ご挨拶
はじめまして。株式会社Qe to Hare代表取締役、アーティストの田中英行です!
2002年よりAntennaとしてアーティスト活動をスタート、世界12ヶ国45都市、60以上の美術館、ギャラリー、芸術祭などに作品を出展、2011年NPO法人Antenna Media設立、2017年TOKAS二国間交流事業バーゼル派遣などを経て、2019年Qe to Hare Inc. 設立し、アーティストの視点から独自の事業を展開しています。近年は地元京都府亀岡市にてホテル・カフェを経営しながら、地方創生に関する様々な事業にも携わってきました。またアート思考に関する取り組みも増え、サイバーエージェントやアート思考プログラムの企画設計、京都大学IMSでの異能教育プログラム「テクノロジーが美となるとき」の企画設計や講師として関わったりしていました。
サイバーエージェントでのアート思考プログラム
仁和寺「6ishiki×no-mu Vegan Quisine」食体験のデザイン
アーティストとしての経験や視点を活かしながら領域横断を繰り返し、新たな価値をジャンルレスに生み出すという考え方のもと、様々なプロジェクトを手がけていますが、先述したプロジェクトの他に、2020年からは、故郷である京都府亀岡市で、私が生まれ育った築100年の大きな古民家をセルフリノベーションした一棟貸しの宿、art and sauna「6ishiki」やカフェart and meals「no-mu」を運営しています。
ちなみに、田中家の歴史はこの亀岡で約600年続いており、大切にしたい場所でもあります。
art and sauna 「6ishiki」の客室
art and meals 「no-mu」カフェの外観
単にアート作品を発表して社会にインパクトを与えようとするのではなく、社会や経済を動かす人々がアート思考を学び、それぞれの立場で実践すれば、より大きなソーシャルインパクトを生むことができると考えています。
有形・無形にこだわらず、衣食住などの生活、旅などを通した経験や、人、場所との融合など、様々なアートと人、地域との新しい関係性を日々考えています。
新たな食のブランド「JIKI」
今回のプロジェクトでは、亀岡や京都府内で生産された旬のオーガニック京野菜を中心に、優しい味わいに仕上げたスープ・ジュース・コーディアルシロップを開発しました。
◼️特徴
動物性食材や白砂糖等は一切使用せず、天然由来の原材料のみを使用しています。
◼️おすすめ
ヴィーガンやベジタリアンの方、ファスティング、クレンズなどのデトックスに活用したい方にも安心してお召し上がりいただけます。
◼️新たな食のブランド「JIKI」とは
忙しさの中で見逃してしまいそうな体の声に耳を傾けながら、「食」を通じて寄り添うブランド「JIKI」が生まれました。「JIKI」という名前は、「食」をその語源としています。
「食」という言葉を呉音で読むと、「じき」になります。仏教用語や古い歴史を宿した響きの中に、静かな確かさを感じます。そして、この「じき」という音から、私たちは3つの意味を込めました。
心と体をそっとととのえる「時期」
自然の流れを肌で感じる「時季」
新しい自分に出会うための「時機」
どれも、「食」とともにめぐる日々の中で生まれる、ささやかな奇跡のような時間です。
グラフィックデザインは、植原亮輔と渡邉良重によるクリエイティブユニット「KIGI」の植原さんに手掛けていただいています。
プロジェクトの背景・想い
都市部が目まぐるしく発展を遂げる一方で、地方では人口減少や高齢化が進んでいます。将来的には、消滅の危機に瀕する自治体も出てくるかもしれません。私の故郷である亀岡も、京野菜の一大生産地ですが、就農従事者の高齢化が進んでおり、農業の課題と地方の問題は密接に関わっています。
京都府亀岡市は、山々から湧き出る清らかな水が美味しい野菜やお米を育み、古くから京の都に旬の食材を届けてきました。「京の台所」として、京料理を支えてきた歴史があり、食と農の文化を築いてきた土地です。この受け継がれてきた食と農の歴史を、未来へとつなぎたい。そう願いながら、「どうすれば持続可能な形をつくれるのか」を考え、この「食」をテーマとしたプロジェクトを立ち上げました。
