「ふかひれの街」で創業以来自慢のうどんを組み合わせた新たなご当地グルメの商品化に挑戦します!
はじめに・ご挨拶
「丸光(まるみつ)製麺」について
はじめまして。丸光製麺の代表の熊谷茂と申します。
丸光製麺は昭和33年に宮城県気仙沼市で創業しました。気仙沼唯一の製麺所で、創業以来、漁業関係者の皆様のお腹を満たす形で、船舶への提供、気仙沼市内飲食店への製麺の提供等を行ってまいりました。
東日本大震災の津波によって工場もトラックも原料も、取引先の情報までも全て流されましたが、多くの方々に愛された麺をお届けするために再建し、現在は岩手県一関市藤沢の工場で日々製品を作っています。
小麦粉を原料とする食べ物の代表格は「パン」と「麺」です。特に麺作りはパンと違って膨れてくれません。その分、小麦粉としっかり向き合って、丹念に練りこまないと仕上がりに差が生まれやすい小麦粉加工製品です。
丸光製麺では、安全で安心できる製品を安定的にお客様にお届けする為、質の高い小麦粉を使用した麺作りにこだわっております。産地や小麦粉の特性をしっかり把握し、作りたい麺の種類に最適な小麦粉を選定し、高品質な麺を製造しています。そして、製造から包装・保管・配送工程まで徹底した品質管理・安全基準に取り組んでおります。
例えば、今回、開発する「ふかひれうどん」に使用するうどんは、小麦粉、塩、水、このたった3つの素材から作られます。シンプルだからこそ、決して手を抜くことができない、素材そのものが味の決め手となる繊細な食べ物なのです。今回は、うどんに最も適していると評価されるオーストラリア産小麦と、風味豊かな北海道産の小麦をブレンドした丸光オリジナルの小麦粉を使用する予定です。
しかし、小麦粉というのはとてもデリケートな素材で、天候・気温・湿度によって味わいは日々変化していきます。丸光製麺では、創業者である私の祖父の時代からその日の小麦粉の状態を見て、水や塩の量を変えたり、熟成時間(小麦粉、塩、水をなじませる時間)を調節したりして、いつ食べても同じ味、同じ食感になるよう製造しています。創業当時(昭和33年創業)は、工場内にエアコンもなく、冬は氷点下の極寒の中、また、夏は30度を超える蒸し風呂のような暑さの中で、同じ品質を保つことは今と比べると相当困難を極めたと聞いております。
丸光製麺では、毎日、朝一番に私自身が季節やその日の温度に合わせて、細かな調整を行い、水分量や塩分濃度を目利きし、日々打ち立てのうどんを製造しています。そして、弊社の大型の茹釜で茹であがったうどんは、食欲をそそる明るく冴えた淡黄色の色調で、嚙むたびに美味しい粘りと弾力感が特徴です。
このように 創業以来伝承し続けてきたこの製法でなければ、今も尚、皆様に愛されている「丸光の麺」のおいしさをお届けできないと信じています。
そして、地元はもちろん、全国のファンの皆様に愛されるように日々研鑚を重ねております。「この味は他にはない」と愛されるオリジナルの天ぷらうどん・天ぷらそばは震災前四百カ所で販売されており、2007年に宮城ものづくり大賞「優秀賞」を受賞した「海鮮ふかひれ生ラーメン」は1万人のお客様にご愛用いただいておりました。
自他ともに認める気仙沼の「ソウルフード」を、全国の皆様にも味わっていただきたいと日々社員一同、皆様の笑顔を思い浮かべながらこだわりの麺を作っています。
復興から13年。気仙沼を盛上げる「新たな10年」のためのプロジェクトに挑む
2011年の東日本大震災から10年以上がたち、気仙沼市の復興も皆様のおかげで一区切りしたと市民としても、会社としても感じています。皆さまから多大なご協力をいただき、私たちが成し遂げてきた「復興」ですが、今後はこの復興で培った経験や忍耐力をばねに、気仙沼市の新たな魅力づくりのための「新たな挑戦」と位置付けるべく、今回の「絶品グルメ」のプロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトで実現したいこと――。
それは、「長年愛されてきた商品をもとに新たな気仙沼グルメをつくる」。
これが新たなプロジェクトのコンセプトです。
丸光製麺の商品は、気仙沼のスーパーには昔からある「天ぷらうどん」や「天ぷらそば」や、気仙沼のフカヒレやカツオやトビウオなど魚介をたっぷり使った「ふかひれラーメン」などが全国のみなさまにご好評をいただいています。
今回は私たちが創業当時から伝わる製法で作りつづける主力商品であるこだわりの「うどん」に、「最高の品質」として有名な気仙沼市のふかひれを贅沢にトッピングした、気仙沼ならではの「ご当地グルメうどん」を商品化することになりました。
気仙沼唯一の製麺屋の「こだわり」と、「気仙沼の美味しさ」を詰め込んだ商品を、全国にいる方々にお届けしたいと願っています!
