こんにちは。Good Rackプロデューサーの哲学チャンネルです。
気づけばGood Rackオープン日まであと1か月。
今年の頭にイメージだけしかなかったお店がもうすぐ現実のものとなることに、とても不思議な思いがします。
こうして店舗完成に向けて動けているのも、みなさまのご支援があったからです。
本当にありがとうございます。
今回は選書関連の進捗をお伝えします。
ただいまオープンに向けて絶賛選書作業中です。
もともと1500冊ぐらいの予備リストを作っていまして、今はそのリストから実際に購入する書籍をさらに選定し、来週には購入を開始する予定です。
前提として、オープン時に全ての「あるべき本」が準備されている必要はないと思っています。オープン時には大体500〜1000冊ぐらいの書籍を本棚に並べ、そのあとはお客さんの意見なども聞きながら徐々に冊数を増やしていきたいです。
と言っても1000冊です。これを選定するのが正直言ってなかなか大変なんです!
絶対に押さえるべきところは押さえないといけないし、それでいてマニアックな本にも手を出したい。そのバランスを考慮した上で、最良の選書ができるように努力しております。
と言うことで今回の活動報告では現時点で確定している店舗に並べる本をピックアップして紹介します。
もし好きな本が挙げられていたら、ぜひコメントで反応ください!
【リターンの選書権プランで選んでいただいた本たち】
「選書権」のリターンを支援くださった方からの指定本は全て購入します。
これがまぁリストを見ているだけで面白いんですよね。自分ではきっと選ばなかった書籍も数多くあり、本当にこのリターンを用意して良かったと思っています。以下、その中でも面白い本を紹介します。
(読んだことがある本しか紹介できないのでご了承を)
(誌面の都合上、一部しかピックアップしません。他にも魅力的な本が数多くあります)
◆伊勢田哲治 『動物からの倫理学入門』
名古屋大学出版会から刊行されている倫理の本。
動物の倫理に関して論じながら、並行して人間の倫理を考える特殊な試みが面白い。
◆阿佐田哲也 『麻雀放浪記(1)青春編』
ご存知(!?)伝説の麻雀打ち阿佐田哲也の自伝的小説。
Mリーグ流行の遠因は間違いなくこの本である。
◆森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女 』
独特で幻想的な表現が持ち味の森見登美彦さんの代表作。
二つの主観が混ざり合う本作は、やっていることは難しいのにとても読みやすく、小説の入り口としても秀逸
◆遠藤周作 『海と毒薬』
日本の精神的風土とキリスト教の相剋をテーマに作品を発表し続けた、大作家遠藤周作の代表作。人間の弱さと宗教をテーマにした本作は一読の価値あり。
◆ポールグレアム 『ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち』
Yahoo!Storeの雛形を作った天才プログラマが語る未来と技術。
「ハッカー」の考えていることがわかる本でも、オタクの救いでもある本でもある。
【一般選書】
一般選書においては「幅広さ」と「マニアックさ」を両立したいと考えています。
ジャンルごと、ほんの一部だけ紹介します。
(読んだことがある本しか紹介できないのでご了承を)
(誌面の都合上、一部しかピックアップしません。他にも魅力的な本が数多くあります)
英米文学(古典)
◆シェイクスピア シェイクスピア全集
シェイクスピアに関しては思い切って全集を購入することにしました。
メジャーな作品よりも、この機会にマイナーな作品にも目を向けていただきたい!
日本文学(古典)
◆三島由紀夫 『葉隠入門』
三島由紀夫が愛した『葉隠』について彼自身が書いた本。
道徳書でも哲学書でも、三島の自伝としても捉えられる必見の書。
海外SF
◆劉慈欣 『三体』
言わずと知れた現代SFの金字塔。
わがまま言って『三体』は全シリーズ置かせていただきます。
日本SF
◆小松左京 『日本沈没』
日本にも素晴らしいSFがたくさんある!
SF好きとして、わりと力を入れたいジャンルです。
海外ミステリ
◆ピエール・ルメートル 『悲しみのイレーヌ』
海外には質の高いミステリがたくさんあります。ルメートルの作品もその一つ。
日本ミステリ
◆森博嗣 『すべてがFになる』
ごめんなさい。これは私のわがままです。
ミステリを語るのに森博嗣を避けて通ることはできない・・・
日本文芸
◆村上春樹 『ノルウェイの森』
村上春樹があまり得意ではない私ですが、ここも避けては通れない。
彼の作品は全部置くぐらいの勢いで考えています。
スピリチュアル
◆ウラジーミル・メグレ 『アナスタシア』
読書しているといつかはたどり着くスピリチュアルの扉。
そんな中でもこの作品はすごいんです・・・
学術書
◆スティーヴン・W. ホーキング 『ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで』
科学系の書籍でこれを外すことはできないでしょう。
学術系の本もたくさん用意しようと考えています!
以下、学術系の選書をタイトルだけ紹介します。
◆ケインズ 『雇用、利子、お金の一般理論』
◆田尻 祐一郎 『江戸の思想史: 人物・方法・連環』
◆タミム・アンサーリー 『イスラームから見た「世界史」』
◆乾 敏郎 , 阪口 豊 『脳の大統一理論: 自由エネルギー原理とはなにか』
◆ダン アリエリー 『予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 』
◆F.A. ハイエク 『隷属への道』
◆友枝 敏雄 , 浜 日出夫 , 山田 真茂留 『社会学の力ーー最重要概念・命題集』
◆ベネディクト・アンダーソン 『定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行』
◆堀田 昌寛 『現代の量子力学 量子情報・量子測定を中心として』
◆川原 繁人 『フリースタイル言語学』
◆木村 泰司 『印象派という革命』
◆スペンサー・ケーガン 『ケーガン協同学習入門』
色々と抜けている気がしますが、これ以上紹介する体力が尽きましたので以上とします。
上記で紹介した書籍の何十倍もの本が並ぶ予定です。
ワクワクが止まりません。
と言うことで、選書作業に戻ります。
果たしてオープンまでにこの作業は終わるのだろうか・・・
哲学チャンネル
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SNSでも選書本は紹介していくのでぜひチェックしてみたくださいね!by店長
https://x.com/gr_goodrack
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