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帯×スリッパで日本から世界へ -伝統と未来を世界に-

帯で作ったスリッパを世界の人々に広め、サステナブルな未来へ!

現在の支援総額

220,000

22%

目標金額は1,000,000円

支援者数

14

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/07/17に募集を開始し、 14人の支援により 220,000円の資金を集め、 2024/09/15に募集を終了しました

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現在の支援総額

220,000

22%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数14

このプロジェクトは、2024/07/17に募集を開始し、 14人の支援により 220,000円の資金を集め、 2024/09/15に募集を終了しました

帯で作ったスリッパを世界の人々に広め、サステナブルな未来へ!

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こんにちは!

私たちは、日本の伝統工芸である「帯」を再利用して、美しく、そして環境に優しいスリッパを作るプロジェクトを始めました。

私は 神戸きものリメイク の香賀登(かがと)と申します。

ドレメ系短大の服飾学科を卒業後、アパレル会社のワールドに就職し、営業と企画(生産管理)を18年経験後、着物リメイクをスタートしました。

現在は着物や帯のリメイク教室や楽天・ヤフーショップ、またイベント等で着物や帯のリメイク商品を販売しております。


その中で 生徒さんやお客様から、

「大切な着物や帯を残したい!」「高い物だから処分したくない!」

と沢山のご相談を受け、

私も、本当に凄すぎる日本文化の帯に出会い、

「日本の伝統技術が帯を残したい!」「もっと多くの人にこのすばらしい帯を知ってほしい!」

と思い、この 『帯スリッパ』 を開発しました。

誂(あつら)え揃えた着物や帯には大切な思い出があります。

美しい帯を再び輝かせるために。

処分される前に、スリッパとしてお役に立つことができます。


多くの方々にこの新しい形での帯の活用、帯で作る『帯スリッパ』を知ってほしい、と今回クラウドファンティングをスタートしました。

帯の次のお役目をスリッパに。

みなさまのご支援を頂ければ、この素晴らしい伝統工芸の帯のスリッパを国内外に広め、環境保護と伝統文化の保存に貢献することができます。

是非どうぞ最後までご覧ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。


4億本

突然ですが、この数字、何だかわかりますか?

まさか!そんなに?!と思うのですが、日本の家庭で眠っている帯の本数といわれています。

このグラフは 着物の小売市場の売り上げ推移を表したグラフです。

1981年のピーク時に1兆8000億円あった着物市場は2021年には2446億円まで縮小しています。

そして、高度成長時代から現在までに販売された着物や帯はそれぞれ約4億点、約40兆円分あると試算されていますが、その殆どがタンスに眠り続けています。


特に高齢の方々が所有するこれらの帯は、使われず、次世代に受け継がれることもなく、終活の断捨離や粗大ゴミの用に扱われています。

これらの帯を再利用することで新たな価値を創造し、伝統文化を現代の生活に取り入れ 、帯のすばらしさを世界の人に知って頂きたいと、節に思うのです。


帯の素晴らしさを伝えたい!

着物と帯は 一体となって日本の伝統美を表現するもので、どちらが欠けてもその魅力は半減します。

でも帯は、着物以上に日本の伝統文化と深く結びついており、その歴史と文化的価値は非常に高く着物全体を引き立てるのにとても重要です。


帯について

その①帯の歴史

最初の帯の形跡は 奈良時代まで遡り、当時はシンプルな布の帯状のものでした。

平安時代には 刺繍や織物が豪華な女性用の帯が貴族社会で発展し始め、鎌倉自体から室町時代には 帯が実用的になり、着物をしっかり締めるための重要な役割を果たしました。

