自己紹介
皆さんはじめまして。私はモンゴルの首都・ウランバートルに本社がある「メディカル・ハーブ・モンゴル社(MHM)」の日本支社長を務める谷﨑義治と申します。私(谷﨑)は昭和16年に熊本県八代市で生まれました。
熊本大学理学部で化学を学び、卒業後は化学メーカーの日本油脂(現・日油)に入社。新しい界面活性剤やウレタン素材などの研究開発に取り組みました。40代でアメリカとの合弁会社社長、60代で子会社の社長を務めた後、65歳で引退。2005年に先輩から誘われて初めてモンゴルの土を踏みました。以来19年間、親日的で心温かいモンゴルの人々の魅力にとりつかれた私は、モンゴル文化の中でも伝統的な生薬に注目するようになりました。
私の同僚で、メディカル・ハーブ・モンゴル社(MHM)の代表を務めるロブサンギーン・ボヤンバットは、昭和39年にモンゴルの首都ウランバートル市で生まれました。1984年に文部省の資金でモンゴル国費留学生として来日し、東京外国語大学付属日本語学校や京都工芸繊維大学工芸学部で学びました。卒業後はカシミヤのゴビ社、総合商社・日商岩井のウランバートル代表や蒙日合弁企業の副社長、モンゴル鉱山省鉱物資源庁を経て、メディカル・ハーブ・モンゴル社(MHM)を設立。日本への留学経験や勤務経験が豊富なボヤンバットは、自他ともに認める親日家です。
2人とも化学者のシニアコンビですが、このたびクラウドファンディングに挑戦することにいたしました。
このプロジェクトで実現したいこと
臨床研究で調べるのは、モンゴル産の黒クコを独自の技術で抽出した抗酸化物質・カロテノイドやトレースミネラルの含有量が抜群な黒クコ・エキスです。日本はもちろん、世界中を探しても入手できないオンリーワンの黒クコ・エキスの臨床研究には、アンチエイジングや予防医療を専門とする臨床医と大学の先生が協力を申し出てくれており、既に倫理審査委員会からの承認も得ております。
医師のもとで科学的データを伴った黒クコ・エキスの健康増進効果が明らかにされた暁には、日本人とモンゴル人の健康増進を叶える「友好のシンボル」となる高品質なサプリメントの製品化を目指します。
プロジェクト立ち上げの背景
私たちメディカル・ハーブ・モンゴル社(MHM)では、さまざまな健康効果が期待できる「モンゴル産生薬」の栽培・普及を展開しています。
日本で学んだボヤンバットの口癖が「日本への恩返し」です。その気持ちに賛同した私とともに考えたのが、日本人の健康増進を目的にモンゴル産の黒クコを提供することでした。モンゴルの大地が育んだ“宝物”といえる黒クコを、日本人の健康作りに役立てていただこうという恩返しです。
黒クコはモンゴルや中国など標高1500㍍以上の高原の砂漠に自生している植物です。毎年6月頃に開花し、9月頃に直径4~9㍉の黒い果実をつけます。優れた健康・美容効果が期待できる“秘草”として珍重されてきた黒クコは、学名を「Lycium ruthenicum Murray」といい、モンゴルではゴビアルタイ地区やバヤンホンゴル地区に生育しています。
ご存じのように、モンゴルの医療は日本と比べると貧弱です。世界一といわれる日本人の寿命と比べると、モンゴル人の寿命は長くありません。その一方で、モンゴルには寝たきり状態の高齢者はめったにおらず、不調の原因を求めて複数の病院を巡ることもほとんどありません。日本で深刻になっている、働き盛りの世代の体調不良といった問題も見たことがありません。
黒クコはモンゴルにおいて伝承的に健康増進・滋養強壮を目的に役立てられています。日本人はモンゴル人といえば大相撲の力士を想像する人が多いと思いますが、彼らの屈強さの背景には黒クコの存在があるのかもしれません。
そこで私たちは、モンゴル産の黒クコを高濃度に抽出することで、期待できる健康増進効果をより高められると考えました。ボヤンバットが研究と試作を重ねた結果、開発に成功したのが、モンゴル産の黒クコから抽出した黒クコ・エキスです。
私たちが開発した黒クコ・エキスの原料となるモンゴル産の黒クコは、モンゴル全土の中でも特に自然環境が苛酷なゴビアルタイ地区産です。冬と夏の最高気温と最低気温の差が70℃にも達する苛酷な環境でたくましく育つモンゴル産の黒クコから抽出したエキスには、以下に挙げる4つの優れた特長があります。
1.健康増進に欠かせない各種栄養素を豊富に含む
私たちが開発した黒クコ・エキスには、たんぱく質・アミノ酸(18種類)・ビタミン(13種類)・各種ミネラル(カルシウム・マグネシウム)・多糖類が豊富に含まれています。健康維持・増進には各種栄養素をバランスよくとることが大切ですが、モンゴル産の黒クコ・エキスによって叶えられます。
2.強力な抗酸化作用を発揮する
