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野生のトラもゾウも、人と共に生き続けられる未来をつくりたい

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

野生のトラやアジアゾウの最大の生息国であるインドは、世界一の人口を抱え、経済成長著しい国でもあります。野生動物は厳しい状況に直面し、トラもゾウも絶滅の危機にさらされています。豊かな自然環境を守り、トラやゾウをはじめとする野生動物が人と共に生き続けられる未来のため、保護活動へのご支援をお願いします。

現在の支援総額

766,500

102%

目標金額は750,000円

支援者数

92

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/07/27に募集を開始し、 92人の支援により 766,500円の資金を集め、 2024/08/31に募集を終了しました

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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野生のトラもゾウも、人と共に生き続けられる未来をつくりたい

現在の支援総額

766,500

102%達成

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目標金額750,000

支援者数92

このプロジェクトは、2024/07/27に募集を開始し、 92人の支援により 766,500円の資金を集め、 2024/08/31に募集を終了しました

野生のトラやアジアゾウの最大の生息国であるインドは、世界一の人口を抱え、経済成長著しい国でもあります。野生動物は厳しい状況に直面し、トラもゾウも絶滅の危機にさらされています。豊かな自然環境を守り、トラやゾウをはじめとする野生動物が人と共に生き続けられる未来のため、保護活動へのご支援をお願いします。

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ごあいさつ

こんにちは。トラ・ゾウ保護基金(英語名 Japan Tiger and Elephant Fund、略称JTEF)で理事長をしています、戸川久美です。もう30年近くインドのトラとゾウの生息地を守る活動をしてきました。

私がこの活動に入ったきっかけは、動物作家である父の戸川幸夫です。20年ほど前に亡くなりましたが、野生動物の立場にたった多くの小説を書いていました。1980年に出版された「トラ・この孤高なるもの」は、トラの生態、社会、歴史、危機、保護を記した日本で初めてのトラに関する体系的な本として、動物園のトラ飼育員さんたちのバイブルとなりました。

私も父の作品を通じ、人間のせいで追いやられていく地球上の野生動物たちを知り、自分も何か野生動物のことを多くの人に知らせる手立てはないものか、そして、何か野生動物のためにできないかという思いで、活動を始めました。

野生動物が人と共に生き続けられる未来を実現したい

トラとゾウといえば、昔も今も動物園の人気者。みなさんにも、動物園の檻の前で、トラの力強く堂々とした姿や、ゾウの大きく優美な姿に魅了された思い出はありませんか?でも、そんなトラやゾウたちの故郷がどこにあり、野生のトラやゾウたちがどんな暮らしをしているかは、あまり知られていないのではと思います。

野生のトラは最大の生息国であるインドでも絶滅の危機にある

かつて広くアジアに生息していた野生のトラやアジアゾウ。ここ100年の間に激減し、今や、野生のトラやアジアゾウの最大の生息国であるインドでも絶滅の危機にあります。世界一の人口を抱え、経済成長著しいインドで、野生動物の生息地は年々さらなる厳しい状況に直面しており、私たちの保護活動も新たな局面を迎えています。

経済成長著しいインドで、ゾウの生息地は厳しい状況に直面している

トラやゾウが健全に暮らせる森には、生態系のバランスが保たれ、あらゆる生き物が生きていける豊かな環境があります。トラもゾウを守ることは、そんな豊かな自然環境を守ること。野生動物が人と共に生き続けられる未来のため、より多くの方々に、野生動物の置かれた現状を知っていただき、保護活動への支援をお願いしたい。そんな思いで、2021年に続き、クラウドファンディングを立ち上げました。トラとゾウを守ることは、あらゆる生き物が生きていける豊かな自然環境を守ること

2月のインド訪問で実感した、トラ・ゾウと人との衝突の深刻化

今年の2月、これまでの保護活動の成果と現在の状況を現地視察するため約8年ぶりに中央インドの現場を訪問しました。ここではトラが移動する狭い森と村が接していて、森に入る家畜や人がトラに襲われ、トラはその報復を受けて殺されるという問題が起きていたのです。その場所で、現地のNGOであるインド野生動物トラスト(WTI)を共同パートナーとして2007年より10年にわたって行ってきた「コリドープロジェクト*」が成果を結び、トラの生息する森を保護しつつ、周辺の村人の生活が向上してきたことを実感し、大変嬉しく思いました。
*  コリドープロジェクト:  トラの保護区と保護区の間の狭い森(コリドー、回廊)の周辺に暮らす村人が、森でのトラとの衝突を避け、しかも生活を向上できるようにするためのプロジェクト。少ないたきぎで効率をあげる改良型コンロの導入、現金収入を得るための果物や木の実を持続的に採取加工の指導を行なった。(詳細は、トラ保護基金の歴史 中央インド(ナグジラ・ナワゴン)における、保護区管理に対する支援から「トラの森と共存するくらし向上プロジェクト」まで)

