販売まであと一歩!プロジェクト立ち上げの背景
「すっぽこ」は、近江商人が伝えた山形の郷土料理として、長い歴史を持っています。しかし、時代の変化とともにその存在が危ぶまれています。私たちは、この貴重な郷土料理を守るために立ち上がりました。前回のクラウドファンディングでは多くの方々に支えられながらも、目標には届きませんでした。しかし、調達した資金を足りないなりにやりくりし、レトルトの開発やイベント開催を行ってきました。山形すっぽこ製造販売開始まで、あと一歩です。この取り組みを再度、広く認知いただき、再興へ向けた動きを加速するために、2回目のクラウドファンディングに挑戦します。
なぜレトルト開発を選んだの?
郷土料理を再興させる方法、保存していく方法は様々ありますが私たちは、様々な要素を比較してレトルトの開発という手法を選び、商品開発を行っています!
最初の初期投資費用が高くなるのが今までの前提でしたが、私たちは、その問題を小ロットでも商品を開発製造行っていただける工場様とのお付き合いがあり、初期費用を抑えて商品開発を行うことができています。また、レトルトは賞味期限が約一年持ち、食品ロスなく無理をしない、再興活動を行う軸になります。このレトルトが、山形から、日本全国、世界中へと広がっていくかもしれません。また、お土産商品を卸すお土産屋さん一店舗一店舗が山形すっぽこの店舗になります。店舗が増えれば提供する飲食店やマルシェのように期間限定で食べられる場所を作ろうとする次なる挑戦につながっていきます。
~再興か消滅か~キャッチフレーズに込めた思い
活動を進める中で、「また来年も頑張ってね」と多くの方から温かい励ましの声をいただきました。そのたびに、「来年も活動を続けたい」という思いが一層強くなります。私たちには、山形を盛り上げる未来がしっかりと見えており、その実現に向けて努力を続けていきたいという強い願いがあります。
しかし、山形すっぽこ再興推進室は、資金が循環する仕組みがないままでは、来年度の活動継続は難しいのが現状です。また、レトルトが完成した先の目標である、山形すっぽこが山形市の観光の目玉になるためには、私たち一つの組織だけではなく、行政やメディア、企業、地域の皆様との団結が必要不可欠です。これまで「山形すっぽこ」は何度も注目を集め、取り上げられる機会がありました。そのたびに再興の兆しが見えたものの、途中で力尽き、店舗数の減少傾向を止めることができませんでした。現在では山形市内でわずか2店舗でしか味わえない、幻の郷土料理となっています。
そんな中、今年「山形すっぽこ再興推進室」が発足し、私たちの活動が多くのメディアに取り上げられています。これにより、再興の可能性がこれまでになく高まっています。この貴重なチャンスを活かさなければ、次に「復活」や「再興」へ向けて取り組む人材が現れることは、残念ながら難しいかもしれません。
今回のクラファンリターンを紹介!!
山形すっぽこ再興の奇跡ドキュメンタリー動画のエンドロールにお名前を記載します!一回目のクラファンを終え半年活動する中で様々な嬉しい出来事がありました。その一方で、一つ私自身が後悔しているのは、この感動を支援者の皆様と十分に共有できていないのではないかと感じ、参加型のプロジェクト運営ができていなかったと気付いたことです。これからはクラウドファンディングをいただいた皆様とともに感動や気持ちの高鳴りを共有していきたく思います。山形すっぽこが再興するプロジェクトに参加できる機会は今しかありません。一緒に奇跡をつくりあげていきませんか?
クラウドファンディングの実行者について
山形すっぽこ再興推進室 推進員 細谷芽生と申します。推進への旗振り役として、クラウドファンディング企画を担当いたします。2回目のクラウドファンディングということで、前回よりも多くの方と出会い、多くの方と夢を共有し、熱い情熱をもって、楽しみながら駆け抜けたいと思っております。
私は山形市出身の大学3年生です。現在は、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部に所属しています。授業ではビジネスのスキルやマインド、ゼミでは秋元祥治さんが担当する地域創生をテーマで勉強しています。
私は、霞城公園から半径2㎞圏内で生まれ育ちました。
山形すっぽこの再興に協力いただいている他の方々も同じですが、山形が好きで山形で暮らしていたのに、山形すっぽこを知らなかったという衝撃と山形の歴史がフューチャーされる可能性に共感してプロジェクトを推進してきました。
私たち「山形すっぽこ再興推進室」は、山形市の郷土史を語る上で欠かせない「山形すっぽこ」を未来の山形市のために再興させようと、山形市の歴史・文化・食を守るために日々奮闘しています。山形すっぽこの再興は、「ラーメン文化」を語る上でも、「最上義光公」の素晴らしい功績を語る上でも大切なキーワードなんです!!これまでの経験と情熱を基に、皆様と共に「山形すっぽこ」の未来を築いていきたいと考えています。皆様の応援で、「山形すっぽこ」レトルト商品が製造販売開始できるかどうかというところまできました!ご支援・ご協力よろしくお願いします!
