【 自己紹介 】
みなさんはじめまして!宇陀の森と音楽実行委員会のヤンソン・智也子、森本達郎、植田 あゆ、小巖 仰です!
この度は、数あるプロジェクトの中から、私たちのプロジェクトを見つけていただきありがとうございます!
私たちが暮らす宇陀市は、市の73%を山林が占める、山に囲まれた里山地域です。
そんな場所で、私たちは自然が感じられる宿を運営したり(ヤンソン / YOGETSU ・ 植田 / AYUR LODGE)、山に入って林業を営みながら(森本 / 森庄銘木産業(株))、音楽活動をしながら(ヤンソン/ミュージシャン・小巖 / Harmony Fields)暮らしています。
深い山々があり、田んぼに囲まれ、人の暮らしがある。そんなまち、宇陀。
この自然豊かな土地で、私たちは日々この緑々しい山々や森を見て、風を、緑を感じながら暮らし、自然が心に、日常に溶け込むことで、自分がととのっていくのを感じています。
宇陀は、1400年前の「飛鳥時代」から薬草で知られている土地。古事記や日本書紀に登場する地名が今もあちこちに残っていて、わが国の「始まりの地」ともいわれています。
伝統深いこの場所で、「自然と共に生きるということ」を知り、感じてもらえるそんな機会を作れたら、そう思っています。
そのために、私たちがこれからやろうとしていること。
最後まで読んでいただけると、とてもうれしいです!
【 プロジェクト立ち上げの背景 】
「時間はたっぷりある。ゆっくり自然体で生きよう。」というコンセプトの祭典をヨーロッパで開催している音楽家のマリ・カルクンさん。エストニアで音楽活動をされています。
ヨーロッパを中心に音楽活動をしていた私、ヤンソン・智也子がヨーロッパの音楽などを紹介するレーベルを運営されている小巖さんを通じ、マリさんの音楽や活動を知りました。
マリさんの音楽は、エストニア人も忘れかけている、国の伝統的な言語を使い、森からインスピレーションを受けて森を唄う、そんな自然の恵みから生みだされるものです。
その音楽を聴くと森の静けさを感じ、木々が芽吹き花を咲かせ、森が風で大きく揺れるのを感じます。言葉はわからないけど、心に染み込み、小刻みに心が揺れ、涙が流れだします。
私たちにとって、マリさんの音楽は、自然そのもの。
そんな森の音楽を奏でるマリさんが、来日されることを知りました。
マリさんの美しい音楽をこの宇陀で奏でてほしい、「時間はたっぷりある。ゆっくり自然体で生きよう。」という在り方を分かち合えるお祭りを、この自然豊かな場所で開催したい、そう思い、仲間たちを集め、今回のプロジェクトをスタートさせました。
【 このプロジェクトで実現したいこと 】
このプロジェクトで実現したいことは、「自然と共にある、私たちは自然の一部である」、という感覚をみんなにシェアしたい。ということです。
自然を感じ、その一部として在ることでこころ穏やかになり、それはPEACEへと繋がっていく。私たちはそう考えています。
エストニアは「森と暮らし」が近い国。
エストニアの森で暮らす人たちは、生まれた時から自分の木や家族の木を持つ文化があり、木と共に成長し、亡くなった時は十字架をその木に印す文化があるそうです。
そんな風に、自然と共に生きる精神性を広めることができれば、より世界は豊かでやさしい場所になるんじゃないかと私たちは思うのです。
宇陀も「山や自然と繋がる暮らし」が根付いていたように思います。しかし時代の流れでその生き方は薄れつつあるのではないか、そう感じています。
今回は、エストニアから森のスペシャリスト / ターヴィ・タッツィさん、森を唄う国民的シンガー / マリ・カルクンさんをお招きしています。
豊かな森と共に生きるエストニアの人たちと語り合い、音楽に触れ、森を感じ、共に考え学ぶことで、世界観や人生観を紡ぎ直す機会になるのではないかと思っています。「より自然と共に在る、豊かな暮らし」に向けて。
そのために、「夏至の日没セレモニー」で夏至の神秘を感じる、「森のシンポジウム」を行い森を知る、「夏至の音楽祭」で森を感じる、体やこころにやさしい「夏至のマルシェ」で食やワークショップ、宇陀を楽しむ、という4部構成でイベントを開催することになりました。
【 夏至祭について 】
エストニアや北欧で1年の中でクリスマスと並び、最も大切にされている日、それは「夏至」。
夏至の日、人間も含め、動物も植物も、もっとも生命力に溢れるといわれ、太陽の一番長い日を盛大に祝います。
そんな生命力で溢れる日に、森を感じて音楽に触れ、共に祝えたら、と思い今回「エストニアと宇陀の夏至祭」とすることにしました。
