【特別審査員】
・黒木 瞳さん(俳優)
・小山 薫堂さん(放送作家)
【審査員】
・横⼭ 友彦さん(「プロフェッショナル 仕事の流儀」チーフ・プロデューサー)
・鈴⽊ 修司さん(BEAMS JAPAN クリエイティブディレクター)
・石井 かほりさん(プロデューサー/映画監督)
・田渕 みのりさん(松竹 プロデューサー)
・ほか1名(詳細は近日公開!)
【表彰式】
・会場:八芳園(東京都港区白金台1-1-1)
・開催日時:2025年1月23日 ※受賞作品の試写会も同時開催
(映像の募集期間は2024年8月1日から11月30日まで)
【特設サイト】
https://nippon-teshigoto.jp/award2024
※2019年開催時の特設サイトはこちら↓
https://nippon-teshigoto.jp/award2019
(受賞作品や一次審査通過作品、表彰式のレポートなどをご覧いただけます)
5年ぶりの開催となる、ものづくりフィルムアワード。
2019年以来、5年ぶりの開催となる「ニッポンものづくりフィルムアワード」。前回は加藤浩次さんをはじめとした審査員にご登壇いただき、表彰式の様子を地上波の情報番組に取り上げていただきました。
前回の開催を終えた後、とても意義のあるイベントを形にできたぞ、と大きな手応えを感じました。何よりもまず、自分たちだけではフォーカスしきれなかった数の工房・職人さんたちのドキュメンタリー映像が完成したこと。さらには表彰式を盛り上げることで、「手仕事」「ものづくり」に対する注目度を高められた確信がありました。
期せずして、翌2020年はオリンピックイヤー。「日本らしさへの回帰」に期待ができることから、継続して開催しようと私たちの手にも力が入っていました。
しかし、そんなときにやってきたのが、コロナの脅威。手仕事の世界では、ご高齢の方も多く活躍されています。人とリアルな場で話すことへのハードルが異常なまでに上がってしまったタイミングに、ビデオグラファーが産地・工房を訪れて、映像を撮ることが推奨できるはずもなく、泣く泣く開催を延期しました。
その後タイミングを窺い続けて、5年。2025年は大阪万博も控え、改めて日本の伝統や文化に注目が集まる予感がします。この節目の年に「ニッポンものづくりフィルムアワード」を開催することで、「手仕事」「ものづくり」にスポットライトが当たる機会をつくりたいと考えています。
手仕事が廃れるかもしれない、危機感。
「ニッポンの手仕事を、残していくお手伝いがしたい」
2015年1月、そんな使命を胸に動画メディアを立ち上げた「ニッポン手仕事図鑑」。活動をスタートしておよそ10年の間に、100本近くの映像を撮影・公開しています。
「こんなにたくさんの映像を撮影していて、すごいですね!」
「社名の通り、"図鑑"になってきていますね!」
最近では、そんな嬉しいお言葉をかけていただくことが増えてきました。ありがたい反面、私たちは大きな危機感を持っています。
それは、まだまだ「数」が足りない、ということ。
全国には、国から指定されている工芸品だけでも240品目ほどあって、県指定のもの、さらには指定されていないものを含めると、数え切れないほどの手仕事にあふれています。このままのペースで映像を撮影していては、私たちが1つの産地にフォーカスしている間に、廃れてしまう手仕事があるかもしれない…。
そんな状況を打破するべく開催を決めたのが、『ニッポンものづくりフィルムアワード』というイベントです。
「自分の代で工房をたたむ」という、職人さんの声。
私たちはこれまでに、全国さまざまな産地を訪れて、1000人を超える職人さんと対話を重ねてきました。中には、「かつてはすごく発展していたけれど、今ではもう、残された職人さんがたった1人」という産地も、けしてめずらしくはありません。
中でも印象的だったのは、最近、とある産地を訪れたときの職人さんの言葉。
「今の若い子って、工芸品になんて興味ないよね」
「若い子を採用したくても、やりたいって思ってくれる子がいないから、無理だなと思っちゃうんだよね」
これまでに出会ったどの職人さんも、高い技術を持っているし、深い情熱を持っていました。でも、今回出会った職人さんに限らず、世間から"注目されない"ことに慣れすぎて、諦めている職人さんが少なくないと感じるのです。
「どうせ、売れない」
