【自己紹介】
こんにちは。
渋谷区恵比寿にあるインポートランジェリーのセレクトショップ【Lienge(リアンジェ)】恵比寿店の佐藤と申します。
2011年のオープンからたくさんのお客様にご愛顧を賜り、コロナ禍の危機も乗り越えたリアンジェ恵比寿店でございますが、残念ながら運営会社の撤退により2024年8月末をもちまして閉店する運びとなりました。
【このプロジェクトで実現したいこと】
店名のLienge(リアンジェ)はフランス語で『絆』を意味するLien(リアン)と、『ランジェリーを通じて全てのお客様を笑顔にする』というモットーを織り交ぜた造語です。
その名前の通りに、お店やSNSを通じてお客様と紡いできた絆をこのまま失ってしまうのは惜しいと強く思い、自分でお店を買い取るために独立の決意をしました。
【プロジェクト立ち上げの背景】
近年ランジェリー業界は不安定な世界情勢と長引く円安の影響を受けて、ブランドの倒産とショップの閉店が相次いでいます。
大手チェーンのインナーしか生き残れない未来もまた、それはそれで時代の流れかもしれません。
それでも2023年はコロナ前よりも売上を伸ばすことが出来て、ようやく持ち直してきた矢先に、運営会社の撤退が決まりました。
仕方がない、と納得するよりも先に「もったいない!」と強く思いました。
JR恵比寿駅から少し離れた坂の上の静かな一角に、Lienge(リアンジェ)はあります。
通りすがりに見つけてくださった方、SNSで誰かのイイネが流れてきて知ってくださった方、ネットで検索して自力で辿り着いてくださった方、そんな皆様からのご紹介で訪ねてきてくださった方……時にはお嬢様やお孫様までご用をおつとめさせて頂くこともあり、本当にたくさんのお客様との出会いが生まれた場所です。
そしてSNS等で『いつか行ってみたい』とコメントをくださっている方も、まだまだ多くいらっしゃいます。
コメントをくださった皆様を、わたくしもいつか絶対にお迎えしたいです。
どうにかしてお店を残したい!と社長に相談を持ちかけました。そして自分でお店を丸ごと買い取り引き継ぐ方向性で、チャンスを頂ける機会を得ました。
今回このクラウドファンディングが成功しましたら、資金調達の足がかりにして安定性のある運営に繋げていく所存です。
私は今まで約20年ほどの間に、駅ビルや路面店、自社ブランドやセレクトショップなど様々な営業形態のランジェリーショップで多様なお客様とお会いする機会を頂いてまいりました。
現場で伺うお客様の声は本当に多種多様です。
ランジェリーそのものの機能やデザインについてはもちろん、着用感のお好み、服を着た時の見え方、上下をセットで揃える/揃えない等の日常の中でのお悩み。
それから、
『なんかうっすら合わない気がする』
『お店で採寸したサイズの通りに買ってもしっくり来ない』
といった根本的な違和感にお悩みの方も多くいらっしゃいました。
下着のおおまかな成形には各社の癖が感じられますので、相性によるフィット感の違いは靴の木型と似ているように思います。
それを踏まえてサイズを変えてみても、胴体のタイプ別に合いやすいと言われているワイヤーの形状に合わせてみても、違和感が残ってしまうケースがありました。けれど生活するうえでブラを着けずに過ごすのは難しい面がありますので、しぶしぶ仕方なく消去法で選んで頂くしかないお客様には誠に申し訳気持ちで、力不足を痛感する日々でした。
当時の私が勤めていた環境では生産部門やバイヤー部門と接客スタッフの間で、お客様の声を共有して品揃えに反映する機会が少なかったのです。
そんな中で偶然にご縁が生まれたのが、海外輸入ランジェリーのセレクトショップでした。
店主のセンスとお客様の声をもとに、ご紹介しきれないほど溢れかえった世界中のランジェリーを集めて、自由に組み合わせられる解放感は衝撃的でした。
世の中にはこんな物があるのか、と今まで出会うきっかけのなかった世界が大きくひらけた時のときめきは、今でもよく覚えています。
[イタリアの工房で職人の手作業によって作られる、握れるくらい柔らかいワイヤーのブラ]
[ふわふわな着心地の日本製コットンガーゼショーツ]
[着けたまま寝落ちしても苦しくないのにしっかり補整できるオーストラリアブランドのブラ]
[アルゼンチンのヴィンテージレースを使用した一点物ランジェリー]
フランス、南アフリカ、ラトビア、ルーマニア、オランダ、アメリカ、ポーランド、イギリス、スペイン、カナダ等など……取り扱いブランドの数だけ、それぞれの国の女性たちの生活があり歴史的背景があります。それらはランジェリーの概念にも大なり小なり影響を及ぼしていて、デザインとして昇華され、現代の私たちのもとまで届いています。
恵比寿の片隅にあるこの小さな店内で、世界をまたいでしまえる。なんだか凄いことです。
