はじめに~「目の前の命を、絶対にあきらめない。」~
NPO法人にゃん2は団体設立当初からこの信念を胸に、多頭飼育崩壊現場からのレスキュー、野良猫を地域猫にする活動、動物愛護センターからの引き出しによる、保護・譲渡活動などを行ってまいりました。
定期的な譲渡会開催により、これまで約10年間で里親様へ繋いできた命は1,400頭を超えます。
地域の殺処分ゼロを実現するため、活動拠点である千葉県の柏市・流山市・松戸市など近隣の自治体との連携にも力をいれています。地域の問題点の共有、制度の改善点の提案、活動領域を広げるための新たな譲渡会場の打診など積極的に話し合いの場を設けております。
一方で、強固な連携体制が構築できているがゆえに、市から相談いただく事案も多くなり、昨年は特に多頭飼育崩壊や大規模TNR*1の相談が相次ぎました。劣悪な現場からレスキューする子たちは、何かしらの病気や怪我をしている場合が多く、現在シェルター内には猫風邪、アレルギー、多数疾患のある子、重い病気や怪我を負っている保護猫たちで溢れております。
*1:T(トラップ=捕獲)・N(ニューター=避妊去勢手術)・R(リターン=捕獲場所へ戻す)の一連の活動のこと
余すことなくすべての子に、動物病院による適切な医療ケアを行い、やさしい里親様に繋げたいと願う一方、どうしても医療に大きな金額がかかり続けてしまうと、新たにセンターからの引き出しやレスキューの相談を受け続けることができなくなってしまいます。
しかし団体の信念としても、目の前の命や今後救えるであろう命を、あきらめたくはありません。このような危機を乗り越え、しっかりとした体制を継続するために、クラウドファンディングにてご協力を募ることにしました。
またプロジェクトを通じて、一人でも多くの方に地域の野良猫の問題や、多頭飼育崩壊についても知っていただきたいと思っています。地域のことに目を向け、行動する方が増えることにより、救われる命も増えると信じています。
かけがえのない命を守るため、スタッフ全員で総力をあげて今回のプロジェクトに取り組みます。
あたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
自己紹介~NPO法人にゃん2とは~
数あるプロジェクトから、私たちのページをご覧いただきありがとうございます。
私たちは千葉県の柏市・流山市・松戸市などの東葛地区で、TNRの実施や多頭飼育現場からのレスキュー、動物愛護センターから引き出しによる保護・譲渡などを中心に活動している小さな保護団体です。
2013年からTNRを中心に任意団体として活動を開始し、2020年9月よりNPO法人となり、これまで10年間で約1,400頭の保護猫を譲渡してまいりました。
千葉県の令和3年度の殺処分数は犬猫合わせて402頭で、そのうちの約300頭が猫です。犬の引き取り数が年々減少している一方で、猫は横ばいが続いております*2。千葉県の殺処分頭数を下げることを最終目標にしつつ、まずはお膝元の東葛地区にて動物愛護センターから引き取る子を減らせるように、地域猫活動の普及や適正飼養の啓蒙活動にも力を入れております。
支援金の使い道
皆様からいただいた支援金は、今年度保護した猫たちへの医療費として大切に活用させていただきます。
なんとしてでも危機を乗り越え、より多くの命を救えるよう運営基盤を整えてまいります。
その取り組みの一貫として、現在スタッフの愛玩動物飼養管理士の資格を活かしたペットシッター業務やオリジナルグッズの販売も企画しております。
一日でも早く自走していける団体を目指し、活動領域を増やしていけるよう精進してまいります。
また、私たちのような保護団体が命を繋ぎ続けても、蛇口が閉まらなければ同様の事象はこれからも起きてしまい、根本解決にはなりません。そのためプロジェクトを通じて、資金調達だけではなく、地域の野良猫の問題や終生飼養について真剣に考えてくださる方が増えることを願っています。一人ひとりが考え、支援の一歩を踏み出したり、譲渡会に行ってみたり、ボランティア活動に参加したりすることが、現状を変える大きな力になると信じています。
