日本の素敵をアクセサリーに
こんにちは、「和の彩 wanoiro」 です。
いつも応援ありがとうございます。
今回のプロジェクトでは漫画の原点ともいわれている国宝の絵巻物「鳥獣人物戯画」のシーンを立体化したアクセサリーをご案内させていただきます。
「鳥獣人物戯画」は京都栂尾山(とがのおさん)高山寺(こうさんじ)に伝わる国宝の絵巻物です。甲・乙・丙・丁の四巻からなり、動物や人物が遊びに興じる姿や架空の生き物などが墨一色で描かれています。
一番有名なのは甲巻で、擬人化された動物が登場して遊び戯れている姿が描かれています。うさぎや蛙、猿などの動物が谷川で水遊びをしたり、相撲を取ったり、田楽を舞い踊ったりといかにも楽しげな様子。笑い声や走り回る足音、陽気な音楽、街のさざめきさえも聞こえてきそうな描写に、おのずと惹き込まれていきます。
「鳥獣戯画」には不思議がいっぱい。描かれたのは平安時代末期~鎌倉時代初期といわれています。貴族の力が次第に弱まり武士が台頭していく、まさに混沌とした時代。歴史の表舞台の裏側でしなやかに逞しく生きる人々の姿を、鳥獣戯画の世界に垣間見ることができます。
作者は定かではありませんが、この時代「嗚呼絵(おこえ)」といわれるユーモラスな戯画がさかんに描かれ、寺院に伝わっているそうです。墨一色で描かれた白描の手法に、日本の漫画やアニメのルーツを見て取ることができます。
登場する動物たちは生き生きとしていて、笑ったり悔しがったりと実に表情豊か。勢いのある筆使いから生まれる躍動感。繊細な筆致の情景がかもす郷愁感。絵を説明するような「詞書(ことばがき)」はなく、それゆえ登場する動物たちが私たちに語りかけてくるかのようです。
~遊びをせんとや 生まれけん
(遊ぶために生まれて来たのだろうか)
戯れせんとや 生まれけん
(戯れるために生まれて来たのだろうか)~
この時代に庶民の間で流行った歌謡「今様」の一節です。
殺伐とした世の中でも人々はふれあい、笑いあい、懸命に生きてきたのでしょう。「鳥獣戯画」が時代を超えて愛され続けるのは、そんな姿を自分に重ねて見るからでしょうか。
「一緒に遊ぼうよ!」
心の中で、動物たちが笑いころげながら誘ってきます。
あたたかな陽だまりの中で。ひんやりとした水しぶきを浴びながら。賑やかな田楽の囃子にのせて。
それは、私たちがいつかどこかで見た風景。
~遊ぶ子供の 声聞けば
(遊んでいる子どもの声を聞いていると)
わが身さえこそ 揺るがるれ
(私の身体さえも遊びたくてうずうずして動いてしまう)~
どきどき、むずむず、わくわく、
ようこそ、あなたの心のふるさとへ・・・
高山寺様について
鳥獣戯画を所蔵している高山寺は、京都市右京区栂尾(とがのお)にある古刹で、創建は奈良時代に遡ります。13世紀初めに明恵上人が後鳥羽上皇より寺領を与えられ中興しました。日本最古の茶園があり、紅葉の名所としても知られています。1994年に「古都京都の文化財」として、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。
wanoiroでは鳥獣戯画をモチーフとしたアクセサリー製作の企画を進めて、高山寺様より認定をいただきプロジェクトの公開に至ることができました。
売上金の一部は文化財保護、環境保護にお役立ていただくために高山寺様にお納めいたします。
作品は全てジュエリー原型師が手作りで原型を製作しました。
熟練の技で絵巻物に描かれた動物たちを立体化!
絵から飛び出して今にも走り回りそうな躍動感をお楽しみください。
甲巻・第18紙に描かれている鳥獣戯画の中でも有名な相撲のアートのワンシーンから
「勝利した蛙と転がる兎」
細部にまでこだわった兎と蛙の生き生きとした表情にご注目ください。
甲巻・第13紙~第15紙に続く兎と蛙に追われ逃げる猿の男の子「追いかけっこ」のアートから
「逃げるサル」
この「追いかけっこ」は印地打ちという石投げ合戦を描いたものではないかという説があります。旧正月や端午の節句に子供たちが遊んでいたそうです。
猿は後ろを振り向きながら、余裕のある表情。誘っているようにも見えますね!
