自己紹介
一輪車競技者の高橋吾宇です。26歳となり一輪車を始めて20年が経ち、今回で4度目の世界大会出場となります。
これまでにソロ演技で4位を2回、団体演技で優勝を1回、技のみを評価されるxstyleで3位と世界大会で成績を残してきましたが、一回も満足のいく大会はありませんでした。
なぜか?
納得のいく演技が踊れていないからです。
前回の世界大会後に日本でやっている一輪車の舞台演技部門に出場しました。
そこでは今までの一輪車演技以上に作品性が重要視され、照明のイメージを考えるのに時間が必要で、どうにも上手く出来ず会社を2か月間お休みしました。
毎日一輪車に乗り、考えて考えて初めて”演技”を踊れたと思ったのです。
曲は世界大会のままモンゴル出身のハードロック the huuを使用しました。
でも時間をかけて深ぼった先は全く違う演技になりました。
これだ。これがしたいことなんだ。
そう思い、今回大会では集中して練習するため、仕事を辞める決断をしました。
たかが一輪車の大会、賞金も出ないし、優勝したからって何か得られるわけではありません。
ただみんなに演技良かったよと褒めてもらえるだけ。
ただ一輪車協会のHPの隅っこに歴代世界チャンピオンとして名前が載るだけ。
でも僕はそんな少しに魅了され仕事を辞めてしまいました。
そんな少しのところにずっと憧れてきたのです。
実家に住まわせてくれている両親には感謝です。
「働きながら大会に出てる人もいる。」知ってます。
「そういうのは学生のうちにやらないと。」わかっています。
でも僕には今だったんです。中学時代部活を理由に一輪車から離れた僕が、高校時代必死に打ち込んで世界大会に出れるようになった僕が、大学時代小さい頃からの有名選手しかいない中でようやく日本一になれた僕が、会社員時代映像制作をしながら「この見せ方一輪車でも使えるかも」と妄想していた僕が、今ようやく世界一を目指せます。
世界チャンピオンの夢を応援してもらえると嬉しいです。
このプロジェクトで実現したいこと
一輪車にはプロ競技者が存在しません。
プロの一輪車乗りはいます。サーカスや舞台に出ている人や大道芸人がそうです。
しかし大会に出て賞金を稼ぐ。大会に出て企業に援助をしてもらっている。そういった選手は存在しません。
一輪車に乗る子供たちは「将来はプロ一輪車選手になります」と夢を語れないのです。
僕は2018年に世界大会で団体演技で優勝し、2018年、23年と全日本ソロ演技大会で優勝し、日本国内でトップ選手の一人であるという自負があります。
トップ選手がクラウドファンディングやらないと資金調達できないのかとガッカリされるかもしれません。
今回のプロジェクトはスタートです。今回のプロジェクトが将来のプロ一輪車選手への道の一歩目になると嬉しいです。
結果を出して皆様の応援に応えます。
一輪車演技とは?
音楽に合わせ、技や振り付けで演技を構成する一輪車の演技種目です。
出場する世界大会のソロエキスパートクラスは4分間でperformanceとtechnicalの両方で競います。
https://youtu.be/53GktO3qCKY?si=kjRvE3bg8_N4Hzoj
2023年優勝のソロ演技
https://youtu.be/Yff9OCTeHtM?si=AQ6gblUOftv0Hbak
2022年に4位と悔しい思いをした世界大会でのソロ演技
音楽に気持ちを乗せて極限まで高めた技で演じます。
UNICON21とは
”UNICONとは元はUnicycling Convention の略で隔年開催の国際一輪車選手権のことです。世界中のユニサイクリストが集い、一輪車のさまざまな種目の競技で競い合います。またワークショップなどでの交流、国際会議も行われます。”(引用:https://jua-web.org/kokusai/index.php?sub=wiki)
uniconは2年に一度行われる一輪車の世界大会です!
unicycle world championships and convention unicon21公式サイト
マウンテンユニサイクル、ユニサイクルバスケ、スケボーのようなストリート種目、トライアルユニサイクル、トラックレース、そしてfreestyleと呼ばれる一輪車演技、、、などなど全ての一輪車競技が集まり2週間かけて行われる大会であり、大規模な一輪車乗りによる集会であり、お祭りです!!
