皆様、はじめまして。Felt Beer Works 代表の大城倫子です。
私は2011年3月から2024年7月までの13年と5ヶ月の間、沖縄県那覇市牧志にてBeerbar Felt という小さなクラフトビールの店を営んでおりました。
ビールが大好きで、乾杯が大好きで、お客様が美味しそうにビールを飲む姿を見るのが何よりの楽しみでした。全国各地の素晴らしいビールを、もっと多くの人に知ってほしい、旅するような気持ちで楽しんでもらいたい。そして、自分自身も心から楽しみたいというシンプルな想いを原動力に、これまでたくさんのビールを注いできました。
「いつか自分でビールを作れたら」と考え、2020年頃から物件探しを始めましたが、コロナ禍が直撃。国際通りですら人影がまばらな状態で、ブルワリー兼タップルームの夢は、門前払いを受けたり、家賃が予算の数倍に膨れ上がるなど、困難な時期を迎えました。
しかし、どうしても地元那覇でブルワリーを開きたいという強い想いから、自宅をブルワリーに建て替える決断をしました。小さなスペースですが、ここで美味しいビールを作り、地元の方々や観光客の皆様に、クラフトビールの楽しさを伝えられることができたら、こんなに幸せなことはありません。
HEAVY SASORI BREWINGの名前の由来
HEAVY SASORI BREWING(ヘビさそりブルーイング)の名前は、私のルーツや思い出から生まれました。「なぜこの名前なのか?」とよく聞かれますが、私は「へび年」で「さそり座生まれ」。それが名前の由来です。」
ロゴの蛍光色「Dayglo」は、沖縄のデイゴの花と方言「ディーグ」を重ねて表現しました。強引かもしれませんが、私にはとても大事な象徴。ブルワリーの向かいにあったデイゴの大木は、今でも私の心に深く残っています。大きくなりすぎて処分されましたが、その力強さや地元への愛は、ビールを通じて皆さんに伝えたいと思っています。
また、私と祖母には「へび年」「さそり座生まれ」という共通点があります。祖母は、0歳の子どもを含む3人の子どもを抱え、戦火をくぐり抜けながら力強く生き抜いた女性です。彼女の生き様やエピソードからは、私は多くの感銘とインスピレーションを受けてきました。
HEAVY SASORI BREWINGという名前には、私のルーツや地元への愛、そして大切な人々とのつながりを守り続けたいという強い思いが込められています。日常の小さな喜びをビールに込めて。私たちのビールを飲んでくださる皆様にも、それぞれの大切な思い出を共有し、楽しんでもらえたらと願っています。
HEAVY SASORI BREWINGのビールとタップルーム
それでは、どんなビールを作るのか?
HEAVY SASORI BREWINGでは、沖縄の風土や気候に合った、沖縄で飲むとさらに美味しく感じられるようなクラフトビールを目指しています。例えば、トロピカルなホップが効いたウエストコーストIPAや、地元の果物やハーブを使ったビールなど、訪れるたびに新しい味わいを楽しんでいただけるビールを醸造したいと考えています。
爽やかで飲みやすいビールを追求しつつ、時にはしっかりとしたコクや深みのあるビールも提供していきます。どのビールにもストーリーがあり、その一杯一杯が、訪れる皆様に特別な体験を提供できるよう、心を込めて醸造していきます!
祖師ヶ谷大蔵のRIOT BEERさんで研修をさせていただきました!オーナーの上地さんの包容力と、地域との温かい関わり方、そして美味しいビールには本当に感動しました。私のイチオシは、ずっと飲んでいたくなる名品ロクサーヌ(ESB)です。右に写っているのは醸造長のナナさん。いつも手際の悪い私を優しく見守ってくれます。今後のRIOT BEERの展開も楽しみです。研修、本当にありがとうございました!