まずは、亀岡の生産者と都市部がつながり、循環する仕組みをつくること。その中で、土地に関わる人々を増やし、食を通じて心と体の健康を支えていきたい。そして、関わるすべての人が「自分らしく生きている」と感じられる瞬間を、一日でも多く生み出せたらと願っています。
これが、「JIKI」に込めた私たちの想いです。
このプロジェクトをスタートさせ、「ローカル×食×アート」により、都市部と循環する新たな仕組みを作ること、そして手に取っていただいた方々の心身の健康にもアプローチできたらと思い開発を行っています。
【亀岡というまちについて】
◼️場所
京都府亀岡市は、京都駅へは電車で約20分、嵯峨嵐山へは約10分程と比較的アクセスの良い場所に位置しています。
※所要時間は快速電車を使用時
◼️土地の特徴
秋から春にかけて霧に包まれる「霧のまち」として知られています。厳しい冬の冷え込みとこの霧が、野菜を一層美味しくすると言われています。
(カフェno-muは、「濃霧」という意味も込めています。)
◼️歴史
古い寺社が点在し1000年以上の歴史があります。
◼️観光
湯の花温泉、保津川、嵯峨野観光鉄道などがあります。
また、JI京都サンガの本拠地で、スタジアムもあります。
商品化に携わっていただいたみなさんのご紹介
「JIKI」の立ち上げに関わってくださっている方々をご紹介します。
◆レシピ開発:レストラン「汽 [ki:] 」のオーナーシェフ 長野浩丈シェフ
初期のレシピ開発は、フレンチシェフとして20年以上にわたる豊富な経験と実績をお持ちの長野浩丈シェフにお願いしました。
長野さんは京都市・清水五条の川岸でレバノン料理を提供するレストラン「汽 [ki:] 」のオーナーシェフを務められています。
野菜の特徴をよくご存知で、素材の持ち味を生かしたシンプルかつ繊細な味わいのジュースやスープのレシピ開発なら長野さんしかいない!と考えてご依頼したところ、ご多忙の中にも快く協力してくださり、数回にわたる試作を繰り返してくださいました。
もともと長野さんは亀岡市出身で、かつてno-muで行っていたシェフインレジデンスのプロジェクトをご一緒したことが、私との出会いのきっかけでした。
◆レシピ開発:「Farmoon」主催の料理家 船越雅代さんさらにレシピを充実させるために、京都で食の可能性を追求するレストラン/スタジオ「Farmoon」を主催する料理家、船越雅代さんにも新たなオリジナルレシピの開発に加わっていただいています。
アートを学ぶためにニューヨークへ渡り、さまざまな国を旅する中で、「食」や「料理」を軸として、民俗学・文化人類学・アート・デザインを融合した独自の活動を行う船越さんの視点で特別なレシピ開発にご協力いただいています。
運営する「6ishiki」では、船越さんとコラボし、一夜限りのガストロノミー体験ができるイベントを行いました。
船越さんによるガストロノミー体験での料理
ガストロノミー体験の様子
◆野菜や果物:「369商店」の鈴木健太郎さん
続いてご紹介するのは、京都府南丹市を拠点に「369商店」という移動式の八百屋を営む鈴木健太郎さん。車に野菜を載せて運ぶ移動販売というスタイルで、週に3回ほど亀岡市や京都市内をまわっています。
369商店は生産者さんとの関係性を大事にされており、信頼関係を築いています。
“Eat Local, Live Organic”をスローガンに掲げており、JIKIで扱うスープやジュースに使われる野菜や果物は、主に鈴木さんを通じて農家さんから仕入れています。現在、鈴木さんは京都オーガニックアクションの代表としても活動されています。
八百屋と農家、料理人の情報交流の場として2017年から活動を始め、2022年に一般社団法人となりました。
今後は京都オーガニックアクションとも手を組んで、JIKIを広めていきたいと考えています。
◆野菜や果物:「かたもとオーガニックファーム」の片本満大さん
