自己紹介
皆さま、はじめまして!私たちは、六本松心理教育臨床オフィスの心理師です。
当オフィスは2019年に「カウンセリングを出来るだけ気軽に身近でご利用いただきたい」「次世代の臨床家を育てたい」という皿田洋子先生の想いから設立されました。福岡市中央区六本松の大通りに面した利便性に優れた場所で、「地域で一番行きやすいカウンセリングオフィス」を目指しています!!
このような状況の中、今年の1月末先生が逝去されました。先生はクライエントさんや私たちにとって陽だまりのような方で、いつも癒されていました。私たちはそんな先生の想いの詰まったオフィスを引き継ぎ、地域のクリニックと連携し、検査やカウンセリングを通して、様々な不安や悩みを抱える方々の心のオアシスになりたいと考えています。
解決したい社会課題
福岡市の調査によると、平成22年度から令和元年度までの8年間で、入院される方は微減されていますが、通院される方は、1.3倍に増えています(福岡市 令和元年度福岡市障がい児・者等実態調査の結果について (fukuoka.lg.jp)より)。この調査には、地域で生活しながらクリニックなどに通われている方も含まれていて、自分のことを知る方法や人との付き合い方、困りごとを話すだけでも楽になられる方もいらっしゃるでしょう。
2022年の1年間に私たちのオフィスを利用していただいた件数は、心理テスト122件、カウンセリング281件、SST27件など合計499件でした。利用していただいた方の中には、自分のできない部分だけではなく、得意な部分を発見でき、就労につながった方やカウンセリングを受けることで自分でも勉強され感情をコントロールできるようになったりストレスに対処できるようになった方もいらっしゃいました。このようにオフィスに来られる方、お一人お一人のニーズに答えることで地域貢献できればと考えております。
このプロジェクトで実現したいこと
オフィスでは、これまで精神的不調を感じつつも地域社会で生活している方々やその関係者の方々に、個別や集団の心理療法、心理検査等の臨床心理サービスを通してご自身の特性や考え方、捉え方の傾向を理解し、より良く活きていくための工夫をクライアントさんと一緒に模索してきました。また、人々に寄り添い、相談や受診に対する不安感や抵抗感を軽減し、適切な支援につながる支援を心掛けています。予防教育の観点からも若年層支援にも力を入れてきました。医療機関だけでなく精神科訪問看護との協働も行っており、親が精神的に不調な時にも子どもらしく過ごせるよう、ヤングケアラーの子ども達を対象としたソーシャルスキルトレーニングや居場所づくりも力を入れてきました。臨床心理サービスの担い手である臨床心理士・公認心理師の育成とその資質向上にも力を入れ勉強会を開いてきました。
故皿田先生が築かれた土台を大切にし、先生の遺志を引き継ぎ、地域住民の方々に貢献したい想いです。どうか、皆様のご支援をお願いいたします。
<私たちの強み>
場所→オフィスは六本松の駅から徒歩3分のところにあります。六本松は、博多駅まで地下鉄直結、西鉄バスも本数が多く、非常に利便性が高い場所です。ここで5年間、オフィスの看板を掲げて事業をしてきた継続性を信用として大切にしたいです。
設備→オフィスの相談室は個室が2つあります。天井は吸音素材が使用され、話が室外に漏れないようになっています。安心してお話をしていただけるようプライバシーの保護を徹底しています。
人材→医療や福祉、教育、産業分野等でのさまざまな豊かな経験を積み重ねた臨床心理士、公認心理師が10名以上在籍し、日々研鑽に励んでいます。あらゆる年代のクライアントさんにも対応できると自負しています。
<提携病院> 提携病院からのご紹介がある場合は心理検査の料金を安く設定しております。
ヒロメンタルクリニック ひろメンタルクリニック発達障害の専門クリニック (hiro-mentalclinic.com)
スケジュール
2024年1月 実行委員会の立ち上げ、準備開始
2024年6月 イベントの告知開始
2024年7月31日 クラウドファンディング終了
資金の使い道
できるだけ低料金でカウンセリングや検査を受けていただけるようにするために
オフィスの運営費として大切に使わせていただきます。
● オフィスのハード面の費用として(賃貸料と光熱費・初年度敷金など) 3,000,000円
● オフィスのソフト面の費用として(検査用具・検査用紙の購入など) 450,000円
● 研修会開催・研修会参加費用として 50,000円
わたしたちは、
【もっとたくさんの人に低料金でカウンセリングや検査を受けてもらいたい!】 と考えています。
最後に
応援メッセージ
福岡大学人文学部教育臨床心理学科教授
本山 智敬先生
六本松オフィスは開設前に皿田先生に案内してもらって伺ったことがあります。その時の皿田先生の笑顔は忘れられません。私も何とかこのオフィスを存続させていきたいと思っている一人です。今後も地域に根ざした支援の拠点の一つとしてこのオフィスが発展していけたらと願っています。医療はもとより、教育、福祉、司法矯正などあらゆる領域で困難を抱える人たちをサポートする場として、六本松オフィスは重要な役割を
担っていくでしょう。今後も引き続き応援しています!