また、静岡醸造さんにも短期研修でお世話になりました。私の心の師匠である折山醸造長のラガービールは本当に絶品!実地研修から座学まで学ばせていただきました。
静岡に行くなら、ぜひ立ち寄っていただきたいのが人宿町のタップルームです。ビール好きにはたまらない場所で、美味しいビールはもちろん、楽しいスタッフやビール好きのお客様との会話が弾みます!私も静岡滞在中、気がつけば何度も足を運んでいました。
皆様をがっかりさせないビールを作れるよう、これからも精進してまいります!
タップルームでは、ビールにぴったりの美味しいフードを取り揃えています。例えば、鱈のフィッシュ&チップス 〜ドラゴンフルーツタルタルソース〜や沖縄もずくの一口揚げパンなど、沖縄らしい食材を使った料理をご用意しています。
他にも、スパイシーなハリッサフライドチキンや切り干し青パパイヤのタイ風ラペなど、ビールが進む一品も揃っています。デザートには、コーヒーとキャラメルナッツの自家製アイスやバスクチーズケーキも楽しめます。
難しく考えず、好きなビールと料理を自由に組み合わせて楽しんでください。沖縄の風を感じながら、ざっくりとしたペアリングを楽しめるタップルームです。
そんなフードメニューを開発したのは、私がブルワリー兼タップルームを開業するにあたって、どうしても一緒に働きたかった真帆さん。彼女と一緒に働けることに感無量です。メニュー開発から調理指導、時には現場でのサポートまで、幅広く活躍してくれる頼りになる新メンバーです!
真帆さんのおかげで、料理も雰囲気もさらに良くなりました。早く皆さんにも、この美味しい料理を味わっていただきたいです!
13年間営業してきたBeerbar Feltを2024年7月31日に閉業し、9/21よりタップルームでの営業を開始しました!醸造は2025年のスタートを目指しています。
酒類製造免許を取得するまでは、県内のブルワリーさんとのコラボレーションを通じて、皆様に美味しいビールを楽しんでいただけたらと思っています!
もちろん、Beerbar Feltから一緒に頑張ってきたアッコちゃんも引き続き!彼女と共に新しいタップルームを盛り上げていきますので、どうぞよろしくお願いします!
※撮影場所:AGARIHAMA BREWERY
頂いたご支援は、以下の設備や工事費用の一部に充てさせていただきます:
醸造設備購入費:約1600万円
店舗工事費:約1600万円
上記に加え、建物の建設費は自己資金と銀行からの融資で賄っていますが、醸造開始までにさらに資金が必要です。皆様からのご支援を大切に活用してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
様々なリターンをご用意いたしました!
ご支援いただいた方には、オリジナルグッズやお食事券、ビールのセットなど、HEAVY SASORI BREWINGをもっと楽しめるアイテムをお届けします。
さらに、高額リターンでは、ビールに名前をつけられる命名権や、タップルームの貸切プランなど、特別な体験を用意しています。
どのリターンにも、感謝の気持ちを込めた限定ステッカーやWebサイトへのお名前掲載が含まれています。
どのコースもHEAVY SASORI BREWINGを応援しながら、私たちと一緒に楽しんでもらえる内容です。ぜひご支援ください!
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スケジュール
- 9月21日:タップルーム テストオープン
- 11月30日:クラウドファンディング終了
2025年
- 2月下旬:缶ビール以外のリターン品を発送
- 2月下旬:オリジナルビール醸造開始
- 4月:オリジナルビールお披露目パーティー開催
- 11月:缶ビール発送
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
HEAVY SASORI BREWINGは、ビールを通じて、沖縄の文化や風土を感じてもらいながら、クラフトビールの美味しさや楽しさを広めていきたいと思っています。
このプロジェクトは、みなさんのご支援があってこそ実現します。クラウドファンディングを通じて、私たちと一緒にこの夢を形にしていただけるとうれしいです。
ご支援、心よりお待ちしております。タップルームやイベントで皆さんと乾杯できる日を楽しみにしています!
