とめ市里山ようちえん
とめのこどもを想う会
代表 佐藤 直也
武田さんと初めて会ったのは、ぴぃすん家を作るために旧家の周りを整備した時だった。
黙々とチェーンソーで仕事をこなしている姿を見て、
「ヤバっ、このおっさん、何者?」
初めて武田さんと出会う人が、必ず思うであろう疑問が、僕にも訪れた瞬間だった。
当時、旧家の整備に集まった人達の中では武田さんが一番歳上。なのに、一番活発に働いていて、汗の量も半端ない。
それ以来、毎回と言っても良いくらい来て頂いた。お陰様で旧家の周りの環境が見違えるように生まれ変わった。
にも関わらず、僕は武田さんが一体何者なのか、何をしている方なのか、見当がつかなかった。
「直也さん、今度うちに来てバームクーヘン焼いて下さい!!」と、
武田さんからお誘いを頂いたので、
よし、武田さんが何者なのか、この目でしっかり見て確かめよう!
という事で、まきばフリーdayに初参加が、バームクーヘンを焼くのに忙しく、結局、武田さんが何者なのか正体を突き止める事ができなかった(笑)
そんな中、分かったことがひとつある。
武田さんの周りには、老若男女問わずたくさんの人が集まり、帰る時は皆笑顔で去る。ただこれだけの事が、そしてそういう場や雰囲気を作る事が、どんなに大変で辛くて、今まで悔しい思いや汗や涙が沢山あったであろう、しかしそれを微塵も感じさせない武田さんは、やっぱり只者ではないという事を。
そんな武田さんの正体を暴く(笑)内容がたっぷり詰まった自叙伝。皆さん、期待して下さい。
最後に、武田さんの想いや願いが詰まった自叙伝が、紙媒体として後世に残り、語り継がれ、そして未来も全ての人に救いの手があらんことを。