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私たちは広島大学の学生ボランティア団体『OPERATIONつながり』です。
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https://www.instagram.com/operation_hirodai/?hl=ja
当団体は、東日本大震災発災時に広島大学の学生間で集まった「被災地のために何かしたい」という想いをつなげることで2011年に発足したボランティアサークルで、現在は災害復旧・復興支援を行う「災害部」、広島大学の位置する東広島市の小学生や、地域の方と交流する「地域部」の2事業部で活動しています。
災害部では、これまで東北地方への継続的な派遣や、2014年に発生した広島土砂災害、2018年に発生した西日本豪雨での被災した家屋・農地の復旧作業、仮設住宅での支援等を行ってきました。特に、東北地方へは「つながり隊」と呼ばれる10人~20人程度の小隊を、2011年から2016年の5年間に13回派遣しました。
2014年の広島土砂災害発災時には、東広島社会福祉協議会や、広島大学の協力のもと、大型バスを手配し、より多くの広大生が被災地でボランティア活動を行うことを可能にしました。現地での活動内容は家屋の土砂だしや、家財の運び出し等で、同年8月24日から9月30日まで、延べ1074名の学生を被災地に派遣することができました。
2018年の西日本豪雨発災時にも、当団体は東広島社会福祉協議会や広島大学等、様々な機関・団体と連携して支援活動を行いました。広島大学と協力し、当団体が学生と被災地をつなげる窓口となることで、同年7月11日から9月24日までの間に、延べ1301人を派遣しました。
またアカウントを引き継ぐことができませんでしたが、2016年に当団体で高校生東北ツアーを計画し、campfireで資金を募り、見事目標金額に達成しました。
現在は西日本豪雨で被害を受けた広島県坂町にある北新地公営住宅、小屋浦公営住宅での交流、農業ボランティアを中心に活動を行い、災害などが起こった際には現地に赴き、復旧活動を行っています。
北新地・小屋浦公営住宅では、普段は広島県坂町に拠点を置くsky協働センターさんが企画する交流会に参加して、モルックやボッチャ、料理などを住民さんと一緒に行いながら楽しむという活動を行っていますが、2023年の10月、11月にはポトフ作りや布染め、万華鏡づくりを一から企画・運営をしました。
農業ボランティアでは、石拾いや草刈り等が主な活動です。体力を使う活動ということもあり、実際の災害ボランティアを行う際の良い練習となっています。夏の暑い日はとても体力を使い、真夏に活動することの大変さや、こまめに休憩を取ることの大切さを学ぶことができます
2023年7月には福岡県久留米市、同年9月には島根県大田市に当団体からメンバーを派遣し、床下や庭の土砂撤去作業を行いました。
また広島大学生協と協力して、6月下旬から8月上旬にかけて、広島大学内の食堂やコープショップに募金箱を設置し、能登半島地震の被災地への募金活動を行いました。募金総額は3,701円でした。集まっだお金は日本赤十字社を通して、被災地にお届けするつもりです。
2024年5月3日~5日にかけて、NPO法人IMAGINUS主催の能登半島地震ボランティアに当団体のメンバーが4名参加しました。ボランティア活動ベースにしぎしでの掃除、調理、風呂焚きをはじめ、輪島市門前町・町野町、能登町白丸地区でがれきの撤去や家財出し、草刈りなどの活動を行いました。実際に現地に行くことで能登半島の現状や深刻なボランティア不足の実態を自分たちの目で見て体感しました。活動を通して、時間と体力がある大学生の私たちにできることーそれは、継続的に現地にボランティアに行くことだと考え、次はOPERATIONつながり単独で能登半島にボランティア活動をすることに決めました。
現時点では11名参加予定ですが、この11人にはGWに能登へ行ったメンバーだけでなく、全く災害ボランティアに関わったことがない人も参加しています。
しかし広島から能登に行くために、交通費等資金面が課題となってきます。広島駅から金沢駅まで、新幹線・特急で行こうとすると、往復約4万円必要になります。
大学生にとって4万円は大金であり、できるだけボランティアのハードルを下げて能登にボランティアに行く人を増やしたいという思いから、当団体でこの派遣の参加費用を5,000円とし、残りの15人分の交通費や物品費等は外部から獲得することとなりました。
私たちは広島大学所属のボランティア団体であり、過去前述したつながり隊の活動等で広島大学から資金援助をいただいていたため、当初は広島大学から資金援助をいただく計画でした。しかし、大学にお金がないこと、特定のサークル・部活動に個別に支援を行うことが難しいことが理由で資金援助をいただけませんでした。
そこでどう資金を獲得するかを考えたところ、クラウドファンディングで集めるという選択にいたりました。
NPO法人IMAGINUS主催のGW能登派遣に参加し、学んだことは多くあります。