【 イベントについて 】
イベントは6月21日の夏至の日に、宇陀市大宇陀大東にある「陽月の森」で『夏至の日没セレモニー』を、6月22日に宇陀市大宇陀の各地域で『森のシンポジウム』・『夏至の音楽祭』・『夏至のマルシェとワークショップ』を行います。
[ 夏至の日没セレモニー ]
6月21日(土) 18:30 〜 19:30 @ 陽月の森
出演:マリ・カルクン
[ 森のシンポジウム ]
6月22日(土) 10:30 〜 12:00 @ 宇陀市文化会館
出演:森の案内人 三浦豊/ 森庄銘木産業株式会社取締役専務・森林デザイナー 森本達郎 / Forest Proguram Director ターヴィ・タッツィ/ Japan‐Estonia Coordinator ヤンネ・ファンク
[ 夏至の音楽祭 ]
6月22日(土) Open 15:00 / Start 15:30 @ 宇陀市文化会館
出演:マリ・カルクン / サキタハヂメ / かとうかなこ / ヤンソン・チヤコ
[夏至のマルシェ]
6月22日(土) 11:00 〜 16:00
マルシェ @ 酒造カフェ 久保本家酒造 はなれ
ワークショップ @ 宇陀市文化会館
【 夏至の日没セレモニー 】
2024年6月21日(土) 18:30 〜 19:30 @ 陽月の森
長い冬から解放され、待ちに待った夏至。
北ヨーロッパでは待ちに待った、1年で1番長いこの日を夏至祭でお祝いします。
宇陀も奈良の北海道と言われるくらい、冬は冷え込み、人も動物や自然も静寂に包まれます。
そんな中、やっと訪れた夏の日は、生命の力と共に強さと活気に包まれる時。
私たち宇陀の民も自然と近く暮らしています。
北ヨーロッパは私たちの住む宇陀と、どこか共通点を感じます。
そんな夏至の日に、焚火をし、生命自然の神と交わるのは特別な時間。
私たちの夏至の日没セレモニーでは、マリ・カルクンさんが音楽を奏で、みんなで焚火をし、食を共にし、語り合い、つながります。
色んな料理を囲んで、大切な人達と特別な時間を過ごす、それは北ヨーロッパの夏至祭のスタイル。
宇陀でもそんな一時をみなさまと共に過ごしたいとの思いから、北ヨーロッパの素敵な軽食とドリンクもご用意することにしました。
軽食はヴィーガン料理アーティストのKEIKOさんを招いて。
飲み物は紅茶の専門家であり、jane.tを主宰しているHiroko Yokoeさん。
また、夏至の夜を灯してくれるのはキャンドルアート制作、廃蝋燭アーティストのRumi Irieさん。
前夜祭の参加チケットはリターンに。(リターン以外に販売する予定はありません)あと、前夜祭の映像もリターンに入れています。
そんなすてきな仲間たちとみなさま、マリ・カルクンさんの音楽で森を感じ、神秘的な日を共に過ごし、祝えることを楽しみにしております。
【 森のシンポジウム:エストニアと宇陀の森、暮らしをつなぐ 】
2024年6月22日(土) 10:30~12:00 @ 宇陀市文化会館
森を愛し、森と共に生きる方法を探求する一日。
それがこの森のシンポジウム。
このイベントでは、エストニアの森林プログラムディレクターであるターヴィ・タッツィ氏、宇陀市の林業家であり森庄銘木産業株式会社の取締役専務である森本達郎氏、そして日本全国の森を案内する三浦豊氏が、それぞれの視点から森の生態系、人との関係性、そして森林産業の未来について語ります。
このシンポジウムを通じて伝えたいのは、森林が持つ豊かな生態系の重要性と、持続可能な方法で森林を利用し保護する手法。そして地球規模での森林保全の大切さについても理解を深めてほしいと思っています。
エストニアと宇陀。遠く離れた場所でありながら、森林を通じてどのように繋がり、共通の課題に取り組んでいるかを探るこの場は、地域を、国を超えた学びと交流の心温まる機会になれば、それほど喜ばしいことはありません。
シンポジウム
<Forest Proguram Director>
ターヴィ・タッツィ Taavi Tatsi
森林学を専攻し、エストニア南東部の Pähni National Forest visitor centre で勤務する森のスペシャリスト。
ハイキングやレジャー活動から学校の子供たち向けのフィールドトリップに至るまで、森林環境の多様な側面に関する教育と情報提供を実施。
人間の経済的ニーズと自然環境の生態学的必要性の間のバランスを尊重したプログラムを提供する。
<森の案内人>
三浦 豊 Yutaka Miura
1977 年京都市生まれ。