「もちもち感」たっぷり。製麺屋の商品へのこだわりを貫いた「丸光のうどん」
私たちは気仙沼唯一の製麺屋として、創業以来ただ一つ「おいしい麺を届けて食卓を笑顔にしたい」という気持ちで麺づくりにこだわり続けています。
丸光製麺といえば、地元では昔からスーパーに並ぶ「天ぷらうどん」と「天ぷらそば」です。
特にうどんは、「つるつる」「しみしみ」「もっちもち」という3つのキーワードがぴったりな“丸光食感”が特徴です。
東北の澄みきった空気の中で、当社が独自にブレンドした小麦粉と長年培った製法で作った独自のうどんは、その日の気温や湿度に応じて水分や粉の配合を調整し、いつも変わらぬ味と「食感」で製造しています。
子どもの離乳食から、固いものがちょっと苦手なご年配の方まで、幅広い年代で、ご家族みんなで食べられる地元気仙沼の「ソウルフード」です。
ご当地では、この麺に加え、セットになっている「天ぷら」が人気です。お汁の上にのせるとふわっととろけるように器にひろがる「天ぷら」。丸光製麺ではこれまで研究に研究を重ね、数種類の粉をブレンドし、油の温度や揚げる時間などを吟味したやっとたどり着いたのが現在の丸光のオリジナル天ぷらです。
自慢のうどんに世界に誇る最高品質のふかひれをトッピング
気仙沼市はサメの水揚げ量日本一を誇りますが、そのサメからとれる「ふかひれ」の品質は世界の中でも最高品質と言われています。
今回、自慢の「うどん」に当社で全国のお客様から人気をいただいている「塩味のふかひれあん」を組み合わせて新たに商品化するのが、「気仙沼海鮮ふかひれうどん」です。
当社の使用する「ふかひれ」はもちろん、地元気仙沼で水揚げされたサメを使用しています。サメのヒレから皮・肉・骨を取り除き、繊維の部分を手間ひまかけて乾燥して作られています。当商品で使用している部位は、ヨシキリザメの「胸びれ」で、運動量が多いしっかりとした食感の部位で2切れずつ丁寧に手作業で袋詰めしております。
煮込む時もスープを完成してから戻した「ふかひれ」を最後に入れる事で旨味の流出を抑え、肉厚で食べ応えのある「ふかひれ」を作り出しています。
その他に椎茸、エノキ、筍、鶏肉、ホタテを入れることで餡に旨味が加わり、程よい食感が楽しめます。そして、麺に絡めるスープは、「ふかひれ」と相性が良く、港町・気仙沼を彷彿させる「海鮮塩味スープ」を使用しています。
スッキリとしたダシの取れる、ホタテ、飛魚、鰹などの海の素材のダシと、コクを演出する豚肉、鶏肉からダシをとったスープを合わせたダブルスープにする事で、「ふかひれ餡」を麺に盛り付けた時の相性は格別です。通常うどんは、醤油ベースのスープですが、丸光は製麺会社として、ふかひれと麺の相性を徹底的に考え、海鮮塩スープを組み合わせました。
この気仙沼自慢のふかひれと、丸光製麺自慢の海鮮スープを組み合わせて開発した「海鮮ふかひれ生ラーメン」は、2007年に宮城ものづくり大賞「優秀賞」を受賞し、全国各地のお客様からご愛用いただいています。
きっかけは東日本大震災支援の恩返し。全国うどんエキスポで1日1,000食を売り上げた伝説のうどん
「海鮮ふかひれ生ラーメン」が有名な丸光製麺ですが、今回新たな気仙沼グルメとして「海鮮ふかひれうどん」を商品化しようとしたきっかけは、2016年愛知県蒲郡市で開催された「全国うどんサミット」にあります。
その開催半年前に、東京の展示会に出展していた丸光製麺のブースに、当時の「全国うどんサミット」の実行委員長(現蒲郡市長)が直々にお見えになり、「万全のサポート体制を約束するので是非参加してほしい」と熱烈なラブコールを受けました。
それまでそんな大きなイベントには出展経験がなかった当社としましては当然躊躇しましたが、あまりにも熱心なお誘いと、常日頃、震災復興の恩返し気持ちを発信したいと思っていたこともあり、出展を決意しました。
その際、「せっかくなので全国的にも有名なふかひれを贅沢にうどんにトッピングしてみよう」と生まれたのが、海鮮ふかひれうどんでした。
「うどんサミット」当日は、もちろん大盛況。遠く東北の気仙沼からやってきた「見慣れないグルメ」のふかひれうどんは、一日800食を完売しました。
