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ヨーロッパに日本画の画材を流通させたい!その為に日本画の普及活動をドイツで実施中

現在ほぼ日本国内でのみ流通している日本画の画材の市場をヨーロッパで作る事が目標。目標達成の下地作りとしてヨーロッパで殆ど知られていない日本画の普及活動を実施中です。その活動の一環として音楽コンサートと日本画展示の共同イベントを2024年11月にベルリンで行います。準備資金へのご支援をお願い致します。

現在の支援総額

137,500

13%

目標金額は1,000,000円

支援者数

15

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/06/19に募集を開始し、 15人の支援により 137,500円の資金を集め、 2024/08/25に募集を終了しました

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現在の支援総額

137,500

13%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数15

このプロジェクトは、2024/06/19に募集を開始し、 15人の支援により 137,500円の資金を集め、 2024/08/25に募集を終了しました

現在ほぼ日本国内でのみ流通している日本画の画材の市場をヨーロッパで作る事が目標。目標達成の下地作りとしてヨーロッパで殆ど知られていない日本画の普及活動を実施中です。その活動の一環として音楽コンサートと日本画展示の共同イベントを2024年11月にベルリンで行います。準備資金へのご支援をお願い致します。

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*自己紹介

こんにちは。2年半前からドイツで日本画家として活動している綿野佐世と申します。絵の勉強を始めたのは社会人になってからで、科学者として働きながらイラストレーションと日本画を修得し、2019年からアーティスト活動を本格的に始めました。

2020年1月~6月にアーティストインレジデンスでベルリンに滞在し、日本画についてのプレゼンや作品の制作発表を行いました。その時に海外における日本画の知名度の低さを痛感しました。しかし同時に日本画独自の魅力をドイツの人々に伝えることに達成感と楽しさを感じました。この経験を経て、日本画をより多くの人に知ってもらう為にアーティスト活動の拠点をドイツに移しました。

移住後は、ドイツの人々に日本画をもっと身近に感じてもらいたいと思い、ヨーロッパ発祥のクラシック音楽を作品のテーマとしています。文化的な繋がりを通して、日本とヨーロッパの相互理解をより深めることが私のミッションです。

自画像自画像

*実現したいこと

私は一般的なアーティストのように絵を展示して販売する活動とともに、日本画をドイツで普及させる様々な活動を個人で行っています。この活動の最終目標は、現在日本国内のみの日本画の画材の市場をドイツ、そしてヨーロッパに拡大し、画材を流通させることです。しかしながらドイツ含むヨーロッパにおいて日本画の認知度は極めて低く、画材流通という大きな目的達成の為には、まず日本画を多くの人に知ってもらい画材の潜在的需要を高める必要があります。

これまで実施してきた普及活動で最も効果の高かったものは2024年3月に行った音楽コンサートと日本画の展覧会の共同イベントです(動画↓)。これは観客の方が音楽を聴くのと同時に絵の展示を楽しむことが出来るイベントです。音楽コンサートは集客力が高く客層も広いため、日本画の認知度を高める絶好の機会となりました。

2024年11月にも同様のイベントをベルリンで行うことが決定していますが、イベントの準備の為に資金が必要なため、クラウドファンディングで支援を募ることとしました。

〈2024年11月のイベント場所〉

Seitenflügel Konzertsaal im Künstlerhof, Alt-Letzow 12, 10587 Berlin, Germany

*プロジェクト立ち上げの背景

日本画の普及活動を始めた初めの動機は、日本画の魅力を多くの人に伝え、ドイツにおける自分自身のアーティスト活動を軌道に乗せたいという思いからでした。しかし様々な活動や情報収集を行うにつれて、私の日本画への観点が個人的視点から俯瞰的視点へと変化し、日本国内で閉塞している日本画文化を何らかの形で外に広げることは出来ないかを考えるようになりました。

かつて日本に洋画文化が持ち込まれ、現在では日本の画材メーカーが洋画材を製造し、日本人が洋画を描く事は当たり前となっています。その逆に日本画材をヨーロッパに広め、ヨーロッパの人々が日本画を描く事が当たり前となれば、日本画に携わる職人や画材メーカーや画家、その他多くの人々の世界が広がります

しかし前述したように、日本画材をヨーロッパで流通させるには、現状、日本画の知名度があまりにも低いという根本的な問題があります。一部の日本美術コレクターを除けば、ドイツで日本画の知識を持つ一般の人はほぼゼロに等しいというのが個人的感触です。

