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松本の街に「仮暮らし」できる、毎週1組限定のホテル。

3年前、長野県松本市で開業した本屋<栞日sioribi>が、この夏、数軒先への移転を伴うリニューアルオープンに向けて、コンテンツを再編中。その一環として、旧店舗を中長期滞在向けのホテルにしたい、と考えています。

現在の支援総額

2,631,465

131%

目標金額は2,000,000円

支援者数

262

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/06/03に募集を開始し、 262人の支援により 2,631,465円の資金を集め、 2016/06/29に募集を終了しました

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現在の支援総額

2,631,465

131%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数262

このプロジェクトは、2016/06/03に募集を開始し、 262人の支援により 2,631,465円の資金を集め、 2016/06/29に募集を終了しました

3年前、長野県松本市で開業した本屋<栞日sioribi>が、この夏、数軒先への移転を伴うリニューアルオープンに向けて、コンテンツを再編中。その一環として、旧店舗を中長期滞在向けのホテルにしたい、と考えています。

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こんにちは。〈栞日〉菊地です。この2日間は、移転先の改装作業をお休みしました。今回、新店舗ならびに旧店舗ホテル化の、デザイン/施工を担ってくださっている〈medicala〉東野さんが、これまでに手がけた空間や、おすすめの空間を巡るツアーに出かけるためです。 行き先は、東京、埼玉、そして、鎌倉。たくさんの気づきと学びにあふれた、1泊2日の旅でした。   まず伺ったのは、都内における東野さんの代表作ともいえる、蔵前〈Nui.〉。1階のラウンジは宿泊者以外も自由に出入りできるカフェ&バー。2階から5階が、総勢100名もの旅行者を受け入れることのできる大型ホステル。そして最上階が、キッチン、ランドリー、ライブラリーが揃う共有スペースです。今回は特別に、2階から上の宿泊客限定エリアも、拝見しました。これだけ大きな施設にもかかわらず、細部にまで設計/デザインの意図が行き届き、世界観が見事に統一されていました。   続いて、茗荷谷〈cafe&bar totoru〉へ。店の両サイドに出入口があり、風が通り抜ける心地よい空間です。全席にコンセントが配備され、Wi-Fiも自由に使えるため、訪れたこの日も、ご友人同士でランチを楽しむ方から、黙々とパソコン作業に取り組む方まで、さまざまなお客さまで満席状態。空間デザインも見応え満点で、床や壁面、什器のひとつひとつが、ストーリーを持ったディテールで満たされていました。   その後、車を走らせて向かったのは、〈medicala〉東野夫妻とも交友が深い、埼玉・川口〈senkiya〉。家業である植木屋〈千木屋〉を、現オーナーの高橋夫妻がリニューアルしたカフェ/雑貨店です。喫茶ができる一軒家を中心に、敷地内には革作家さんのアトリエショップや、コーヒー焙煎所、ベーグル専門店、ギャラリー、設計事務所、観葉植物の展示販売所、ヴィンテージカーの修理工場などが立ち並び、" KAWAGUCHI SHINMACHI "の命名どおり、ひとつの新しい街が形成されています。その規模感、1軒1軒のクオリティの高さには、ただただ目をみはるばかり。そして何よりオーナーである高橋さんのお人柄に魅了され、結局何をするにしても、最後は人だなぁ、と痛感しました。   ここでいったんチーム〈medicala〉と別れ、菊地家は一路鎌倉へ。この日の宿は、ホテル〈aiaoi〉です。長谷駅からすぐのビルの3階階に、それぞれ個性の異なる6つの客室と、宿泊客以外も利用できるカフェラウンジを構えた、小さなホテル。オーナー小室夫妻が鎌倉で見つけた心地よい暮らしの延長としてのこの宿は、おふたりがこの土地を愛でる想いがすっと伝わってきて、こちらの心も穏やかになります。翌朝のチェックアウト後、特別に他の部屋も拝見しましたが、それぞれの空間に違った表情があって、繰り返し訪れたくなりました。   久々の海で家族とゆっくり過ごす時間も持てて、心身ともにリフレッシュ。さぁ、今日からまた移転先の改装作業です。頑張ります。


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▲ 写真右から、東野唯史さん・華南子さん(medicala)、菊地(栞日)、今回の現場で大工担当の鷹見さん、この日お手伝いに駆けつけてくれた友人。 こんにちは。〈栞日sioribi〉菊地です。いつも、このプロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。本日は、この度、移転前の栞日の空間をホテルにリデザインしてくださる、頼もしい仲間を紹介します。 デザイナー・東野唯史(あずの・ただふみ)さんと、奥様・華南子(かなこ)さんによるチーム〈medicala(メヂカラ)〉です。 おふたりは信州・下諏訪に拠点を構え、全国を舞台に、多種多様な「いい空間」を、デザイン・創作なさっています。長野県内であれば、下諏訪〈マスヤゲストハウス〉。最近の仕事としては、鎌倉〈hotel aiaoi〉。都内の代表作としては、蔵前〈Nui.〉。などなど。どれもこれも、つくづく「いい空間」です。 おふたりが掲げる「いい空間」には、クリエイティブな個人が自然と集い、新しい人の流れが生まれ、街や地域をも「いい空間」に変えていきます。この価値観は、栞日の考える「場を持つ意味/場を開く理由」によく似ていて、今回、同じベクトルで仕事ができる、最高のパートナーに恵まれました。 そんなmedicalaの特色でもあり、東野夫妻が「いい空間」をつくるために、とりわけ重要と考えている方法論が、「自分たちも依頼主も現場に入る」という作業スタイルです。新しい空間を持ちたい人と、それをデザインする人と、それを造作する人が、それぞれ異なることに起因する、意思疎通や解釈のズレを最小化すべく、依頼主は発注しておしまい、ではなく、デザイナーは図面を引いておしまい、ではなく、最初から最後まで、ひとつのチームとして、一緒に考える、話し合う、手を動かす。こうやって「いい空間」は完成します。 4月末から改装が始まっている移転先の物件も、同じくmedicalaのおふたりに、空間デザイン及び施工を担っていただいているのですが、積極的なアイデア出しと意見交換が繰り返し行われ、とてもエキサイティングな毎日です。 ▲ 移転先1Fスケッチ ▲ 移転先2Fスケッチ 東野夫妻も、今回の現場を終えたあとは、ご自身たちの次のステージに向けた、大仕事が待ち構えているようで、誰かの空間を施工まで寄り添ってつくるプロジェクトは、暫くお休みになるそうです。そんな大切な「ひと区切り」を、松本で、栞日で、迎えてくださることに、最大限感謝しつつ、目一杯愉しんで参ります。 medicalaとつくる新しい栞日は、必ずや「いい空間」に仕上がります。皆さま、どうぞ、ご期待ください。