皆様おひとりおひとりのご支援のおかげで、当初の目標金額「60万円」を達成することができました!
ご支援してくださった皆様、本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。
最初は僕1人のプロジェクトだったのが、気がつけばたくさんの方に応援していただけるプロジェクトになっていました。皆さんの応援の気持ちを背に、責任を持ってプロジェクトを進めてまいります!
クラウドファンディング終了まで、残り3日!!
ネクストゴールとして「80万円」に挑戦いたします!
ご支援いただいたお金は、より多くのCPRがキャンドル製造の仕事に関われるようにするための機材購入費(ココナッツの縁を綺麗に整えるためのグラインダー:1つ約8,000円)や雇用費に充てさせていただきます!
CPRが持続的に仕事ができるようにするためには、諸経費含め、もう少し費用が必要になります!
少額のご支援をしていただける方、追加でご支援をしていただける方向けに「支援額500円」のリターンを用意いたしました!
最後までご支援・ご声援、よろしくお願いいたします!
〜〜〜〜〜 以下、本文です! 〜〜〜〜〜
このプロジェクトは、そんな現状を変えるための挑戦です。
はじめまして!
21歳大学生で発展途上国フィジーの社会課題解決に挑戦する、佐藤柊です!
僕は、南太平洋の島国フィジーで街の至る所で見かける「ココナッツ」を使用したキャンドル製造を通して、フィジーのゴミ山で働いている人へ、仕事を生み出すプロジェクトを立ち上げました。
『命の樹』を使ったキャンドルで社会課題解決
フィジーでは、ココナッツのことを別名「命の樹」と呼ぶことがあります。
「ココナッツさえあれば、どこでも生きていける」という考えがあるのです。
というのも、「ココナッツ以外の食べ物がなかったとしても、ココナッツの水分や果肉、殻がフィジーの人を救ってくれる」と考えられているからです。
例えば万が一、食料が足りないということが起きたとき、水分は飲料、果肉は食料、殻は身を守る物として、命を救う存在なのです。
僕は、ココナッツがフィジーの人にとっての「命の樹」であるように、このキャンドルをフィジーのゴミ山で働く人たちにとっての「命の樹」のような存在にしたいという想いがあります。このキャンドルで灯した光が、フィジーのゴミ山で働く人たちの生活を豊かにする光になるのです。
フィジーの社会課題「ゴミ山とそこで働く人たち」
僕がフィジーに来たのは、今年2月。
渡航前は、フィジーと聞くと「南国で綺麗なリゾートがたくさんある国」というイメージを持っていました。もちろんそんな場所もありますし、たくさんの観光客がバカンスを楽しみに来ています。
しかし、それはフィジーの1側面にすぎませんでした。
街に目を向けると、あちらこちらにペットボトル、瓶、缶、ピザを食べ終わった後の箱など、たくさんのゴミが落ちていました。
そして、なかでも僕が1番衝撃を受けた場所があります。
それがこの「ゴミ山」でした。
この「ゴミ山」とは、いわゆるゴミの最終処分場です。住宅街や飲食店、ホテルなどから排出されたあらゆるゴミが集積され、分別も焼却もされずにそのまま放置されています。
なぜ、このようなことになってしまっているのでしょうか。
それは、フィジーにはゴミを処理するための焼却炉がなかったり、リサイクルのシステムが浸透しきっていなかったりしているためです。ここでは約40年もの間、運ばれてきた全てのゴミが、そのまま積み上げられてきました。
僕がゴミ山を実際に訪問した際は、生ごみ、紙ごみ、ペットボトル、ビン、カン、家電製品、大型ゴミなど、本当に様々な種類のゴミが一緒になっていました。
悪臭が漂い、尋常じゃない数のハエが飛んでいて、野犬はゴミの中から餌を見つけて食べていました。また、雨季ということもあり地面はぐちゃぐちゃで、靴は泥で真っ黒になりました。
この世には、自分の力ではどうにもならない大きな壁がある、と知らしめられた気がしました。
しかし、僕はこの場所で、1つの光と出会いました。
ゴミ山に行くと、賑やかな笑い声が聞こえてくることがあります。この声の主こそ、今回のプロジェクトの主人公で、僕が出会った光です。彼らは、フィジーで「CPR」(Collection Pillars of Recycling)と呼ばれる人たちです。意訳すると「リサイクル品を集めるプロ達」という意味で、ゴミ山の中からペットボトルや缶、金属製品などの資源を集めて洗浄し、地元のリサイクル会社に売ることでお金を得ています。
CPRにはどんな人がいるのかというと、例えば
・3人の子どもを持つ父ちゃん
・16歳の兄ちゃん
・40歳くらいのおばちゃん
・60歳のベテランおじいちゃん
など、年齢、性別、バックグラウンドはさまざまです。
彼らは一見幸せそうで、ゴミ山での仕事を楽しんでいるようにも見えます。
しかし、実際に話を聞いてみると、彼らの中にはある想いが隠れていました。
それは、「本当は他の仕事が欲しい」ということです。
笑顔で楽しそうに仕事をしているとはいえ、ゴミ山での仕事は過酷で、しんどいのだそうです。
なぜなら、気温30℃で直射日光に晒され、作業中は水もろくに飲めないという状況だからです。また、毎日の収入も天候やゴミ山の状態によって不安定なため、安心して生活もできない状態なのです。
