自己紹介
この度は数あるプロジェクトの中からこちらのページに目を通していただき、誠にありがとうございます。
はじめまして!YUI と申します。立教大学に通う大学4年生です。
私は、今年度の立教大学 交換留学制度に選出していただき、2024年9月から2025年2月までの約半年間、イタリア・ローマにある大学への派遣が決定しました!
現地では国際手話と言語コミュニケーション等を学びます。
声について
そんな私ですが、実はタイトルの通り、声をうまく出すことが出来ません。
約5年前の高校3年生の頃から、痙攣性発声障害と機能性発声障害というものを患っています。簡単に症状をご説明しますと、声帯の痙攣による声の震え・掠れや、舌の筋肉の過度な緊張によって声が詰まり言葉が出にくかったり、上手に発声が出来ないというものです。
ただ、全く喋れないわけではありませんし、リハビリや治療も行っている最中です。元々人とたくさんお話するのが大好きなので、現在はカフェでのアルバイトもさせていただいており、楽しく働いています!こんな状態でも雇ってくださった店長さんには本当に感謝しきれません。
それでもやはり声に対するコンプレックスは簡単には拭えませんし、話しても伝わらない・何度も聞き返されるというストレスに耐えきれず、一時は誰とも言葉を交わしたくなくて人付き合いが激減したこともありました。
そのように人とのコミュニケーションに大切な声のコントロールが効かない私が、なぜ留学に挑戦するのか。
その理由や思いを 自身の経験と未来に対する考えと共にご紹介しながら、このクラウドファンディングも挑戦させていただければと思います。
皆さま、どうぞよろしくお願いいたします!
〜目次〜
①派遣留学を決めた理由
②クラウドファンディングに挑戦した理由(支援金の使用用途について)
③私の今までの経験
④支援のお返しについて
⑤最後に(今後の活動について)
私が派遣留学を決めたのにはいくつか理由があります。
まず第一に、言語が好きだということです。
小学生の頃に通っていた英会話教室をきっかけに、昔から英語が好きでした。英語を話せるようになりたくて、大学受験までたくさん学びました。
大学に入ってからは英語以外に韓国語・ロシア語などに触れました。友人とイタリア旅行に訪れた際にはイタリア語アクセントの美しさに心打たれ、少しずつ勉強を開始。こうして英語以外の言語の幅の広さを知り、様々な言語を使用したコミュニケーションを世界中の人々と行ってみたい!と思うようになったことが、留学を志した最初の理由です。
もう一つの理由としては、世界中の人々と交流をする上で、言語コミュニケーションも手話コミュニケーションもどちらも学びたいという気持ちがあったためです。
いきなり手話!?と思われるかもしれませんが、実は手話というのは、聴覚の不自由な方々が使用するのみならず、発声が困難な方々のコミュニケーションツールとしても使用可能なのです。
私は普段の生活で使用することはなかったのですが、発声障害を持つ方々が集うコミュニティに訪れた際、そこで多くの人々が手話を通じた交流を行っていらっしゃる姿を見て、手話の実用性の高さを感じました。それだけではなく、手話を習得すればコミュニケーションの幅が広がるということにも強く惹かれました。
「世界中の人々と手話でも繋がることができたら」
そうした手話との出会いは、もともと言語コミュニケーションを学ぶために留学を志していた私が世界中の人々と繋がる新たな手段として、非常に魅力を感じるものになりました。
実は手話には国際手話というものがあります。
国際手話とは、いろいろな国の人々に分かりやすく理解ができるように作られたもの。各国で異なる手話を知らずとも、国際手話で世界中の人々と交流することができます。
しかしながらその普及度は、決して高いとは言えません。例えば聴覚障害者の国際スポーツ大会であるデフリンピックが2025年11月に東京で開催されますが、そちらにおいても国際手話の通訳者不足が懸念されています。
私自身はもちろん、私のように発声が困難な方々にも、それ以外の方々にも、世界中の人々と繋がる一歩を踏み出すきっかけとなる国際手話を知ってもらいたい。手話について知れば知るほど、私の中でそんな思いが生まれていきました。
私の「学びたい」を実現させてくれる大学との出会い
そして言語コミュニケーション・手話コミュニケーションのどちらも専門的に学ぶことができる大学を探したところ、イタリアのローマにあるUNINTという大学に辿り着きました。この大学は国際色が強く、世界中の言語について専門的に学ぶことができる学部があり、さらに国際手話を使った通訳者を育成・世界へ普及させるための取り組みを行なっています。
