リターン(返礼品)の1つである『フーラン焼マスターが新築の薪窯で焼いたフリーカップ1点』について、是非ご注目いただきたいと追記致しました。
わたくし鬼丸碧山が、国内外各地で作陶に適した自然を探し、歩き回りようやく辿り着いたのがベトナム国フーラン村でした。土や草木、気温や湿度などの自然環境の力を借りて創り上げる作陶はその土地でしか出せない風合いや赴きがあります。
古くから人気のあったベトナム特有の安南焼の復興を成せたのは、この地とそれを今後担う若き作陶家に出会えたためです。ここなら出来ると確証した瞬間でした。
約4年間試行錯誤し、鬼丸碧山が自信を持って推奨できる作品に仕上がりました。
ここでしか手に入らない復興安南焼を支援のリターンとして、是非お手にしていただきたいと思います。
また、多くの方々から応援、ご支援いただいております。
ミシュランフランス2024で一つ星を獲得した『茶懐石秋吉パリ』の秋吉雄一郎氏も支援者の1人として応援してくださっております。
秋吉雄一朗Instagramへ
2024/9/25にネクストゴールの200%も達成することができました。
ご支援いただいた方、ご紹介等くださった方には大変感謝申し上げます。
もっと多くの方にフーラン村の焼き物の素晴らしさを知ってもらうために、引き続き支援の輪を広げていきたいと考えております。
もうひと推し皆様のお力をお貸しください。
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
多くの皆様のご支援、協力により早期に第一弾目標の100%を達成することができました。
フーラン村での今迄の活動、成果であるフーラン焼マスター達の作品の魅力や、これからの活動について、更に多くの方に知っていただき、ご支援の輪を広げていきたいと考えております。
引き続きのご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
【お詫び】
一部ご支援を試みていただいた方に不具合等でうまく支援完了していないとご連絡頂いております。
誠にご迷惑をおかけしており、大変申し訳ございません。
支援の操作がうまくいかない方、わからない方はご連絡いただければ対応していきますので、よろしくお願いいたします。
天空の窯郷と言われる福岡県の山間部位置する民芸陶器の里、小石原にて作陶行う二代目鬼丸碧山と申します。
祖父初代鬼丸雪山の時代より、高取焼(小石原高取)の技術の再現に日々尽力し伝統の技や手法、そしてそれを育む自然を守り、育てながら今に伝え、更に未来へ残す取り組みを行なっています。
2021年からJICAの草の根技術協力事業スキームにて、ベトナム北部バクニン省にあるフーラン村で陶器製造の環境整備、技術指導、人材交流を行い、フーラン村の伝統や風土に合わせた高品質・高付加価値の焼き物製作を担う人材育成を行ってきました。このプロジェクトは2024年8月にて一旦終了することになります。
コロナ禍でのプロジェクトであり、人の往来が制限される中、我が小石原をはじめ国内各地で活躍する陶芸家をフーラン村に招聘しご指導いただきました。伝統的な薪窯(木材を燃焼させ陶器を焼くレンガ作りの窯)を建て、共に過ごし基礎技術のハンズオン支援、フーラン村周辺から調達できる自然由来の素材の活用方法、生活様式や伝統技法に添った図案を取り入れた「売れる」デザインの共同開発を行いました。そこから15名のマスターを選出し、予定のレベルまで達することができました。彼らを陶芸産地リーダーとして、現地行政(バクニン省)へ「フーラン焼の伝統的陶芸品認定」を行っている最終段階であります。
我が小石原で作られる陶器は、1975年(昭和50年)に国指定の伝統的工芸品(経済産業省大臣指定)として認定され、今日まで伝統と技術を受け継ぎ、発展させ、将来へ繋ごうとしています。
しかしここ50年で小石原をはじめ、日本や世界各地の環境変化により陶芸産業は大きな影響を受けています。
1つ目は、重要な原材料の1つである釉薬(ゆうやく)への影響があげられます。
釉薬は素焼の陶磁器の表面に光沢を出し、また、液体のしみ込みを防ぐのに用いるガラス質の粉末で「うわぐすり」とも言われます。これが陶磁器生産地ごとの特徴や個性を作り出すものであり、色々な素材が利用されています。
当窯の髙取焼では、稲わらを焼いた灰を利用します。近年この稲自体が品種改良され以前の質と変わり、釉薬の発色が変化してきている。また他の樹木も偏った伐採により、特定の木の灰が手に入りづらくなっている。そのため地産地消が難しくなり、市販のものを代用せざる得なくなる場合もあり、地域のオリジナリティを保つのが難しくなりつつあります。
自然破壊など人間の手が入り過ぎることが作陶にまで影響が出ている現状です。
2つ目は、どの業界も同じではあるが人材不足の問題です。
特に修行期間が必要な作陶希望者は一定数いるものの、事業化まで漕ぎ着ける人は少なく、基盤のある窯元の子ども達も必ず家業を継ぐとは限らないのが現状です。小石原焼陶器協同組合のメンバーは30年ほど前から50軒前後で維持していますが、今度高齢化に拍車がかかり、担い手が減っていくことが目に見えています。
