自己紹介
酒井建治
1996年京都生まれ。
京都精華大学版画コース 卒業
武蔵野美術大学院版画コース 修了
現在は東京を拠点に主に油絵や版画、立体作品など様々なメディアを用いて、「個と集団の関係性、個人の存在とその変化」について探求し制作しています。作家活動の他にも、MATTERのディレクターとして展示企画を行ったりしています。
京都精華大学では版画コースでシルクスクリーンを学び、2019年に卒業後、京都の印刷会社に就職しました。しかし、働いていく中で「作品をもっと作りたい」という思いが強くなり、1年後退職し、2020年に武蔵野美術大学の大学院の版画コースに入学しました。上京のタイミングでコロナ禍が始まり、大学に行けない日々が続きました。その頃から、家でできる制作を試していく中で油絵を描くようになっていきます。シルクスクリーンはスピーディに制作が出来るのに対して、油絵は時間がかかります。そのスローな時間が、自分との対話の時間を生み出しました。また、コロナ禍で人との距離について考えるようになりました。その辺りから、時間や自分と他者の関係などをテーマに制作するようになり、現在も探求を続けています。
アーティスト活動とは別に、ファストなアートマーケットに対して、スローな動きを目指して2022年にMATTER(ギャラリー)を始めました。そして、今回の個展に向けて時間を確保する為に2023年末をもって一度場所を閉じました。
そして、今年の10/19〜11/3にかけて山梨県北杜市の工場跡地にて個展を行うため、今回初めてクラウドファウンディングを行います。
〈展示会場〉山梨県北杜市須玉町穴平1553
私の作品や過去の展示の様子は下記のInstagramでご覧になれます。
このプロジェクトで実現したいこと
今年の10月19日〜11月3日の期間で、山梨県北杜市にある工場跡地で個展を行います。展示実現のために、個展開催にかかる経費の一部をサポートしてくれる方を募集します。
サポートして頂いた資金は、主に制作費、会場設営費(材料費、機材費、人件費など)にあてる予定です。
この規模での個展は初めてですが、この規模だからこそできる個展をしたいと思っています。また、山梨県北杜市という場所も、人や建物の多い都市では味わえない時間の流れや景色に溢れています。是非、皆さまにも展示のみならず、北杜市を体験してもらいたいと思っています。
是非皆さまと共に個展をつくることが出来ると幸いです。
プロジェクト立ち上げの背景
「若手作家が大型作品を展示できる場所を作りたい」と、この展示会場を運営するお二方の言葉に感銘を受け、個展を開くことを決めました。今回の個展は東京のギャラリーでは中々出来ない規模の個展でもあり、今回の個展によって多くの若手アーティストが枠にとらわれずに作品作りと展示ができる機会へと繋がると思っています。
ただ、作品を展示できる壁もない状況からのスタートとなるので様々な経費が重なってしまい制作に影響が出る恐れがあります。そのため、経費の一部を応援して下さる皆さまにご協力して頂けないだろうかと思い、今回プロジェクトを立ち上げました。
現在の準備状況
展示の構想、チーム集め、制作、本の制作を並行して進めています。
現在、電気がまだつかないので制作は朝5時から夕方19時の明るい時間帯に自然光を頼りに制作をおこなっています。それ以外の時間は地域のお店をまわり、色んな人に会いに行っています。展示空間は作品が出来次第、オンライン上でシュミレーションを行い、9月頃から施工、設営を始めていきます。展示空間を作っていく中で、本も展示空間を作るように編集を並行して行います。こちらの本はリターン品にもなっています。
電気やガスがつき次第、この展示場所で生活しながら制作を続けていく予定です。
最後に
ここまで読んで頂きありがとうございます。
今まで展示を通して様々な方に出会い、応援して下さる皆さまのお陰で今回の個展を開催することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
このまま自身の展示を繰り返していく中で、どうしても守りに入ってしまったり、気持ちが緩くなってしまう時期が来るんではないかと思い、今回の個展は今までやったことのない規模の個展に挑戦したいと思いました。
アート関係、アートが好きな人から、初めて見る人はもちろん、特にアーティストの人が何かに挑みたくなるような、動きたくなるような個展を目指したいと思います。
この規模の個展は初めてなので不安もありますが、武者震いのようなわくわくした気持ちの方が強く、今からとても楽しみにしています。皆さまにとっても記憶に残るような展示になれるよう精進して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。
酒井 建治
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