再度確認!山形すっぽこって何?
山形すっぽこは、江戸時代に山形の旧市街地(現山形市七日町、旅籠町など)で広まった料理。「あんかけうどん」の1つ。あんかけの「あん」が一般にイメージされるよりも重厚で食べれば満腹感に満たされる。忙しい豪商人に愛された仕事食だったのではないでしょうか。近江商人の伝来に関連して、山形市でも広まったと考えられ「近江(上方)の味を懐かしむ」ことができるセレブな郷土料理だったんだろうなと感想を持ちました。詳しくは、前回のクラファンの紹介文や、すっぽこ研究所長岡信也さんの記事をご覧ください。
すっぽこの伝来
江戸時代、最上義光公が山形藩を治め、商人を誘致していた頃までさかのぼります。近江(現在の滋賀県)からやってきた近江商人が、自らの食文化や生活様式を山形に持ち込んだ一つに「すっぽこ」があったと推測されます。近江商人が持ち込んだ商売の手法などのおかげで山形経済が大きく発展を遂げだほどの影響力をもっていたため、外様だった料理がいつのまにか山形の郷土料理として愛され現代までも残ってきました。
今でも残っている食文化としておみづけが有名ですが、すっぽこは、そのような背景から誕生した料理の一つであり、彼らが山形の地で故郷の味を懐かしんで広めたんだろうと思われます。
山形すっぽこの歴史背景を詳しく知りたい方はこちらの動画をご覧ください。
すっぽこ研究所所長の長岡さんのすっぽこ講座です。
今回のクラファンで実現したいこと
今回のクラウドファンディングの目標は、「山形すっぽこ」をお土産レトルト商品として製造販売を開始し、一年中「山形すっぽこ」が食べられるようにすることです。クラウドファンディングが成功すれば、現在の試作品をさらにブラッシュアップし、より多くの人々にその魅力を知っていただくことが可能になります。「すっぽこ」は、ただの料理ではなく、私たちの誇りであり、地域のアイデンティティそのものです。山形すっぽこ再興推進室では、その価値を再発見し、次の世代に伝えていくことを目指しています。
クラファン目標金額と公約
山形すっぽこ再興推進室紹介
プロジェクト発起人、伊藤一之と情熱担当、細谷は変わらずですので前回のクラファンの文章等を参照ください。ここでご紹介したいのが、プロジェクトを支えている仲間が増えている点です!武蔵野大学アントレプレナーシップ学部の授業の一環でそれぞれの長所を生かしながら、活動してきました。
≪新メンバー紹介≫
これまでの活動と準備状況
これまで、私たちは山形市での「山形すっぽこ」への認知度UPに向けた取り組みと「お土産レトルトすっぽこ」試作品の開発に力を注いできました。地元のイベントでの試食会を通じて、多くのフィードバックをいただきました。これにより、商品の魅力・可能性を明確にし、より良い製品作りに反映させています。さらに、パッケージデザイン作成をお願いする方や地元企業との連携を深め、製造販売の体制を整えつつあります。皆様のご支援があれば、次のステップに進む準備は万全です。
活動詳細に関しては、こちらをご覧ください
https://camp-fire.jp/projects/760690/view/activities/625827#main
目標金額達成後の流れについて
50万円達成後すぐに製造を開始します!そして、先行販売などリターン追加をしてさらに山形すっぽこを盛り上げていきます!山形すっぽこ再興推進室を支えていただいている支援者の皆様、少しでも早く山形すっぽこの消滅の危機を脱却そして、皆様のお手元に商品を届けることができるように、情報拡散等々お力添えをよろしくお願いします!また、一度切りの付き合いというわけではなく、クラウドファンディングの活動を通して出会えた素敵なご縁を大切に、地方や地域伝統文化保全、地域魅力化プロジェクトなどなどの文脈で末永く恩返しできたらと思っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
最後に
「山形すっぽこ」は単なる郷土料理ではなく、山形の歴史と文化が詰まった宝物です。私たちは、このクラウドファンディングを通じてその価値を再確認し、より多くの人々に届けたいと考えています。また、今以上の「山形すっぽこ」再興へ向けたチャンスはないと考えています。「山形すっぽこ」が再興するか、消滅するか、瀬戸際です。いまこそ、皆様のご支援が必要です。応援よろしくお願いします。
コメント
もっと見る