まずは主催者・叶和泉の自己紹介
「名前のない星」プロジェクトは「演劇を次世代につないでいくための実験企画」として、2024年1月1日に代表である叶和泉が発足したプロジェクトです。
ここで少し長くなりますが、自己紹介と自分自身の演劇への思いを語らせて下さい。
僕が演劇に魅了されたのは高校で演劇部に入ったときです。高校で演劇部に入るまでは、演劇には何の興味もありませんでした。
僕の通っていた中学校は県下で一番のヤンキー校で廊下に原付が走っているような環境でした。
そんな環境ではまともに授業などできないので、ヤンキーではない生徒は推薦をもらって高校に行くのが普通で、僕もそれにならって先生に言われるがまま、普通科の公立高校に推薦入学します。
そこで演劇部に入る予定などなかったのですが、同じ中学校の友人でもない奴から「怖いから一緒に入ってほしい」と言われて、何となく演劇部に入部します。
それが今後の僕の人生を変えてしまいます。
今になって思えば、心のどこかで「情熱を燃やせる何か」を探していたのだと思います。
そしてそれが「演劇」になったのはまさに「運命の出会い」であると言えます。
学校の勉強にまったく興味がなくなった僕は演劇一色の高校生活を送るようになります。
演劇部のOBがテレビ関係や舞台関係で働いていたこともあり、そこにバイトに行き、プロの現場を勉強しながら、図書館で「演劇」の書架に置かれた本を片っ端から読んでいきました。
学校の授業は出席だけして、授業中は堂々と演劇関係の本を読むか、寝るかしていました。先生から注意を受けると「僕は演劇で生きていくので先生の授業は必要ありません」「けど礼儀として、出席だけはします」と非常に失礼なことを言っていました。
テストも白紙回答。
本当に困った生徒だと思います。
そんな楽しい高校生活(?)は、家庭の事情と複雑に絡み合いながらも途中で終止符が打たれます。
僕の家は某自動車会社の下請けの、家族経営の小さな町工場でした。
それがバブル崩壊で仕事が激減。
タイミング悪く多額な借金をした直後にバブル崩壊を受け、我が家は大荒れでした。
まあ、それ以外にも星の数ほど理由があるのですが、工場が倒産し、その混乱に乗じて僕は家出をします。
そこから三十歳近くまで住所不定・無保険状態で生きていきます。
今、振り返ると「よく生きてこられたなあ」と思います。そんな、綱渡りの人生でした。
友人宅に転がり込んだり、住み込みで働いたりと日本全国を転々としながらも、演劇を諦めてはいませんでした。本を読み、ワークショップなどにも機会があれば積極的に参加し、学ぶことを辞めませんでした。
23歳のとき、アルバイトで貯めた100万円を使って夢だった旗揚げ公演を名古屋にある七ツ寺共同スタジオで行います。あとで詳しく書きますがその時の公演は「5円」で行い、その公演は旗揚げ劇団の最高観客動員数記録になっています。
しかし、旗揚げで劇団は解散。
ここでまた人生を変える運命の出会いがあります。
知人の紹介で東京に住む暗黒舞踏家と出会い、暗黒舞踏と野口体操を習うために関東へ通うようになります。
この舞踏家が天井桟敷と状況劇場(唐組)にいた人で、ここで一気にアングラ演劇の世界へ足を踏み入れます。
野外公演、海外公演、小麦粉を床一面にぶちまけて踊る公演などなど。
声をかけてもらった団体に俳優として出演していたのもこの時期です。
そんな活動を通して、色の濃い人たちと出会い、刺激をもらいました。
僕の舞踏人生の中での最大のエピソードは最晩年の大野一雄氏と話をし、目の前でその踊りを観られたことです。
あれがなければ僕は経歴に「舞踏」の文字を入れてなかったと思います。
紆余曲折を経て、関西方面に居を移し、そこでも少しだけ演劇活動をしていました。
この頃にライター的な活動をしはじめ、
ここで再び人生の転機が訪れます。
なんてことはない、借金で首がまわらなくなったのです。
もはや演劇などやれる余裕は一ミリもない。
というか、もう人生どん詰まり。どうしようもない。
ここで僕は必死に考えました。
自分に何ができるか。
自分に出来そうなことでもっとも稼げることは何か。
そうだ、小説だ。
作家になろう。
作家になって一発当てよう!!
