【ご報告】ARDミュンヘン国際音楽コンクール木管五重奏部門の全日程が終了しました。
結果は残念ながら1次予選で敗退で、応援してくださった方々のご期待に沿えず、非常に残念な気持ちで一杯です。
(©︎Daniel Delang)
演奏後には審査員の先生からフィードバックを頂くことができました。
「音色、音程やメロディーラインの受け渡しなどはとても良かった。縦のラインも本当によく揃っていたし、リハーサルを重ねたことがよく伝わった。でも、お客さんが入った時にリハーサルと同じようなまとまった演奏ではなく、そこにいる人たちに向けたアクションをもっとしてほしい。演奏が崩れるのを恐れずに。」
先生方はとても優しくて、どうかこの結果に落ち込まないで。受けてくれてありがとう。と励ましてくださいました。
もっとスケールの大きい音楽をしたいと思っていたものの、5人のバランスが崩れてしまったり方向性にばらつきが出ることは避けたいという思いもあり試行錯誤していた私達でしたが、幸運にも1次予選の3団体目と早い出演順だったので、予選からファイナルまで他団体の演奏をたくさん聴くことができました。
世界中から集まっただけあり、本当に様々なコンセプトの演奏がありましたが、全く同じ曲でもここまで違う音楽になるのかと面白さがありました。他団体の演奏を聴いて、グループとしてのコンセプトを明確にする事や演奏のアイディアを豊富に出し入れする大切さを学びました。
とても上手いグループばかりでしたが、その中でも聴衆に向けてアグレッシブにアクションをしたグループは、やはり演奏後も印象に残ります。
とても良いエッセンスをたくさん貰えたので、帰国後も積極的に木管五重奏に取り組み、良さを広めていきたいと思っております。
本コンクールに挑戦するにあたり、たくさんの方々に応援していただきました。改めまして本当にありがとうございました。大変貴重な経験を積ませていただきました。
今後ともアンサンブルライゼを何卒よろしくお願い申し上げます。
アンサンブルライゼ一同