そこで問題になるのが、伝統、技術、想いの継承です。これらは一度途絶えてしまうと修復するのはかなり難しく、多くの場合は消滅してします。特に伝統的なものは顕著にその傾向にあります。特に我々陶芸家は自然の素材の性質を、素手で感じ、磨き、表現してきたため尚さらのことです。
そのことを見越し、近年で小石原焼陶器協同組合では、国内外の作陶修行者の受け入れ、技術指導、交流を行い次へ繋ぐ取り組みを行ってきました。
同様の課題を抱えている国内の地域もありますが、さらに深刻な状況がベトナム北部バクニン省にあるフーラン村にありました。
豊かな自然と良質な粘土、陶芸文化のある土地を巡り、ようやくこの地に辿り着きました。フーラン村の陶器作りは昔ながらの技法で、赤い陶土を使い大型の水瓶などを製作しており、村人の約5分1が作陶に従事しています。しかし、村民の年収はベトナム北部陶芸地域の中では低いそうです。
その一方で近隣には首都ハノイ近郊のベトナムの伝統的な焼き物『バッチャン焼き』があり、品質およびデザイン性、使いやすさなどで国内外から高い評価を受けている地域もあります。
一部北部陶芸地域では工場生産体制にシフトしており、比較的手軽に大量に焼けるガス窯が主流で伝統的な手作りの陶磁器文化が途絶えようとしているのが現状です。伝統・技術が失われるのみならず、大量生産により低価格が進み、何よりも陶土や草木などの大量消費が続き自然環境にも影響を及ぼしかねない状況であることも分かりました。
一方、フーラン村の陶器は、昔ながらの伝統・技法を継承しつつ作陶しています。しかし以下の問題を抱えています。
①大きな水瓶など近隣住民の需要はあるものの、一般家庭や観光客などは購入しない。
②大きいこともあり、輸送時に破損するリスクが高いため、遠方に運べない。
③上記のリスク回避や販売戦略がないため、必要以上に生産し売れないものが滞留する。
その結果、収入も上がらず、伝統・技法を受け継ぐ人も減りつつあり、自然環境も無駄に破壊している負のループに陥っていました。
これらを解決する糸口として、JICAの草の根技術協力事業スキームにてフーラン村独自の伝統・技術を取り入れながら、高付加価値かつ高品質の器を作れる『環境づくり』、『人材育成』、『人的交流』を実施してきました。
● フーラン村の工房および薪窯建設途中
● フーラン村の工房の様子
● フーラン焼マスターへの伝統的な蹴ろくろ実習風景(講師:鬼丸碧山)
● 窯炊き実習中の鬼丸碧山とフーラン焼マスターたち
● JR御徒町駅付近の高架下『2K540』での展示会(イベントサイト)
4/26〜29に2k540で開催したベトナム国フーラン竜宮焼展示会の様子
東京都台東区上野5-9 (山手線 秋葉原駅と御徒町駅間の高架下)JR御徒町駅南⼝より徒歩4分
● ベトナム国内陶器展示会
「Phu Lang Pottery Aquarium」2024/6/26〜7/2(ベトナム女性博物館)サイト
2021年から続いたJICAの草の根技術協力事業は一旦終止符を打つことになっています。
15名のマスターを中心に考え方、技術に加え、人的交流は申し分ない成果を残せています。
しかし、研修用に建設した施設も期限が切れてしまい、引き続き使用できなくなります。
そのため、本格的な生産体制を整えるために新たに薪窯を建設し、生産体制を整える必要があります。
そのために皆様に支援いただき、一緒になってこのベトナム国フーラン村の新たなる一歩を支えて頂きたいと思います。
これまで茶器製作で培ってきた技術と経験を活かし、茶の湯の世界では人気のある安南焼の風合いを現地の人々の手で復活させる支援までが1つの大きなゴールとなります。少し乳白色に濁りのある風合いは安南焼を生み出した自然の木々による灰で作る釉薬でこそ再現できます。現時点では安定的ではないものの、フーラン焼マスター達も少しづつ手応えを感じているところです。
最終的なゴールとして、フーラン村のマスターを中心にベトナム北部陶芸地域の中核的な陶芸産地になり、ベトナム国内需要、観光客向け需要、そして海外での評価および需要を取り込むだけでなく、自然との調和、伝統・技術の継承など後世の子ども達に残すべきものを残せるようになってもらいたい。そして何よりも日本および小石原との交流の拠点となること願っています。
福岡県朝倉郡東峰村大字小石原(標高約540m)
東峰村は2005年3月28日に小石原村と宝珠山村が合併して発足した自治体です。
山頂付近の村のため、県内でも有数の自然と冬は積雪の多い場所です。
高取焼は戦国時代末期に起こり、筑前黒田藩の御用窯の茶陶として発展して、諸流して寛文年間(1661年〜)から小石原でも作られることになりました。茶人小堀遠州の指導を得て茶器の製作をはじめ、遠州の美意識であります「綺麗さび」による薄作りで優美な「遠州高取」と称されています。
〈銀閣寺天目茶盌:径12.0×高6.5㎝:鬼丸碧山作〉
現代の生活様式に合わせて取り組み
〈香るカップ:意匠登録第1548302号〉
・The Wonder 500™に選出(経済産業省)