UNINTで自身が望む学びと思いを実現させ、そして国際手話の普及を目指したいという思いと共に、立教大学の派遣留学制度に応募をしました。語学力試験と面接を潜り抜け、大変嬉しいことに派遣生としての内定を頂くことができ、そして現在に至ります。
私がクラウドファンディングに挑戦したきっかけは、端的に申し上げますと
「現地での学びに集中するため、安定した住居・生活を得る必要がある」
と考え、そちらの費用補填を行いたいと思っているためです。
イタリア・ローマでの滞在は、たったの半年でも莫大な費用がかかります。2024年7月16日現在、1€172.6円という脅威の円安に加え、住宅不足が社会問題になっているローマの家賃は他都市に比べて割高。あまり環境の良くないシェアハウスでも700€(約12万円)/月 は裕に超えてしまいます。恐ろしいですし、なんだか悲しい気持ちになります。
バックパッカー経験から格安・ジェンダーミックスのユースホステルのようなシェア環境には慣れていますが、やはり本気で勉強をしに来ているので、最低限身の回りの環境は整えたいと考えています。
また、奨学金や国の教育ローンの基準に当てはまらず、補助が却下されてしまった、ということもクラウドファンディングへの挑戦をする後押しとなりました。
渡航費や現地生活費は自身のアルバイト代による貯金で賄うという条件で、家賃は両親に負担してもらうことになりました。ただ、3兄妹であることに加え、声に関して今まで多くの通院・治療費などのサポートをしてくれ、心配しながらも留学を後押しをしてくれた両親に、これ以上迷惑をかけたくないという思いがあります。
そこで、自身の留学への思いを皆さまにも共有し、共感・応援をしていただけましたら、
このクラウドファンディングを通じてご支援いただきたいと考え、挑戦いたしました。
クラウドファンディングを行う上で、私という人間についてももう少しだけ知っていただければと思います。
大学生になってからは、勉強をしつつも時間がある時はほとんどアルバイトをしていました。そしてほぼ全てのアルバイト代を旅費に使っていました!✈
海外旅行に限ってお話をしますと、ここ約2年間では15ヵ国ほどへ訪れました。
友達とも、そして1人でも。
様々な言語を使用して世界中の人々とコミュニケーションを取りたかったことと、声が上手に出なくても世界に行けるんだ!ということを自覚したいという気持ちで、自分自身を鼓舞しながら必死に海外渡航をしていたような気がします。
もちろん友達との旅行は存分に楽しんでいましたが、1人でバックパッカーをしていた時は楽しさもありつつ、とにかく沢山の場所に訪れて沢山の人と交流するために、どこか猛然としていました。
ただ、それも良い経験だったと私は考えています。
初めての海外渡航はマルタ共和国での短期留学。
ここで初めて違う国・言語・文化を持つ人々と同じ部屋で生活をしました。自分が今まで学んだ言語が少しでも伝わることが、嬉しくて楽しくて仕方なかったのを覚えています。
私が上手く声が出なくても、最後までしっかりと話を聞こうとしてくれる優しいコロンビア人のルームメイトと出会いました。彼女は私にとって今でも大切な友人です。
マルタ共和国から帰国する直前に留学先の友人とフランス・パリへ訪れ、帰国時にはトランジットの空き時間を使い1人でイタリア・ローマのコロッセオを見に行きました。これが初めてのイタリアへの渡航でした。
初めて1人で降り立った当初はそこまで惹かれなかったイタリアも、その後大学の友人との旅行で少し長く滞在すると、素敵なところが沢山見えてきました。皆フレンドリーで積極的にコミュニケーションをとってくれ、尋ねたことは快く返事をしてくれる。そしてなんといっても美しいイタリア語の発音にとても魅力を感じました。
この旅行が、イタリア語のみならずイタリア人とのコミュニケーションにも惹かれるきっかけになりました。
その後はマレーシアに1週間ほど、そして東欧地域のホステルを巡り、バックを二つだけ背負って多くの旅人と生活を共にしてきました。言語を通じて自分がどこまで人々とコミュニケーションを取れるかを知りたいという気持ちで、とにかくホステルにいる人々に沢山話しかけました。
上手く声が出ずに「何を言っているか分からない」と言われてしまったこと、ウクライナから避難をしてきたが爆撃で耳が聞こえなくなってしまった人と上手くコミュニケーションが取れなかったこと、私のオーバーな身振り手振りを笑う人もいれば、真剣に話を聞いてくれ沢山会話をしてくれた人と出会ったこと。
嬉しい経験も悔しい経験もどちらも多くありましたが、これらの渡航で得た全てが、今の私のチャレンジに繋がっています。
支援のお返しについて、8個のリターン方法を決定いたしました。
更なる詳細は「支援のお返し(リターン)」ページをご覧ください。
【777円 お礼のメール】※ご支援のみご希望の方向け
お礼メールをお送りいたします!
