自己紹介
こんにちは、私は中津 宏平(なかつ こうへい)と申します。日本出身で現在スペインに在住しておりダンスカンパニーの機関に所属してコンテンポラリーダンスについて表現活動・リサーチ研究をしています。

私は19歳の頃よりストリートダンスを始めて以来、サラリーマンを経て17年間"踊る事とは何か"という強い探究心のもと、現在はコンテンポラリーダンスを中心にヨーロッパ圏で計5年間リサーチおよび表現活動してきました。
これまでは奨学金、サラリーマン時代の貯金、家族・親戚からの支援などでなんとか活動およびリサーチが続けられてきましたが、今後の活動を継続するには追加の資金が必要です。自分自身の活動の周知も踏まえ、このキャンプ参加のためのクラウドファンディングの応募といたしました。
このリサーチの目的は東洋人、日本人として深い文化交流を行いたい、ヨーロッパをはじめ西洋の人の本気の感動した顔が見たい、最終的には日本への文化に貢献したい、という一心です。
私の目標は、日本とヨーロッパの文化的な架け橋となり、お互いの価値観を理解し、共有する役割を果たすことです。そしてコンテンポラリーダンスのコンタクトインプロビゼーションという分野は学術的な要素も踏まえ、より"踊る"、そして"人とコミュニケーションをする"ということを人間の深い部分で共感し合い、理解を深め合えるツールであると考えています。
このプロジェクトで実現したいこと
スペインの5日間のコンタクトインプロビゼーションキャンプへ行って本気の国際交流、文化リサーチを行います。コンタクトインプロビゼーションキャンプとは以下のようなものです。
実際の様子
Contact Camp Italy
Contact Improvisation, Georgia Contact Journey, 2013 contactjourney.com
見ていただける通り、身体と身体、そして身体と環境や空間など有機的な関わり合い、触れ合いをしているアプローチのダンスです。異なる文化背景を持つ人々との交流により、異文化間の価値観やコミュニケーションの違いについて深く理解し合えることが可能です。
私はこれまで多くのダンスの場に参加してきましたがこのキャンプは"踊ること"や"有機的に生きること"など哲学的な内容の会話が飛び交う、”生きる事とは”について考えさせられるとても強い場でした。私はダンス”踊ること”がこのように人にとって学術的、またアートとして深いより多角的な関わり合い方があるのではないかと信じておりコンタクトインプロビゼーションキャンプに参加することで"踊る"や"人と環境と行動"という有機的な関わり合いへの理解を多角的により深めたいと考えています。
写真はキャンプではありませんが以前、短期のイベントに参加した時の写真です。

Photo by: David Aguirre
このように多くのヨーロッパの人たちに囲まれる場に飛び込むことは国際的な場としての日本人としてなにができるか、あるいは何を提供できるか、という感覚に強く陥る私にとってとても挑戦的な場です。
Photo by: David Aguirre
活動の背景
コンテンポラリーダンスは体の技術面だけではなく、舞台芸術分野として美しさを学術的にリサーチされている分野です。
1950年代には西田幾多郎や鈴木大拙といった禅仏教の思想を西洋に、アメリカで紹介し、広く影響を与えました。また、このコンタクトインプロビゼーションも1970年代に日本の柔道の動きに影響を受けて発達しています。
そのような歴史の上で今でもコンテンポラリーダンスは西洋および東洋の文化交流として日々広がり続けています。しかしヨーロッパはコンテンポラリーダンスとして日本ならびに東洋のアイデアを文化として広く受け入れてきましたが日本の多くの先輩たちが海外からヨーロッパのダンサーを招聘し身を削って日本でのコンテンポラリーダンスの基盤自体を広く確立させようと日々努力されているのが現状です。
私はこのようなリサーチ活動の結果としてコンタクトインプロビゼーションに関連した自身の研究(実際にはコンタクトインプロビゼーションとテクノロジーに関連した研究)し、ロンドンの大学院で、UKレベル7の評価基準に基づき、2023年に87(Distinction:優秀)の成績を獲得しました。これは最高評価の一つであり、非常に優れた成果を示すものです。この評価は、学生が非常に高いレベルで知識や理解を示し、独創的で深い分析を行い、高度な独立した研究結果であったことを示します。
結果の写真

研究のホームページ
"Delicate balance" - Bodily Equilibrium, Interaction, and Spatial Harmony in a Space with Digital Interactive Systems and Contact Improvisation
(デジタルインタラクティブシステムとコンタクトインプロヴィゼーションが共存する空間における身体の均衡、相互作用、空間的調和)
https://www.k-h-n-k.com/what-i-did-research-process
現状の日本では私のような研究は日本ではまだアカデミックとして基盤は整っているとはいえず、コンテンポラリーダンスの学術的基盤が十分に整っているヨーロッパだからこそ価値が認められ、理解が得られた結果であると言えると思います。
感動の提供
さらに、踊りだけでなく自身の音楽をバックグランドサウンドとして提供したりDJをすることでコンタクトインプロビゼーションにおいてヨーロッパの多くの人に感動も提供しています。
スペインでの実際のフィードバックの文章です。