一輪車を好きな人だけが集まる2週間の特別な時間です。
そこで優勝することは一輪車乗りみんなに認めてもらえることだと僕は思います。
出場種目について
今回僕が出場するのは、
freestyle individual expert male
男子ソロ演技部門エキスパート 4分間で構成する演技部門。freestyleは日本で言う一輪車演技で正しくはartistic freestyle。performanceとtechnicalが5:5で審査され演技を評価する部門。前回大会4位
freestyle small-group
8人以下団体演技部門 5分間で8人以下で構成する団体演技部門。今回僕はよく一緒に練習している仲間4人で出場します。2018年に同部門で優勝。
xstyle
演技と違いperformanceの審査が無い、技だけの部門。参加人数にもよるが予選1分、準決勝1.5分、決勝2分で技を競う。
特にdifficulty(難易度)が重視される。前回大会3位。
flatland
urban種目の一つで平らな地面で技を競う部門。予選1分、決勝トーナメントは持ち時間1.5分のバトル方式。短い単発な技が主になりがち。uniman chinaというアジア圏の大会で優勝。
track coasting
レーストラック(400m)を使用し、タイヤを擦らないコースティングという技でどこまで進めるか競う競技。
の5種目です。
今回は特にソロ演技、freestyle individual expert male に力を入れて取り組んでいます。
2016年はじめて出場したスペイン大会で4位、続く2018年の韓国大会では日本国内の予選に落ち出場できず、2022年コロナで開催できず4年ぶりの開催となった大会で、それまで目も向けてなかった若手選手に敗れ4位に。
そこから2年基礎から練習をし直し、退いていた全日本大会で2023年に5年ぶりに優勝しました。
演技に想いを載せる。学生時代にはできなかったことが今少しずつ自分のものになっています。
2年おきの世界大会、今が全盛期だと感じています。
今回大会での応援お待ちしております。
リターンについて
リターンについては悩みましたが、一輪車のことで返せるのがベストだと思い、帰国後の一輪車指導、小学校や幼稚園・保育園、養護施設向けにパフォーマンス披露と体験会を入れさせていただきました。
スポンサー企業様より、割引クーポンの発行もしていただいております。
練習時のみならず大会時にも必ずつけるGフォームのプロテクター、靴との密着性を高め最大限のパフォーマンスが行えるようになるtape designのグリップソックス。takis様で取り扱っている製品にはいつも助けられています。この機会にぜひご利用ください。
現地での写真やビデオメッセージもございます。僕の撮影した写真か僕の写ってる写真かはお選びいただけます(笑)(前回大会時に撮影した写真はこんな感じです)
スケジュール
7/13 渡航
7/16 track coasting
7/17 freestyle individual expert male
7/18 freestyle small-group
7/20 flatland
7/21 x-style
22日以降はワークショップへの参加、他種目の観戦を予定しています
7/27 大会終了
最後に
今回のプロジェクトで多くの人に応援いただきお金が多く余った際には一輪車以外のことには使わないことを約束いたします。
僕にはいくつか夢があります。
日本で国際基準の演技大会を開いて2分半ではやりきれない一輪車の魅力をもっと伝えたい、x-style・flatlandといった一輪車の技の限界に挑む競技の大会を日本で開いて一輪車の可能性を広げたい、他のアーバンスポーツ(スケボーやbmx)のように専用パークを作って一輪車を選ぶ若者の手助けがしたい、一輪車の芸術性を高めた舞台作品を作って誰もが見て楽しめるものに昇華したい、、、
でもまずは今回の世界大会で優勝したい。それが1番の夢です。
もちろん結果のためだけに踊るのではないです。全身全霊で魂を燃やしきり技を成功させ自分のやりたいことをやりきって、それで勝ってはじめて世界一の夢が叶ったといえるのでは無いかと思うのです。
そんな夢の手助けを皆様にどうぞお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見るリターンに関してとご報告
2024/08/10 15:33こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
出発前夜
2024/07/13 04:22こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
支援者の皆さまへのお願い
2024/07/05 17:52こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
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