庭師修業の後、日本の自然や風土を深く知るため、全国各地の様々な「森」を巡るようになる。この感動を共有する目的で、2010 年から日本全国の森を案内する「森の案内人」として活動を始める。
これまでに訪れた森林や自然の名所は 3000 カ所を超える。
著書には「木のみかた 街を歩こう、森へ行こう」(ミシマ社)がある。
現在はオンラインで「みんなの森のサロン」を主催し、市内の樹木観察や日本庭園・神社仏閣の解説も手掛ける。温泉、ラーメン、街巡りも趣味。
<森庄銘木産業株式会社取締役専務/森林デザイナー>
森本 達郎 Tatsuro Morimoto
1993年生まれ畝傍高校-立命館大学卒業後、木材大手商社に入社。世界中の木材販売に携わる。
3 年後に家業に戻り、現職に就く。
「 “森と暮らしを繋ぐ”をテーマに、森の恵みを届ける仕事をしています。
私生活では2児の父で、木育てにも子育てにも励んでいます」
<Japan‐Estonia Coordinator>
ヤンネ・ファンク Janne Funk
欧州文化首都 TARTU2024 年のプログラム「Aigu Om!フェスティバル」の日本関係担当。
20 年以上にわたりエストニアと日本の仲介者として活動し、日本のパートナーと協力して複数のエストニア文化プロジェクトを日本で主導。
TRADELINK として、エストニアのオーガニック・ナチュラル系企業の日本への輸出をサポートしている。
【 夏至の音楽祭 】
2024年6月22日(土) 開場 15:00 / 開演 15:30 @ 宇陀市文化会館
夏至の音楽祭は、世界で活躍する多彩なアーティストを招待いたしました。
さまざまな楽器が奏でる音をお楽しみください。
<ミュージシャン、歌手、作曲家>
マリ・カルクン Mari Kalkun
マリ・カルクンは南エストニアにルーツにを持つミュージシャン、歌手、作曲家。
彼女の持ち曲の多くは、自然やエストニアの詩や民族音楽にインスパイアされたオリジナル作品である。歌詞の多くは地元の詩人によって書かれており、田舎の生活、森林、自然の景色を感じさせる。
流れるようなエストニア語やその方言の響きは、彼女の音楽の中で伝統的歌唱法レジラウルや民謡と絡み合い、瞑想的な雰囲気を作り出す。
作曲や伴奏の際に彼女は、カンネル、ピアノ、アコーディオン、ギターを使用し、時にはバグパイプ、ホイッスル、その他様々な楽器も実験的に使用することもある。
最優秀シンガーとして、Estonian Ethno Music Award 2013を受賞。また2020年にはエストニアの権威ある音楽賞ERR Musician of the Year 2020 受賞エストニアの権威ある音楽賞を授賞している。
<作曲家・ミュージカルソー(のこぎり)奏者>
サキタハヂメ Hajime Sakita
サウンドアーティストとしても活躍。
NHK 連続テレビ小説「おちょやん」、 NHK E テレ「シャキーン!」、日テレ「妖怪人間ベム」など、ドラマ、CM、舞台音楽の作曲を手掛ける。
国内外でコンサート活動を精力的に展開し、アメリカのミュージカルソーコンテストで 2 回優勝。
4 枚のアルバムをリリースし、 N 響メンバーによる室内楽アンサンブルと全国ツアーを行っている。
サウンドアーティストとしては、「奥河内音絵巻」「山を鳴らす」「地球オルガン」など、既存の音楽ジャンルを超えた規模と発想で作品を創出し、各地の芸術祭にも参加。大阪関西万博 2025 への参加も決定している。
2004 年に大阪市から「咲くやこの花賞」を受賞し、2011 年には文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
<クロマチック・アコーディオン奏者>
かとうかなこ Kanako Kato
4 歳からアコーディオンを始め、全日本・全仏アコーディオンコンクールで優勝。フランスから帰国後、 コンサート活動を中心に、舞台や演劇の音楽制作も手掛ける。フランスや北欧のダンス音楽、オリジナル曲と幅広いレパートリーを持つ。最新のソロアルバム 10 枚目の「平行時空」 。
ローランドから発売された V-accordion FR-1 のイメージアーティストとしてイタリアでプロモーション映像を撮影。
ポーランドとの共同プロジェクト「KUUKI」では、0~18 ヶ月の赤ちゃんを対象とした公演を日本、中国、ポーランドで開催。
2017 年にはエストニアの女性アコーディオン奏者トゥーリキ・バートシクと「ポルカドット・アコーディオン」 のユニット名で、全国 5 カ所でツアー開催。 蛇腹と呼吸を合わせながら風景を浮かび上がらせる演奏を続けている。
<ボイス・アーティスト>
