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無化学肥料・無農薬で育てた安心で美味しい野菜たちを、沢山の方々に提供し続けたい

無化学肥料、無農薬野菜を更に多くの人達に届けたい。 長野県上田市菅平高原。 菅平はレタスで有名ですが、近年安値安定の為に、離農する人が多くいます。そんな中、様々な新規事業で凌いできましたが、コロナの影響は甚大でした。 この農法を継続し、多くの人達にこの野菜を届け続けたい。

現在の支援総額

1,390,500

16%

目標金額は8,503,000円

支援者数

49

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/05/20に募集を開始し、 49人の支援により 1,390,500円の資金を集め、 2024/05/31に募集を終了しました

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無化学肥料・無農薬で育てた安心で美味しい野菜たちを、沢山の方々に提供し続けたい

現在の支援総額

1,390,500

16%達成

終了

目標金額8,503,000

支援者数49

このプロジェクトは、2024/05/20に募集を開始し、 49人の支援により 1,390,500円の資金を集め、 2024/05/31に募集を終了しました

無化学肥料、無農薬野菜を更に多くの人達に届けたい。 長野県上田市菅平高原。 菅平はレタスで有名ですが、近年安値安定の為に、離農する人が多くいます。そんな中、様々な新規事業で凌いできましたが、コロナの影響は甚大でした。 この農法を継続し、多くの人達にこの野菜を届け続けたい。

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慣行栽培から一転、無化学肥料・無農薬栽培に転身した農家の挑戦

標高1300m、冷涼な気候を活かした高原レタス産地として、また、ラクビー、サッカー、マラソン等のスポーツの合宿地として有名な、長野県菅平高原で約4ヘクタール(12,000坪)を耕作する2代目の農家です。

引き継いだ当初は主にレタスと白菜を作っていました、当然、農薬も使い、化学肥料も使っていました。平成17年(2005年)のレタスのシーズンを通しての大暴落を契機に有機無農薬栽培の模索を開始して、2007年には完全に化学肥料と農薬の使用を止めました。
有限会社まる文 代表小林祐文

             小林祐文

このプロジェクトで実現したいこと

無化学肥料・無農薬で育てた安心で美味しい野菜たちを、もっと多くの人達に提供し続けたい。
その為の運転資金を得たい。

プロジェクト立ち上げの背景

高原野菜のレタス価格は、平成17年を境に安値安定、圃場廃棄(レタスを畑から切り出し、空いている畑等に捨てる)は恒例行事、農家数も深刻な減少続きですが、我が「まるぶん農場」は付加価値を付ける為に有機無農薬に転換、直売所を開始、ネット販売も開始、作物の種類もレタス専作から50を越える等の手立てで、しのいで参りました。
しかし、コロナショックは甚大でした。
それでも打開策として、一昨年「有機JAS」認証を取得しました。
これは全農家数の0.4%しか取得できていない狭き門です。

更に、有機JAS法では薬剤類型で14ほど、商品名で62ほどの『農薬散布が許されています』が、当農場では、それらを全く使用していません。『無化学肥料、無農薬』です。
肥料は、なかなか手に入らない、栄養素のバランスがとれた鶏糞を使い、農薬代わりに手作りの納豆菌を使っています。
納豆菌は、納豆を4種類程買ってきて、三温糖と豆乳を、塩素の入らない自然水に溶かし、30度の温度をかけ、空気を送り込み、12時間以上培養します。

納豆菌の散布

認証により、少しずつですが新たな販売先が加わり、諸々の資金が有れば、この素晴らしい農法を維持し、更に発展させる事ができます。今までも、とうもろこし、ニンニクの味は折り紙つき、との評価が有りましたが、特筆すべきはタマネギです。食べられなかった子供が食べた!
40年間食べられなかったけど、このタマネギなら食べられる!等の嬉しい声が寄せられています。

現在買って頂いている方々に提供し続けて、更にこの安心地球に優しく美味しい野菜たちをもっと多くの方々に届け、笑顔を増やして行きたいです。


リターンについて

ネット販売しているオーガニック野菜詰め合わせセットをベースに組ませて頂きました。
色々な美味しくて、栄養価も30%ほど高く、玉手箱と言われたセットです。
ぜひ、ご賞味ください。
特別に畑を自由に植え付けできるリターンもご用意致しました。