中島心理相談所、九州大学
中島美鈴先生
六本松心理教育臨床オフィスは、福岡大学人文学部教授であられた皿田洋子先生が設立されたカウンセリングルームです。皿田先生の人を思いやるあたたかな気持ちが体現された場所のおかげでこれまでたくさんの人が助けられてきました。私も皿田先生にたくさん助けられたひとりです。カウンセリングルームの存続にぜひお力添えをよろしくお願いします。
医療法人なかにわメンタルクリニック
中庭 洋一先生
皿田先生の思いの詰まったオフィスを、存続させてください!
皿田先生は、SST の導入で有名ですが、福岡大学で一緒に、子供の精神医学の勉強をさせていただいたことや退院カンファレンスで西園教授に最後にロールシャッハの結果を的確に報告されていたことが印象に残っています。その正確な分析には感激させられました。
福岡大学を定年退任されてからは六本松のオフィスで活躍されていました。カウンセリングと共に後進の指導をされていました。皿田先生の、素晴らしい業績を受け継ぐこのオフィスの存続は、とても重要と思います。
福岡大学名誉教授、福間病院理事長
西村 良二先生
皿田洋子先生は福岡大学在任中から、共同作業所やグループホームを立ち上げたり、大学病院内に出店したり、多方面での社会活動をされてきました。その1つが、六本松心理教育オフィスです。このユニークなオフィスは、高原利明先生の六本松心療クリニックを引き継いだもので、皿田先生がアレンジした、臨床心理の
活動や教育活動の場です。
皿田先生は逝去されましたが、皿田先生のご遺志をくみ、ぜひとも、このオフィス活動は継続させたいものです。
九州大学名誉教授
黒木俊秀 先生
聖母のような皿田先生の思いのこもった場所
皿田洋子先生に初めてお会いしたのは、もうずいぶん前のこと、故西園昌久・福岡大学名誉教授のお仕事をお手伝いしていた時でした。口ばかり動いて気の利かない男性医師たちの中で皿田先生は、優雅で上品で、とてもやさしく、でもてきぱきと僕たちがやるべきことの手はずを整えてくださいました。そんな皿田先生の印象を「聖母のような」と表現すると、きっと苦笑されるでしょうが、そんな表情もチャーミングでした。
「六本松心理教育臨床オフィス」は、皿田先生の大切な心理臨床への思いのこもった場所です。来談される人たちの心の中の陽だまりのような場所です。僕にとっては、あそこに行けば苦笑する皿田先生にまた会えるかもしれない、いつまでもそんな場所であって欲しいと願っています。
西九州大学
小松洋平先生
「六本松心理教育臨床オフィスは,日々の生活の悩みから専門的な心理的支援まで,経験豊かな臨床心理士や専門看護師による個別の相談,コミュニケーションスキルの練習(SST)や多様な心理検査を通じて、一人ひとりに合ったメンタルサポートを提供してきました.そのため今では,多く人の心のケアを支えるための「場」となっています.
当オフィスは,交通便が良い場所にあるため,忙しい日常の中でも,通勤・通学の途中に気軽に立ち寄り相談することができます.
このクラウドファンディングの呼びかけは、支援者も相談者も共に成長し,サポートするコミュニティーを作る一歩です.
皆さまの小さな支援が,大きな希望へとつながります.これからも,多くの人々が充実した日々を送れるよう,六本松心理教育臨床オフィスの応援をお願いします.
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