ヤンソン チヤコ Chiyako Janson
言葉のない独特な世界観のある声を楽器のように奏でるVoice artist Chiyako. Yanekaというユニットで弟雄一朗と共にヨーロッパを中心に活動。
セカンドアルバム “ Free ”はビートルズで有名なロンドンのアビーロードスタジオにて収録。
その後サードアルバムをavex(エイベックス)よりリリースしメジャーデビューを果たす。
アートと捉えられた彼らの音楽はファッションデザイナー、イッセイ・ミヤケにも認められ、パリ コレにてライブ出演をするなど、ファッション、ダンス、アニメなど活動は多岐にわたる。
体の一部としての声…の観点から彼女の活動は、身体・マインド・食・暮らしとライフスタイルを 探求するようになり、インドでヨガとヨガフードの修行を行ったり、楽健法(2人ヨーガ)、ナ チュラルフードコーディネーター、地球人になろうプロジェクト、自給自足的な暮らしなど自然豊かの奈良県宇陀市に生活拠点を移し、彼女の探求するライフスタイルをテーマにした宿とワークができる場所 “ 陽月” を2024年3月にオープン。
LIFE IS CREATIONをテーマに音楽やライフスタイルなどクリエーターとしての活動は今後も目が 離せない。
【夏至のマルシェ 】
2024年6月22日(土) 11:00~16:00
マルシェ : @ 酒造カフェ 久保本家酒造 はなれ
ワークショップ : @ 宇陀市文化会館
夏至のマルシェは、大宇陀の道の駅の前にある酒造カフェ 久保本家酒造 はなれにて。
ワークショップはシンポジウムと音楽祭を開催する宇陀市文化会館で。
近くにはこどもたちも遊べる、心の森福祉公園や、大宇陀温泉あきのの湯もあるので、楽しんだあとは温泉であたたまったり、公園で遊んだりしてほっこりしていただけたらと思います。
マルシェには、宇陀のお店を中心に、からだに、こころにやさしいものを扱うお店が、ワークショップは子どもたちも楽しんでもらえるような、表現や、音楽の方たちが出店してくださいます。
リターンについて
リターンはイベントに参加してもらえるものを中心に5点用意しました。気に入っていただけるものがあったらうれしいです。
スケジュール
〜6月7日 イベント準備
6月7日 クラウドファンディング終了
6月21日 夏至の日没セレモニー
6月22日 森のシンポジウム・夏至の音楽祭・夏至のマルシェ
資金の使い道
宇陀で開催するこの夏至祭は、ここに住む私たちにとっても、日本各地、世界中から参加して下さるすべての方たちにとって、キラキラと心の奥底に留まり続けるような記憶、体験になることを目指しています。
そしてこの夏至祭を通じて、多くの人々がこの地を訪れ、宇陀の魅力を再発見するきっかけとなれば、と思っています。
運営は宇陀の人たちを中心とする実行委員会がボランティアで行っていて、遠くから参加してくれるアーティストたちのために、補助金や渡航費補助も利用しています。
しかし、まったく資金面で十分でなく、支援が必要なため、クラウドファンディングをすることにしました。
皆様からのクラウドファンディングを通じて集められた資金は、以下の重要な用途に充てられます:
アーティストの出演料と滞在費
音響設備と会場のレンタル費
会場の装飾
チラシ、ポスター、ウェブサイトの制作費
これらの経費から17%の手数料および税を除いた全額を、祭りを成功させるために大切に使わせていただきます。
この素晴らしいイベントを支えるため、ぜひともご支援をお願い申し上げます。
最後に
「Mari Kalkunさんが日本にやってくる!!」
ものすごく興奮したのが3月の終わり頃。「森と音楽」をテーマに活動しているMari Kalkunをこの自然あふれる宇陀に招待して、ここでを表現してほしい。そしてみんなでその豊かさを分かち合いたい。そう思い、このプロジェクトが始まりました。
「時間もない、お金もない、人もいない。」
そんなないないづくしの中で、仲間たちを集め、クラウドファンディングまで挑戦することに。
これは私たちにとっても、参加してくださるみなさまにとっても、未来が少し、明るくなるような体験になるだろうと確信しています。
そんな私たちに、「イベントに参加していただく」ことを通してご支援していただけたらとてもうれしく、ありがたく思います。
どうぞよろしくお願いいたします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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