「どうせ、誰にも興味を持ってもらえない」
「どうせ、がんばってもうまくいかない」
でも、私たちは知っています。実は、お互いに出会う機会がなかっただけで、「手仕事」や「ものづくり」を志す若者は全国に多く存在することを。触れるきっかけさえあれば、「手仕事」や「ものづくり」から生まれた商品を買いたいと思う人がたくさんいることを。
だから、私たちはこの『ニッポンものづくりフィルムアワード』を通して、世間から注目されずにくすぶっている職人さんにスポットライトを当てたいと考えています。
目的はモチベーションUP。そして、産地の活性化。
これまで職人さんの映像を撮影してきて、気づいたことがあります。映像の被写体になることそれ自体が、"自分たちの仕事が注目されている"という職人さんの実感につながり、モチベーションにつながっていくこと。さらには、映像が公開されたあと、「動画見たよ」「頑張ってね!」と声がかかることが、職人さんのエンジンになっていくこと。
映像には、撮られた人も、見た人も、どちらも動かす力があります。だから、『ニッポンものづくりフィルムアワード』では、映像を通して「手仕事」「ものづくり」を盛り上げる仕組みを整えました。
具体的にはまず、あらゆる地域、あらゆる手仕事にフォーカスを当てられるよう、まずは全国各地の映像クリエイターから日本の「ものづくり」「手仕事」にフォーカスした映像作品を募集します。
さらに、多くの方々に映像を見ていただけるように、一次審査を通過したすべての作品を特設サイトで一般公開。一般公開した映像がきっかけとなって、映像を見た方が「応援者(ファン)」になること、さらには販路開拓やメディア露出、担い手の発掘につながっていくことに期待しています。
また、最後に、審査員より選ばれた受賞作を表彰する表彰式を開催。盛大に開催することで、「手仕事」「ものづくり」に注目が集まる機会を創出します。
私たちだけで実現できることには、限界がある。
全国の職人さんや産地と本気で向き合い、汗を流し続けてきた自負があります。ただ、私たちはまだ小さな組織。自分たちだけでカタチにできることには限界があると感じています。どうか、皆さまのお力をお貸しいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
【ご支援いただいた金額について】
ご支援いただいた金額は、本アワードにかかる下記の用途で使用させていただきます。
・職人さんに製作いただく受賞者用の盾(トロフィー)や来賓用コサージュの購入費
・来場者へ贈る伝統工芸の記念品の購入費(2019年開催時は木曽漆器のお箸を配布)
・表彰式当日の配布用プログラムの制作費
・CAMPFIRE利用手数料(支援総額の17%)
※支援金を賞金として使用することはありません。
※本アワードは産地の活性化を目的として開催するイベントです。一部を職人さんへの還元や伝統工芸を未来につなぐ活動の資金に充てさせていただき、残りをイベントの運営費用といたします。
2017年9月に発売されたニッポン手仕事図鑑の本「子どものためのニッポン手仕事図鑑」。さらにニッポン手仕事図鑑2冊目となる子ども向けの職人本を、2024年11月に発刊することになりました!タイトルは「ときめくニッポン職人図鑑」。子どもたちが手仕事や職人の魅力に触れるきっかけをつくれればと考えています。今回のクラウドファンディングでは、返礼品の一部に新刊「ときめくニッポン職人図鑑」の寄贈を含みます。
書籍の寄贈先について
寄贈先は、著者であるニッポン手仕事図鑑の編集長・大牧圭吾の母校である鎌倉市立今泉小学校をはじめとした、全国の小学校・中学校、児童館、子ども食堂、子ども病院、図書館など。現在、確定しているのは鎌倉市立今泉小学校のみですが、これから全国の小学校・中学校、児童館、子ども食堂、子ども病院、図書館をリサーチし、希望を伺った上で寄贈先を随時更新・追加していきます。
寄贈までの手順について
2024年9月〜11月 対象先となる寄贈先のリサーチ
2024年11月 クラウドファンディング終了・書籍発売
2024年12月 寄贈可否の調査
2024年1月〜 順次寄贈先へ発送
※書籍発送の完了日は寄贈先の数により変動します。
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