一カ月ほど考え続けた結論がそれでした。
我ながら舐めてると思います。
28歳のときです。
そう思い立ったその足で本屋に行き(京都の大垣書店でした)、新刊で並んでいた大塚英志氏の「キャラクター小説の書き方」を手に取りました。
それを熟読し、一週間で30枚の短編を書きました。
それを公募ガイドに載っていた「北日本文学賞」に応募。当たり前ですが、一次落ちです。
そこから毎日机に向かい、小説を書き、書きあがった作品は一番締め切りが近い小説賞に応募し続けました。
一年ほど一次落ちが続きましたが、徐々に二次まで通るようになってきます。
そして31歳のときに『お稲荷さんが通る』が第九回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、作家デビューをします。
正直な話、この時思いました。
「俺は人生に勝った!!」って。
まあ、でも、そんなに上手くいかないんですよ、僕の人生は。
処女作は思っていたほど売れなかった。
二作目はもっと売れなかった。
数年ののちエージェント契約を解除し、もはや僕は商業出版が不可能な状況になりました。
そこで僕は逃げるように仕事に情熱を燃やします。
運がいいのか悪いのか、超絶ブラック病院の夜間救急事務(派遣)の面接に受かり、働き始めます。
するともう医療系の仕事が楽しくて楽しくて、一カ月300時間勤務を続けることで三十代後半が過ぎていきます。
四十歳が見え始めたある日、「俺はこれでいいのか?」とふと思います。
そこで再び僕は演劇を観はじめ、執筆も再開します。
夜間事務というのは、ずっと起きていなくてはいけないので、本を読む時間が豊富にあり、一日一冊のペースで本は読んでいました。
執筆を再開しましたが、上手くはいきません。
短編小説で小さな賞を獲っただけで、一次落ちが続きます。
そこでコロナ禍がやってきました。
地元で演劇に関わり始めたころでした。
演劇が窮地に立たされていくのが手に取るようにわかりました。
演劇界の末席を汚すものと自負しているからには、僕も何かをしなくては!!
そんな根拠もない使命感が僕を突き動かしました。
そこから色々な地元団体に企画書を持ち込んだり、公演を手伝ったりしていたのですが、やはり何かを変えるには自分でやるしかない!! ということに改めて気づきました。
そして、そのタイミングで田口佳名子と舞台を創る話が立ち上がり、このプロジェクトを始動させることになったのです。
何歳になっても向こう見ずなアホです。
やるからには色んなことをやってやろう。
失敗してもいいじゃん。
アッと思わせることをやってやろうというのが、この「名前のない星」プロジェクトの骨子です。
怪しいマスク姿なのは家庭の事情で顔出しNGだからです。
このプロジェクトで実現したいこと/100円公演で何が変わるのか
「名前のない星」プロジェクトは入場料100円で公演を行うことをポリシーにして舞台公演を行っています。
誰でも気軽に演劇を観られるように、演劇を観たことがない人が気軽に観に来られるように、入場料100円という値段設定にしました。
noteに僕の演劇に対する考え方や100円公演の思いをつづっております。
もしご興味がありましたら読んでみてください。
note なんで100円公演をするのか
恰好をつけた言い方をします。
コロナ禍を経て、立ち止まらざるを得なかった時、僕は「現在」が演劇の転換点である事に気付いた。
すなわち、演劇がメディアとして生き残れるか否かの転換点――無料のメディアが氾濫し、若者の貧困が叫ばれる中での、演劇チケットの高騰。既存観客に向けた内向きな演劇の横行。
「演劇を上演すること」、「演劇を観劇すること」が、いずれもお金がある人のみに赦された、高価な趣味になってきているのではないだろうか。
演者・観客共に高齢化が進み、作品と観客層が共に衰亡し始めているのではないだろうか。
演劇凋落の転換点において、現状に抗うための一つの希望、一つの実証実験として、入場料100円公演とクラウドファンディングとの併用する製作スタイルを構想しました。
「安売りするな」「100円だからといって観にくるわけではない」などなど、いろんなことを言われました。
それはそれで一理あると思います。
でもさ、誰かがリスクを背負ってやってみないとわかんないことってあるじゃん。
僕はそういうことをやりたい(やってしまう)人間なんです。
外堀を埋めるための理論武装はしますよ。
でも、本質の部分は「いいものを安く観られたらいいじゃん」「これだけサブスクやら無料のメディアが氾濫するなかで、どうやって演劇は観客を確保していくのか」