そこで必要となるのが日本画の普及活動です。私が行っている事は日本画についてのプレゼンや講演、ワークショップ、YouTubeで制作過程の配信等で、草の根レベルですが少しづつ日本画の知識をドイツの人々に広げていっています。

日本画のプレゼン(2024年5月)の活動の中で、音楽家との共同イベントが最も多くの人に日本画を知ってもらうことが出来る機会となりました。しかしながら、このイベントは普及活動という観点では成功したと言えますが、残念ながらイベントで得た利益は少なく、準備に要した資金を十分に補填する事は出来ませんでした。またその他の普及活動の為にも持ち出しが多いのが今の私の現状です。

今後も日本画の普及活動を続け、将来の画材流通という目標へと繋げていくためには、まずは2024年11月に実施する音楽家との共同イベントを成功させたいと思っています。質の高いイベントへと導くためには十分な準備資金が必要です。そこで今回、このクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。


★画材流通プロジェクトの概要★

以下、項目ごとに現在の状況や課題などをまとめました。

1、日本画とは何か 金属箔と膠

日本で1,300年前から続く伝統的なアート様式で天然物質を主材料とする。最も顕著な特徴としては、鉱石やガラス、水晶などを砕いて作る岩絵具を主な着色材料として用いる事と、接着剤として動物膠を用いる事である。また金箔や銀箔などの金属由来の材料も使用する。完成までに多くの工程を要し、制作期間が長くかかる。 

岩絵具2,日本画を知る人が極めて少ない理由 

一つ目は、日本国内では美大生やアート教室の生徒以外は日本画について実際に学ぶ機会が殆どないため、日本人でも日本画とは何かを説明できる人が少ない。よって国外に日本画の知識が拡散されにくい。二つ目に、日本でしか日本画画材を入手できないため、日本以外の国で作品制作することが難しい。例えばドイツ人がドイツで日本画を学び制作できる機会は極めて稀である。よって現地人による情報発信が行われ難い。 

3,現在の日本国内の日本画と画材の立ち位置 

絵画としての日本画の市場は明治時代からバブル期をピークに減少の一途を辿る。日本画を制作する人口も減少し、日本画の画材を扱う画材屋は一部の顧客を対象とする極めてニッチな産業となっている。また画材を製造する職人の高齢化や後継者不足などの問題も抱えている。日本画の販路を海外に求める動きが昨今見られるが、展示や作品自体の売買が主軸であり、画材の販路を日本国外に広げることはまだ重視されていない。 

4,私の目標とその見込まれる効果 

日本画の画材の市場をドイツ、そしてヨーロッパに拡大して流通させる。 

これが可能となれば、まず私を始めとするヨーロッパを拠点とする日本画家は画材の確保が容易となる。(現在は画材を日本の画材屋から取り寄せる以外に入手経路が無い)。ヨーロッパの人々も日本画を制作することが可能となる。そして日本国内では頭打ちの日本画画材の需要が国外で拡大する。職人や画材屋の閉業問題が解決する。日本画のマーケットがヨーロッパで活性化すれば、日本国内でも日本画の価値が見直され需要が高まる。 

5,日本画の画材はヨーロッパでビジネスチャンスがあるのか 

・岩絵具を現地生産出来れば、日本よりも安く供給できる。 

岩絵具の原材料である鉱石や岩石の原産国はアフリカやヨーロッパ、アジアなどの世界各国である。石の種類によってはヨーロッパで現地生産し、安価に供給できる可能性がある。 

・日本画の主材料である岩絵具を知識として知っている人は多い。 

ヨーロッパで油絵が主流となる以前は、岩絵具と同様に鉱石が絵具として使用されていた。ヨーロピアンにとって日本画の画材は全くの未知のものではなく、受け入れられる土壌がある。 

・日本画の潜在的な魅力。 

日本画独特の色や質感に興味を持つ人は多い。また日本の文化はドイツ人やヨーロピアンから人気が高く、材料の入手さえ簡単になれば、日本画を制作する人々の増加は見込める。 

6,目標達成に必要な具体案 

日本の画材屋との提携。ヨーロッパの画材屋との提携。日本画画材の製造技術の伝承。ドイツやヨーロッパの職人との技術提携。ヨーロッパ在住の日本画家との協力関係の構築、など。 

