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東京のドヤ街・山谷地域で小さな芸術祭を今年(4年目)も実現したい!

ドヤ街と呼ばれる、東京・山谷地域。より多くの人に山谷に足を運び、都市開発と「異郷人」について考えてもらうために。地域の方々にアートの感動をお届けするために。山谷地域で小さな芸術祭を過去3年間開催してきた若手アーティストたちは、今年もアーティスト・イン・レジデンスを含め、4年目の芸術祭を実現したい!

現在の支援総額

63,000

4%

目標金額は1,500,000円

支援者数

12

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/06/19に募集を開始し、 12人の支援により 63,000円の資金を集め、 2024/08/31に募集を終了しました

東京のドヤ街・山谷地域で小さな芸術祭を今年(4年目)も実現したい!

現在の支援総額

63,000

4%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数12

このプロジェクトは、2024/06/19に募集を開始し、 12人の支援により 63,000円の資金を集め、 2024/08/31に募集を終了しました

ドヤ街と呼ばれる、東京・山谷地域。より多くの人に山谷に足を運び、都市開発と「異郷人」について考えてもらうために。地域の方々にアートの感動をお届けするために。山谷地域で小さな芸術祭を過去3年間開催してきた若手アーティストたちは、今年もアーティスト・イン・レジデンスを含め、4年目の芸術祭を実現したい!

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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◉自己紹介

私たちは、芸術祭企画団体「3ducksDADA」。東京にある、ドヤ街と呼ばれる山谷地域で、「再来さんや:小さい芸術祭」を開催するためがきっかけに、2021年に外国人(藝大・美大等の留学生)を主なメンバーとして結成されました。

かつては山谷(さんや)と呼ばれた、現在の南千住あたりにあるこの地域は、東京の中では特殊な地域のようです。高度経済成長期に、ドヤ街と呼ばれ、日雇い労働者が集まっていたこの街は、経済のバブル期や都市の再開発を経て、今では野宿生活者の街となり、日本人が治安が悪いと避けて通り、外国人が安い宿を求めてやってきます。

経済発展と都市開発に翻弄されてきた異郷人が集まるこの街に、当時東京藝術大学の留学生だった3ducksDADAの立ち上げメンバーは、遥か中国にある自分の故郷の街と、留学生である自分自身の境遇を重ね、共鳴を感じました。

そして、「ここ山谷で、小さな芸術祭を開きたい!」と。

そこからは、何もかもが初めてだった。手がかりも繋がりもない中で、地道に地域のお店に何回も聞き込みに行き、地域支援組織の清掃活動などのボランティア活動に参加し、アート作品の展示をさせていただける場所を根気良く交渉し、路上の使用許可を関係各所に申請し…そして、同じく留学生の美大生や、日本で営みをしている国内外のアーティストなどに呼びかけ、山谷地域に独特な魅力を見出した仲間たちと、4年前に、初回の「再来さんや:小さい芸術祭2021」を開催しました

芸術祭の名前「再来さんや」は、長年地域に根ざしてやってきた、
中国系移民の方が経営する居酒屋「再来」から拝借しています

芸術祭の企画運営チームとして、3ducksDADAはそこで生まれました。最初は、「山谷異邦人」という名前の、たった3人のチームでした。

都市の他者は土地に漂着し、根を張り、自らの居場所を築いていきます。アートを通じてコミュニケーションの場を作り、都市開発や移民について考えることで、私たちは都市から排除されている他者を再び視野に入れます。自分自身で他者を見、他者を通して自分自身を理解するのです。

再来さんや2021にて、山谷の路上で行われたアートパフォーマンス


◉これまでの足跡・実績

◾️2021年:初めての再来さんや芸術祭

2021年10月、初回の「再来さんや:小さい芸術祭」は、何もかもが初めてな運営チームが色々と手探りしながら、たくさんの人に応援され、東京藝大I LOVE YOUプロジェクトに助成してもらい、無事開催されました。

この芸術祭で私たちは、「地域・社会構築」のテーマに関心を持つ日本の新進アーティストや海外の若手アーティストたちを招き、芸術創造と社会調査を組み合わせたアートプロジェクトを展開しました

