【組織の上層部、管理職の、「カスハラ」に対する意識をかえたい！】2023年、厚生労働省は労災の項目に「カスハラ」を追加しました。組織は従業員、職員の安全を配慮する義務があります。「カスハラ」による被害者が出た場合（うつ病による休職、退職。最悪は自殺、等）組織が従業員、職員の安全配慮を怠ったということで訴えられる可能性もあります。実際にそういう事例も増えています。（例えば大阪の551）最悪の場合、組織の信用は失墜し、倒産するということも起こりうるでしょう。そして現在、東京都が「カスタマーハラスメント防止条例」の制定に動いています。おそらく2024年秋頃には制定されるでしょう。カスタマーハラスメント対策はいまや「やったほうがいいのかな？」ではなく、「やらなければならないこと」なのです。ぼくは研修で様々な企業や自治体で研修を実施しておりますが、正直、会社経営者や組織の上層部の認識の甘さ、知識のなさに落胆しております。クレーム、カスハラ最前線で対応している従業員や職員の訓練ばかりしていて、ハードクレームやカスハラに強い「組織作り」をしている企業はとても少ない。仮に対策は考えていても（マニュアルを作っていたとしても）、知識がないからピントがずれている。だから現場の役に立たない。ぼくが今回の本『カスハラ、悪意クレームなど、ハードクレームから、従業員、組織を守る本』を作ったのはそういったジレンマが理由でもあります。ですが、いまだに、「カスハラ」に対する危機感のない組織はたくさんあります。カスハラ対策はもうまったなし。今回の本を読んでほしいのは、カスハラに苦しんでいる方々がメインではありますが、管理職、上層部、経営者の方にもぜひ読んでほしい。というより、本当に読んでほしい。「従業員満足」を表明するなら、「カスハラ対策」は必然でもありますから。

今回のプロジェクトのリターンのひとつ。「出版記念パーティー」のゲストである小室友里さんとオンラインで対談。小室さんは90年代に100万枚の売上を誇ったという伝説のAV女優であり、現在はセクハラやモラハラの専門家として活躍。7月には新刊本も出版されます。ぼくはカスハラ、小室さんはセクハラ、モラハラ。「ハラスメントつながりで対談をしてみよう！」と思いつき、ゲスト出演のご依頼をしました。オンラインの対談は全2回で、1回目はぼく、津田卓也がインタビュアーになって小室さんの過去、現在、未来についてお話をおうかがいしました。お話を聞いていて思ったことは、ひじょうに知的な方だということ、そしてなによりお話がうまい。難しいことを平易な言葉にしたり、たとえ話にしたりするのがとてもお上手なのです。だから飽きないし、話に引き込まれる。ぼくも人前で話す仕事をしていますから、けっこう話し方については厳しいのですが、いやはや驚きました。第2回目は6月1日、21時から。今回は小室友里さんにインタビューになっていただき、このプロジェクトのこと、書籍のことを訊きだしていただきます。フェイスブックライブです。ご覧になりたい方は↓まで。https://www.facebook.com/YuriKomuroandFriends6月1日 21時開始です。どうぞよろしくお願いいたします。

6月1日、土曜日の午前8時。「カスハラで苦しむ人を減らしたい！そのためにこの本をたくさんの人に知ってほしい！」という目的で立ち上げたプロジェクトが始動いたしました。目標金額は１か月で100万円。クラウドファンディングは初動が大切だと聞いていたので、プロジェクト公開2日間の目標金額を20万円としました。胸をわくわくどきどきさせて目覚めた土曜日の朝。刻々とプロジェクト開始の時間が迫ってきました。そして午前8時。公開と同時に支援者が増えていく。お昼になった頃には、2日間の目標だった20万円を超えていました。時間にして4時間ほど。電車内で思わずガッツポーズをとるぼく。支援していただいたみなさまのお気持ちがうれしかった。ありがとうございます。心から感謝しております。