一つ目は、ボランティアの不足です。
能登半島は三方を海に過去囲まれているため、地理的条件が悪く、熊本地震のように四方八方からボランティアや支援物資を送ることができておらず、過去の震災と比べても復旧・復興が進んでいない状態にあります。また発災当初、SNS等で「ボランティアは控えなければならない」という風潮が広まったことも原因のボランティアが不足している原因の一つです。
GW時点で発災から5カ月が経過していましたが、まだまだひび割れが治っていない道路もあり、中には巨大な落石がそのままにされている道路もありました。
また半壊・全壊の家が手つかずで残されてる地域が多くありました。半壊の家は今後の余震活動で、さらに倒壊し、人的被害を及ぼす可能性もある危険な状態です。
二つ目は平時にできないことは有事にもできないということです。
GWの派遣で、まき割りや火起こし、ブロック塀の撤去を行いましたが、普段あまりやらない活動であるため苦戦しました。他のボランティアからのアドバイスや、やっていくうちに慣れてできるようになりましたが、発災直後の緊急時に生かせるレベルには到達していません。
自分にできないことを知り、平時からできることを増やしていくことが大切だと感じました。
①能登の復旧・復興の一助となる
先ほど述べた通り、能登ではボランティアの数が不足しており、復旧が進んでいません。
そのため私たちがボランティアをしに行くことで、少しでも能登の復旧・復興の力になることを目標とします。活動で行く日数・人数は少ないですが、少しの時間でもやれることはたくさんあります。また当団体のホームページ、SNSで能登の活動の発信を行うことで、より多くの人に能登の現状を知ってもらいたいです。
また私たちができるのは、瓦礫撤去や家財出し等の復旧作業だけではありません。
被災者への「心の支援」も私たちができることの一つです。被災者の方とお話をしたり、交流をすることで、少しでも励みになってほしいと考えています。
能登地方は高齢化が進んでいる地域です。私たち大学生が被災者と交流することで、「若い力」を能登に届けられると考えています。
実際にGWの能登派遣で、被災者の方と交流した際、「若い人と話せて嬉しい。元気がもらえる」との声をいただけました!
②今後の災害発災時の活動に役立てる
当団体はこれまで東日本大震災や広島土砂災害、西日本豪雨等で災害復旧支援を行ってきました。しかし大学のサークルという特性上、どうしても代替わりが起きてしまい、現在当団体のメンバーに災害ボランティア経験があるものが少ない状態です。今回の能登派遣に参加してくれるメンバーも災害ボランティア経験がない人が大半です。
そのため今回の派遣で、災害ボランティア活動に参加し、広島県内や日本各地で災害が発生した際に迅速に動けるような人材を育成します。
③災害ボランティア参加へのハードルを下げる
広島から能登へ行こうとすると、新幹線・レンタカー代だけで約4万円必要となります。この金額は大学生にとって簡単に出せる金額ではありません。
能登にボランティアが不足しているとよく言われており、その原因には地形的な問題などが、
また災害ボランティアと聞くと、どうしても「身体的にきつそう」というイメージが先行してしまいます。たしかに瓦礫撤去や物資移動等、体力を使う活動は多いです。実際にGWのボランティアでも力が必要だと感じた場面が何度かありました。しかし、ブロック塀崩しの際に使った道具等は免許不要で使用でき、力のない人でも十分に使用が可能でした。
また避難所や仮設住宅で、交流会を実施したり、会話を楽しんだり等「心の支援」は体力がなくてもできます。普段公営住宅で活動している経験をもとに、楽しく交流できたらと思っています。
〇お礼のお手紙
本派遣へ参加した当団体のメンバーから直筆でお礼のハガキを送ります。
〇活動報告会へのご招待
本派遣終了後、実際に能登へ行ったメンバーによる活動報告会を行います。
活動報告会では、私たちが能登で活動した内容をただ発表するだけでなく、「何を学び、何が得られたのか」について重点的に発表します。
また今後の継続的な能登支援に関する当団体の方針についても発表します。
・日時・場所 : 2024年11月頃、広島大学で開催予定
・方法 : 対面、zoomによるオンライン
・支援者様の交通費や滞在費 : 支援者様の交通費や滞在費は各自でご負担ください。
・支援者様との連絡方法 : 詳細はメールで連絡いたします。
〇能登ボランティア活動報告書の送付
対面の報告会では、メンバーの熱意は伝わりますが、時間の関係上話せない部分も出てきます。
そこで本派遣で当団体のメンバーが学び、得られたことを文書としてまとめた報告書を、メールにて送付します。
〇活動報告書、当団体のSNS等で支援者様の名前を掲載
活動報告書の謝辞欄や当団体のSNS等で支援者様の名前を掲載いたします。
○活動報告書
・掲載場所 謝辞欄に掲載
・掲載方法 文字のみ
○当団体のSNS(Instagram、X、ホームページ、Facebook)
・掲載期間 2024年10月中から当団体のSNSが存続する限り掲載
・掲載方法 文字のみ
掲載を希望されない方はメール等でご連絡ください。