招聘アーティストたちは、事前に山谷地域を勉強・訪問し、この街の記憶と現状を汲み取り、それを街に溶け込む形で作品にします。絵、装置、映像、写真、音楽、パフォーマンス、ワークショップ…。街中のあちこちでアート制作と展示の場を探し、地域の方と共に作品を作り上げます。

そして芸術祭当日に、来場者は、ガイドブックを片手に、山谷の街を歩きながら、作品を探し、アートを楽しみ、街のさまざまな顔を知っていきます。

再来さんや2021、地域各所に散らばった作品を載せた地図

来場者の多くは、山谷に来るのは初めてです。山谷にマイナスなイメージがある人もいれば、この街のことを何も知らない人たちも多いです。みんな何かしら知らなかった山谷のことを、知って行きました。

そして何より嬉しいのは、地域に住む方々も楽しんでくれています!路上生活者の方で、我々の地図を片手に、大きなお荷物を背負いながらすべての作品を回ってくれた方もいらっしゃいました。

もうひとつ記憶に残ったエピソードがあります。実は芸術祭当日、気温が急に下がり、大雨の中で受付でメンバーが震えていました。そしたら、地域のおじさんから声掛けられ、熱い缶コーヒーと、「若者の熱意から、街の魅力を改めて見つけた」という応援の言葉をいただきました。何より沁みました。そして、この芸術祭を1回きりで終わらせたくない!と心の中で誓いました。

アート作品の一部は、芸術祭が終わった後も、街の風景の一部として今も残っています。

店主さんに気に入られたウォールアート

◾️2022年:インパクトがだんだん広がっていき

2022年10月に、「再来さんや:小さい芸術祭」を1回きりで終わらせず、さらに新しいアーティストたちを呼び、2回目の開催を遂げました!3ducksDADAも、3人のチームから7人の団体になりました。

簡易宿泊所の外に設置された装置作品

有難いことに、地域に溶け込む地道な努力と新進気鋭のアート作品を評価され、2回目の開催以降、再来さんやは、地域の中にとどまらず、東京ないし海外にまで足跡を伸ばしていきました:

2023年2月 28th学生CGCアート部門 審査員賞港千尋SILVER賞
2023年3月 ARTiX³(CUBE)ソフトオーブン公募展に出展、企画展に選出
2023年5月 ギリシャコーフ島でAUDIO VISUAL ARTS FESTIVAL2023に映像出展
2023年8月 ARTiX³(CUBE)で「七日泊」個展開催
2023年9月 武蔵野美術大学大学院造形構想研究科クリエティブリーダーシップコースにて特別講義

路上で、ブルーシートをキャンバスに

アーカイブ資料や装置・映像の展示を通じて、山谷の存在が、記憶が、生き様が、国境を超え、人々にとって都市のあり方と「異郷人」の生き方について考えるきっかけになれたらと思います。東京の中でも異質な存在であるこの街に、そういう、世界に通用するような意味を持っていると感じます。

急速な開発と頻繁な取り壊しにより、都市は均質化に向かって妥協し続けています。異質な文化は、都市開発の狭間に積み上げられます。誰が都市の構造を定義し、誰が階級を分かつのか?

簡易宿泊所のロビーで流れる映像作品

◾️2023年:アーティスト・イン・レジデンス(AIR)も取り入れて

3年目の芸術祭は、7人チームの運営体制に変わり、公益法人財団東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京スタートアップ助成のもと、初のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラムを実施しました。

このAIRプログラムでは、作家が山谷のドヤに泊まり込みでアート制作に取り組むことを通じ、山谷地域の歴史や文化を理解し、地域にふさわしい作品を制作することで、地域住民との交流を促進することを目指しています。

ホテルの方のリクエストで描かれた、窓を彩るアート初年度では公募で選ばれた作家5名が、山谷地域の社会的企業・福祉支援組織が運営する低料金の賃貸ホテル・簡易宿泊所(ドヤ)5箇所に滞在し、時間を掛けた丹念なリサーチと地域住民との交流を通した作品・パフォーマンスを展示しました