・福岡デザインアワード 2018 入賞(福岡県)
・2019年G20主要国の財務大臣への記念品として贈呈(福岡市開催)
二代目鬼丸碧山のとりくみについての詳細
http://takatoriyaki.com/ja/torikumi
新規に建設中のフーラン村の工房に新設する薪窯建設費およびフーラン焼マスターへの作品対価として活用させていただきます。
すべてのリターンには特典として特設HPにお名前掲載させていただきます。不要な方は支援時の備考欄にてその旨をお知らせください。
新設した薪窯でフーラン焼マスターがこれまで身に付けた知識、技術とフーラン村近郊の自然素材を活用して、1つずつ丹精を込めて作成する作品となります。
上記フリーカップ(白化粧)
支援金額8,000円、限定50個
その他
フリーカップ(シンプル)
サイズ:W9.0cm、H6.0cm前後
支援金額7,000円、限定50個
ぐい呑み(シンプル)
サイズ:W6.0cm、H4.5cm前後
支援金額5,000円、限定20個
ぐい呑み(挿絵入り)
サイズ:W6.0cm、H4.5cm前後
支援金額6,000円、限定50個
いずれのリターンも作陶者からのメッセージ付き(ベトナム語)です。
安南焼(あんなん-やき)とは、14〜17世紀に中国陶磁の影響を受けて、ベトナムの北部地域つくられた陶磁器です。
柔らかな乳白色でにごりやにじみが独特な風合いを見せ、日本には室町・安土桃山時代から輸入され始め、その見た目から茶の湯の器として珍重されてきました。
今回フーラン村近郊で手に入れた釉薬等を使用することで安南焼の風合いを再現できると確信できたことから、フーラン村にて鬼丸碧山が復興安南焼を手がけることにしました。
上記の抹茶茶碗
支援金額100,000円、限定10口
あわせて「花入」も製作する予定です。
支援金額100,000円、限定10口
【企業スポンサー】
ご協力いただいた企業、団体等のお名前を新規に建設しているフーラン村の工房内に木製看板を掲示させていただきます。今回の取り組みに賛同いただける方、是非ご助力お願いいたします。
支援金額20,000円、限定20者
【鬼丸雪山窯元 香るカップ】
鬼丸雪山窯元の人気商品、約400年の歴史ある髙取焼の特徴である薄い作りと伝統の釉の色合いを活かし作られたカップです。この形状によりカップ内に溜まった香りが飲む瞬間に口や鼻からしっかり届き、本来の味をよりまろやかに、ダイレクトに感じることができます。
フーラン焼ではなく、鬼丸雪山窯元で焼かれたの高取焼です。
色・柄等はこちらで選びお届けします。
支援金額10,000円、限定数無し
【フーラン村 新工房1ヶ月利用権】
新規に建設しているフーラン村の工房および作陶設備を1ヶ月間利用できる権利です。
新たな作品づくり、開発の進んでいない自然の中での作品作りなど、チャレンジをしてみたい陶芸家の皆様にご利用いただきたいと考えています。
支援金額100,000円、限定10名
※注意※
現地までの移動、滞在費、消耗品費などは含まれていません。
ただし現地スタッフの協力、渡航等への相談は受け付けています。
● 薪窯(まきがま)新設する費用(約500万程度)
※この薪窯は2022年にJICA事業にて建てた窯の画像
● リターンとなる作品の費用および送料
フーラン村マスターの作品への支援額は、送料等諸経費を除き、各マスターへ作品対価をお渡しします。
鬼丸碧山の作品への支援額は送料等諸経費を除き、すべて薪窯の建設費用に使用します。
● キャンプファイヤーへの手数料(17%)
2024月8月下旬:新薪窯にて試作開始
2024月9月中旬:新薪窯本格始動
2024年10月以降:リターン準備および発送
※フーラン焼マスターの作品は新薪窯の建設および作陶品質向上の都合により、時期がずれ込む場合がございますので、ご了承ください。
性別・年齢・国籍など様々な観点の違いにより『美しい』『好き』『大切』と言った価値観は人それぞれ違います。
しかし私は陶芸を通じて共通の価値観に気付きました。
それは「自然を大切にしたい」「子供(後継者)を大切にしたい」と想う価値観(願い)です。
2つの価値観を私はこのプロジェクトであれば、故郷だけではなく世界の仲間と共に人生を賭けて取り組める。そして多くの人にとって満足させるやりがいを創造できると確信しています。
代々続いてきた焼き物の仕事が、新しい時代でも必要とされる仕事にすることが継承者の責任です。
一人では難しくても、同じように現代に生きる仲間と一緒にチャレンジできる幸せな機会を必ず形にしたいと思います。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
「途上国の陶器に価値を」“高級な器”を伝える陶芸家の思い ベトナムの陶芸従事者の生活向上へ
テレビ西日本:2024年3月6日 水曜 午後7:30
https://www.fnn.jp/
在福岡ベトナム社会主義共和国総領事の来村について
東峰村HP:2024年02月28日
https://vill.toho-info.com/
ベトナム人 陶芸従事者が東峰村で高付加価値の器づくりを目指し研修!