それを考える一助になればいいと思って、このプロジェクトを立ち上げたのです。
戦略として「複合化」していかなくてはいけないと思っています。
「100円公演という安さ」「100円とは思えないクオリティ」「無料配信をしてとにかくひとりでも多くの人に見てもらう、知ってもらう」「戯曲賞や批評賞も絡めて、広範囲にアピールをする」「クラファンで支援も呼びかける」
戦略として箇条書きするとこんな感じになります。
演劇の社会的価値とは
コロナ禍で「演劇は社会に必要である」と言う人もいました。
しかし、僕自身は「演劇は社会に必要である」とは思っておりません。
それと同時に、無くなってもいいとも思っておりません。
演劇(芸能)は人類文化の創成期からあり、滅ぶことなく歩みを続けてきました。
このありとあらゆるメディアに溢れた現代日本社会において、演劇は完全に時代遅れであり、時代のニーズに合っていないメディアであることは間違いありません。
だからこそ、新しい演劇の可能性を模索し、挑戦する必要があると僕は強く思っています。
そこに大きな意味や、社会的な成功を求めてはいません。
だからこそ、やる価値があるとすら思っています。
このプロジェクトの社会的価値
「入場料100円で演劇公演を行うから支援をしてほしい」というプロジェクトを構想したときに「はじめから正規の値段でやればいい」という意見を、それこそ星の数ほどいただきました。
「100だからと言って観にくるわけじゃない」
それは事実だと思います。
けど、変えることができる「事実」だと思っています。
今回の公演だけではそれだけチラシを巻き、宣伝し、知名度を上げても、「怪しさ」が先に立ちます。
だから続けることが重要だと思っています。
2回、3回と入場料100円でハイクオリティな公演を打ち続ければ、きっと新たらしいムーブメントを興せると信じています。
そのためには皆様のご支援が必要なのです。
お願いいたします。
『殺意(ストリップショウ)』を選んだ理由について
僕自身がこの台本が大好きなんです。
それは大きな理由としてひとつありました。
現実的な理由としては、原資が乏しい状態でスタートした企画なので、ひとり芝居ぐらいしかできない。
あと、叶和泉が演出をしながら企画の全てを回しているので、多数の俳優が出演する芝居では、とてもじゃないが演出に満足なエネルギーをさくことができないことが予想された。
ひとり芝居なら、俳優が自分で稽古してきて、週一回の稽古で見て修正箇所を指摘し、それを持って帰る。
この方式でないと第一回公演で満足いくクオリティは出せないと思いました。
出演俳優が女性三人だけだったのもあり『殺意(ストリップショウ)』に決めました。
無頼派作家として有名な三好十郎のひとり芝居。
それが『殺意(ストリップショウ)』であり、ひとり芝居の不朽の名作のひとつです。
戦中、戦後を生き抜いた末、ストリッパーに身をやつした女(緑川美沙)の半生をえがいた三時間近い重厚な作品。
なぜ、美沙が「殺意」を抱くことになるのか。
なぜ、美沙はストリッパーに身をやつしてしまうのか。
この『殺意(ストリップショウ)』で描かれる戦争へと突き進んでいく日本の姿は、現代の日本の姿に酷似していると思いました。
それと同時に、時代の荒波に揉まれながらも懸命に生きる緑川美沙の姿もまた、今の日本を生きる自分たちの姿に重なると強く思いました。
時代に合わないところをそぎ落とし、現代に生きる俳優が演じることによって、現代版『殺意(ストリップショウ)』が出来上がりました。
数多の俳優が『殺意(ストリップショウ)』を演じてきましたが、今までにない作品に仕上がったと自負しております。
youtubeで無料配信する理由
「名前のない星」プロジェクトの舞台公演は全ステージyoutubeで無料配信しております。
無料配信をする理由は「演劇は生でしか伝わらないものがある」という絶対の自信のもと、「映像でもいいからまずは観て欲しい」という思いと、「映像で面白かったら生の舞台はもっと面白い。だから、次は生で観たいと思うはず」。
そんな信念を持って無料配信を行っております。
資金の使い道
集まった資金は俳優のギャランティを優先して使っていきます。
これはこの企画を始めたときに俳優たちと真剣に話し合って決めたことです。
100万円までは俳優のギャラになり、それを超えたら公演製作資金として使わせていただきます。
逆に言えば、クラウドファンディングでお金が集まらなければ、俳優はノーギャラになります!!