欧州文化の発展とともに、コルセットの時代から女性の体の立体感と向き合ってきた欧米諸国で作られるランジェリーは、生地の選び方から裁断、縫製に至るまで素晴らしく洗練されていて、とにかく種類が豊富です。
一つのデザインに対してブラのパターンが何種類も作られていたり、そもそも厳密にサイズの区分けをされていないのに着てみると何故かフィットするブラもあります。不思議です。
『なんかうっすら合わない』『しっくりこない』とお悩みの方へのご提案の幅が一気に広がりました。
更に、数年前からミシンを導入することで修理やサイズ直しにも対応できるようになりました。
『これなら着けられるかも』
『あんまり興味なかったけど下着選びがちょっと楽しくなった』
ありがたいことに、このようなお声かけを頂けることも増えました。ときどき嬉しくてちょっと泣きそうになります。
びっくりするほど大変に狭い店ですので、まだまだ全ての女性にご満足頂ける品揃えとは言えません。一応お商売をしている手前、売り場スペースと予算の限界もあります。お客様の全てのご要望を叶えることは出来ません。
しかし「そこに無ければ無いですね」を最大限オブラートに包んでお伝えすることしか出来なかった頃には考えられなかった「そこに無ければ次の展示会で探してきます!」と、今なら前向きにお伝えできるようになりました。
自由の代わりにリスクもあります。
海外製品はサイズ感が非常に異なる物が多く、通販で失敗されたご経験がおありの方も多いのではないでしょうか。
やはり実物に触れられる実店舗は必須だと考えております。
そのため、せっかく皆様にご愛顧を頂いたこの場所で、このままの姿で再スタートさせる計画を立てました。
お一人お一人に合わせて、可能な限りじっくりとお客様のお声に寄り添えるこの小さなお店を守るために、どうかご支援をよろしくお願い申し上げます。
【現在の準備状況】
今後も末永く安定した運営のために、融資獲得に向けて準備を進めております。
オンラインショップも再スタートさせる予定です。
【リターンについて】
新しいお店で使って頂けるお買い物チケットをご用意いたしました。
◆¥3,000コース→感謝の気持ちを込めて、お礼のメールを送らせて頂きます。
◆¥5,000コース→新しいお店で使って頂ける税込み5,500円分のお買い物チケットを送らせて頂きます。
有効期限2024.10.01→2025.03.31
◆¥10,000コース→新しいお店で使って頂ける税込み13,200円分(2,000円お得!)のお買い物チケットを送らせて頂きます。
有効期限2024.10.01→2025.03.31
◆¥30,000コース→新しいお店で使って頂ける税込み38,500円分(5,000円お得!)のお買い物チケットを送らせて頂きます。
有効期限2024.10.01→2025.03.31
◆¥50,000コース→新しいお店で使って頂ける税込み66,000円分(10,000円お得!)のお買い物チケットを送らせて頂きます。
有効期限2024.10.01→2025.03.31
◆¥100,000お買い物チケットコース→新しいお店で使って頂ける税込み143,000円分(30,000円お得!)のお買い物チケットを送らせて頂きます。
有効期限2024.10.01→2025.03.31
◆¥100,000全品10%offコース→新しいお店が存在する限り、いつでも使って頂ける全品10%offチケットを送らせて頂きます。
◆¥300,000全品30%offコース→新しいお店が存在する限り、いつでも使って頂ける全品30%offチケットを送らせて頂きます。
ご遠方のお客様には今後オンラインショップにて対応させて頂く予定で準備を進めております。
※リアンジェではお使い頂けません。あらかじめご了承くださいませ。
【スケジュール】
4月末 クラウドファンディング終了
5月〜 不動産契約と起業について本格的に始動
8月末 恵比寿店閉店
9月〜 新店舗オープン
9月〜 リターン発送
【資金の使い道】
ご支援いただいた資金はお店の買い取り資金として使わせて頂きます。
【最後に】
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
長らくご愛顧を賜った皆様には突然の心苦しいお知らせとなってしまいました。
この企画をきっかけに知ってくださった方は「いきなり閉店すんのかい」とさぞ驚かれたことと思います。
ぜひ応援して頂けましたら幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
最新の活動報告
もっと見るリターンを発送させて頂きました
2024/09/25 01:14この度は皆様からの多大なるご支援を賜り、無事に9月6日にお店を再スタートさせる事ができました。誠にありがとうございます。深く感謝を申し上げます。感謝の気持ちを込めて、リターンを発送させて頂きました。お届けまで今しばらくお待ちくださいませ。 もっと見る
コメント
もっと見る