ページをご覧いただきありがとうございます。美らくる株式会社の西園と申します。
当社は長野県を拠点に『たもぎ茸』関連商品の販売を行なっておりますが…皆様は『たもぎ茸』をご存知でしょうか?
たもぎ茸はヒラタケ科ヒラタケ属のキノコで、主に北海道や東北地方に自生するきのこです。
採取可能な期間が短く大変希少な品種で、人工栽培についても温度・湿度・空気・光の管理が非常に繊細で極めて難しく、安定的に供給している生産者は全国でも数えるほどしかありません。
そんな「幻のキノコ」とも呼ばれるたもぎ茸。含有される栄養成分から近年注目を集めはじめています。
最大の特徴は、唯一無二の抗酸化物質「エルゴチオネイン」を多量に含んでいること。紫外線による肌へのダメージを軽減することが分かっており、紫外線による肌の老化(シミ・シワ・たるみ等)を防ぐ働きがあると考えられています。また、強い抗酸化力を持つエルゴチオネインは、認知症予防に対する効果も認められてきています。
エルゴチオネインは様々なキノコから接種することができますが、たもぎ茸における含有量はご覧のとおり抜群。これからの健康・美容食として欠かせない食材なのです。
私自身も、たもぎ茸の効果を実感した一人です。数年前に体調を崩し寝込んでいるときに友人から勧められたのが、たもぎ茸でした。
たもぎ茸の粉末が入ったお茶を2ヶ月ほど飲んでみると、毎日のようにだるかった身体がすっかり軽くなり、気持ちも晴れやかに。170もあった血圧が140に減り、体重も5キロほど下がりました。周囲からも「顔色が良くなった」声をかけていただき嬉しかったです。
私と同じような悩みを抱えている方々にも、たもぎ茸を生活に取り入れていただきたい。そうした思いから、たもぎ茸の栽培業者さまと代理店契約を結び、たもぎ茸の加工品や美容アイテムの販売を開始しました。
あるとき、たもぎ茸を飼料に混ぜて使用している養鶏農家さんがいることを耳にしました。試しにその卵を取り寄せてみたところ、普段食べている卵とは格別の味に大変驚きました。
知り合いの養鶏農家さんにもご協力いただき、アローカナという鶏の雛にたもぎ茸の粉末を混ぜた餌と水を与えたうえで検体分析をしたところ、人間と同じようにエルゴチオネインが通常より多く確認できました。雛の育ちも通常よりも早く、卵を産むのも1ヶ月ほど早かったそうです。
たもぎ茸の効果に驚くと同時に「人間や動物にプラスの効果をもたらしてくれるたもぎ茸は、野菜や果物にも効果があるのでは?」と、ふと思いついたのです。
果物はエルゴチオネインを吸収することはできません。それでも、なにか変化が起こるのではないか。そんな期待を膨らませながら、長野県内2か所のぶどう農家さんご協力のもと、2023年度に初めての実験を開始しました。
結果としては、ナガノパープル、シャインマスカットともに、全体的に粒が大きく育ちました。千曲市のナガノパープルに関しては前年に晩腐病が酷かった畑だったそうで、農家さんも半ばあきらめていた状態でしたが、全く心配なく、収穫したうちの9割がしっかりと育ちました。
成分レベルではどのような変化が生じたのか確認するため、再春館安心安全研究所(熊本市)に今回実験を行なった2品種の分析を依頼しました。
ナガノパープルには皮膚に潤いをもたらす天然保湿成分(NMF)として最も重要なアミノ酸のひとつで、高い保湿作用があるとされる「プロリン」が、
シャインマスカットには成長ホルモンの分泌を促して免疫力の向上や疲労回復を促進するとされる「アルギニン」が通常より多く含まれていたのです。
糖度もそれぞれ肥料なしのものと比べると1度高い結果となりました。
実験初年度であった2023年度は、当社が農家さまからたもぎ茸肥料を用いた農産物を仕入れ、都内の百貨店やECサイトなどを通じて初出荷しました。どの販売ルートでも「ほかの果物とは味が違う」「ぜひ毎年いただきたい」などと好評をいただき、バイヤーの方々からも太鼓判を押して頂きました。
たもぎ茸肥料に自信を持った一方、2023年単年だけの分析結果だけでは不安でしたので、某国立大学の農学研究を専門とされている教授に研究協力を依頼しました。
まずは肥料の信頼性を確かなものとするため、2024年も同様の実験を行うことに。肥料を与える本数や品種を増やし、違う土地でも同様の結果を得られるのか、調べることになりました。
実験にご協力いただける農家さまを探すなかで、ぶどう農家さまだけでなく、実験結果に興味を持ってくださった他の農産物を扱う方々にもご協力いただけることになったのです。
今回のクラウドファンディングでは、一部の協力農家さまのもと収穫された農産物をリターンとしてご用意いたします。