亀岡で「かたもとオーガニックファーム」を営む片本満大さんにもご協力いただきました。片本さんは、自然に近い状態の畑で無農薬自然栽培の野菜を育てています。
2ヘクタールの畑では、様々な野菜が自然な状態で植えられており、落ち葉で腐葉土をつくっています。船越さんとコラボしたガストロノミー体験でもご協力いただいており、丁寧に作られた野菜の美味しさに感動しています。
丁寧に作られた野菜を、「JIKI」の素材として仕入れさせていただいています。
◆デザイン:「KIGI」の植原亮輔さん
KIGIの植原さんと渡邉さん
最後にご紹介するのは、JIKIのロゴデザインをはじめ、グラフィックデザインを手掛けてくださっている「KIGI」の植原亮輔さんです。
植原さんとは、ある別のプロジェクトでご一緒させていただいたことを機に知り合い、「no-mu」カフェにも足を運んでいただいています。
JIKIのデザインに関しては、初期のコンセプト段階からディスカッションを重ね、ロゴ、パッケージ、パンフレットからウェブサイト監修に至るまで、JIKIの世界観を細部にわたって表現してくださいました。
資金の使い道
今回のクラウドファンディングで皆さまにご支援いただいた資金は、下記のように使わせていただきます。
①新たなオリジナルレシピ開発費 40万円
亀岡で生産されている野菜には、四季それぞれに異なる種類や特徴があります。JIKIで扱う商品にはその時々の旬の食材を用いるため、季節ごとにレシピを増やしていきたいと考えています。
②ウェブサイトに掲載する生産者・料理人紹介の取材費用 30万円
JIKIで使われている野菜は、どんな農家さんが、どのような想いで作っているのだろう。どんな料理人が、どのようなことを考えながらレシピを考案しているのだろう。そうした背景を知ることで、単に商品を届けるだけでなく、JIKIに関わる人たちのメッセージも一緒に受け取っていただけたらと思っています。
JIKIのウェブサイト内に「STORY」というオウンドメディアを作成し、今後コラムを充実させていきたいと考えています。
③クラウドファンディングに関する費用 30万円
クラウドファンディングの手数料、リターンに伴い発生する経費・配送費などに充てさせていただきます。
合計金額 100万円
※クラウドファウンディングでのご支援は上記費用に当てさせていただきます。
リターンの紹介
今回ご支援いただいた皆さまには、下記のようなリターンをご用意させていただきます。
■Cordial Syrup 5,000円
【セット内容】
・Cordial Syrup 2本
果物やハーブ、スパイスなど、季節のオーガニック素材を中心に使用した、自然の恵みが凝縮されたオリジナルレシピのコーディアルシロップです。水やお湯、ソーダで割ったり、シロップとしてそのままかけたり、手軽に美味しく、自由にアレンジしてお使いいただけます。白砂糖を使用していないので、安心してお飲みいただけます。
■JIKI set (Soup, Juice, Cordial Syrup) 10,000円
【セット内容】
・Soup 3個
・Juice 3個
・Cordial Syrup 1本
京都・亀岡や丹波エリアにおいて生産された旬のオーガニックの野菜をメインにしたオリジナルレシピのスープ、ジュース、コーディアルシロップのセットです。
*Soup
季節の野菜を、新鮮な状態でスープに仕立てました。体調を整えたいとき、胃腸を休めたいときなど、ふだんの食事に置き換えてお使いいただけます。疲れた日や時間がないときの一皿としても、簡単にお召し上がりいただけます。
*Juice
季節の野菜や果物を、丁寧にジュースにしました。体調を整えたいとき、栄養をとりたいときなど、いつでも気軽に美味しくお召し上がりいただけます。
*Cordial Syrup
果物やハーブ、スパイスなど、季節の素材を合わせ、自然の恵みが凝縮されたシロップです。水やお湯、ソーダで割ったり、シロップとしてそのままかけたり、手軽に美味しく、自由にアレンジしてお使いいただけます。白砂糖を使用していないので、安心してお飲みいただけます。