江戸時代には 帯の形状やデザインが大きく変化し、幅が広がり、豪華な装飾が施されるようになり、結びの技法も多様化し 帯が重要なファッションアイテムになりました。

明治時代以降には 西洋文化の影響を受けながらも、帯は日本の伝統文化を守り続けました。

特に成人式や結婚式などの特別な行事においては、豪華な帯が一般的になりました。


その②帯の伝統と文化

帯には 日本の伝統技術や文化が詰まっています。

絹織物の技術、染色の技法など 帯を作る過程には 何世代にも渡り伝承されている高度な技術が必要です。

特に金襴や西陣織などの 高級帯は 職人技の結晶です。

また 帯は 伝統的な柄や現代的なデザインの両方が存在しそれぞれが独特の美しさをもっていることから芸術作品と言われています。

そして 着物の着付けの際に使われる帯結びは 時代と共に受け継がれ日本文化の象徴として 伝統守る重要な役割を果たしています。


帯は 結婚式や成人式、茶道などの儀礼的な場面でも衣装の一部ではなく、文化的な意味あいをもつ重要な役割があります。

特に伝統的な柄や技法を使用した帯は 礼服として正装の時に用いられ、その帯を使う人の価値観を強く伝えることができ、他者と共有することができます。


帯には色々な作り方があります。

【西陣織】

京都の西陣地区で織られている織り帯です。
高級で美しい模様が特徴です。




【博多織】

福岡の博多地区で織られている帯です。
堅牢でしっかりとした織が特徴です。




【絞り染め】

帯全体に絞り染めの技法を用いられた帯です。
絞り染めの独特の風合いが特徴です。




帯は日本の歴史と伝統と文化を象徴する重要なアイテムで、その価値は装飾品の域を超えています。

帯は、日本の職人さんの伝統技術や美意識、文化的価値を帯を通して現代に伝えているのです。


処分されてしまう帯、何かできないか?→そこでスリッパ!

母の高齢の友人が息子さんと一緒に暮らす事になり家を処分する事に。

思い出いっぱいの着物も処分しなくてはならなくなりました。

形を変えてでも 何か残せないか、普段に使える物にならないか、と考え、行きついたのが普段に普通に使えるスリッパです!

スリッパなら普段にも使え、来客用にも、旅行先でも、くつろぐ場でも、おもてなしにも使えます。

多くの人の手を通して作られる日本の伝統と文化の象徴 『帯』 の次のお役目として、スリッパなら、たくさんの方のお役に立つことができる。

日本の伝統と文化を、次の時代につなぐ事ができます。

スリッパは海外の人も使っています。

スリッパなら日本の職人技を、伝統文化を、世界に伝える事ができる!

だから、帯をスリッパにリメイクしたい! と考えました。


スリッパは実は日本発祥

スリッパは日本発祥、ってご存じでしたか?

明治の初期頃、多くの外国人が渡来し 、室内で靴を脱ぐ習慣がない外国の方々が、土足で和室や神社仏閣に上がってしまい困ったことから作られたのがスリッパのはじまり、といわれています。