HEAVY SASORI BREWING スタッフ一同
そして、お世話になっている方々からの応援のコメントをいただきましたので、ご紹介させていただきます。応援メッセージ、本当にありがとうございます!
Canal brewing(東京・品川、沖縄・那覇)濱口 恵 様
コロナ禍でなかなか物件が見つからず、ムカついてずっと那覇で飲み散らかしている時、前身のBeerbar Feltへお伺いし、メチャ攻めたラインナップで感動したことを今でも思い出せます。
私自身も那覇でクラフトビール専門店を営むからこそ痛いほど感じますが、沖縄で13年以上も長く愛され続ける店を続けてきたのは、本当にリスペクトしかないです。
マジ卍です。
そして自宅を壊し、地元那覇でブルワリー設立するとか、生粋のパンクスですよね。
応援しない訳がありません。
一緒にコラボ仕込みへ行かせて頂いた時も、がっつり二日酔いで参加しながらも笑、真剣に醸造について学ぶ姿勢の倫子さんに感銘を受けました。もう少しでそんな素敵な方々が造るクラフトビールを飲めるのは、楽しみで仕方がないです。
沖縄、そして全国のクラフトビール業界を引っ張って頂けるブルワリーとしてご活躍される事を心から願っております!
これからもずっと応援してますし、色々と勉強させて下さい!!
MAHOWBREW 代表 面川達郎 様
こんにちは!MAHOWBREWの面川です。
倫子さんの行動力に脱帽&感動してます!
最高のロケーションに、素敵なタップルーム。美味しいビールに楽しいスタッフさん達。
HEAVY SASORI BREWINGさん!共に大きく飛躍しましょう!
沖縄スパイスカレー ヒロカリー 赤嶺裕史 様
フェルトさんに出会えてクラフトビールの魅力を教えてもらい、クラフトビールどハマりしたキッカケですheavvsaori念願のブルワリー開業を応援しています。
BAR JETRAG 店主 岡田賢一郎 様
真夜中午前2時、牧志のバックストリートを帰路へ辿ってる途中の話。
その日の通りは静かでいつもの輩達も見当たらず牧志の空気がシンとなりを潜めていた。足音を響かすのも恐縮な空気に私も帰路を急いだ。
国際通りを渡りいつもは賑やかな残り香のある屋台村を過ぎた、、あたり、、左路地から感じた事のない熱い、いや厚い空気を感じる。
知らない、知らない、足早に過ぎようとしたが、まっすぐ見据える私の顔が何かの力によって左に向けようとする、嫌だ、それは嫌だ、、の念も虚しく力技が左の路地、その奥を見据えた…そこには…
赤いオーラを纏いそのシンとした空気を使い手にした何者かが、こちらに向かってくる、大きなオーラが凄まじいほどの光を放ちそして、闇に影にその閃光が走る…私がよろめいたその一瞬で閃光は華やかさを増し赤、黄色、緑と、通りを明るく照らし始める。
何故かそれまで静かだった通りに人が良い酔いで集まり始めた。陽気に満ちていくその光景に、私は体勢を立て直し、目を擦り、凝らし先を見る、オーラを放つ者が黄金色の輝かしい飲み物を片手に微笑む、、見覚えあるぞっ「DIVA」だ、、
「倫子だ」……。
私が彼女と「Felt」に出会ってかれこれ6年になるだろか。多少のフィクションもあるが上記の内容は私が経験した「ある日」だ。
「存在」を押し付ける人間は沢山居る。むやみやたらに「我が」を押し付ける輩も沢山居る。彼女にとってそれらは皆無であり寧ろ世の夜の情勢に逆らいながら我がのオーラを知らず知らずのうちに成長させてるのである。 それが彼女の華やかさ、強みであり「DIVA」たる所以である…故に……
さぁ彼女がどんな黄金色の輝かしい飲み物を我らに注ぐのか、、、実は、7年前からの楽しみである。
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