年に法人化し現在の名称になりました。

私は大学を卒業後、家業を継ぐために魚群探知機や無線機等を製造販売する会社に就職し昭和63年に地元輪島市に帰ってきて現在の仕事をするようになりました。

魚群探知機や無線の修理に関しては一通りの技術は習得してきたつもりでしたが、「船のでんきや」の仕事は奥が深く発電機などの取付技術は輪島に戻ってから必死に勉強しました。その甲斐もあり、漁業が盛んな輪島市の漁業関係者から信頼を頂き、数多くの漁船修理を任せて頂いておりました。

私自身、輪島市の基幹産業である漁業を縁の下の力持ちとして支えられることにやりがいを感じ、現在まで実直に仕事に取り組んで参りました。

輪島市の基幹産業である漁業


輪島市は人口2.7万人の小さな町です。そのため、地元業者ひとつひとつが大きな役割を担います。

私共、船のでんきやも例外ではなく、漁船修理という役割を担っています。

漁船修理には、漁船に関する知見と技術力、構造を理解している必要があるため、対応できる業者が限られています。そのため、船に故障があると夜中であろうと時間に関係なく連絡が入ります。

私を頼っての連絡ですので、早朝であろうと眠いとは言っておられず、すぐに駆けつけ何とか出漁できる状態にします。漁師のお客様の「ありがとう!」の一言を聞いた時、この仕事をしていて本当に良かった思います。


輪島市は地形的特色により古くから自然の良港が開けており、漁業は市の基幹産業の一つとして位置付けられていました。近年では「輪島の海女漁の技術」による海女採りアワビ・サザエ、日本有数の漁獲量である輪島ふぐなどが知られ、市を支える産業という位置づけでした。

ただ2024年1月1日、令和6年能登半島地震を受け、状況は一変しました。

現在輪島港は、港の海底が隆起したため何隻もの漁船が座礁し未だにほとんどの船が身動きできない状態が続いています。


座礁により身動きができない漁船

海だった場所も最大およそ4メートル隆起しており、サザエやアジなどがとれる場所だった輪島市黒島漁港では、海だった部分が隆起した影響で、海底の岩が見えています。輪島港でも隆起する前は100隻ほどの船が常時漁に出ていましたが、今は漁船も故障し再開の目処が立っていません。

港の施設にも大きな亀裂が入るなどことごとく損壊、給油所や冷水機も使えずもちろん水揚げもできません。


隆起により露出してしまった海底

大きく損壊した漁港


そんな状況の中、お客様である漁師の方々からエンジンがかからん等のSOSを受けるのですが、なにせそのための工具類や設備機器が埋もれてしまっていて未だに取り出せない状態で、営業再開の見通しが立たない状況です。


漁船修理のための工具

困難な状況にありますが、漁業は輪島市にはなくてはならない産業です。多くの方々が漁業を生業(なりわい)とし、生活をまかなっています。だからこそ、業界関係者全体で協力し、復興を目指さなければなりません。

何とか営業を再開し輪島の漁業を守りたい!漁船修理という役目を果たし、復興に向けて諦めずに取り組んでいきたい。そんな思いからこのプロジェクトを立ち上げました。


今回のプロジェクトでは、輪島市の漁業再建に貢献することを目指します。

輪島の漁業が地震以前の状態に回復するまで何年も掛かります。完全に回復するまでは10年ほどかかるかも知れません。しかし、漁業は輪島市の基幹産業であり、なくてはならないものです。漁業が衰退し続ければ市の運営自体に大きな不全をもたらしてしまいます。

漁業関係者が一丸となって再建に向けて取り組まなければなりません。その中で、私が担う役割は漁船の修理です。漁師の方々が安心して漁に出られるように漁船のかかりつけ医としての役割を果たす必要があります。

輪島市の人口は2.7万人であり、ひとつひとつの業者が大きな役割を担っています。特に漁船修理に携わる業者は代替が効かず、私たちが責任を持ってやらなければならない。なんとか事業所機能を回復させ、私たちの担う漁船修理の役割を果たし、輪島市の漁業復興に向けて諦めずに取り組んでいきます。


震災前の輪島の海

再建活動がついに始まっており、少しづつですが再開を目指して動き出しています。クレーンで海底の土砂を取り除き、水深を深くする工事が始まることや座礁した船を救出すべく取り組んでいます。

クレーンで土砂を取り除いている様子

輪島でしか味わえない海鮮丼!漁業復興を実現しこんな海鮮丼を皆さまにお届けできる日が来るよう、諦めずに取り組んでまいります。


もうひとつ、今回のプロジェクトで実現したいテーマがあります。それが、インテリアとして楽しめるマリンランプの再開です。


私は漁業に関わる人間ですが、漁船修理で得た技術を元に「暮らし」に関わりたいと思っていました。例えば、良い家具はおじいちゃん、おばあちゃんから父母に受け継がれ、子へと引き継ぐことができます。そこには傷やシミ、小さかった頃に書かれた落書きなんかがあるかも知れません。