少しでも気になる俳優がいましたら、ご支援をお願いいたします。
次は出演俳優の紹介になります。
出演俳優について
トップバッターは田口佳名子。
この俳優が一緒にやることになったから、僕はこのプロジェクトを立ち上げたと言っても過言ではありません。
別名「演劇サイボーグ」の異名を持っています。
地方活動している俳優としては突出している存在です。
鈴江あずささんとは某劇団で知り合って、そのまま流れのままにこのプロジェクトに参加することになりました。
フラメンコダンサーでもある彼女はアスリート的な演技が持ち味です。
磨けば光る何かを持っている俳優です。
田上まみは田口佳名子に憧れてついてきた子です。
二十代前半ということもあり若さが溢れています。
ちょっと癖がありますが、それが好きな人にはたまらない俳優でしょう。
父親が名のある格闘家で母親以外の家族全員(親戚も含む)がクリエイターというちょっと変わった生い立ちを持っている俳優です。
何かのキッカケがあれば大化けする可能性を持っています。
100円とは思えないクオリティを実現するべく、半年以上前から基礎訓練を続け、最高の作品を届けるべきく皆で切磋琢磨しております。
演劇は「東京一極集中化」が起きているメディアのひとつです。
俳優も観客もスタッフも劇場も、高いクオリティを誇るものは東京にしかありません。演劇が「現地で生で観ることに一番の価値を置く」メディアであるがゆえです。
しかし、東京はアメリカのニューヨークと同じように、貧乏な若者が夢を追いかけて住む町ではなくなってきています。
理由は、生活コストがかかりすぎるからです。
アルバイトで食いつなぎながら貧乏生活をし、いつか売れることを夢見る。
そんなものはもう時代遅れで、そんな生活は現実としてもう不可能なのです。
若手の俳優の集まりに参加すると「実家が太くなければ俳優は無理」と普通にみんな言いますし、そういう子しかいません。
本当に地方で俳優は育たないのか?
本当に地方で東京に負けない芝居は創れないのか?
製作コストも生活コストも圧倒的に地方のほうが安いんです。
そこで凄い俳優を輩出し、地方の演劇を盛り上げるのもこのプロジェクトのやりたいことのひとつです。
リターンについて
<応援プランA>お礼のメッセージ ¥1,000円
お礼のメッセージをメールでお送りいたします。
<応援プランB>お礼のメッセージ ¥3,000円
お礼のメッセージをメールでお送りいたします(応援プランAと同じリターンです)。
<応援プランC>俳優の宣材写真 ¥5,000円
お礼のメッセージと俳優の宣材写真リンクをメールでお送りいたします。
<応援プランD>ゲネプロ写真・俳優の宣材写真 ¥10,000円
お礼のメッセージとゲネプロ写真・俳優の宣材写真のリンクをメールでお送りいたします。
<応援プランS>直筆手紙・ゲネプロ写真・俳優の宣材写真 ¥100,000円
お礼のメッセージとゲネプロ写真・俳優の宣材写真をメールでお送りいたします。
出演俳優からの直筆手紙を郵送いたします。
<特別プラン①>『殺意(ストリップショウ)』出張公演 ¥1,000,000円
田口佳名子が、あなただけのために「殺意」を上演します!!
個人・団体どちらも可です。
基本、本州でしたらどこでも行きます。 海外は不可。
※プロジェクトオーナーの交通費・滞在費は支援者の方に別途実費でお支払いいただきます。
<特別プラン②>オリジナル小説の執筆 ¥1,000,000円
作家・叶和泉があなたのためだけの小説を書きます。
400字詰原稿用紙30枚まで。
内容は自伝・創作など、どんなものでも可。
※内容については別途メールで詳細を調整させて頂きます。
※公序良俗に反する内容、法令に違反する内容などはお受けできません。
スケジュール
8月16日(金) 「殺意(ストリップショウ)」公演スタート
8月25日(日) 「殺意(ストリップショウ)」公演終了
8月31日(土) クラウドファンディング終了
舞台製作費用一覧
稽古場レンタル費 ¥143580円
スタッフギャランティ(テクニカル・デザイン) ¥472000円
衣装・小道具 ¥37230円
美術 ¥20560円
チラシ印刷代 ¥94370円
プレインベント(割烹いずみ)会場レンタル代 ¥46200円
会場使用料 ¥132000円
雑費(消耗品・レンタカー代など) ¥20000円
合計 ¥965940円
ここに俳優のギャラは含まれておりません。
もちろん主宰者の取り分など一円も含まれておりません。
宣伝方法
チラシの折り込み(約25,000枚)。
チラシと手紙を東海三県と東京都の全高校演劇部に郵送(約500校)。
愛知県内の各劇場や美術館などの施設へチラシを置いてもらう。
ステージナタリー様への公演情報の掲載。
クラウドファンディング名鑑様への情報掲載。
友人、知人への声かけなど。
会場・円頓寺レピリエについて