甲巻・第13紙~第15紙に続くアートから、蛙の田楽踊り見ていた
「烏帽子をかぶった猫」
烏帽子をかぶっている姿から、貴族でしょうか。扇で口元を隠しながらちらりと街の騒動を見やっています。何事が起きたのか、気になって仕方のない様子・・・。
現存する甲巻には猫は1度しか登場しないのですが、存在感を強く感じて制作しました。
甲巻・第13紙~第15紙に続くアートから、蛙の田楽踊り見ていた
「市女笠の狐」
狐が市女笠をかぶり、子狐を伴っているシーンの作品。
母狐でしょうか?こちらの狐も制作させ頂きました。
オブジェとしても素敵な鳥獣戯画
蛙、猫、狐は絶妙なバランスで立たせることができます!
意識を集中してチャレンジ!
ミニチュアオブジェとして飾っても素敵です。
仕上げは三種類
■いぶし銀(磨き仕上げ)
いぶし銀をピカピカに磨き上げました。動物たちの表情がよりはっきりとわかります。
■いぶし銀(つや消し仕上げ)
和紙に描かれた水墨画の風合いが出るように、ソフトに磨きました。銀の鋳肌の色あいが美しいです。
■ゴールドコート(つや消し仕上げ)
存在感抜群のゴールドカラー。柔らかな風合いに仕上げて鳥獣戯画の世界観そのままに。
リターンの商品詳細
■相撲で転がるウサギ■
ウサギ:SILVER925
寸法(約):縦約25.5mm×横18.5mm
チェーン:真鍮 全長50cm(5cmアジャスター含む)
3種類の仕上げから、選んでいただきます。
■相撲で勝利するカエル■
カエル:SILVER925
寸法(約):縦約25mm×横22.5mm
チェーン:真鍮 全長50cm(5cmアジャスター含む)
3種類の仕上げから、選んでいただきます。
■ 追いかけっこをしているサル■
サル:SILVER925
寸法(約):縦約16mm×横25mm
チェーン:真鍮 全長50cm(5cmアジャスター含む)
3種類の仕上げから、選んでいただきます。
■ 烏帽子をかぶるネコ■
ネコ:SILVER925
寸法(約):縦約31.5mm×横13mm
チェーン:真鍮 全長50cm(5cmアジャスター含む)
3種類の仕上げから、選んでいただきます。
■ 市女笠のキツネ■
キツネ:SILVER925
寸法(約):縦約25.5mm×横17mm
チェーン:真鍮 全長50cm(5cmアジャスター含む)
3種類の仕上げから、選んでいただきます。
■ 【特典】全てのリターンにヒノキ製のブローチつき■
さらに特典!
全てのリターンに吉野檜で制作したカエルとウサギのブローチをお付けいたします。
■いぶし銀 磨き仕上 ネックレス1点 ■
【早割】 ¥11,800 限定5個
【CAMPFIRE割】 ¥13,000
■ゴールドコート ネックレス1点 ■
【早割】 ¥11,800 限定5個
【CAMPFIRE割】 ¥13,000
■いぶし銀 つや消しネックレス1点 ■
【早割】 ¥11,800 限定5個
【CAMPFIRE割】 ¥13,000
■ウサギとカエルの2点セット■
【セット割】 ¥21,500 限定10個
■鳥獣戯画5点セット■
【セット割】¥49,800 限定5個
資金の使い道
皆様に購入いただいた資金は、今後の活動と次回プロジェクトへの資金として使用させて頂きます。
スケジュール
9月10日プロジェクト終了
リターンの発送は10月下旬から11月初旬頃を予定してます。
ご購入前に確認ください
※いぶし銀の商品は経年変化をしてきますことをご了承ください。
※温泉や硫黄分の入った湯などに入れると、真っ黒になってしまいますのでご注意ください。
※商品の色や仕上げが、写真や映像とやや異なる場合があります。
※商品に関しての感じ方に個人差が予想される製品でございます。そのため、初期不良以外の使用感等に関する返品・返金はお受けいたしかねます。
※購入の数が想定を上回った場合、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合がございます。
※配送に遅れが生じる可能性が判明した場合、直ちにご報告させていただきます。
※本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。クラウドファンディングの性質上、配送遅延のおそれがございます。
以上の注意点につきましてあらかじめご理解とご了承いただいた上でご購入くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
私たち「wanoiro」は、ジュエリー産業の街である甲府より、オリジナルアクセサリーの開発とお客様のご要望に合わせたOEMのご提案をしてまいりました。
山梨の宝飾産業は「水晶工芸、水晶研磨」と「貴金属工芸」のふたつの流れから発展してきた歴史があります。この地で磨かれた感性と技を活かし、時代のニーズに合った信頼できる商品をご提供してまいります。
また、業種や地域の垣根を越えて、日本の伝統工芸や新しい素材・技術を取り入れた開発にも取り組んでいます。文化の継承と技術の革新で美しい日本をアクセサリーとして表現し、国内外に発信してまいります。
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