当時は靴の上から履くものでしたが、改良され、現在では家の中や旅先の宿泊施設、長距離の移動中でも靴を脱ぎスリッパに履き替える方もいます。

そんな『日本のおもてなしの心がこもったスリッパ』を日本の伝統美の帯で作ります。

着物はなかなか着る事は出来ませんが、帯のスリッパなら日本の伝統美を足元から彩ることができます。


ファッションは足元から。

粋におしゃれに
ファッションに合わせて
若い方にもご年配の方にも
世界中の皆さまにも
きっと喜んでいただけるスリッパです。

特別な日の為に
大切な人の為に
日本のおもてなしの心をこめた『帯のスリッパ』

レディスサイズから大きいサイズの方にもお使いいただけます。




帯のスリッパは老舗スリッパメーカー様との共同開発

〜足に優しい履き心地〜

このスリッパは1962年創業の徳島のスリッパメーカー様との共同開発で作られました。

スリッパは左右同じ柄が必要なので、袋帯の1本の帯から約5足作る事ができます。

帯をほどき、芯をはずし、柄を決め、型に合わせて左右同じ柄になるよう裁断します。

帯は、色糸をたくさん使って織り上げているため 、慎重に裏糸を処理し、スリッパメーカー様にバトンタッチします。

スリッパメーカー様では、合わせる材料の裁断や縫製・糊付け・縫い合わせに分かれて全行程において熟練の目と技が求められます。

なかでも縫製は縫い代が2mm~4mmと、極端に少なく難しい作業。

ズレたら製品にならないので、ほつれも計算しつつギリギリのラインで曲線を縫いあげて作るそうです。

長年の勘と技術をもったその道のベテラン職人の熟練の技で帯のスリッパが完成します。


徹底したこだわり

〜特許庁実用新案取得(実用-3231101)〜スリッパは全体重がかかとや中敷きにかかります。

足に優しくフィットするクッションのスリッパにしたい
足裏にそって履きやすいスリッパにしたい
膝や腰への負担を軽減できるスリッパにしたい
甲の部分は帯のスリッパにしたい
足は蒸れないスリッパにしたい
足音は静かなスリッパにしたい
滑りにくいスリッパにしたい
床が汚れないスリッパにしたい
中敷きがすたれないよう長持ちのスリッパにしたい
汚れをすぐに拭ける中敷きのスリッパにしたい

・・・等々、わがままな要望を全部詰め込んで、試作を何回も行い『帯のスリッパ』が完成しました!

日本の伝統美と現代の快適さを融合させたユニークなスリッパは、特許庁の実用新案として認められました。(実用-3231101)


テスト販売:百貨店や催事で大盛況!

格調高い帯で作られたスリッパはとても豪華で高級に見えます。

作った当初は、

「こんな高級な帯で作られたスリッパを履いたら足が腫れる!笑」

と言われたこともありました。

帯で作ってみたのですが、実際使っていただける方はいるのだろうかと不安になり、テスト販売をしたところ、

「こんなスリッパ 初めて見た!」

「素敵な帯で 作りがしっかりしている」

「お祝い用に」

「お世話になった方へのプレゼント用に」

「自分用に」

「来客用に」

「履いている自分の足が好き!」

と、大量のリピート購入をしていただいたお客様もいるほど大反響でした。

まだまだご存じのない方が大半の『帯スリッパ』

もっとたくさんの方に この取り組みを知っていただき、日本のおもてなしの心を広め、日本の伝統文化が受け継がれていけるよう活動していきたいと考えております!


資金の使い道 & スケジュール

ご支援いただきました資金は、大切に下記に使用させていただきたいと考えています。

  • ・スリッパを作った残りの帯で作る新製品の開発
  • ・販路拡大の為の海外向けECの構築
  • ・フランスでのジャパンエキスポの参加費用


第一フェーズ:国内での地盤固め

国内市場に向けて販売促進

第二フェーズ:海外への販売開始

海外ECモールへのチャレンジに向けて海外向けサイトを構築

第三フェーズ:海外本格進出

フランスでのジャパンエキスポの参加

パリ見本市でのデビュー(JETRO)


皆様からの応援メッセージ

徳島のスリッパメーカー 佐藤化学 佐藤専務様

  • 帯のスリッパは 初めて取り組みました。
    甲の部分の帯の柄にシワにならないように細心の注意を払って1点1点作っています。
    帯のスリッパで足がさらに美しく見えますね。


お客様 I様

  • 日本人だからでしょうか。日本の良さを贈りたいと思い帯スリッパを選びました。
  • 夫婦スリッパ!!両親への贈り物、結婚の贈り物、新築の贈り物にいいなぁと思います。
  • 日本人のほうが日本の良さを知らないと思います。
  • リメイクされた作品を見て素晴らしい事に気付きます。
  • 着物や帯、歴史を感じて大切にしてほしいと思います。


お客様 H様

  • 御世話になった方が老人ホームに入るので贈り物としてプレゼントしました。
    このスリッパを見る度に私のことを思い出してくれたらと思っています。


お客様 H様

  • プレゼントにこのスリッパを選びました。
    なかなかこんなプレゼントは他にはなく、インパクト大‼
    家族にも喜ばれました。敬老の日にぴったりのプレゼントです。




最後に

ご支援いただけるみなさまには心からお礼と感謝申し上げます。

ご賛同いただきました方には、感謝の気持ちを込めて『帯スリッパ』をはじめ『体験レッスン』『帯バッグ』などをご用意しております。

ご一緒に、日本の伝統文化を未来に繋いで行きましょう!