7,目標達成の課題 

ドイツを始め、ヨーロッパで日本画自体の知名度が極めて低い。まずは日本画に興味を持つ人を増やして、日本画画材の潜在的需要を高める必要がある。しかしながら、日本画の認知度を広めることに成功したとしても、将来的に見込めるヨーロッパでの日本画画材の需要と供給のバランスが全くの未知数である。提携企業の確保などを始めとして、画材の流通をビジネスとして構築するためには様々な現実的な課題が存在する。 

8,私がドイツで実施している日本画の普及活動 

ドイツにおける日本画の知名度を上げるために、今は以下の様な個人でできる活動を地道に行っている。 

・日本画についてのプレゼンテーションや講演 作品を観るお客さん達(2024年6月個展)

・YouTubeチャンネル上で日本画の制作過程の配信(参考例:動画↓) 

・個展やグループ展 

・音楽家とのコラボレーションイベント(コンサートと個展)の開催 

・ワークショップ

*現在の準備状況

2024年の11月に開催予定の共同イベントに向けて、作品制作をすでに開始しています。具体的な日時はまだ未定のため、イベント会場となる音楽サロンのオーナーと現在調整中です。このイベントではバイオリンとピアノのコンサートと日本画の展覧会が同時に開催される予定です。

その他の普及活動(ワークショップや個展、YouTube等)も引き続き実施中です。

また最も大事なことは人間関係の構築だと考えています。ドイツ人だけでなく日々出会う様々な国や人種の方々と仲良くなり、縁を広げていきたいです。そのためにドイツ語の勉強を日々頑張っています。

日本関連のイベントで
ちぎり絵ワークショップを実施(2024年7月)

個展の際に日本画の普及活動の目的を説明(2024年6月)

*スケジュール

集まった支援金は2024年11月に実施するイベントの準備資金として使用致します。その内訳はイベント会場費、作品の制作費、アトリエ維持費、宣伝費、音楽家の出演料、人件費です。またCAMPFIREへの手数料も含まれます。

またイベント実施後は私のYouTubeチャンネルで配信を行い、使用用途の透明性を約束致します。作品制作の様子は同じくYouTubeチャンネルでお見せします。集まった支援金額によってイベントの規模(音楽家の参加人数など)が変動するため、使用用途の実際の内訳の開示はイベント実施後になります。その明細などはSNSやホームページに掲載します。


*最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。

将来の目標であるヨーロッパにおける日本画画材流通は個人の枠を超えたビジネスであり、今後多くの人を巻き込み協力を得ていく必要があります。そしてもし実現したら日本文化への社会貢献になると自負しています。しかし掲げている目標と現状の隔たりは大きく、今はドイツで日本画の認知度を上げていく事が最優先事項であると考えています。

また、何らかの団体や組織からの後ろ盾や支援がない現状、個人という範囲で出来る小さな活動を一歩一歩進めています。音楽コンサートと絵の展示の共同イベントはその中で私に出来る最大規模のものです。是非皆様からの支援を得てイベントを成功させたいと思っています。

私の活動に賛同してくださる方にご支援ご協力をお願い致します。 

綿野佐世


*活動履歴

2017, Kobe, Japan, 日本画教室グループ展 真率会展13

2019, Osaka, Japan, Sayo Watano soloexhibition1

2019, Kobe, Japan, 日本画教室グループ展 真率会展14

2019, Hikone, Japan, Sayo Watano soloexhibition2

2019, Osaka, Japan, Unknown Asia, art fair

2020, Berlin, Germany, Beginning, solo exhibition, 

2020, Leipzig, Germany Synchronicity, group exhibition, 

2020, Azuchi, Japan, AT arts contemporary art exhibition, 

2021, Berlin, Germany, Ausserirdischer Luftgarten 104, Group exhibition 

2022, Berlin, Germany, “Resonance”, solo exhibition 

2023, April,  Berlin, Germany, Presentation at Kunstsalon, 

2023, April, YouTube channel “Sayo Japanese Painting” 開始

2023, June, Berlin, Germany, 48h Neukölln, group exhibition

2023, November, Berlin, presentation at jdzb(Japan Deautschland Zentraum Berlin)

2024, March, Berlin, Japanischer Frühling, Collaboration event, Concert x solo Exhibition,

2024, May, Berlin, Presentation organized by Wanowa Moabit 

2024, June, Berlin, Blumen und Vögel, Solo exhibition

2024 July, Berlin, Workshop, Japanmarkt Berlin 

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

  • 作品制作費、イベント会場費、音楽家の出演料、アトリエ維持費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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