【スケジュール】
9月13日~16日 能登半島派遣(11名)
○本町ステーション
石川県珠洲市宝立町鵜飼で、写真家の松田咲香さんが開いた交流施設。
現時点では、うちわづくりを行う予定である。(変更の可能性あり)
【宿泊場所】
ピースウインズ・ジャパン
【集めた支援金の使用用途】
広島から能登半島への交通費と活動資金
《内訳》 交通費:333,530円
レンタカー・ガソリン代:85,960円
活動費(被災者との交流):10,000円
物品費・リターン費:46,490円
最後までご覧いただきありがとうございます。
前回での派遣では、NPO法人IMAGINUS様、広島修道大学様、公益財団法人日本財団ボランティアセンター様、東広島市社会福祉協議会様など、たくさんの方々のご支援があったからこそ、学生である私たちも活動に参加することができました。
今回は、宿泊場所や交通手段の確保、資金調達などを全て自分たちで行います。
発災から約8カ月が経過しましたが、能登ではまだまだ復旧・復興が進んでおらず、避難所や仮設住宅での生活を強いられている人が多くいます。
今回の派遣で能登の復旧・復興や、被災者への心の支援を行い、広島から能登へ「つながり」の輪を広めていきます。
このプロジェクトを達成するためには皆様のお力が必要です。どうかご支援のほどよろしくお願いいたします!!!!
最新の活動報告
もっと見る【能登半島地震学生ボランティア】活動報告会を開催します!!
2024/12/12 12:57こんにちは!広島大学学生ボランティア団体OPERATIONつながりです。メッセージ機能で以前お知らせしましたが、12月21日土曜日14時より派遣の活動報告会を開催します!!○日時:12/21 (土)14時〜(13時30分受け付け開始)場所:広島大学東広島キャンバス経済学部棟B157(駐車場は北第3駐車場をご利用ください)○参加費:無料○参加方法:対面、zoomによるオンラインにて参加いただけます○参加申し込み:添付のポスターに記載されているQRコードからお申込みいただけます。また以下のURLからもお申し込みできますhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfB-rlSmPKofqgPrhSlZibWXg0rGm15nd36cnESLdGKI8B2ug/viewform?fbclid=PAY2xjawHHPnNleHRuA2FlbQIxMQABpoJ1iRLAfThxd9Sv8HShBLdZ_qwu3WNKuXB5POHAkiMXaIoQrH0xvy469A_aem_ayeYF8_4iaqN7XUm7smSzA○お問い合わせ:当団体のメールアドレス(operation.tsunagari2011@gmail.com)か、メッセージ機能にてお願いいたします。zoomのURLは後日formsに記入されたメールアドレスにお送りいたします。私達が能登で何を学び、何を感じたのか発表する場でありつつ、クラウドファンディングを支援してくださった皆様へ感謝を伝える場でもあります。オンラインでも参加できますので、ご都合が良ければぜひ参加していただけると嬉しいです。 もっと見る
金沢駅到着しました!
2024/09/16 17:07こんにちは!広島大学OPERATIONつながりです!先程メンバー11人全員金沢駅に到着しました。1人はここで東京駅に向かいますが、10人は西条駅に向かいます。3日目と4日目の活動報告は後日行います。最後まで応援よろしくお願いします! もっと見る
【14日午後】須須神社でお祭りのお手伝いをしました!
2024/09/15 00:20こんばんは!広島大学OPERATIONつながりです!14日目の午後は須須神社で行われたお祭りで、子どもたち向けの射的とおもちゃ救いを行いました!射的ブースではリピートしてくれた子供たちが多く、何回も射的をして楽しんでいました。お菓子もほとんどなくなりました。おもちゃ救いもとても人気で、すべてのおもちゃがなくなりました!祭りではキリコと呼ばれる最大16mの山車を4基見ることができました!とても巨大で迫力がありました。須須神社は地震と津波被害を受けた地域でしたが、地域の方がクラウドファンディングを行って再建したそうです。今回のお祭りは、地域住民が多く参加しており、活気を感じることのできました。夜には振り返りのMTGを行いました。「ボランティア先で、被災者の方から水などの差し入れをもったが、もらってよいのかわからない」といった意見が出ました。「ボランティアされる側も、やってもらってばっかりだと辛い」ということをGWに能登に行ったときに災害NGO結の前原さんから聞いており、必要最低限のものは準備していくのは前提として、好意を受け取るのは大事なことであると感じました。15日は珠洲市のボランティアセンターでの活動を予定しておりますが、大雨の予報でボランティアセンターが閉まるかもしれません。15日活動できることを願いながら、就寝したいと思います。 もっと見る
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