私は岩手県盛岡市で「3食食べても飽きないパンを」をコンセプトに掲げるパン屋、Threebread(スリーブレッド)を経営する高橋瑞穂と申します。4年前に無店舗で開業、その1年後の店舗開店以来、毎日食べても飽きない、質素だけど質の高い食事パンを目指して焼いています。
私は誰もが身近であるパンの、小麦の、おいしさをもっと知っていただきたくパンを作って販売しています。
当店は、ハード系食事パンをメインに製造販売しています。ハード系というと「固い」というイメージがありますが、実はハード系は水分を多く使ったパンで、表面を焼きしめて固くすることで、中身の水分を逃がさずみずみずしい食感が特徴です。
そして、なんといっても材料のシンプルさが際立ちます。砂糖や油などはほとんど使わず、その分小麦の香りや味を楽しめます。主食にしても飽きずにいつでも食べられるのが、ハード系パンです。
ハード系パンは材料のシンプルさから「リーン(=質素)」なパンと言われます。
私はそんなハード系パンに魅了されて、たくさんの人に食べてもらいたいという思いからパンを焼き、販売をしています。
10年ほど前にパンを自宅で作る機会があり、パン作りを知りました。元々調理も大好きで、食べるものを作るのにはそれなりの自信がありましたが、パンは全く異次元でうまくいかず、それが俄然興味を掻き立てました。
数年は独学で焼いていたものの、上達している実感もなく習うことを決意。東京・笹塚の教室にお世話になることにしました。一か月間シェアハウスに住み、焼き上げた数は100種類越えです。
その後、盛岡で一年ほど地元パン屋での製造アルバイトの店舗経験を経て、2019年3月に無店舗で開業。イベント販売を重ねました。
2020年1月現工房をオープンし、週末のみの営業ではありますが、たくさんのお客様にお越しいただいて、パンが足りないという嬉しくもありがたい状況が続いております。
ハード系パンは、材料がシンプルなために作り手の技術が問われます。小麦の風味をいかに活かせるかが私のパン作りのメインテーマです。
当店は数種類の粉をブレンドしてレシピを作っています。私の思い描いたパンの味をどうやって実際の食べ物にするのか、そこも作り手として勝負のし甲斐があります。こだわりの生地たちで作られているのも当店の特徴です。
ハード系パンはそのシンプルさゆえに、食べ飽きず、お菓子や軽食として見られがちなパンを主食にすることができ、それは食の幅が広がることにつながると感じています。
Threebreadがある岩手県や盛岡市では、まだハード系パンを主力として販売しているパン屋が少ないです。その中でThreebreadができることは、パン作りの「好き」な私が皆さんに提供することだと考えています。
そして第一に、私は何よりパンを作ることが好きで、ハード系パンが好きです。
オープン時に導入した設備は、パン屋として最低限の大きさでした。そのため、一日に焼ける数は130個が限界です。毎回製造数を超えるお客様がいらっしゃって下さることを始め、製造者である私の負担も大きいことに悩んでいました。
1段のオーブンは大きな天板が2枚入りますが、焼きあがる時間を計算して作業に待ち時間がでることもあり非効率でした。
小さなミキサーは同時に数種類の生地を捏ねることができず、これもまた作業の負担が大きかったです。
早く完売してしまうことも多くて「買えないパン屋」と言われることもあったり、また、お店を長く続けていくためにも設備増強は必要なことでした。
6月再オープン時には、オーブンを2倍、ミキサーを4倍の容量にしています。また、空調設備が弱くて製造に支障が出ていた為、空調設備も整えました。
見込みではありますが、製造数は以前の1.5倍になる予定です。
パン屋の設備でいつも苦労するのが、その費用です。
今回は幸い補助金の採択を受けることができ、費用の一部に充てることができます。また、金融機関からの融資もしていただいています。
そして、大きくなった設備に対応するため、いくつか工房内のバージョンアップが必要でした。
一つ目は、空調設備を大きなものに変更しました。全体に機械関係が増えたことで、電気工事も行っています。夏とても暑くなる工房内、オーブンが大きくなることで更なる温度上昇が予想されるので、こちらは必須事項でした。
二つ目は、販売するパンが増えることで販売用の什器を増やしました。
三つ目は、ミキサーがだいぶ大きくなった分の収納確保のためにラックを増やしました。
設備に関しては補助金が使えるものの、これらの準備にも相当額が必要でした。そして設備入れ替えの間、一か月ほどのお休みを取らなければならず、再オープン後の当面の運転資金を考え、クラウドファンディングに挑戦することにしました。
設備を大きくすることで、より多くのパンを製造、販売できるようになります。コンセプトの「3食食べても飽きないパンを」の下、より多くの皆さまがThreebreadのパンを味わい、様々なシーンでパンを楽しんでいただけるようになることが目標です。
リターンは次のものをご用意しています。
◎お礼のメッセージ…3000円
◎パンチケット1000円分(250円×4枚)…4000円
◎当店ホームページへのお名前掲載…5000円
◎パン作りキット+レシピ(発送) …5000円
◎サマーシュトーレン(発送)…10000円
◎当店の設備を使ったパン作り体験ご招待…15000円
◎製造見学にご招待+パンのお土産5種 …30000円
◎開発したパンの命名権…100000円
高額なものもありますが、応援したい!というお気持ちで選んでいただけると大変嬉しいです。
5月 新しい設備の設置
6月初旬 再オープン
6月末 クラウドファンディング終了
7月 リターン発送など
運転資金として 約29万円
リターン原価(発送料、商品原価) 約15万円
キャンプファイヤー手数料(17%+税) 約16万円
※目標金額を超えた場合はプロジェクト運営費に充てさせていただきます。
「Threebread」は小麦の香りや味にこだわり、盛岡においしい食事パンを提供するパン屋でありたいと考えています。このプロジェクトを通じて、皆様と当店の思いを共有できるのならば、それは最高の喜びです。
皆様からの温かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。私たちと一緒に、もっと楽しいおいしい食卓を作っていきましょう!
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