すでに収穫を完了・行なっている農産物の糖度を測ってみたところ、2024年も優位な結果を得られています。精緻な分析はこれからではありますが、たもぎ茸の肥料化へ更に期待が高まっています。
このたび私がクラウドファンディングを実施する理由は、大きく3つございます。
1つ目は、たもぎ茸肥料の効果を実証するために必要な分析費の調達です。
農産物の成分レベルの検査を行うには、多額の費用がかかります。参考までに、2023年度の分析費用は、ナガノパープル・シャインマスカットそれぞれ約48万円でした。
今年度は5種類のぶどう、2種類の桃、キウイフルーツ、コシヒカリと、9種類を分析にかける予定ですが、およそ156万円程度を見積もっています。これに加え、専門家による指導費や実験に用いた肥料代なども考えると、今年度だけでさらに100万円ほどの経費が必要です。
2つ目は、ご協力いただける生産者さまを募るため。
継続的に肥料の効果を検証・改善していくためには、多くの生産者さまのお力添えが必要です。農家の方々にとっても、たもぎ茸肥料を用いることで疫病や災害に対する不安・負担が減るかもしれません。また、化学肥料に頼ることなく安全な農作物を流通することができれば、より身体に良い食事を摂れることになります。
なんにせよ、たもぎ茸肥料の本格実用化と農産物のブランド化には、より多くの生産者さまのご協力が不可欠です。取組を広く認知いただけるクラウドファンディングを通じて、たもぎ茸肥料に興味を持っていただきたいと考えました。
そして3つ目は、たもぎ茸を使った果物を多くの方々に召し上がっていただきたいから。
たもぎ茸の効果や、たもぎ茸肥料を用いた農産物の品質に自信を持っていますが、「たもぎ茸」自体が世の中に浸透していないのが現状です。まずは一人でも多くの方々に、たもぎ茸のチカラを感じていただきたいと考えています。
私がいま積極的に取り組んでいるのは、たもぎ茸および農産物の販路拡大と活用シーンの拡大です。県内外のイベントや百貨店等への出店に加え、たもぎ茸を用いた料理の提供など、その可能性を拡げることに努めています。
生産者さまにとっては、安心安全で高付加価値の農産物づくりに。
消費者にとっては、健康的で美味しい食生活に。
両者に大きなメリットをもたらす「たもぎ茸肥料の本格実用化」をきっかけに、新しい食の好循環を生み出すことが、当社の役目であると考えています。
そのためにはまず、肥料の信頼性を担保する分析が必要です。どうか本プロジェクトにご支援いただくとともに、たもぎ茸や農産物を召し上がっていただけますと幸いです。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
■資金の使い道
本クラウドファンディングはAll-in方式(実行確約型)で実施します。目標金額である100万円に達しない場合にも、たもぎ茸の成分調査および研究の継続、ご支援者様へのリターンの提供を行います。
本クラウドファンディングで集まった資金は下記のとおり活用させていただきます。
・たもぎ茸肥料を活用した農産物の生育実験および検査分析
・肥料改良や活用に関する専門家指導
・リターン提供費(農産物購入費、梱包費、送料など)
・クラウドファンディング実施手数料
■実施スケジュール
2024年10月上旬時点での想定スケジュールです。農産物の生育状況等によりスケジュールに一部変更が生じる場合がございます。
2024年10月10日 クラウドファンディング開始
2024年10月31日 クラウドファンディング終了
2024年11月以降 各農産物の分析を開始
2024年11月末 ご支援金の入金
■注意事項 ※ご支援前に必ずお読みください
・たもぎ茸エキス肥料の効果は検証段階にあり、ご支援の御礼としてお届けする農産物が平年以上の糖度や成分を持つと保障するものではありません。予めご了承ください。
・天候不順や災害等の影響で、農産物の発送時期に影響が及ぶ可能性がございます。各リターンの概要欄に記載されている提供時期から遅延等が生じる場合、活動報告やCAMPFIREのメッセージ機能を通じてご連絡差し上げます。また、農産物の提供自体が困難となった場合、同金額相当のたもぎ茸加工商品をお届けするなど、代替品の提供をご提案させていただく場合がございます。
なお、支援後のキャンセルにつきましては、はじめに下記をご覧ください。
支援後の変更・キャンセルについて
■お問い合わせ
本クラウドファンディングへのお問い合わせは、本ページ「メッセージで意見や質問を送る」ボタンよりご連絡ください。
なお、ご支援の方法や決済方法等に関しては CAMPFIREヘルプ をご確認ください。
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