【1,500円 お礼のお手紙(郵送)】
帰国後、直筆のお礼のお手紙をご自宅へ郵送させていただきます!
【2,000円 YouTubeにて支援者様のお名前記載】
イタリア滞在中から、留学中のリアルな生活を映したVlogの更新や国際手話・発声障害に関する情報発信を進めてまいります。留学関連の動画の最後全てに支援者様のお名前の記載をさせて頂きます。
【4,000円 ポストカード2枚+お礼のお手紙(郵送)】
帰国後、ローマの風景が描かれたポストカード2枚と、直筆のお礼のお手紙をご自宅へ郵送させていただきます!
【5,000円 支援者様限定公開Instagramにて毎日直筆の日記を更新!】
日記を書くのが趣味なので、イタリアにも日記帳を持っていくつもりです。こちらをご選択いただいた支援者様限定で公開をするInstagramアカウントで、直筆の日記による“リアルなローマの生活”を毎日更新いたします!
【6,000円 支援者様限定Instagramにて毎日直筆の日記を更新!+ポストカード2枚(郵送)】
直筆の日記の公開と、ご自宅へ郵送してお届けするローマのポストカード2枚です!
【9,000円 支援者様限定Instagramにて毎日直筆の日記を更新!+ローマ市内を撮影した自作写真集(郵送)】
上記のinstagram限定公開日記に加え、自作の写真集を帰国後にご自宅へ郵送いたします!日本で在学中の立教大学では写真・映像を専門的に学ぶ映像身体学科に所属をしており、特に写真の撮影が得意です。幾度か本格的な写真集を制作した経験がございますので、こちらの写真集も非常にお楽しみ頂ける内容になると思います!(まだ構成は決定しておりませんが、もしかしたらガイドブックに近い形になるかもしれません)
【12,000円 お土産盛りだくさんセット:自作写真集+ポスカード4枚+お礼のお手紙(郵送)+ご希望によりInstagram限定公開付き】
上記に詳細記載済みの自作写真集、ポストカード4枚、直筆のお礼のお手紙をご自宅へ郵送いたします!ご希望がございましたら支援者様限定Instagramの公開もさせていただきます!
使用用途
現地シェアアパートの家賃に充てさせていただきます。
現在契約済みの物件 720€(現在レートで約124,272円)/月× 6ヶ月=745,632円
CAMPFIRE手数料17%を加えて、合計 872,000円 を目標金額とさせていただきます。
ここまでご覧いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
「声が上手に出ない」というのは私にとって辛く悲しいことではありましたが、同時に多くの世界を知るきっかけにもなりました。自身のこの症状がなければ、手話コミュニケーションの重要性を知ることはもちろん、留学への切符も手に入れることができなかったかもしれません。
私はこの留学経験を通じて言語・手話による世界とのコミュニケーションを学んできます。
そして私のようにコミュニケーションに不安がある方々でも、人との関わりのみならず、世界へチャレンジをすることに自信と勇気を与えられるような情報発信や活動を続け、またそのような先駆者になることを目指します!
今後の取り組み
今後はYouTubeとTikTokによる情報発信・Vlog更新を行いますので、そちらもぜひご覧ください。また、帰国後は全国手話検定試験の2級取得を目指しながら、25年春から就職予定のメディア業界において国際手話の有用性を発信していけるような取り組みを模索し実行していけたらと考えております。
留学での学びをもとに、上記以外でも更に活動の幅を広げていきたいと考えておりますので、今後もぜひ注目していただけますと幸いです。
ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!
YUI
YouTube:https://youtube.com/@yuiribbon?feature=shared
TikTok: https://www.tiktok.com/@yui.ribbon?_t=8o8qMFNwUxE&_r=1
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