中央インドで長年コリドープロジェクトを担当するWTIのマヒンドラさんと戸川。     11年前の写真の前で

他方トラ・ゾウと人との衝突がさらに深刻化していることも目の当たりにしました。野生のトラがより広範な地域、時には都市部でも目撃されるようになっていました。それに伴い、トラが獲物にする家畜の被害が増加し、捕獲されたり、交通事故に遭うことで死亡するトラも増えています。

家畜被害に対する報復として、村人に毒殺されたトラ

また、野生のゾウの群れが50年以上も目撃されなかった場所にさまよい出たり、定着したりといったことが起きています。ゾウは耕作地に侵入して農作物を餌にしたり、人が保管する米などの食物を餌として狙い、家を壊したり、人を襲ったりすることもあります。また群れで移動する際に人との衝突が起きることもあります。地域によっては、毎日、住民の約半分が、農作物への被害など、何らかのゾウの被害に遭っているようなところもあリます。

ゾウの被害にあった水田


絶滅の危機にある野生のインドのトラとゾウ

それでは、なぜ絶滅の危機にあるトラ・ゾウと、人との衝突が深刻化しているのでしょうか?

野生のトラは、20世紀初頭には東トルコからオホーツク海に至るまでアジアに広く分布し、その生息数は10万頭とも言われていました。ところが100年たった現在、生息地の減少や毛皮や骨などを目的とした密猟の増加により、野生のトラの生息地は南アジアと東南アジアの限られた一部の地域へと大幅に縮小し、生息数は約4,500頭(繁殖可能な大人の個体数は約3,100頭)に激減しています(国際自然保護連合(IUCN)の2022年時点での評価)、その70%がインドに生息しています。IUCNレッド・リストでは、絶滅のおそれが「非常に高い」(EN)とされています。

トラの生息域の変化 🟥は絶滅した地域、🟨は生息している地域

野生のアジアゾウの生息域は、近代以前は、西はチグリス・ユーフラテス盆地まで、東北は揚子江を越えるところまで広がっていました。1950年代以降、アジアでは、急速に進む経済発展とともに、野生動物の生息地でもある森林、湿地帯、草地、河川系が急速に失われ、改変されてしまいます。東南アジアでは、1990年から 2015年にかけて 4,160万ha(日本の面積以上)もの自然林が失われました。その結果、現在の生息地は、西はインドから東北は中国南端の雲南省までに縮小してしまいました。野生のアジアゾウの個体数は48,323~51,680頭と推定され(2022年時点)、その約60%がインドに生息します。IUCNレッド・リストでは、絶滅のおそれが「非常に高い」(EN)とされています。

トラやゾウが生きていくには、十分な広さの生息地が必要です。インド政府は、法律に基づいて「トラ保護区」「国立公園」「野生生物保護区」等の保護地域を指定し、基本的には立入りを許さないなど人間活動を規制しています。しかし、保護区の中には広さが不十分なものがあり、保護区と保護区の間の保護対象となっていないコリドーを行き来しながら生活するトラやゾウがいます。インドに生息する野生のトラの30%が、保護区の外で発見されたとのデータもあります。このような中、インドの経済発展により、人の居住地が保護区の周辺やコリドー内でも増えており、人との衝突を深刻化させています。

農作物被害に対する報復として、村人に毒殺されたゾウ

このプロジェクトで実現したいこと:トラ・ゾウと人との衝突を軽減させるための緊急対策

今回のクラウドファンディングで得た資金は、トラ・ゾウと人との衝突を軽減させるための緊急対策として、以下の活動に使います。

① ワークショップの開催

インドの行政組織である森林局は、森林保護の役目の一環として、トラ・ゾウの出没状況を監視し、村や農地への出現の際には追い払いを行っています。しかし、森林局の職員は必ずしもトラ・ゾウの専門家ではありません。そこで、私たちは、現地パートナーWTIによる2つのワークショップをマハラシュトラ州 ガッチロリ県で実施することにしました。ひとつは、ゾウの移動を把握して被害防止に備えるためのモニタリング技術の訓練を行うものです。もうひとつは、その成果に基づき、現地の事情に沿ったゾウとの衝突回避策の手順を示すガイドライン作成を行うものです。