菅平高原はスキー場としても有名です。
そこで産まれ育った私は、気がついた時はもうスキーをしていました。
当たり前の様に競技スキーにのめり込み、全国大会で複数の入賞をし、
その後プロスキーレーサーとなり、
プロレーサー時代の小林祐文デモンストレーターにもなり、
野沢温泉インタースキーにもデモンストレーターとして参加同時にレッスンや競技スキーのコーチもし、スキースクールも立ち上げました。そこで培った珠玉のレッスンもリターンと致しました。


資金の使い道
運転資金  5月と6月分    
人件費、 1人、1ヶ月20万円×4人×2ヵ月       160万円
燃料代  2ヶ月分                   36万円
種代   1回 2.4万円(税込)×9回         21.6万円 
育苗培土代1回 1.2万円(税込) ×9回         10.8万円
段ボール代 1日100ケース×205円(税込)×35日     71.8万円
運賃   1日100ケース×250円(税込)×35日     87.5万円
小計                           387.7万円
リターン品原価(1万円の場合)宅配送料の総額 6,800円(税込)×500ケース 340万円 (見込み)
canpfire手数料(税込)                122.6万円 (見込み)
総合計                           850.3万円


5月1日 クラウドファンディング開始
5月31日 クラウドファンディング終了
5月〜6月中旬 畑づくり、種まき、苗植え、草取り、納豆菌液散布。
6月中旬〜9月末 収穫開始、同時に種まき、苗植え、草取り、納豆菌液散布。
8月上旬〜9月下旬 リターン発送
10月上旬 レタス収穫終了。

           
        苦難の道のり

私と愛妻(汗)

初代から引き継いた時は、周りの農家と同じように、化学肥料を使い、農薬を使っていました。
2005年(平成17年)にシーズンを通したレタスの大暴落をキッカケに、
有機無農薬にして付加価値を付けられないだろうかと思い立ち、模索を開始しました。
それから2年間の試験をした後、完全無化学肥料・無農薬栽培を始めて17年に成ります。
それからも、栽培上の問題が次々に起こり、決して平坦な道では有りませんでしたが、
埼玉県のカット野菜工場が手を差し伸べて頂き、そこは規格外品も買い取って頂けたので一度は軌道に乗ることができました。
でもそれは有機無農薬だからという訳ではなくて、価格が適正だったのが要因と思われます。
並行して、2014年、地元菅平のペンションさんの要望で、直売所「マルシェまるぶん」を開設。
マルシェまるぶんの店内2019年にネット販売を開始しました。大暴落の痛手は引きずっていましたし、栽培法も手探り状態でしたが、まずまずの経営状態でした。

しかし、2020年コロナが蔓延し、緊急事態宣言が出され、行動を制限されて、大打撃を受けたのはこのカット野菜工場でした。
なぜなら、彼らの納入先が学校給食とファミレスだったからです。
当然、わがまる文農場も最大の売り先(約60%)を失いました。
残ったのは地元のスーパーや百貨店など、5軒とネット販売だけとなりました。
ネット販売は、コロナ禍の中、売上は伸びましたが、到底穴埋めはできませんでした。コロナ禍は過ぎましたが、競争の激しい業界ですので、再度、カット野菜工場に納入する事は出来ず、途方に暮れました

また、正規で働いていた外国人の労働力も失いました。
こちらは更に深刻で、去年まで続きました。
除草剤を使わないこの栽培方法の成否のカギは草取りがちゃんとできるかです。
草だらけの畑を放置せざるを得なくて、その後始末に、未だ苦しんでいます。

途方に暮れてばかりにも行かず、意を決して、
殆ど通らないと言われる「有機JAS」認証の取得に向け動き出しました。
担当者の熱意とサポートのおかげと、今までやってきた実績とで、思ったよりすんなりと認証を取得できました、2022年(令和4年)の事です。