このような場に参加し、自分自身の踊りや音楽を提供しヨーロッパの人に本気の感動を与えることができた、という感覚は非常に私の中で大切な感情です。日本で養った感性で美しいと思うものをヨーロッパの人に提供することで多くの人が笑顔になる姿を見ることは日本人としての誇りを感じます。
Yanel Barbeito
Photo by: Omar Gomez
このコンタクトインプロビゼーションキャンプでも音楽を演奏できる場面があればぜひ提供したいです。
私はこのような場の参加に挑戦することで、どんなコミュニケーションが多くの人とすることができ、日本人として深い文化交流を行えるかの質にあると感じており、何がその場で提供できるかも含め、探求し続けています。このようにさらに私はヨーロッパの方々とより深い信頼と絆を構築することで本気の国際交流、文化リサーチを深めたいと考えています。
The people in the above photo are Karlijn Kouwenhoven, Alessandro Rivellino, Max, Alessandro Papalini, Andrea Amor, Oscar Lozano, Kim Chazalon, and Yisus Alonso.
クラウドファンディングの理由
さて、ここからが重要なことですがなぜ今回クラウドファンディングを募るかというと、自分自身の表現活動・リサーチ研究がしたいから、ということですが上記にも少し触れましたがコンテンポラリーダンスを自力ですることの難しさにあります。特に金銭的な支持が非常に得にくい分野であるということが挙げられます。
いくらリサーチで高評価をされ、感動を与えられたと言え、ダンスカンパニーの機関へ所属できたとは言え、現状はほぼ無給で活動しており、生活をするので精一杯です。また、ビザの関係から十分にアルバイトをするのも非常に厳しい。研究やダンス技術向上のために他の仕事とアルバイトの両立は現実的ではない。さらに文化庁の海外派遣の助成金は競争率く、すでにあるダンススキルの実績が重視され、私のように学術および文化の視点からリサーチしている身としては理解が得られにくい。そのような現状です。
それでも私がヨーロッパでこのコンテンポラリーダンスの研究というものに没頭する理由は、現在の日本社会の私たちのアートやダンスの価値観を非常に拡張させるものであり、非常に価値の高いものであると信じているからです。
”結果主義"や"生産性”、ではなく"本当の豊かさ"そしてそれも"心の豊かさ"や”生きる幸せ”、"協調性"・”調和”・"有機的な社会の構築"といった重要な道筋がそこにあるからであると信じている為です。
日本人として深い文化交流を行いたい、ヨーロッパをはじめ西洋の人の本気の感動した顔が見たい、最終的には日本への文化に貢献したい、ヨーロッパでのコンタクトインプロビゼーションキャンプへの参加への挑戦といったものは私の中でそのような意味が含まれるものです。
大量生産、情報化社会、結果主義に飲み込まれ、辟易している私たちは多くの壁に囲まれ、本当の自身の豊かさを見失いやすいです。その疲労感を伴うサイクルが究極的には、少しでも私の表現活動やリサーチにより、より和らげば、と願っています。
多くの物事はバランスから構築されています。他者と私の関係性。境界線の尊重。お互いの理解。性別の理解。仕事と休憩。昼と夜。都市と田舎。日本と海外。などなど
そのようなバランスを強く気づかせてくれるのが私にとってはコンテンポラリーダンスであり、その有機的な究極的な経験がコンタクトインプロビゼーションキャンプなのです。
かつてスマートフォン、SNS、そしてテクノロジーがなかった時代から踊りは存在し、生きることの一部分でした。今は切り離されてしまいました。スマートフォンで情報拡散のためにダンス撮影に必死になる人の姿をよくみます。ダンスとは社会の中で単に夢を追いかけるものでしょうか。有機的なバランスとは何でしょうか。ぜひ、それをより明確にする答えとなるチャンスを私にください。
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今回のこのコンタクトインプロビゼーションキャンプの詳細はこちらです。
応募HP
https://diveintothedance.tumblr.com/


このイベントの参加費: 430€ - 約8万円
マドリッドから現地までの交通費含め合計 予算計:10万円
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今回はリサーチ活動の一環としてキャンプへの参加を通じて、本気の国際交流および文化リサーチを行いたいと考えております。そのため、目標金額を10万円と設定しております。しかし、これは私の長期的な目標への一つの通過点に過ぎません。
現在の目標金額は10万円ですが、これは最初のステップです。私の最終的な目標は、ヨーロッパでのコンテンポラリーダンス研究と表現活動を継続するため、200万円を目指しています。
コンテンポラリーダンスは、私にとって「行動」と「アイデンティティ」を探求する重要な分野です。また、日本人として何を国際的に発信できるか、自分自身への挑戦でもあります。
スペインのキャンプ参加は、世界中のプロフェッショナルダンサーやアーティストとの交流を通じて、多様な文化や表現方法を学ぶ絶好の機会です。キャンプという共同生活を通じて、異なるバックグラウンドを持つアーティストたちと深く関わり、彼らの視点やアプローチを直接体験することができます。また、ダンスの起源をオーガニックに探ることで、自己表現としてのダンスを超え、純粋に楽しむことを目的としたダンスの本質に触れることができます。
そのようにすることで「コンテンポラリーダンス」の「コンテンポラリー」という言葉を多角的に理解し、将来の日本におけるコンテンポラリーダンス教育およびアートの教育における深い指針とすることを目指します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
現在、リサーチの一環としてNoteで私の考えている内容などの配信もしておりますので、よければこちらの方もどうぞご覧になられてください。一読いただきまして、本当にありがとうございます。
日本の学術や現代文化の発展に寄与するために活動しており、皆様の興味や支援が大変励みになります。皆様に何かの気づきを提供できれば幸いです。心より、ありがとうございます。





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