プロジェクトの実行者について

私たちは、三重県多気郡大台町で猫の過剰繁殖問題に取り組んでいる個人ボランティアです。メンバーは動物愛護の精神を持ち、日々地域の猫たちのために活動しています。これまでも大台町の個人ボランティアを中心に、大台町だけでなく他の地域のボランティアや地域の皆様のご支援をいただきながら続けてきました。

このプロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトでは、無責任な餌やりにより地域で増え続ける猫たちに対して避妊去勢手術を行うことで、過剰繁殖の問題を解決したいと考えています。また、特に新たに空き家で見つかった未手術の成猫と子猫のために、避妊去勢手術費用と初期医療の費用を集めることを目指しています。これにより、地域の猫たちが健康で幸せに暮らせる環境を整えたいと思っています。

プロジェクト立ち上げの背景

大台町では、空き家に住み着いた猫たちが次々と子猫を産み、無責任に餌をあげてしまう事で更に猫が増えてしまい過剰繁殖の問題が深刻化しています。今回、新たに空き家で未手術の成猫と子猫が合わせて10匹以上見つかり、近隣住民は自宅の庭への糞尿被害に毎日悩まされている状況です。

TNR　→　Trap（トラップ）Neuter（ニューター）Return（リターン）　

飼い主のいない猫に不妊手術を実施することで繁殖を防止し、地域猫として一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫に関する苦情や殺処分の減少に寄与する活動です。

猫は1年に3回出産することができ、一度に5～7匹の子猫を産むことができます。生まれた子猫は6ヵ月すると妊娠が可能な年齢になり孫猫を産みます。1匹の猫を避妊手術をすれば50匹の産まれなくてもいい不幸な命を救うと言われています。そのため、未手術の猫を見つけ素早く対応していく事が必要です。

これまでは猫の保護やTNRの相談があった場合、個人ボランティアが自費もしくは依頼者と協力して費用を工面し、避妊去勢手術や子猫の保護を行ってきました。今回の空き家では10匹以上の助けを必要としている猫がいます。猛暑の中、段々と弱っていく小さな命を諦めることなく一匹でも多くの命を救うため、不幸な命を増やさないために早急に対応する必要があります。個人ボランティアの力だけでは間に合わないため、皆様のご協力を得るべくクラウドファンディングを立ち上げることを決意しました。

これまでの活動と準備状況

これまで私たちは、地域の猫たちに対して避妊去勢手術を行い、過剰繁殖の抑制に努めてきました。また、地域住民と協力し、猫たちの健康管理にも力を入れてきました。現在は、新たに見つかった成猫と子猫のために必要な医療費の見積もりを立て、具体的な支援プランを準備しています。

①活動実績

大台町で30年近く猫の保護活動を進め、野良猫の繁殖を防ぐために猫を捕獲（Trap）し、不妊去勢手術（Neuter）をした後に、元の場所に戻す（Return）「TNR活動」に取り組む活動が評価され、昨年には地域貢献をたたえる「小さな親切」運動の実行章をいただきました。

・近年の活動実績

2024年(7月現在まで)

避妊去勢した猫: 12匹 (そのうち譲渡2匹)

保護した子猫: 18匹  (そのうち譲渡11匹)

2023年

避妊手術した猫: 5匹  (そのうち譲渡3匹)

保護した子猫: 7匹  (そのうち譲渡7匹)

高齢者の飼い主さんが過剰繁殖に困っていて避妊手術の手助けをした場合は、飼い主さんの元に手術後お返ししました。

行き場のない成猫、子猫は自宅、預かりボランティアの自宅で保護しながら里親を探して、インターネットや保護猫里親会に参加しています。

空き家に住み着いている避妊去勢手術済みの猫たちには毎日餌をあげに行っています。

・活動体制

三重県の保護猫団体さんの里親会に参加させていただいております。また松阪市、津市の個人ボランティアで協力して里親探し、預かりボランティアを行なっております。

②今後の活動計画

・活動期間：2024年7月から9月まで

・活動場所：自宅で保護予定です。　

・活動体制：個人ボランティア3人で協力をして活動を行う予定です。

動物愛護管理法を遵守し、大台町の役場、地域住民とも協力しながら活動を進めて行きます。

リターンについて

感謝を込めた猫の写真入りのハガキ、保護した猫の写真、ステッカーをお送りします。

スケジュール

7月 飼い主のいない成猫の捕獲と避妊去勢手術、子猫の保護と初期医療を開始

8月、9月 子猫の里親を探す

9月末 クラウドファンディング終了

10月 リターン発送

最後に

私たちの活動は、地域の猫たちの幸せを第一に考えています。しかし、個人ボランティアの力だけでは限界があります。今回のクラウドファンディングを通じて、皆様のご支援をいただければ、より多くの猫たちに手を差し伸べることができます。どうか、私たちのプロジェクトにご理解とご協力をお願い申し上げます。