夢という希望を絶やさない彼ら
ゴミ山で働く彼らCPRには、夢があります。
この言葉は、実際にCPRが僕に対して言ってくれた言葉です。
彼らには、僕らと同じく夢があります。しかし、生まれた場所が違うだけで、夢を実現どころか追いかけることすらできないのです。
「夢に挑戦すること」は、全ての人に与えられるべき権利です。
だからこそ、その権利を彼らが得るために、僕のプロジェクトで「キャンドルを製造する」という新たな仕事を生み出し、彼らが彼らの夢を叶えられる未来をつくることに挑戦します。
キャンドル製造で仕事を生み出すこととゴミ問題の関連性
このプロジェクトを多くの方に紹介する際に、ある1つの疑問を多くの方にしていただきます。それは、「キャンドル製造の仕事をCPRに提供できた場合、彼らがいなくなったゴミ山はどうなるのか?」という疑問です。
現状そこに対して、自信のもてる回答を持っているわけではありません。しかし、まず大前提として、私は最初からこのキャンドル製造を彼らのメインの仕事にしようとはしていません。
というのも、彼らは雨が降った日や乾燥のしすぎでゴミ山から火が出ている日は、そこには入れません。そんな時のために、まずは彼らの仕事の「副業」として、この仕事を生み出し、賃金の安定化を計ります。
そして今、現地ではゴミをなるべく少なくするための分別・リサイクル文化を、現地のNPO団体が浸透させている真っ最中です。そのため、数年後にゴミ山のゴミが少なくなり、CPRに新たな仕事を提供しなければならなくなった時に、彼らにこの仕事をメインの仕事として提供します。
そうすることで、ゴミ問題の解決を念頭に置きつつ、彼らに新たな仕事を生み出すことができると考えています。
なぜキャンドル?
僕がキャンドルを初めて使うことになったきっかけは、自分が好きだった人からキャンドルをもらったことでした。
最初はキャンドルに対してなんの想いも持っていなかったのですが、毎日使っているうちに、キャンドルの魅力に引き込まれていきました。
キャンドルは、その小さな火1つだけで部屋全体を照らし、日々の疲れを癒してくれます。
なんでもない日でも、キャンドルがあるだけで豊かになるのです。
どんなキャンドル?
このキャンドルは、捨てられるはずだったココナッツを使用した、環境に優しいキャンドルです。フィジーでは、見た目はほぼ同じでも、ココナッツウォーターが入っていないと捨ててしまいます。なぜなら、人々はそれに含まれる栄養価を重要視しているからです。このような理由で捨てられてしまうものがかなり多いため、逆にこれを活用しようと考えました。
このキャンドルは、そのようなココナッツからオイルを抽出したり、殻を容器として再利用したりしています。
フィジーの最低賃金は、時給$3〜$4(日本円で約200円〜300円)ほどと言われています。一方、このキャンドルは、3時間ほどで2つ製造することができ、1つ製造するごとにCPRの方々に$10(日本円で約700円)をお渡ししています。そのため、時給換算にすると約$6(日本円で約420円)をお渡しすることができるのです。彼らのメインの仕事にするには、まだまだ少ない額ですが、副業として彼らに安定した給料を支払い続けることで、彼らの生活は一変するのです。このキャンドルをたくさんの人が知って使ってくれることで、フィジーの社会問題が少しでも解決されるための一助になるのです。
使用イメージ・シーン
仕事や学校のあと、ご自宅でソファに座りながらこのキャンドルをつければ、疲れた心や身体を癒してくれます。また、お風呂に浮かべればフローディングキャンドルとしても使用することができます。そして、キャンドルを全て使い切ってしまっても、キーケースや植物の植木鉢としての再利用をすることができたり、ココナッツの殻は土に自然分解されたりするため、環境負荷の少ない商品になっています。
実際にサンプルを使った方からは、ココナッツの良い香りを感じられ、ゆったりとしてて心地が良いという感想をいただいています。
プロジェクトの進捗
現在、このキャンドルプロジェクトはフィジーの現地NPOや企業などと協力しながら、実現に向けて1歩ずつ、確実に歩みを進めております。
フィジーには、CPRを支援しているPacific Recycling Foundation(以下、PRF)というリサイクル事業や一般人向けの啓発に取り組む先進的な団体があります。
僕は彼らと提携し、5月にはPRFのオフィスでCPRとのキャンドル作成ワークショップを実施しました。実際にキャンドル製造を仕事として提供する準備を整えています。
リゾート地での販売も開始しています。
僕が活動拠点にしているLautoka市から船で5分ほどで行くことのできるBekana島という場所では、既に常時販売を開始しています。
また、First Landingというリゾート地で月に1度だけ行われるVuda Beach Marketにおいて、日本人で初めて出展させていただきました。
現状、アイデアにすぎませんが、クラウドファンディング後は、日本で南国をモチーフにした結婚式場やホテルなどと提携し、販売していくことを目標としています。このキャンドルを使用することで、南国にいくお金はないけれど南国風の結婚式をしたい方や、南国風のホテルに泊まりたい方のニーズに答えたいと思っています。
