こんにちは、「3.11つなぐっぺし」の2代目代表の日大豊山高等学校2年の井ノ上誠也です!
まず私がなぜ、この「3.11つなぐっぺし」というボランティア団体に入っているかというと、私が中学2年の夏、震災から2年半を迎えた岩手県陸前高田市に訪れたときに初めて自分の知らなかった、被災当時の話や現在の復興の様子など実際にみたり聞いたりして、すごく残酷で悲しい現実を知りました。このことは風化させてはいけない、この経験を伝えていかなくてはならないのではないかという思いで、この「3.11つなぐっぺし」というボランティア団体を立ち上げるときメンバーの一人として加わり、今まで約2年半様々な活動を続けてきました。
そして2016年の夏、今回で2回目となるZUSHIROCK を主催することとなりました。
前回、2016年3月11日。震災から5年、初めてのZUSHIROCK .。目的は風化防止と被災地の子供達に音楽を通して笑顔になってもらう(企画の収入で被災地の幼稚園、保育園に楽器を贈る)ことでした。本番までバンドの調整やチラシ配りなど、グループ一丸となって準備して、とてもイベントとしても、目的も果たせて大成功という形で収めることができました。
今回は前回のように「丸何年」、「何年半」といったように世間的に震災のことが目立つ日ではありません。強いて言えば11日なので「月命日」というのが、一般的な感覚だと思います。そのため私たちが伝えられることはあまり多くはないかもしれません。しかし、記憶が薄れているからこそ、世間的に意識が低い日だからこそ、何らかの形で震災や津波のことについて、防災についてなど、改めて考え直すきっかけを与えられる企画というのは意味があると思います。
私はこのZUSHIROCK が、皆さんに楽しんでもらう企画となると同時に、「あの日」のことについて考え直す1つの機会になって貰えればいいと思いますので、ぜひ「ZUSHIROCK ~夏編~」まで、当日足を運んでください!