過去に行われた森林局向けのワークショップ

それぞれのワークショップで、森林局の主要なメンバーや、レンジャー、ゾウの生息地の研究者等、60人程度の参加者を想定、開催経費としてひとつのワークショップについて45万円を予定しています。今回のクラウドファンディングでは、1回分(モニタリング技術訓練ワークショップ)の開催費用を応援していただきたいと考えています。

② パトロールに必要な装備の提供

森林局のレンジャーがパトロール活動を行うのに必要な装備一式(ジャケット、バックパック、レインスーツ、帽子、懐中電灯、水筒)の費用は、1人当たり1万3500円です。今回のクラウドファンディングでは、緊急に必要な20人分の装備の費用として合計27万円を応援していただきたいと考えています。

過去に行われたレンジャーへの装備の贈呈式

応援メッセージ

ヒサクニヒコさん(漫画家)滅びつつある動物を守ろうというのは実に難しい。滅びゆく理由があるからだ。しかしその理由が人為的なものなら知恵を出して守ることができる。そのための地道なトラゾウ保護基金の活動をぜひ応援してほしい。 


瀬木貴将さん(サンポーニャ・ケーナ奏者、秘境探訪音楽家、JTEF野生動物保護大使) 

インドやアフリカの国立公園を訪れると本来の地球の姿を強く感じます。ゾウやトラが自由に生きている光景は何よりも感動します。これからもこの光景が永遠に残る様に人間と野生動物の共存を強く願います。

 

 前川貴行さん(動物写真家)

人々に畏怖と畏敬の念を与える美しい生き物トラ。大地を揺らし旅をする家族愛に満ちた生き物ゾウ。どこか遠い世界のものではなく、母なる地球で共に生きる大切な仲間。その彼らを窮地に追い込んだ僕ら人間は、これからどうするべきだろう? 

今後のスケジュール

 2024年7月27日 クラウドファンディング開始

 2024年8月31日 クラウドファンディング終了

 2024年11月末 リターン発送

 2024年11月~2025年6月 活動実施、実施後報告

税制優遇についてのご説明

このご寄付については、寄附金控除(所得控除)又は税額控除のいずれかを選択して確定申告を行うことにより、所得税の控除を、東京都の方は個人住民税から都民税(港区の方は特別区民税及び都民税の両方)の税額控除を受けられます。確定申告で所得税・住民税の寄附金控除に申告できるのは年間2,000円を超す金額ですが、当団体以外にも対象となる認定NPO法人や公益法人等にご寄附があるときは、それらを合計して確定申告に申請できます。詳細は当団体にお問い合わせください。 

https://www.jtef.jp/donate/

※「寄附金控除」「税額控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、当団体が発行した「領収証」の提出が必要となります。領収証は、リターンをお送りする時期にお送りします。

※領収証はCAMPFIREではなく当団体が発行し、リターンとは別に郵送いたします。   

<募集方式について> 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

今後も継続的に支援してくださる方へ

JTEFは、今回のプロジェクトだけでなく、①野生のトラ・ゾウやイリオモテヤマネコの生息地での保全活動、②一人一人が人と野生の生きものとの共存に向かって行動する意欲を持てるようにする教育普及活動、③人と野生の生きものとの共存を公共政策の要とするための政策提言を行なっています。今後も継続的に支援をしていただける方は、是非マンスリーサポート、年間サポートもご検討ください。詳細はこちら

最新の活動報告

もっと見る
  • 8月31日をもちましてクラウドファンディング無事終了しました。目標金額を超え、92名の方より総額76万6500円をご支援いただきました。これまでの応援ご支援に心より感謝いたします。野生のトラとゾウが、人と共存する未来に一歩近づくことができます。プロジェクトの進捗については、こちらでも報告いたしますので、ぜひ今後ともよろしくお願い申し上げます。 もっと見る

  • 残り1日にして、ついに目標金額の75万円を超え、91名の方々より、76万4500円ものご支援をいただくことができました。これまでの応援とご支援に心より感謝申し上げます。いよいよ本日でクラファン終了です。最後まで何卒よろしくお願いします。 もっと見る

  • これまでの応援、ご支援に本当に感謝いたします。おかげさまで、80名もの方に68万ものご支援をいただき、目標額の90%まで達成することができました。クラファン終了まであと2日。目標達成に向けて最後まで応援、ご支援のほどお願い申し上げます。 もっと見る

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