今回のくらりぬいぐるみを制作していただく会社を訪問し、デザイナーと営業の方にお話を伺うことが出来ました。実は、両名とも弊社の大ファンという事で、以前からくらりの存在を知っていたとの事でした。くらりと一緒に会社を訪れると、そこにはたくさんのぬいぐるみが……
お伺いしたのはぬいぐるみ専門業者として創業55年の歴史をもつ「ぬいぐるみの栄商」。動物ぬいぐるみを専門とし、色々な動物園や水族館などにぬいぐるみを納品されています。その他にも、企業のぬいぐるみ制作にも携わったりと、確かな実績を持つ会社です。
――実は今回のくらりぬいぐるみ作成は、栄商様の方からお声をかけていただきました
営業:以前から東京創元社さんの作品が好きで。北村薫作品などを読んでいました。御社のサイトなどから、すでにぬいぐるみを作成されていたのは知っていたのですが、ぜひ、弊社で作成できればと。
――デザイナーさんもくらりを知っていたとか
デザイナー:はい。私も米澤穂信さんの作品が好きで、そこから東京創元社さんの公式SNSを知りました。紹介されているくらりがとてもかわいくて。
――ありがとうございます!くらりも喜びます。今回のくらりのデザインで変わった点などありますか
デザイナー:より猫らしくしっぽを太くしたり、首やおしりをしっかりさせた事で座った時の安定感が増しました。くらりの体とニル(うさぎ帽子)との対比にも気をつけました。
営業:生地も初代よりも触り心地は良くなっていると思います。
――デザインで難しかった部分はありましたか
デザイナー:初代の印象を崩さないようにグレードアップ感を出すのは難しかったです。特に目元は謎めいた印象が強いので。あとはくらりとニルの一体感もこだわりました。
実際、目元に関しては三度、やり直しをし、ようやく納得いく形になったそうです。こだわりの修正をありがとうございます!
――今回、メガくらりとホームズ衣装も作成いただくことになりました。
営業:メガくらりに関しては、通常のくらりと違って工場のラインでの量産はできません。1体1体を手作業で作成します。その分、お時間をいただく形になってしまいます。
――通常の3倍予定ですが、イメージとしてはどんな感じになるでしょうか。
営業:3倍の大きさのサイズが、だいたいこんな感じになるかと。
そう言って登場したのは、ペンギンのぬいぐるみ。くらりと並べて写真を撮りましたが、その大きさはかなりのインパクトがありました。
デザイナー:メガくらりも、きちんとデザインを見て何度か修正を入れる形になると思います。
――くらりへの愛情たっぷりの方に作成をお願いできて良かったです。仕上がりを楽しみにしています!今日はありがとうございました。
デザイナー・営業:ありがとうございました。
メガくらりのおおよそのサイズ感は伝わったでしょうか。現在サンプルを作成中です。ホームズ衣装のサンプルは以前の活動報告で掲載しております。それぞれの仕上がりに関しましては、最後まできちんと弊社でも監修させていただきます。
早く皆様のお手元にくらりが届けられるよう、引き続き、鋭意努力してまいります。今後ともくらりと東京創元社をよろしくお願いいたします。