活動報告にお越しくださりありがとうございます!
各地で不安なニュースや情報が流れてきて不安になってしまいますね。
SNSには役立つ情報もありますが、疲れちゃったり不安な時は、少し距離を置いてみるのも大切です。
私たちは、皆さんが少しでもワクワクするような活動報告を、引き続きお届けしていきたいと思います!
お時間あれば、ぜひ立ち止まって読んでみてください。
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今回は『monoclone』でも大事なシーンだったアクションについてご紹介していきたいと思います!
演劇ユニットHORIZONは女流劇団ですが、殺陣・アクションも数多くやってきました。
折角なので、たまにいただく「アクションどうやってつくってるの?」という質問にお答えしていきます。
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今回のアクション振り付けは、脚本・演出・月役の草野、そして制作・雲嵐役の天野。
ざっくりですが、『monoclone』のアクションは、今までと比べるとかなり大味だったかなと思います。なんとなく、
構成・指導 → 天野
モーション → 草野
こんな感じの役割でつくりました。
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1.脚本を読む
「そこから?」と思うかもしれませんが、そこからです!
脚本家から脚本を受け取り、まず読みます!
・脚本を読む
・ト書きを読んで、アクションが入る場所を確認する
・演出シートを読むor演出の方向性を確認する
・アクション前後のお話やセリフを確認する
手順としては、こんな感じ。
脚本を読んだ時点で、なんとなく「こんな雰囲気のアクションかな〜?」を考えて、演出と方向性を確認すれば、あとは振り付けに入るのみ!
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2.曲をもらう
振り付けに入るにしても曲がないと完成しません。
演劇ユニットHORIZONでは、曲のカウントに合わせて殺陣・アクションをつくっていきます。
・アクションの曲を入れるところを演出と確認(無ければこっちで考える)
・アクションのサビと曲の一番カッケーところを合わせる
・上記を合わせるために、セリフとアクションをカウントで分ける
……なんのこっちゃ?という方、すみません。
実際の台本に合わせるとこんな感じ。
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3.構成を考える
まずは、台本と曲をマッチングしてみましょう!
①0:00〜0:14(8エイト×4) アクション
②0:14〜0:27(8エイト×4) セリフ
③0:27〜0:40(8エイト×4) アクション
④0:40〜0:47(8エイト×2) セリフ
⑤0:47〜0:54(8エイト×2) アクション
曲って、だいたい8エイト×4で構成されている(曲調が変わる)ことが多いんです。
アクションの振り付けもそこに当てはめると、見ている側も気持ちよく見ることができます(と思っています)。
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4.立ち位置の構成を考える
簡単に言うと、「誰がどこで誰と闘ってる??」です。
ここは脚本のト書きを読み込んで、頭の中で動かします。
たまに深夜のファミレスで、調味料・カトラリー・コップを使って実際に動かす事もあります。
中の人、実はこのターンが一番苦手です。
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5.振り付けを考える
立ち位置の構成が決まっていると、ここのターンが楽になります。
何故かと言うと、必ずやらなくてはいけないことが決まっているから。
「ここまでに、この人は、ここに移動しなくてはいけない」が決まっていると、それに向かって動きを考えれば、あら不思議。アクションの完成です。
今回はダンスっぽいアクションを目指して作っていました。
ダンス振付もやっている草野にモーションを考えてもらい、それをアクションにするために天野が指導する。
こういった流れで作成していきました。
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6.振り写しをする
実際にアクションをする人に、振りを覚えてもらいます!
いざ振りを付けてみると「ここ危ないね」「こっちの動きの方がカッコいいね」が生まれてきます。
あとは作品の進行具合によって違和感があるところだったり、場所の広さで振りを変えたりの微調整が入ります。
この間にもこまごまありますが、アクションの作り方としてはこんな感じです!
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いかがだったでしょうか。
HORIZONではこれからも、というか来年も殺陣アクションが入った作品がどしどしあります!
殺陣は殺陣で作り方が少し異なりますが、ぜひこれから「どうやって作ってるんだろう」といった目線でも楽しんでみてはいかがでしょう。
『monoclone』が上演終了したこともあり、これからもこういった、「ちょっとしたネタバレ」も公開していく予定です!
引き続きお楽しみに!
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”うるせえ手羽先!”
Immersive theater『monoclone』より