また、2025年から日本での販売を開始できるようにするために、2024年中にCPRにキャンドル製造の全工程を仕事として提供し、生産・輸送を現地の方だけで回せるようにして、持続可能的にCPRがキャンドル製造をできる体制を整えていく予定です。
資金の使い道
<内訳>
・キャンドル製造のCPRの人件費(リターン作成分):約10万円
・機材購入費:約5万円
・材料費:約10万円
・キャンドル以外のリターン作成費用:約5万円
・リターン輸送費:約10万円
・航空券代金:約10万円(6月上旬にビザの関係で日本へ一時帰国し、再渡航の費用が必要になるため、航空券代金が内訳に含まれています。)
・滞在費:約10万円
合計:60万円
募集方式について
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
スケジュール
2024/06/05: クラウドファンディング開始
2024/06月上旬: 一時帰国
2024/07/15: クラウドファンディング終了
2024/08月下旬: 再渡航、リターン作成
2024/12月頃: リターン発送
リターンの詳細
※商品紹介
活動報告zoom
→2025年1月ごろをめどに開催いたします。詳細は、後日メールにて送らせていただきます。ココナッツキャンドル
→ココナッツの香りがするキャンドルです。オリジナルステッカー
→CPR Candleのロゴが印刷されたステッカー。プレゼント用袋
→フィジーのテイラーさんで残った切れ端を利用したアップサイクル巾着袋。CPRからのメッセージ動画
→支援者様へ、CPRからのメッセージ動画をお送りいたします。直接会いにいくコース
→キャンドル作成秘話やフィジーの話など、ネットだけでは絶対に知ることのできないたくさんの情報を支援者様に直接お話しさせていただきます!
※移動費など、その他必要経費は別途相談となります。
最後に
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!
僕は、このプロジェクトを通して、様々な人にフィジーを知ってもらうきっかけや、社会課題について考えていただくきっかけを作れればと思っております。
フィジーには、ゴミ問題だけではなく、海面上昇や地球温暖化、貧困問題、雇用問題など、まだまだたくさんの社会課題が山積みになっているのが現状です。
しかし、それをそのまま放置して、日本で社会課題解決の難しさを語っているだけでは、状況は何も変わりません。これは「ゴミ処理場で働く人たちへ仕事を生み出す」という、フィジーではまだ誰もやったことのないプロジェクトです。まだまだ荒削りで、伸び代だらけです。しかし、現実から目を背けても何も始まりません。だからこそ、僕はそこに挑戦します。
僕の1歩も、みなさんの歩む1歩も非常に小さいものかもしれませんが、その小さな1歩の積み重ねがフィジーをより良い場所にすると信じています。
僕は、フィジーで「CPRに仕事をつくる」ことで、フィジーの社会課題解決に貢献し、素敵なフィジーの未来を作ります。
僕はみなさんの応援してくれる気持ちを力に、社会課題をこの手で解決していきます。みなさん、そしてフィジーの人と一緒に美しいフィジーを作りたいです。
ぜひとも21歳の大学生に、そしてフィジーのCPRに、お力添えよろしくお願いいたします!!
佐藤柊
最新の活動報告
もっと見るSocial Innovation Fiji 代表 川上晃史さんより応援メッセージをいただきました!
2024/06/21 18:00フィジーでの本プロジェクト立ち上げに際し、サポートしてくださっているSocial Innovation Fiji 代表 川上晃史さんより応援メッセージをいただきました!川上さんには、フィジーに来た当初からサポートしていただいていて、大変お世話になっております!応援メッセージ、本当にありがとうございます!ーーーーーーーーーーまだまだ伸びしろだらけ、それがこのプロジェクトの現状だと思います。見る人が見れば、製品の質も、販売やマーケティングもこれからどんどん議論していく、そんなフェーズのプロジェクトでしょう。でもフィジーのような発展途上国にとって、社会課題解決を実際に形にするということは、そういうことなのだと思います。日本から、先進国から、あーだこーだ、きれいごとを言っていたりしているだけでは実際には何も起こりません。佐藤君のように、困っている人のため、苦しんでいる人のために、ど素人でも、パッションしかなくても、それでも現場に立ち続け、粘り強く交渉をし、前に進み続けることで、何かが生まれる。このプロジェクトもまだまだスタートラインにも立っていないのかもしれません。でも情熱をもって進む佐藤君が、皆さんの心にも火をつけ、少しでも社会変革につながるプロジェクトになることを期待します。ぜひこのプロジェクトを応援していただきたいと思いますし、合わせてたくさんのご指導ご鞭撻、突っ込みダメ出しをいただけますと、幸いです。Social Innovation Fiji 代表川上晃史 もっと見る
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