設立当初から団体として心がけている「目の前の命を絶対にあきらめないこと。」
私たちも、その信念を貫き活動を継続するため、スタッフ全員で総力をあげて、全力でこのプロジェクトに取り組みます。
あたたかいご支援・応援をどうぞよろしくお願いいたします。
スケジュール
4月 クラウドファンディングの準備
5月 クラウドファンディング実施
6月 支援金入金→保護猫の命を守る活動に活用させていただきます。
代表からのご挨拶~阿久津 正代 NPO法人にゃん2代表~
活動のきっかけは、子どもが拾ってきた犬や猫。
自宅のそばに大きな公園があり、たまに犬や猫が捨てられていたため里親探しをしていました。
その後、近隣の保護団体にて、犬の預かりボランティアや、保健所や愛護センターからの引き出しを行うお手伝いをするようになりましたが、当時ドリームボックス行きのプラケースに入ってる子猫の存在の多さに愕然とし、心を痛めておりました。
2013年の活動当初、猫の保護団体が犬に比べて少ないのでは、という課題を感じていたため、猫を中心に引き出し・TNRをはじめ、センターに収容される猫を全頭引き出しをめざして団体を立ち上げ、気づけば10年になります。
TNRをするときに捕獲する猫や、多頭飼育崩壊現場の猫たちは過酷な環境で生きている子が多く、保護して治療を受けさせたい子たちがたくさんいます。もともと家猫だった猫は特に、お外に居るべきではないのです。
もちろん、シェルター内で保護している傷病猫たちも大切なため、医療費には頭を抱えておりますが、資金面がうまく回るようになれば、もっと助けられる命も増えます。
どんな命もあきらめたくない。
これはずっと変わらない想いです。
今回の危機を乗り越えるためには、皆様のお力がどうしても必要です。
どうかあたたかいご支援をよろしくお願いいたします
最新の活動報告
もっと見る乳飲み子を保護しました.
2024/05/09 08:015月6日物置で子猫の声がして移動したら、ママ猫が1匹だけをつれて行ってしまった。その後残った3匹が2日経ってしまい、だんだん元気がなくなっているとの連絡。ひとまず見に行ってみると、もう明らかに脱水してる。緊急保護となりました。事務所に連れ帰り、ミルクを与えて、これからどんどん忙しくなります。新年度発進しての医療費もオーバ-。資金繰りもしなくてはなりません。皆様、どうか応援よろしくお願い致します。 もっと見る
初めましてNPO法人にゃん2です!
2024/05/04 14:42初めまして、NPO法人にゃん2です。ご挨拶が遅くなり申し訳ございません。これから私達の日々の活動を皆様にお知らせさせて頂きますので、どうぞ宜しくお願いいたします。今年度のスタートは既に13匹の猫達を保護しました。そのうち2匹の子は障がいを持っていました。白猫の「かんなちゃん」は小脳に障がいがあるようで首が安定せずに常に振っている状態です。それに加え下半身麻痺の為、立ち上がる事も勿論、歩く事もできません。TNR時に地面に横たわり、泥で汚れながら鳴いていました。長くは生きられないかも知れないけれど出来るだけのケアをしようと保護する事にしました。そして、やはりTNR時の子猫の保護。子猫2匹のうち1匹の様子がおかしい。お腹パンパンのキジの「すーくん」病院へ連れて行ったら何と...排便排尿ができていない。巨大結腸症と尿管狭窄。尻尾がなく背骨も数少なく短い胴体。奇形です。手のひらサイズで懸命に生きていました。手術で何とか普通に生活できる様になるだろうか。そう考えていた矢先に命尽きてしまいました。お外の猫達は過酷な生活をしています。救える命は何とか繋げて行きたいと活動しております。2024年度のスタートの悲しい出来事でした。 もっと見る
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