愛知県は名古屋市の円頓寺という名古屋城城下町のひとつだった、歴史ある商店街。その一角にひっそりとあるイベントスペースです。
普段はバー・パプリカを営業しています。その併設イベントスペースが「円頓寺レピリエ」です。
客席数は20席ほど。
地元演劇人に愛されている屋のひとつです。
今回はひとり芝居で第一回公演ということもあり、円頓寺レピリエで公演を行うことにいたしました。
集客・収益予想
『殺意(ストリップショウ)』は1ステージ最大26人のスペースでの公演です。
26人×23ステージ 計598人
これが最大観客動員数になります。
入場料100円で¥5980円。
観劇後「お志し箱」に好きな金額を入れていただいております。
これが平均1000円入るとして¥598000円。
計60万円がマックスで入る金額です。
これでは製作費ですら赤字です。
ここに俳優のギャランティが出るわけがありません。
今回の公演は入場料+お志しは主宰者が製作費として全額とります。
俳優のギャランティはクラウドファンディングで集めてみて、原則全額俳優のものになります(100万円まで)。
例えば23ステージで一回一万円を俳優に支払ったとして23万円。
これを現在の製作費に合わせると約120万円。
これを最大観客動員数約600人で割ると2000円になります。
すなわち2000円のチケットで600人入ればトントンという計算になるわけです。
この試算は地方都市だからできる格安のもので、東京だと製作費は倍近くに膨れ上がります。
俳優のギャラが1日10,000円は、労働量(稽古量)から考えると軽く最低賃金を割っています。
本当だったら30000円ぐらいは払いたいですが、その設定では絶対に赤字です。
じゃあ、いっそ俳優のギャランティと製作費を完全に切り離した公演をやってみようじゃないか。
出演俳優たちも「面白そう」と言ってくれて、この企画は始動したのです。
約半年もの稽古を経て、創り上げた作品になります。
十分に見ごたえのある作品に仕上がっていると思います。
どうかご支援をお願いしたく思います。
終演報告
8月25日(日)19:00公演を持って『殺意(ストリップショウ)』全23ステージ終演したしました。
怪我や事故なく全ステージを無事に終えられたことをまずは感謝いたします。
全ステージを終え、観客動員数と収益が出ましたので、以下にご報告させていただきます。
観客動員数 212人
入場料 ¥21,200円
投げ銭 ¥17,5700円
キャスト・スタッフ、そしてお客様、ご支援いただいた皆様、その他SNSなどでサポートしていただいた方々など、関わってくれた全ての人々に感謝いたします。
本当にありがとうございました。
最後に
少しでもこの企画に興味を持っていただき、ここまで読んでいただいてありがとうございます。
ほんの僅かでも「面白い」「応援したい」と思っていただけたのなら、わずかでもいいです。ご支援のほど、お願いいたします。
この実験企画を続けるため、演劇を次の世代につなげるためにも皆様がたの熱いご支援をお待ち申し上げております。
よろしくお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る『殺意(ストリップショウ)』全ステージ終了いたしました。
2024/08/25 19:328月25日(日)19:00公演を持ちまして、「名前のない星」プロジェクト第一回公演『殺意(ストリップショウ)』は全23ステージ無事終了いたしました。10日間・23ステージで、のべ212人のお客様に御来場いただきました。御来場いただいたお客様には、心より感謝いたします。ご支援は出演俳優のギャランティおよび製作費に使用させていただきます。また、今までの公演はyoutubeで無料配信しており、何度でも観直すことができます。 https://www.youtube.com/@%E5%90%8D%E5%89%8D%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E6%98%9F/streams公演が終了しても、8月31日までクラウドファンディングは続きます。重ねてのご支援、情報の拡散にご協力いただけますと幸いです。「名前のない星」プロジェクト代表 叶和泉 もっと見る
まもなく公演終了
2024/08/23 19:568月16日(金)から円頓寺レピリエではじまりました「名前のない星」プロジェクト第一回公演『殺意(ストリップショウ)』も、残すところあと2日となりました。ここまで無事に公演を続けられたのも、俳優とスタッフ、そしてお客様のおかげです。ご支援していただいた方々には心より感謝いたします。あと6ステージ、全力で駆け抜けます。 もっと見る
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