健康増進を図るには、体の酸化(サビ)を防ぐ抗酸化対策が欠かせません。私たちが開発した黒クコ・エキスには、抗酸化作用を発揮するアントシアニン(抗酸化物質)がブルーベリーの10倍、ビタミンCの20倍、ビタミンEの50倍も含まれています。モンゴル産黒クコエ・キスの抗酸化作用は検証済みで、抗酸化度を示す指標のORAC値が47mmolTE/g(ミリモル・トロロックス/グラム)もあります。さらに、この数値は中国で最も抗酸化物質の含有量が高いと言われている中国チベット産黒クコの8倍以上もあることも確認しています。
3.抗酸化作用を一段と高める栄養素「ディルフィニジン」を豊富に含む
先に挙げた黒クコ・エキスに含まれるアントシアニンの中には、「ディルフィニジン」という物質が存在します。ディルフィニジンはアンチエイジング(抗加齢)分野において高く評価されている栄養素の一つです。実際に、臨床研究を担当していただく予定の医師は、黒クコ・エキスにアントシアニジンの一種であるディルフィニジンが含まれていることを高く評価しています。
以上のような特長があるモンゴル産の黒クコ・エキスは、健康増進を図るうえで「完全食」と呼べるほど優れた健康食といえます。そのため、黒クコの存在は中央アジア一帯ではよく知られ、中国では複数の大学が認知症対策の切り札として研究を進めているほどです。
4.高い安全性を確認している
私たちが開発した黒クコ・エキスは安全性も確認しています。主な項目と安全性に関する結果を挙げてみます。
●一般生菌数……100個以下
●大腸菌群……不検出
●サルモネラ菌……不検出
●カビ・真菌……不検出
●ヒ素……規格値以下
●重金属……不検出
●残留農薬……不検出
このように、黒クコ・エキスには安全性が確認されているため、臨床研究では被験者の方に安心して飲んでいただけます。
これまで挙げた4つの特長に続き、5つ目の特長として私たちが明らかにしたいのが、臨床面における黒クコ・エキスの研究結果です。
現在の準備状況
現在、臨床研究の被験者を募集しながら、返礼品の黒クコ・エキスを製造しています。協力を申し出ていただいた日本の医師が既に倫理審査委員会からの承認も得ており、臨床研究を実施する場所を準備・確保しています。
リターンについて
ご支援者の方々には、返礼品として私たちが開発した黒クコ・エキスを贈らせていただきます。日本国内では入手できないモンゴル産黒クコ・エキスの効果を直接、ご自身で実感していただけることを期待しています。
スケジュール
今回、ご支援を賜りたいクラウドファンディングは、現在までに報告されている喜びの声を裏付けるために行う臨床研究の費用に充てさせていただきます。研究に必要な資金は121万円です。もし、目標額以上のご支援をいただいた場合は、黒クコ・エキスの原料となるゴビアルタイ地区の黒クコ灌木の保護をはじめ、栽培法の確立にも活用させていただきます。
2024年7月11日 クラウドファンディング開始
2024年9月11日 クラウドファンディング終了
2024年9月19日 臨床研究開始
2024年9月 リターン発送開始
【最後に】黒クコ・エキスを日本とモンゴルがもっと絆を強くするためのきっかけにしたい!
現在、モンゴルの経済的発展は著しいものの、決して豊かとはいえません。しかしながら、モンゴルの人々は温かい心を持ち、たくましく生きています。日本人の体に見られる「蒙古斑」の存在や、日本人と思っていた大相撲の力士が実はモンゴル人だったということがあるように、モンゴル人と日本人は切っても切れない縁で結ばれています。モンゴル人は日本人と肌が合い、モンゴルの歌も、どこか日本の民謡のリズムに似て、両国には近い感性があると感じます。私にとってモンゴルは、第2の故郷といえる国です。
親日国として知られるモンゴルには、日本であまり知られていない生薬が数多く存在します。苛酷な自然環境で育つ植物がもたらす健康効果を科学的に検証し、日本とモンゴルの友好のシンボルとなる臨床研究費用のご支援をお願いいたします。
地政学の視点でいえば、四方を海で囲まれている日本と対照的に、モンゴルは周囲を他の国に囲まれています。大国のロシアや中国からの脅威を退けるためにも、モンゴルの人たちはアジアの仲間として日本の存在をとても重視しています。私たちが開発したモンゴル産の黒クコ・エキスが日本人の健康増進に寄与し、ひいては日本とモンゴルの友好のシンボルとなることを目指します。
2022年に外交関係樹立50周年を迎えた日本とモンゴルですが、まだまだ「近いようで遠い国」ではないでしょうか。世界各地で緊張が高まる中、親日国のモンゴルは、アジアの安全保障や経済発展を考えるうえで不可欠なパートナーです。日本とモンゴルがもっと親しく、もっと仲良くなるためにモンゴルの宝物「黒クコ・エキス」を日本に広めるきっかけを作らせてください。
皆様のご理解とご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
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