ご挨拶

【三代目店主】　頼藤 浩

この度は私達のプロジェクトページをご覧頂き有難うございます。

私たちは熊本県八代市のJR八代駅前で100年続く鮎と鰻の専門店を営んでおります。

昭和の初期には天皇へ鮎を献上した歴史も持つ、伝統あるお店です。

八代駅前　【あゆ・うなぎ より藤】

現在の店主が三代目となり、先代からの技術と心を受け継ぎ、これまで多く

の地元の皆様、他県からのお客様に支えられてきました。

昭和天皇へ献上した際のお礼状　昭和7年

昭和初期の写真

鮎への強いこだわり

取り扱っているのは17年連続水質日本一を誇る清流「川辺川」と日本三大急流の一つ

球磨川、そこで捕獲した天然鮎を使用しております。

鮎は捕れる川で味がかなり異なります。

きれいな水で育まれた鮎は臭みがなく、香魚と呼ばれる由縁となった西瓜や胡瓜の香りが

特徴的です。また、鮎漁は夜している所がほとんどですが、三代目は早朝に漁をしてもらう

ように漁師さんにお願いしています。

理由は

餌が消化されて内臓に消化物やガタ（石など）が残っていないから。

「鮎ははらわた」と北大路魯山人も言っているほど内臓が美味（苦味がある大人の味）

な為、早朝に捕れた天然鮎に強いこだわりを持っています。

また、いつも協力してくれる漁師さん達にも大変感謝しています。

早朝に捕獲された天然鮎

鰻のこだわり

鰻は不知火海（八代海）の天然青鰻と国内産養殖を使っています。

鰻の生態はまだほとんど知られていないのですがマリアナ海溝あたりで産卵し、

およそ2万キロの距離を海遊して日本の川へ登っているようです。鰻は海で捕れる

方が美味しいと言われていて、餌が川より豊富な為と泥を食べなくていいからだと

考えられています。

香りが高く、弾力もあるのが特徴です。

不知火海のうなぎ釣り風景

天然青うなぎ釣り

不知火海産　天然青うなぎ

このプロジェクトで実現したいこと

ずばり「本物の美味しさと長く受け継がれた文化を知って頂き未来へつなげたい」

以前は6月に鮎漁解禁となると、初夏を感じる季節のご挨拶にと風流な贈答品として

ご注文が多かったのですが、今ではそんなお客様もいなくなってしまいました。

6月の鮎を旬と言うのに対して、秋の子持ち鮎は裏旬。

このように季節を楽しむ日本人ならではの文化が忘れられようとしている事が大変寂しく、

この文化をより多くの方に知って頂きたいという思いから昨年、日本屈指の観光地である

長野市善光寺近くのぱてぃお大門に新たな店舗をオープンしました。

頼藤鮎　で提供している【うな重セット】

2016年熊本地震、2020年～コロナと2021年には球磨川の氾濫と度重なる災害に見舞われ

八代市の本店の業績は大変厳しい状況が続いています。

コロナ以後は人の流れが変わってしまい20年前に開発した駅弁「鮎屋三代」の売り上げはまだ

50%ほどしか戻っておらず、又、コロナ以前は県外からのお客様で賑わっていた店内も

以前のように客足は戻りません。

また、昨今の原材料全ての価格は30％以上高騰してきているにも関わらず、

販売価格には30％値上げは難しく大変困難な状況に陥っています。

そんな中、昨年新たに長野市善光寺近くのぱてぃお大門に店舗をオープンしましたが、

認知度不足が課題となっています。

この困難を乗り越え、100年の歴史を持つ専門店を次の100年に繋げるには

幅広い層への認知度が重要な鍵となってくるためクラウドファンディングを通じて

より多くの方へ認知していただくことにより地域の皆様や観光客に愛されるお店に

成長させていきたいと考えています。

幸いスタッフには大変恵まれており、皆10年以上勤めてくれています。

ぱていお大門の店長は20年近く勤めてくれ、品質や味を守ってくれています。

そんな彼らと日本の文化を守るためにも事業存続・継承していけるよう

ご支援・ご協力をお願いいたします。

ぱてぃお大門　蔵楽庭長野市に構えるお店【頼藤鮎】

これまでの活動と準備状況

これまで、地元八代市での活動を中心に、伝統の味を守り続けてきました。

秋に行われる焼鮎作り（鮎の出汁をとるためのもの）

この焼鮎は秋の鮎を使い、出汁用の鮎を作る毎年恒例の行事で

「秋の風物詩」として新聞やテレビで紹介される伝統行事です。

以前は八代駅前には11件の鮎屋がありましたが、今では当店のみと

なってしまいました。

また、約20年前に開発した駅弁「鮎屋三代」がヒットし近年では

「全国各地の有名駅弁とうまいもの市」にも出展し、熊本を代表する

味として頑張ってきました。

そして、昨年10月に新店舗をオープンするための準備を進め、奇跡的なご縁を頂き

長野市善光寺近くのぱてぃお大門に新たな鮎と鰻の専門店をオープンしました。

4月　鰻漁が解禁

　　　鰻漁は9月末まで

6月　鮎漁解禁　　

　　　鮎漁は10月末まで。

　　　特大サイズの鮎は9月後半～10月に捕れるため、リターンの

　　　「頼藤セット」はこの特大鮎待ちのために10月の出荷予定になります

リターンについて

御礼品【鮎の甘露煮】

【鮎の甘露煮】

代々続く秘伝のタレを継ぎ足しながらじっくりと骨まで柔らかく煮込み、

一晩寝かせて味をじわじわと染み込ませて真空パック詰めにしています。

常温で3ヶ月保存が可能で、袋から出してそのまま食べられる手軽さが

人気の商品となっています。

一晩かけて仕上げた鮎の甘露煮【鰻の蒲焼&白焼】

九州醤油と赤酒を使った自家製のタレで焼き上げた蒲焼き。甘辛い味でご飯がすすみます。

素焼きの白焼はフライパンなどで皮目をパリッと焼いて塩とレモンで食べると箸とお酒が止まりません。

うなぎの蒲焼き　

うなぎの白焼き

スケジュール

・返礼品仕入れ

・加工人件費

・広告宣伝費

2024.8月〜10月　返礼品発送

最後に

私たちの鮎と鰻の専門店は、100年間地元の皆様に支えられて続けてきた歴史があります。

しかし、昨今の魚離れ・コロナの影響、さらには去年から続く物価高により、

現在は大変厳しい状況にあります。

新たにオープンした長野市の店舗を成功・老舗の事業を存続させることで、

次の世代にこの伝統を繋げていきたいと思っています。

このプロジェクトを通じて、皆様に老舗の料理を味わっていただくとともに、

八代の老舗・長野市の店舗の応援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。