マップを片手に街とアートを見て回る来場者また、この年には、地域で長年支援活動を行ってきたNPOの方々と対談を開き、シンポジウム「アートシーンとコミュニティ形成-旅の原点」を開催しました。

2年目にも嬉しいことに、初めてドヤに住んでいる方のアート作品を芸術祭で展示させていただくことができ、3年目にして、より一層地域に密着した芸術祭プログラムを目指していきたいと考えています

20年間「地域の信頼関係を重視した山谷のまちづくり」をテーマに山谷で
活動してきた一般社団法人結YUI 代表理事義平真心さんと、アーティストたちと対談

◉再来2024を実現するために…あなたのご支援が必要です‼️

毎年、来場者や関係者の方々に、「また会おう!」「来年も楽しみ!」「今度アーティストとして応募したい!」と嬉しい言葉をいただいています。3ducksDADAのメンバー7人は、それぞれ学業や仕事がある中での芸術祭運営は、正直とても大変ですが、みんなの笑顔とインパクトの実感のために、2024年も頑張るぞ〜〜!…と、思った矢先に…。

なんと!!運営資金が苦境に陥ってしまいました!!(泣)

去年までの大学からの助成やスタートアップ団体向けの助成は4年目でなくなり、今年はまだ、各種助成金の申請が全く五里霧中となります…。それでも、8月のアーティスト・イン・レジデンスプログラムと10月の芸術祭開催に向けて、日々鋭意準備を進めています。

再来さんや2022のプログラムを載せた地図今年も国内外の作家たちをドヤに招き、作品の制作・展示に映像上映プログラムを実現し、たくさんの方々を地域に呼び込み、山谷の皆様に笑顔と感動をお届けするためには、あなたのご支援が必要です!お金以外にも、ポスターなどのビジュアルデザインや、当日ボランティアのお手伝いも、絶賛募集中です!

リターンには、再来芸術祭2024オリジナルグッズや、アーティストとの交流や地域のガイドツアーなどをご用意しております!皆様の温かいご支援をお待ちしております!

毎年、当日ボランティアの皆様のおかげで芸術祭が成り立っています!
たくさんの来場者に作品の案内をしたり、通りすがりの地域の方に、再来さんやのことを伝えています
再来2024の開催概要が確定しました!
・日程:2024年10月19日(土)、20日(日)
・場所:東京山谷地域(受付デスク:再来居酒屋前、最寄駅:南千住駅)
・観覧料金:500円(展示地域各所に料金箱あり、お支払いいただいた方にプログラムを載せた地図を1枚差し上げます)
 ※室外・路上の展示作品は地図がなくともご覧いただけます!室内の展示作品は入り口にて地図をご確認させていただきます
 ※通りすがりの地域の方や野宿者の方々は室外・内問わず、無料観覧いただけます!各展示場所のボランティアスタッフが地図を差し上げます(山谷地域に在住・通勤・通学か否かは自己申告制です)
 ※クラファンにご支援くださった方全員に、受付にて観覧地図を差し上げます!


◉支援金用途の内訳

頂いた支援金は下記の用途に使わせていただきます:

アート・イン・レジデンス制作   50万円
作品制作             30万円
デザイン             20万円
会場               30万円
印刷・機材など          20万円
▶合計              150万円

また、今年の芸術祭の準備・開催スケジュールは下記になります:

6月中旬     クラファン開始、アーティスト・イン・レジデンス公募開始
8月       アーティスト・イン・レジデンス実施
9月       AIR作家・招聘作家作品制作期間
10月19-20日   再来さんや2024 開催!


◉最後に

皆さんは、山谷、ドヤ街、ホームレスにどんなイメージがあるでしょうか?アート、芸術祭、芸術家にどんなイメージがあるでしょうか?ぜひ、山谷に、再来に、一度足を運んでいただき、街とアートを眺めながら、思いを馳せていただきたいと思います。

「再来さんや 小さい芸術祭」公式HP:sairai-artfest.com
インスタグラム:@sairai_sanya
映像アーカイブ(Youtube):SanyaDADA @sanyadadajp


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • イベント運営費、作品制作費、AIR作家招待費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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