開催場所が愛知県ということもあり、中京圏以西のお客さんが多かったのですが、皆さん口々におっしゃるのは、「気仙沼ってどこ?」「東北はもう復興したんでしょう?」「ふかひれは食べたことがない」「ふかひれは高級な感じ」というお声でした。
このお声を分析すれば、もっともっと気仙沼のことやふかひれをアピールする余地があるということだと実感しました。
そして、昨年2023年には「稲庭うどん」の郷である秋田県湯沢市で開催された「第11回全国まるごとうどんEXPO(エキスポ)」に参加した際には、「気仙沼海鮮ふかひれうどん」を求めた来場者が長蛇の列をつくり、1日で約1000杯の過去最高の売上を記録しました。
「もっちりうどん」に気仙沼自慢の「ふかひれ」。「美味しい出会い」をもっと美味しく
丸光製麺では、「第11回全国まるごとうどんEXPO(エキスポ)」 開催の後、人気をいただいた気仙沼海鮮ふかひれうどんの改良を重ね、今回のクラウドファンディングのリターンとさせていただきたいと思います。
創業以来変わらない丸光のうどんの「もちもち」した食感と、ふかひれの組み合わせを絶妙にかけあわせた新商品を皆様のもとにお届けする日を心待ちにしています。
アフターコロナで観光客が回復しつつある気仙沼をもっと元気づけたい
漁港の街として栄えた気仙沼市は近年、少子高齢化で、人口減少も激しいのが現状です。もちろん東日本大震災からの復興はとげましたが、一昔前の活気は今の気仙沼市にはありません。
今回この人気の「うどん」を商品化することで、「海の街」気仙沼の新しい名物を作り、地元をもっと元気にしたいとの思いから商品化に踏み切りました。
アフターコロナの中、観光客の回復もいまだコロナ前の水準には戻っておりません。
円安の影響で海外からの観光客も全国的に増加傾向にあると言われていますが、北は北海道から南は沖縄まで、全国の観光エリアとの競争も激化します。
そんな中、気仙沼が全国に誇れる「ふかひれ」を使用したこの「海鮮ふかひれうどん」を、是非商品化し地元を盛り上げていきたいと考えています。
リターンのご紹介 新商品と丸光の魅力を詰め合わせたセット
お返しの品では今回商品化する「海鮮ふかひれうどん」のほか、丸光製麺のオリジナル商品を組み合わせたものをご用意しました。
創業以来のレシピと素材を大事にした味付けで、全国の皆様に「気仙沼発のグルメ」をお届けします。なお、リターンには送料が含まれておりますので、別途の送料はかかりません。
■リターン1 丸光製麺人気の定番セットA(3000円)
丸光製麺の定番人気商品を詰め合わせました。「ふわとろ」自慢の天ぷらのほか、東北の名物「はっと」も全国的に大人気商品です。
天ぷらうどん2袋、天ぷらそば2袋、うどん屋さんのはっと2袋
■リターン2 丸光製麺人気の定番セットB(3000円)
丸光製麺といえば、うどんやそばのほか「中華麺」も大人気です。ラーメンのほか、創業以来のご当地グルメとして愛されている、麺が茶色い「気仙沼焼きそば」もセットにしました。
醤油ラーメン3袋、塩ラーメン2袋、気仙沼焼そば1袋
■リターン3 海鮮ふかひれうどんと丸光製麺人気の定番セットA(5000円)
丸光製麺定番の人気セットAに、今回の新商品「海鮮ふかひれうどん」をセットにしました。
新商品ふかひれうどん1袋、天ぷらうどん2袋、天ぷらそば2袋、うどん屋さんのはっと2袋
■リターン4 海鮮ふかひれうどんと丸光製麺人気の定番セットB(5000円)
丸光製麺定番の人気セットBに、今回の新商品「海鮮ふかひれうどん」をセットにしました。
新商品ふかひれうどん1袋、醤油ラーメン3袋、塩ラーメン2袋、気仙沼焼そば1袋
■リターン5 丸光製麺豪華ふかひれセットA(8000円)
丸光製麺で大人気の豪華な「気仙沼海鮮ふかひれ生ラーメン」に今回の新商品「海鮮ふかひれうどん」をセットにしました。
新商品ふかひれうどん2袋、気仙沼海鮮ふかひれ生ラーメン2箱
■リターン6 丸光製麺豪華ふかひれセットB(8000円)
気仙沼のふかひれを贅沢に使用した、こちらも丸光製麺で人気の商品「気仙沼ふかひれ雑炊のもと」に今回の新商品「海鮮ふかひれうどん」をセットにしました。
新商品ふかひれうどん2袋、気仙沼ふかひれ雑炊のもと2パック
