竹野のbozzoです!
クラファン3日目にして42人のご支援!
誠にありがとうございます!!
引き続き、『京極湯』の記憶を残すべく、サポートよろしくお願いします!
今日午前中、【京極湯ご訪問】のご支援を頂いた方を、
ご案内をしてきました!
ホッカホカのレポートです!
『京極湯』そのものも初めて…ということで、
ファサードの昭和の意匠にまずは惚れ惚れ。
「これだけでも十分保存の価値がある入口ですね」と感嘆されていました。
店主福井さんの居住スペースから『京極湯』の女湯脱衣所へ。
女湯と居住スペースがつながっているのは、
『京極湯』は代々女性メインで番台に上がっており、
男性は主に釜場や薪割りを主な仕事としていた…その名残だとか。
浴場スペースにトイレはありませんので、
入浴前にトイレに行きたくなったら、
男湯の場合、一度外に出て、
居住スペース入口から入る必要がありました。
女湯の浴場へ。
天窓から夏の光が射し込みます。
空っぽの湯船を見てひと言、「深いですねえ」。
底のタイルが茶色いのは、
鉄分を多く含んだお湯が長年注ぎ込まれたため。
元はクリーム色のタイルだったそう。
全体に年季が入った湯船。所々タイルの補修が行われている。
ライオンの口からは、水が出る設計。
店主福井さんもひょっこり顔を出してくれました。
女湯には店主福井さん用の小さな湯船が。
営業時は終業後に風呂を洗い、
最後に湯船に浸かっていたそうな。
ボイラーに火入れが出来なくなった今は、
新たにガス式の湯沸かし器を設置。
夏はシャワーを浴びるぐらいだから大丈夫だが、
冬はこれだけのスペースを暖める機能もないため、
湯船にお湯を張っても、寒くて仕方ない…とか。
男湯の脱衣所。
いろはロッカーは据え付け仕様。
昭和10年の創業以来、使われてきた。
下駄箱も同じく創業から。
札が無くなると、使用不可になるから、
営業時はあまり勧めませんでした…と福井さん。
たしかにみなさん、下駄箱は使わず、靴を脱ぎ捨ててました。
「このままでもとても価値のある下駄箱にロッカーですね」と訪問者。
建物裏手にある釜場へ。
住居スペースを横切る必要があるため、
今回は一度外に出て、ぐるりと回って裏手へ。
そびえ立つ煙突。
昭和の風情を残した釜場と薪場。
釜場から湯船につながる配管の複雑なこと。
どのコックを開け閉めすれば、お湯が注がれるのか、
熟達した経験がないと、ヘタに触ってポンプが破裂しそうです。
釜は銭湯の心臓なので、
手入れも行き届き、いつでもお湯を沸かせる状態だったのだが、
1年半の休業により、煙突と釜のあいだにヒビがはいり、
薪を燃やすと煙が釜場内に広がってしまうとか。
張り巡らされた配管も、長時間の休業で圧が変わってしまい、
管内のサビがどうなっているか心配だ…と、福井さん。
営業時はまるで生き物のように、
釜場が発するエネルギーにムンムンとした空気で、
とても素人が立ち入ることの出来ない空間でしたが、
いまはひっそりと、何かを待ち構えているようです。
『京極湯』ご訪問は、このようなカタチで、
昭和10年創業そのままの、銭湯の表と裏をご覧いただけます。
15人限定のご訪問枠も残11人。
銭湯の仕組みにご興味ある方は、
ぜひご選択ください〜!
以上、ホットなレポートでした!