■オリジナルフレグランスミスト & JIKI set 15,000円
【セット内容】
・Soup 3個
・Juice 3個
・Cordial Syrup 1本
・Kyu-□ (キューカク) Su-Iki(スウイキ)50ml
・Kyu-□ (キューカク) Ko-Kyu(コキュウ)50ml
京都・亀岡や丹波エリアにおいて生産された旬のオーガニック野菜を使用したオリジナルレシピスープ、ジュース、コーディアルシロップのセットに加えて、art and sauna「6ishiki」の館内で使用している、森の呼吸を感じるオリジナルアロマミストをご一緒にお届けします。
*Kyu-□ (キューカク) Su-Iki(スウイキ)
ヒノキをベースに、ベルガモット、パチョリ、ゼラニウム、他8種類の天然アロマオイルのみをブレンド。
*Herb tea AZUKI
オレンジをベースに、ティートゥリー、レモン、ローズ、他8種類の天然アロマオイルのみをブレンド。
オリジナルアロマミストは、サトウキビ由来のエタノールと、ココナッツ由来の乳化剤を使用しています。
■Detox Retreat(1泊2日/2名様まで)44,000円
■Detox Retreat(1泊2日/4名様まで)66,000円
※ディナーコースをご希望の場合は、別途費用が必要となります。
※施設詳細は公式サイトよりご確認ください https://6ishiki.jp/reservation/
6ishikiの入口
ロウリュウもできる総檜造りのプライベートサウナ
外気浴もプライベート空間で
土壁をそのまま残したベッドルーム
築100年の古民家をリノベーションした一日一組限定の貸別荘スタイルの宿「6ishiki(ムイシキ)」に宿泊し、JIKIのジュースやスープで、心身ともにととのえるデトックスリトリートにご招待します。
6ishikiは、「自分を感じる時間」を大切にしています。
築100年の古民家に流れる、静かで重厚な空気の中では、 自然と心が落ち着き、自分の意識は内側へと向かっていきます。
総檜造りのプライベートサウナには、他に誰もいない自分たちだけの空間で心と身体を開放する、なんとも言えない心地よさがあります。滞在中のお食事は、JIKIのジュースやスープをお召し上がりいただくことで、消化器官を一時的に休ませ、体内の毒素を排出し、腸内環境をととのえることができます。
6ishikiのコンセプトである「視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚(五感)+意識=6つの感覚」にフォーカスし、“自分は既に満たされている” そんな感覚を呼びさますための時間を体験していただけたら幸いです。
最後に
私たちは今を生きてます。ですが、これまでに積み上げてきた過去があり、そしてまだ見ぬ未来があります。さらには、これまでの歴史を積み上げた人、これからを生きていく人がいます。
良いものを受け継ぎ、未来をつむぐ仕組みづくりを、このJIKIを通して始めていけたらと考えています。
また、「食」という軸で、五感を通じてローカルの魅力も届いたら嬉しいです。
今後、四季それぞれの野菜や果物を使ったスープやジュースを、年に4回、定期的にお届けできるような体制を整え、さらにレシピを充実させていきたいと考えています。
将来的には、私たちが運営する宿「6ishiki」にお泊まりいただき、野菜の生産者さんとつながる機会を提供するツアーも実施したいと構想しています。
亀岡から遠方にお住まいの方にも、JIKIの野菜がどのようなところで作られているのか、ぜひ見に来ていただけたら嬉しいです。
皆さまとお会いできる日を楽しみにしています!
最新の活動報告
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2025/02/15 08:03こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
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