■リターン7 贅沢海鮮ふかひれうどん4袋セット(10,000円)
新商品「海鮮ふかひれうどん」4袋と、丸光製麺で人気の贅沢ラーメンを組み合わせたセットです。
新商品ふかひれうどん4袋、お家で食べるちょっと贅沢なラーメン(醤油味)2食入×1袋、お家で食べるちょっと贅沢なラーメン(塩 味)2食入×1袋
■リターン8 贅沢丸光製麺ふかひれセット(10,000円)
新商品の「海鮮ふかひれうどん」のほか、気仙沼ふかひれ生ラーメンに、人気の贅沢ラーメンを詰め合わせた贅沢セットです。
新商品ふかひれうどん2袋、気仙沼海鮮ふかひれ生ラーメン2箱、お家で食べるちょっと贅沢なラーメン(醤油味)2食入×1袋、お家で食べるちょっと贅沢なラーメン(塩 味)2食入×1袋
■リターン9 「丸光製麺を味わい尽くす!」丸光製麺食べつくしセット(15,000円)
新商品の「海鮮ふかひれうどん」のほか、気仙沼ふかひれ生ラーメンに、ラーメン、天ぷらうどん、天ぷらそばに、はっと、焼きそばのフルコースのセットです。
新商品ふかひれうどん2袋、気仙沼海鮮ふかひれ生ラーメン2箱、気仙沼ふかひれ雑炊のもと2箱、天ぷらうどん2袋、天ぷらそば2袋、うどん屋さんのはっと2袋、醤油ラーメン2袋、塩ラーメン2袋、気仙沼焼そば1袋
今後のスケジュール
2024年8月 海鮮ふかひれうどん商品開発最終調整
パッケージの検討開始
2024年8月末 クラウドファンディング終了
海鮮ふかひれうどん商品づくり開始
2024年10月 リターン品発送準備
2024年冬 海鮮ふかひれうどん一般発売開始予定
資金の使い道
海鮮ふかひれうどんの開発とパッケージ試作、リターン品の制作と発送のための資材調達および発送代、CAMPFIREの手数料等に大切に使用させていただきます。
また、一部は、能登の被災地に義援金としてお送りすることにしておりますので、ご理解のほどお願いいたします。
最後に
東日本大震災で全てを津波に流されてしまいましたが、被災後は、本当に多くの方に助けられ、現在は工場を岩手県一関市に移して再建に励む毎日です。
そんな中、今年の元旦に起きた「能登半島地震」。他人事とはとても思えません。
家族そろっておせち料理を食べながらテレビを見ていたら、あの「緊急地震速報」が大音量で流れてきました。私は画面越しに13年前の東日本大震災の直後のことを思い出さずにはいられませんでした。
あの日を境に私たちの生活は大きく変わりました。会社も津波で流されました。でもその中で子ども達と生きて会えたこと、3日間探してやっと見つかった義父母に会えたこと、すべての原動力はそこにあります。
生きていれば、何度でも這い上がれる。生きてさえいれば、再び立ち上がることができるのです。能登の皆さんも、再び立ち上がる日がきっと来るはずです。
能登の中小企業の皆さんもこれから再建に向けて歩みだすと思いますが、予想もしないような困難にぶち当たることもあると思います。
そんな時は、我々東北で被災したものとして震災後歩んできた経験が、能登の方々に少しでも手助けになることがあれば、どんなことでも提供していきたいと考えております。今回もお預かりした金額の一部を能登の被災地に義援金としてお送りすることにしております。
これまで私たちはたくさんの方から希望と勇気を頂きました。
震災後13年経ちますが、会社の売上はコロナの影響もあり震災前の6割程度に留まっています。
それでも生きてさえいれば、頑張ることができるのです。
新しい生活様式の中でどのように皆様に美味しい麺が届けられるか。気仙沼唯一の製麺所として、故郷の味を守りながら、皆さまに美味しさをお届けしたいと思っています。どうか温かい応援をよろしくお願いいたします!
■実行者の詳細について■
■本社
〒988-0031 宮城県気仙沼市潮見町2-82
※被災倒壊のため、下記の一関工場にて営業
■一関工場
〒029-3405 岩手県一関市藤沢町藤沢字榴114-92
■お問い合わせ
(お電話) 0191-61-1022
(メール) marumitsu@mbh.nifty.com
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