しかし、この年、認証を取れば一気に売り先が現れる筈!の期待は見事に打ち砕かれました。
昔から出荷をしていた、日本一の市場と言われる東京大田市場の『東一』に、「有機JAS認証を取ったレタスです、高値で扱って頂けませんか?」と電話すると、「まる文さん、僕ら、そういうの求めていないンですよ」と言われ、ガックリと肩を落としたのを鮮明に覚えています。

17年間、殆どが苦しい道のりでしたが、ここまで来られたのは、スーパーの売り場の店員さんから聞くお客さまの声や、ネットで買って頂いた方々のコメント、地元ペンションのオーナーの方々の賛辞。でも、一番の心の支えは、やはり直売所に何度も足を運んで頂ける方々との会話と笑顔です。

昨年までで、私財を全てを注ぎ込んで来ました。
今年は収穫までの運転資金が足りない!どうしよう、今まで借りられる所は全て当たって来ました、もう手立てがない!と思っていたところに、息子がクラファンの本と共にアドバイスをくれました。
そこで、また一念発起!

返礼品は野菜の詰め合わせセットを色々ご用意致しました。
ウチの亀は、又は、ウチのワンちゃんは、まるぶんのレタスなら食べる!他のは食べない。
トウモロコシもニンニクも花豆も、ここのじゃないとね!
タマネギ嫌いの子が、このタマネギなら食べる!
40年間タマネギは食べられなかったけど、ここのタマネギは食べられる!
そんな、野菜たちを詰めてお送りいたします。
ご賞味と共に、まるぶん農場を存続させて頂きたいとお願いする次第です。
去年に入って、旬楽膳という愛知県内で5店舗を展開するオーガニック専門のスーパーさんが、認証団体からの紹介で取引を始めて頂いてます。
また、来年に成りますが、長野県松本市の学校給食で、オーガニックのタマネギとジャガイモを使いたいとの話が現在進行中です。
ここを乗り切れば!と意気込んでおります。
ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。


  今、感じている事  将来の展望
長野県農林研究財団が有機JASの認証団体ですが、年に一度、適切に栽培されているかを視察にきます。
その方からの情報ですが、折角、認証を取っても、辞められる方がいる。
また、小林さんの所の様に大規模にやられている方は居ない、との事です。
20年前までは農業で割と良い生活が出来ました。
それにはこの規模、この価格、この品質、を肌で感じていました。
人力で収穫するレタス等の、一人で夏のシーズンに耕作できる限界は3000坪で(二人だと6000坪)、最低これくらい栽培しないと普通は食べてはいけません。
おそらく、有機JAS認証を取られた方々は、これより小規模と思われ、それならば、かなり高額な値段で販売されていると想像できます。
持続はできると思いますが、何世代かにわたって継続は不透明と思われます。

僕は慣行栽培を決して否定しません、特に除草剤は素晴らしい働きをしてくれるからです。
選択性の除草剤も有り、例えばニンジンが生えている所に全面的にニンジンの選択性除草剤をかけても、ニンジンは枯れなくて、他の雑草は全て枯れます、それによりスーパーで売られている価格が維持できてるのです。

近年レタスの根腐れ病が蔓延し、レタス産地は対応に大変苦慮しています。
連作障害が主な原因とされており、今最も注目されているのは根腐れ病にならない、耐病品種の種です。
しかし、まるぶん農場はその種を全く必要としていません
どんな種でも問題なくスクスクと育ちます。
連作障害ではない、他の原因の様に思います。
以前は躊躇なく前に進んでいると思い、どっぷりとそこに浸かって農業をしてきましたが、この頃、本当に前に進んでいるのか?と疑問に思う事の方が多く成ってきております。
いつか科学が解き明かしてくれる事を祈って、この先進技術を存分に駆使しているレタス産地の中で、たった一軒、慣行栽培から無化学肥料・無農薬に転換した「まるぶん」の継続と発展は、もしかしたら、将来、作物の病気と必死に戦っている農家の方々を救う事が出来るのではなかろうかと、密かに信じて日々の農作業に精を出しています。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 運転資金 リターン品原価と送料代 キャンプファイアー手数料

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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