それは、その家族にとってはひとつひとつの傷に思い出があり、ひとつのモノを通じて共通の歴史が刻まれています。

私には娘がいますが、昔のおもちゃ、今は使わないものが残っていました。それらは、他人から見ればただのモノでも、私にはその時々が思い返されます。誰にでもお子さん、父母、祖父母との間で共通の時間を過ごしたモノがあると思います。

同じように家族との歴史を共有できるものが作りたい。日々のほっと一息付けるやさしい瞬間を提供したいと思いました。

だからこそ、世代を超えて利用することができるインテリアとして、家具として使えるマリンランプを作りました。

マリンランプとは、漁船などに使われている本物の作業灯を一般のご家庭やお店でも使えるようにアレンジしたもので、通常の家庭用ランプとは異なり、耐久性が高く経年変化を楽しみながら利用することができます。

このマリンランプを通じて多くの時間に立ち会いたいと願っています。

スタンド型マリンランプ

 インテリアとしてマリンランプを利用

マリンランプの経年劣化の様子

私がお客様にご提供させて頂いている「マリンランプ」は、昭和40年頃から漁船で作業灯や通路灯として本当に使われていた船舶照明器具をアレンジしたものです。

漁船で実際に利用されていたものなので、なんだか無骨で、今風のオシャレなデザインとは言えないかも知れません。ただ、そんな無骨なフォルムからの光が幻想的でどことなく温かみを感じさせてくれます。インテリアやエクステリアに設置して楽しめるのは、そういった温かみが魅力に感じられるからでしょう。

現在、店舗倉庫が損壊してしまった関係上、規模を極小化させてマリンランプを何とか加工製造している状況です。一方で、取り組み当初より、「マリンランプ」としてホームページを自分で作成したりブログやSNSを利用して発信しました。

インターネットを通じて様々な出会いがあり、お陰かげ様で今では全国津々浦々から注文をいただいております。一刻も早くご注文を頂いたお客様に満足の行く品質のマリンランプをお届けするため、復旧を目指しています。




今回のリターンでご用意させていただいたのは、持ち運びができどんな部屋でもやわらかい灯りで素敵な空間にすることができるマリンランプスタンドです。

"マリンランプ”のデッキライトにしっかりとした台座を取付けることによって、より使いやすいものになっています。

能登産のケヤキで作った台座は、天然の木材のため一点一点木目の表情に個体差があり、ひとつとして同じものはございません。

自然の木目とデッキライトの機能美が融合したこの商品はインテリアとして360度どこから見ても美しいカタチをしており、どこに置いてもその温もりが伝わってきます。

また、ランプをつけていなくてもノスタルジックでオシャレな雰囲気をつくってくれます。


★1.お礼のメッセージ(ご支援を頂いた皆様に心を込めてお礼のメッセージをお送りします)

★2.マリンランプ(スタンド型)ステンレス製

★3.マリンランプ(スタンド型)スタンド170ゴールド

★4.マリンランプ(スタンド型)スタンド230ゴールド

★5.船のでんきや日東電機オリジナルロゴシール

★6.オリジナルマリンランプ作成(刻印可能な数字は最大8桁となります)

★7.HP &SNSお名前掲載

★8.干菓子(船、網、イカ)セット



2024年4〜5月 クラウドファンディング開始
2024年6月末   クラウドファンディング終了
2024年8月〜  店舗倉庫兼住居の修繕開始
2024年8月      リターン発送



工事費:約2,000,000円


デザイナー はぎのゆき様

【海と、さかなと。】

鯵のたたき、鱈の子付け、縞エビのお刺身、鯛の昆布〆、ヒイカの煮付け、ガス海老のかき揚げ、オイルサーディン…季節の地物の魚で日々のおかずを作るが好きです。きどらない肴と能登のお酒があればしあわせ。旅に来る人もそれが楽しみ。だから漁師さんがまた海に出られるように、切に、切に、願っています。

 

【フネと、マリンランプと。】

もう10数年前のこと、フネノデンキヤ・日東電機さんから「ロゴを作って欲しい」とご依頼をいただきました。波にぷかぷか浮かぶおフネに、漁船のともしび、マリンランプを背負ったイメージが降りてきてデザインしました。暮らしの中でも馴染むマリンランプの可能性、ひろがっています。