みなさまご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

香賀登



最新の活動報告

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  • ご支援の御礼のスリッパを作る帯をお迎え致しました。今回は 振袖用の帯が多く 柄がどれも美しく華やかです。花・蝶・宝尽くし模様織り出し袋帯金銀糸 宝尽くしに花・古典柄織り出し袋帯琴に菊蝶模様織出し袋帯捻り花模様織り出し振袖用袋帯佐賀錦 波に梅模様織り出し振袖用袋帯流水に片輪車・花模様織り出し振袖用袋帯一生のうち 数回しか使うことがなかった帯。楽しかった、うれしかった時を一緒に過ごした帯。スリッパにして 思い出と一緒に残しませんか?本当は着物と合わせて着る事が 帯にとっては一番うれしい使い方ですが着る機会もなく 処分されてしまうところをお迎えさせて頂きました。ご支援の御礼に 形を変えて帯スリッパとして皆さまの元にお届けさせて頂きます。 もっと見る

  • 当プロジェクトをご覧いただきましてありがとうございます。本日はご支援のお礼にお届けしているスリッパの柄の1つをご紹介させてください。この柄は「細六角に花菱」の紋で花菱は、菱形の中に花びらを4枚描いた文様です。「花」とついていますが 実在しない「花」なんです。大陸から伝来した菱ということで「唐花菱」ともいわれる連続文様です。花菱は有職文様といって、平安時代以降、公家の装飾や建築に使われていたことなどから、「高貴」さや「上品」といった意味があり 花菱紋は 甲斐武田家をはじめ、多くの日本企業や松本幸四郎さん、市川染五郎さんの家紋としても使われています。この花菱紋様の周りには 高貴、高尚、無病息災、延命長寿、の意味をもつ菊や、長寿、気高さ、忍耐、精錬潔白などの意味をもつ梅、季節により紅葉の葉の色が変わることから世渡りがうまく幸せになれる、の意味や長寿の意味をもつ紅葉などが織り込まれ1年を通じてお使いいただけます。この高貴で長寿の願いが込められた柄の帯を形を変えて帯スリッパにリメイク致しました。着物の帯の柄に込められた意味などは若い方にはあまり馴染みのないものかもしれませんが、敬老の日のプレゼントにも最適な紋様の一つです。 もっと見る

  • 佐賀錦の帯の鳳凰の柄の帯スリッパをリターンでお届けしました。お届けさせて頂いた支援者様から『美しい帯のスリッパに驚きました!』のお声を頂戴しました。このスリッパは佐賀錦の帯で作られています。佐賀錦は金銀の箔糸を経糸(たての糸)に鮮やかな絹の色糸を横糸に使って織られており、箔独特の光沢があるのが特徴です。光りがあたると美しさと華やかさがさらに増します。そして鳳凰の柄は、中国では古くからおめでたい時に現れる天の使い、と尊ばれている想像上の瑞鳥で、名君が出て天下泰平の時に現れる"平和と幸福の象徴"と言われています。鳳凰には不老長寿や若返りの意味があり、日本では飛鳥・奈良時代に伝わり、正倉院の宝物にも使われ、日本でもおめでたい文様として使われています。お届けするリターンのスリッパは、様々な文様の帯を使用しますが、今回はこちらのスリッパをお届させて頂きました。ご支援誠にありがとうございます。引き続きがんばります! もっと見る

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