FUKUOKA IS OPEN(在住外国人の活躍など最新情報発信サイト)
https://fisop.net/
700年以上の歴史をもつフーラン伝統陶芸村と福岡県・東峰村の陶器生産技術の融合を!
JICA Vietnam Office公式Facebook:2024年7月30日 22:00
https://www.facebook.com/jicavietnam/
VTV4(ベトナム国営の有料テレビ)
Japanese man dreams to build a world new ceramics hub in Việt Nam
Việt Nam News(ベトナムの新聞) 2024年7月29日 08:08
https://vietnamnews.vn/
陶芸家・鬼丸祐輔ー撮影風景と家での暮らし
IKEA Life at home
https://www.ikea.com/jp/ja/life-at-home/
最新の活動報告
もっと見る目標達成率200%達成
2024/10/04 01:1013日目の2024年9月25日に目標達成率200%を達成することができました!心から感謝申し上げます。更に多くの方に本取り組みを知ってもらい、興味を持っていただき、ご協力いただけるように全力を尽くしていきます。引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。フーラン村で私をはじめ、多くの匠たちが育ててくれたフーラン焼マスターが仕上げた作品の1つです。フーラン村近郊の土や植物の灰、そして気候が生み出した逸品です。是非、実物をお手に取って品質の良さ、趣を感じてみて下さい。ご支援のリターン(返礼品)としてご用意しています。鬼丸碧山 もっと見る
感謝 100%突破!多くの皆様のご支援の賜物です!
2024/09/16 01:1566人の方々の早々の支援のおかげで3日目にして、第一目標の達成率100%を超えることが出来ました!これは直接ご支援していただいた方のみならず、情報の拡散にもご助力いただいた方々と合わさっての結果です。この場を借りて厚くお礼申し上げます。しかし、これは道半ばです。私はこのプロジェクトにて技術や環境を与えるだけでなく、自分たちで自立して、良い物を提供できる本当の陶芸家を育てていくことに力を注いできました。それにフーラン村の若者たちも約3年間しっかりと向き合い、素晴らしい作品を作ることができるようになっています。その作品をリターンとしてご用意しており、支援いただくことにより直接彼ら・彼女らの収入にもつながります。【5,000円】フーラン焼マスターが新築の薪窯で焼いたぐい呑み1点【8,000円】フーラン焼マスターが新築の薪窯で焼いたフリーカップ1点私が見つけた世界で最も器作りに最適な場所の一つベトナム。特に粘土と薪が特徴的です。そんな環境と昔からの陶芸文化に加え、若者たちの新たなパワーを後押しするために、更なるご支援をよろしくお願いいたします。 もっと見る
滑り出しのご支援に感謝
2024/09/13 20:269月12日12時に始まった我々の挑戦に早速ご支援いただきありがとうございます。ご案内していた12時丁度にサイトが見られないトラブルもありながら、多くの方々にご支援、ご連絡、励ましのお言葉いただきました。大変嬉しいことであるとともに、更なる勇気をいただきました。おかげさまで開始24時間で約40%の達成率に到達しました。なんと人気ランキング10位(トップ画面)に掲載してもらえました!それもこれも皆様のご支援の賜物です。引き続き想いを伝えていきたいと思いますので、よろしくよろしくお願いいたします。ちなみにその後、12位、、13位と低下中です。皆さんのお力で再浮上ご協力お願いいたします! もっと見る
コメント
もっと見る