能登デザイン室 代表 奈良雄一 様

日東電機さんは輪島港に事務所を構え、永らく輪島の漁船の電機工事を専門に担って来られた、漁師さん御用達言わば「船のでんきや」さんです。

その傍ら、漁船に使用されている船舶用照明をアレンジして一般の家庭や店舗のインテリア、エクステリアとしても使用できる「マリンランプ 」として販売することで船の灯りの魅力を発信し全国にファンを増やしてきました。

私もそんな船の灯りに惹かれ日東電機さんを訪ね、輪島港に所狭しと並ぶ漁船の風景を見て、船ごとに違うマストと船舶照明の違いを見て回ることが好きになりました。

家の玄関やリビングにもマリンランプ を灯して愛用しています。

この灯りがなくならないよう日東電機さんの復興を支えることが、能登半島輪島の漁港に船の灯りが戻るきっかけになるのではと思います。


金沢市在住 A子様

『能登を照らす希望のランプ』

海を照らす本物の灯り。

そのあたたかな光と、どこか漂う重厚感にひかれ、聞けば能登輪島で作られているとのことでした。

私のマリンランプとの出会いは何気ないものでしたが、今では我が家のリビングに欠かせないアイテムです。

能登には大小多くの漁港があり、無数の漁船が海に出て、新鮮な魚介を私たちの食卓に届けてくれます。

漁師さんたちは威勢がよいだけでなく、人情にあふれ、能登のエネルギーそのもの。

能登のマリンランプは、漁船用の本物の照明をインテリア用に企画製造しているからでしょうか、能登の海や、漁師さんたちの営みを感じます。

海底の隆起や、船を失うなど、能登の漁業は大変な被害を受けました。漁業関係者だけでなく、たくさんの人々が能登全域で漁が再開される日を待っています。

それまでは、能登のあすを照らす、希望の灯りとして、マリンランプを大切にしようと思います。



プロジェクトページを最後までご覧いただきありがとうございます。

本プロジェクトを掲載させて頂いたCAMPFIRE様からも令和6年能登半島地震特別枠を設けて頂き、多大なるご支援を頂きました。全国の皆様からの暖かいメッセージ、言葉に改めて感謝申し上げます。

船のでんきや日東電機 沖崎 俊彦



<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

もっと見る
  • 輪島も雨風ともに強いですが、全国的に大雨で被害が出ているようです。皆さんもくれぐれもお気をつけ下さい応援していただいた皆さん、本当にありがとうございます。返礼品の刻印の練習してます。ムズいけどやりとげなければ...いつの日か輪島で↑のような美しい夕陽が見れる日がくる事を信じて最後の最後まで頑張ります! もっと見る

  • 応援ありがとうございます!6/21日、また20隻の緊急点検を行いました。今回は地震によって結構被害を受けた船も多く、復旧のための見積りをしなければならない船も多数見受けられました。海底が隆起したことが大々的に報じられている輪島港ですが、実は津波も来ていたんです。その津波で岸壁にぶつかって壊れた船のもありました。観測計では、1/1日午後4時21分に1メートル20センチの津波が観測されて以降、データが入ってきておらず、さらに高い津波が観測されている可能性があることから、観測された津波の高さを「1メートル20センチ以上」として発表していたということです。https://www.youtube.com/watch?v=7Md7Dy3sM8A もっと見る

  • 応援ありがとうございます!だんだんと暑い季節になってきました。北陸地方はいつもより遅れている梅雨も影響してるのか、今日は特別に暑い輪島です。前回の緊急点検でエンジンがかからず点検できなかった船に行ってきました。ちょうど寿命だったバッテリー交換交換したのが、平成29年となると7年目。こんな大きなバッテリーでも寿命は8~10年。ほとんど毎日沖へ出る夏場なら大丈夫だったけど、たまにしか出漁しない冬場は危ないなぁと思っていた時にこの地震。船主さんは1月以来、避難所暮らしで5ヶ月近く輪島におられず、エンジン始動もできなかったようです。それでも私が行くと笑顔で「お前がいると助かるわぁ~」と一言。その言葉に勇気づけられてきました!浚渫(しゅんせつ)工事はいつ終わる?それでも例えエンジンがかかって計器類がまともだったとしても港の中はこんな状態で、自力で動ける船を優先的に移動し、自力ではどうにもこうにもならない船を巨大クレーンで吊り上げて邪魔にならない場所まで移動するようです。そして港内を空けたうえで浚渫工事(安全な海の道をつくるために浚渫船という船を使って海底の土砂をすくい取る工事)をはじめるとのこと。まだ100隻近くの船がいるのに、まったく何時になるのか見当がつきません。。。 もっと見る

コメント

もっと見る

投稿するには ログイン が必要です。

プロジェクトオーナーの承認後に掲載されます。承認された内容を削除することはできません。


    同じカテゴリーの人気プロジェクト

    あなたにおすすめのプロジェクト